10月2日(木) 下佐波賀筏(晴れ) 長潮
昼間の気温が、漸く30℃を下回る気温になって来ました。年を重ねた爺さんでも何とか耐えられる気温です。舞鶴に行かなくてはいけません。9月30日の火曜日に釣行予定を立てていたのですが、運悪く渡船は休みとの事ですので、10月2日の木曜日に釣行日を変更する事にしました。当初予定していました筏が空いていないと連絡をもらいましたので、まだ一度も乗った事が有りません、下佐波賀の大型筏を予約する事にしました。爺さんにとっては初めての筏ですのでワクワクします。偶然にも長浜時代からの知人のまこちゃんさんも上佐波賀に釣行されるようですので、長い間お会いしていませんので、近況など色々とお話をさせて頂こうと思います。自宅を3時前に出発します。国道の温度表示は14℃を表示しています。道中、濃い霧が発生している所が有りますので、安全運転で舞鶴を目指します。今回もR9→R27→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。黒鯛釣り具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ2袋、市販用のヌカダンゴ1箱を購入します。5時10分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が2台停まっています。まこちゃんさんも到着されています。東側の駐車場に車を停めて、身支度を整えて、荷物を船着き場に運んでおきます。荷物を運び終えてから、まこちゃんさんと雑談に花を咲かせます。雑談中に船頭さんが到着されます。何時ものように渡船名簿に記入して、渡船代3000円を支払い、爺さんを含めて5名の釣り人さんを乗せて出船です。
先ずは上佐波賀筏からです。上佐波賀筏群に到着します。先ずはまこちゃんさんが6番筏に上がられます。次に2人組の釣り人さんが11番筏に上がられます。爺さんともう1人の釣り人さんは下佐波賀に向かいます。下佐波賀筏群に到着です。もう1人の釣り人さんは、前回爺さんが乗っていました筏に上がられます。次に爺さんが6時頃に沖側のトイレ付きの大型筏に上がります。初めて乗る筏です。長方形の大きな筏です。爺さん1人ではもったいない感じがします。南側には多くの牡蠣ロープが吊るしてあります。いかにもチヌが居そうな感じがします。初めての筏ですので、釣座位置をどこにするか迷います。屋根がトイレ付近に設置して有りますので、北向きの西側の屋根の下で竿を出す事にします。釣座位置付近に荷物を集めて、爺さんの嫌いなケムシが少々湧いていますので、先ずはケムシ退治から始めます。目が付く範囲のケムシを粗方退治しましたので、ゆっくりともろもろの準備に取り掛かります。何とか仕掛けを作る前の準備もできましたので、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘 0.5号 なし 鈎 伊勢尼10号)
6時50分頃からかかり釣りを開始します。少々ケムシ退治に時間を掛け過ぎてしまいました。刺し餌はオキアミ、サナギ、コーンの各刺し餌を抱き合わせで使用する事にします。先ずは刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。静観しますが、ダンゴを突く反応や刺し餌を突く反応が出ません。ハリスダンゴが自然に割れます。穂先の動きに神経を集中しますが、穂先が反応を示す事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。オキアミはキレイになくなっていますが、サナギは無傷で鈎についています。次はオキアミが反応なく取られますので、オキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴが自然に割れます。刺し餌が飛び出します。身構えますが、穂先が反応を示す事は有りません。暫く静観しますが、穂先に反応が出ませんのでラインを巻き上げて確認します。オキアミ、コーンがキレイに取られています。前回と同じく、どうやら竿下にはハゲが陣取っているようです。厄介です。今日も乱打戦を強いられそうです。
手返しを繰り返しても、繰り返しても、穂先に反応なく刺し餌を取られます。サナギは無傷で上がって来ます。チヌに喰わせる刺し餌はサナギになるようです。ハゲに負けないように手返しを早めます。手返しを早めたのがよかったのか悪かったのか分かりませんが、ダンゴを啄む反応が穂先に出だします。ボラがダンゴを突く反応ではなく、ハゲの活性が上がって来たのか、ダンゴを啄み出したようです。今まで無傷で上がって来ていましたサナギも、ハチの巣状になって上がって来ます。ハチの巣状になりますが、チヌが刺し餌の近くに居れば喰わせる事が出来ます。穂先に反応なく取られていました刺し餌も、時間と共に微かに穂先が反応しているのを確認する事が出来ます。ハゲの活性が上がって、競って刺し餌を啄んでいるのかも知れません。まずい状況です。ひたすら手返しを繰り返します。8時30分頃、刺し餌のサナギコーンをダンゴに包んで投入します。着底。“ツンツンツン、ツンツンツン”ハゲがダンゴを啄んでいます。ダンゴが自然に割れます。刺し餌が飛び出します。“ジビジビジビ、ジビジビジビ”ハゲが刺し餌を啄んでいる反応が穂先に出ています。潮の流れで刺し餌が西方向に流されます。穂先でついて行きます。前アタリなく行き成り“グー”穂先が大きく押さえ込まれます。即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい衝撃が竿を通して伝わって来ます。余り大きくは有りませんが、竿を通して伝わってくる感触はチヌのようです。元気印のチヌです。小さくても爺さんを楽しませてくれます。チヌの突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。竿下にはチヌも入って来ているようですが、ハゲの活性が高くてなかなか刺し餌に近づけないのかも知れません。手返しを続けます。9時前と9時過ぎにオキアミサナギの刺し餌をダンゴに包んで、抜けてから同じような反応で30くらいのチヌが刺し餌を喰ってくれました。有難い事です。同じようなパターンで喰って来ましたので、チヌに喰わせる刺し餌は、少しでも残る時間が長いサナギになるようです。
