3月11日(火)    上佐波賀筏(雨)    中潮

3月10日に釣行を予定していたのですが、佐波賀渡船さんが休みとの事で、釣行を断念せざるを得なかったのですが、昨年の嫌な思い出がよみがえって来ます。昨年の3月、釣行日を決めて電話を入れますと、休み、休み、の連続で、3月は全く釣行出来なかった嫌な思い出です。9日の日曜日に、11日の天気予報が雨から晴れに変わりましたので、思わず飛びついて予約を入れたのですが、やはりガツガツするとろくな事が有りません。痛い目に遭ってしまいました。出船が6時になりましたので、自宅を3時30分頃に出発します。小雨が降っています。「天気予報と違うやないか〜」国道の温度表示は7℃を表示しています。暖かい朝です。小雨が降っていますので、安全運転に心がけて舞鶴を目指します。今回もR9→R27→上佐波賀のルートで車を走らせます。舞鶴に向かうに従い本降りの雨になって来ます。天気予報が完全に外れてしまいました。5時20分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が2台停まっています。直ぐにもう1台車が到着します。身支度を整えて、荷物を船着き場に運んでおきます。渡船料金3000円、牡蠣2カゴ分の料金2000円を支払います。爺さんを含めて4名の釣り人さんを乗せて出船です。

6時分頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは1人の釣り人さんが6番筏に上がられます。次に爺さんが3.5番筏に上がります。次に1人の釣り人さんが11番筏に上がられます。もう1人の釣り人さんは下佐波賀筏群に向かわれます。雨が間断なく降っていますので、何年かぶりに防寒着の上から漁師カッパを着る事にします。少々動きにくくはなりますが、濡れネズミになるよりかはましと考えます。釣座位置を北向きに構えます。海面を見ますと、チンチンに冷え込んだような感じの色をしています。水クラゲが海面より少し下側をプカプカと浮かんでいます。透明度は何時もより少々悪いように感じます。牡蠣ロープがすべて引き上げられています。牡蠣ロープがなければ釣れる気がしない爺さんですので、今日は爺さんにとって、雨、牡蠣ロープ、全てが裏目に出ているような気がします。厳しい牡蠣チヌ狙いになりそうな嫌な予感がします。釣座位置前に牡蠣を割って撒いておきます。荷物の整理を終えて、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し 錘 0.8号 鈎 伊勢尼12号)

6時30分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。先ずは刺し餌の牡蠣の半貝を、1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中で反応なく着底します。暫く静観しますが、穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出ません。静観と誘いをしつこくかけていますと、“ジビジビ…ジビジビ…”極弱い反応が単発的に出だします。嫌々ながら刺し餌を啄んでいるような反応です。合わせを入れられるような反応では有りません。刺し餌の牡蠣の半貝を取られる反応では有りません。底で刺し餌の牡蠣の半貝を切って、再度、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。静観しますが、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。誘いと静観をしつこく繰り返しますと、“ジビジビ…ジビジビ…”イヤイヤながら刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで来ます。反応からヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んでいるのではないかと思われます。

手返しを早めますが、穂先に強い反応が出る事は有りません。早朝はしつこく誘いを掛けますと、イヤイヤながらも何とか刺し餌の牡蠣の半貝を啄んでくれていたのですが、9時を回りますと、しつこく誘いを掛けても穂先に反応が出る事は有りません。反応が出ない時間帯が延々と続きます。「雨は降るわ、穂先に反応が出んわ、困った事や!」厳しい牡蠣チヌ狙いが続き、ついつい爺さんの口からぼやきが飛び出してしまいます。粘り強く手返しを繰り返しますが、穂先が反応してくれる事は有りません。釣座位置では反応が出ませんので、筏の彼方此方を探って見ますが、穂先が反応を示す事は有りません。筏の南東角で久しぶりにヒトデが刺し餌の牡蠣の半貝に乗って来ます。何年かぶりのヒトデです。刺し餌にヒトデが乗って来ると春を感じる爺さんです。これで赤クラゲが出て来ますと完全な春です。手返しを繰り返します。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌと思われる反応を穂先に出す事が出来ませんでした。厳しい午前中の牡蠣チヌ狙いでした。12時になりましたので、昼ご飯を頂く事にします。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。雨が降っていますので、のんびりと頂く事が出来ません。雨を避けながら頂きます。強い風が吹かないだけ、まだましと考えなくてはいけません。