大きくは有りませんが、今日はチヌの数釣りを楽しもうと、爺さんの頭の中を切り替えて、チヌが来てくれていますので、手返しを早めながらチヌからの反応を待ち続けます。今日は前アタリなく一瞬大きく穂先を押さえ込んで来ますので、穂先に神経を集中していないとスカを食らいそうです。気が抜けません。竿下にはサンバソウの群れがダンゴを投入するたび乱舞しています。サンバソウも乱舞し出しましたので、ボチボチボラのダンゴ突きが出て欲しいのですが、なかなかボラと思われるダンゴ突きが出ません。困った事です。ハゲの活性が余りにも高いので、ボラもダンゴ周りに寄りづらいのかも知れません。ラインを巻き上げる途中で、鈎先に少し残ったサナギの欠片をアジが喰って海面に姿を現します。10時30分頃、オキアミサナギの刺し餌で、漸く小アタリを掛け合わせてハゲを鈎掛かりさせる事に成功します。やはり竿下には15cm未満のハゲが陣取っているようです。厄介です。10時30分過ぎ、オキアミサナギをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄んでいる反応が穂先に出ています。ダンゴが自然に割れます。“ジビジビジビ、ジビジビジビ”ハゲが刺し餌を啄んでいます。穂先の動きに神経を集中します。行き成り“グー”穂先が大きく押さえ込まれます。同じパターンです。即、大合わせを入れます。“ガツン”何度味わっても心地よい、チヌの突っ込む感触が竿を通して伝わって来ます。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。手返しを続けます。11時頃、オキアミサナギをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”待ちに待ったボラらしき反応を穂先が捉えます。漸くボラが登場してくれたようです。遅い出勤です。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”穂先の動きに神経を集中します。ボラにダンゴを割られます。“ジビジビジビ、ジビジビジビ”ハゲが刺し餌を啄んでいます。“ジビジビジビ、クー”穂先を小さく押さえ込んだ所で合わせを入れて見ます。“ガツン”ハゲと思って合わせを入れたのですが、竿を持つ手に伝わってくる感触はチヌのようです。やはりボラがダンゴを突いてくれると、チヌの喰いっ気も上がるようです。チヌとのやり取りを楽しみながら浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。11時50分頃、刺し餌のオキアミサナギで、同じような穂先の動きで合わせを入れて、チヌが爺さんの相手をしてくれます。30くらいのチヌです。有難い事です。今日は30くらいのチヌの群れが竿下に居るようです。爺さん得意の鈎外れのバラシをしでかさないように注意しなくてはいけません。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日もパンの昼ご飯です。のんびりと頂きます。
12時15分頃から午後のかかり釣りを開始します。今日も16時に上がると船頭さんに伝えていますので、実釣は15時30分までです。手返しを繰り返しますが、相変わらずハゲの高活性は続いています。ボラもダンゴを突いてくれています。何とかボラがダンゴを突いてくれている間に、1枚でも2枚でもチヌを掛け合わせたいと、強欲な事を考えている爺さんです。困った爺さんです。12時30分頃、オキアミコーンの刺し餌で、ダンゴをボラに割られてからの小アタリを掛け合わせて、小チヌが相手をしてくれます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。13時頃にフグを掛け合わせてから、ボラのダンゴ突きにばらつきが出だします。ダンゴを投入してもダンゴを突かなかったり、ダンゴ着底時だけ突いたりと、徐々にボラの活性が落ちて行くようです。ボラの活性を落とさないように手返しを早めますが、余り効果がないようです。困った事です。13時30分前、オキアミサナギをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ダンゴを割ってくれる事を期待したのですが、途中でダンゴを突く事をやめてしまいます。「おいおい、最後まで突いてくれや〜」爺さんぼやいています。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。西方向に流れています潮に刺し餌が流されて行きます。竿でついて行きます。“ジビジビジビ、ジビジビジビ”ハゲが刺し餌を啄んでいます。“クー”即、少し穂先が押さえ込まれた所で合わせを入れます。“ガツン”この感触は間違いなくチヌの感触です。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。
ボラの活性が落ちて行きますが、ハゲの活は落ちる事なく、相変わらずの高活性です。ボラとハゲの活性が逆で有ればいいのですが、爺さんの考える通りに事は運びません。ハゲの猛攻に耐えながら手返しを繰り返します。しかしチヌと思われる反応が穂先になかなか出ません。悪い頭をフル回転させている爺さんですが、なかなか名案が浮かんでこない頭の悪い爺さんです。ハゲとの乱打戦をエンドレスに続けている爺さんです。大きなハゲですと良いお土産になるのですが、竿下に陣取っているハゲは、お土産にする事が出来ない小さなハゲのようですので、めったに鈎掛かりしない始末の悪いハゲです。14時20分頃、オキアミコーンの刺し餌がダンゴから抜けてからの押さえ込みを合わせてハタが海面に姿を現します。穂先を押さえ込みましたのでチヌかと思ったのですが、残念ながらチョッとコマシなハタでした。ガックリです。ひたすら手返しを繰り返しましたが、15時30分になりましたので、竿を納める事にします。今回もチヌが爺さんの相手をしてくれました。有難い事です。年を重ねた爺さんでも、竿を出せる気温になって来ましたので、チヌに相手をしてもらうために、釣行を重ねたいと思います。
釣果:チヌ:7枚 30cm 31cm×3 32cm×2 34cm
(小チヌ:1枚 27cm)