12時30分頃から、午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。昼ご飯を頂く前に、牡蠣を割って竿先に撒いておきましたので、期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。相変わらず、落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、穂先が魚達からの反応を捉える事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。インターバルを長めに取って魚達からの反応を待ちます。しかし穂先に反応が出る事は有りません。13時前、刺し餌を見君に替えて落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きますが、魚たちが反応してくれる事は有りません。着底。“ジビジビ、ジビジビ”ヒイラギと思われる反応が穂先に出ています。ヒイラギアタリからチヌアタリに変わってほしいと願いますが、チヌアタリになく事なく反応が穂先に出なくなってしまいます。底で刺し餌の牡蠣のむき身を切って、再度、刺し餌のむき身を落とし込みます。着底。“コツコツ、コツコツ、クー”弱い反応で少し穂先を押さえ込みましたので合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのは小ガシラです。今日初めて爺さんの相手をしてくれました魚です。13時過ぎ、刺し餌の牡蠣のむき身に“ジビジビ、ジビジビ”と、ヒイラギのような弱い反応で合わせを入れますと、良型のアジが鈎掛かりして海面に姿を現します。ようやく魚たちが爺さんの相手をしてくれ出しました。

13時40分頃、刺し餌の牡蠣のむき身を慎重に落とし込んで行きます。底から1.5ヒロくらい〜2ヒロくらいに陣取っていますヒイラギに啄まれながら着底します。ヒイラギの反応が穂先に出るかと静観していますと“コツコツ、コツコツ、クー”強い反応で刺し餌の牡蠣のむき身を啄みながら穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”重さを伴った心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。ラインを巻いて一気に底を切ります。底を切ったのと同時に重さを伴ったキツイ突っ込みが始まります。キツイ突っ込みの時は少しラインを出していなします。いなしながらも徐々に浮かせて行きます。やり取りをしていて、少し違和感を覚えます。「う〜ん、何かわからんけどおかしいで!〜」重さを伴ったキツイ突っ込みで爺さんの相手をしてくれるのですが、時々重いだけになってしまう瞬間が有るのに違和感を覚えます。海面直下に魚影が見えて来ました。平たいです。やはりチヌではなくカレイでした。前回の釣行時にカレイと思われる反応が穂先に出ていたのですが、釣行記にカレイと書いてしまいましたので、正体がカレイとわかってホッとしました。45?のマコカレイでした。爺さんの相手をしてくれた事に感謝したいです。

何とかチヌに相手をしてもらいたいと、強欲な事を考えながら手返しを続けます。しかし魚達の活性が少し上がったのもカレイまでで、その後は穂先に反応が出ない時間が延々と続きます。今日は早朝から雨が降り続いていますので、16時納竿と船頭さんに伝えていますので、実釣は15時30頃までですので、何とかそれまでにチヌからの反応を捉えたいのですが、穂先が反応を示す事は有りません。無反応な時間が延々と続いています。雨も止んだと思えばすぐにまた降り出す事を繰り返しています。底から1.5ヒロくらい〜2ヒロくらいに陣取っていますヒイラギに、刺し餌の牡蠣のむき身を啄ませながら底まで誘導します。底でも“ジビジビ、ジビジビ”極弱い反応で刺し餌の牡蠣のむき身を啄んでいます。ヒイラギが牡蠣のむき身に反応する事で、チヌの喰いっ気のスイッチが入ってくれる事を期待しているのですが、ヒイラギアタリからチヌアタリに変わってくれる事は有りません。ひたすら15時30分の納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、残念ながら、チヌからの反応を穂先で捉える事が出来ませんでした。今日はやはり全てが裏目に出てしまった1日だったようです。少々疲れました。次回に期待したいです。