10月10日(金)    上佐波賀筏(晴れ)    中潮

かかり釣りには最高の気温になって来ましたので、10日の金曜日に、またチヌに相手をしてもらいたくて、舞鶴湾に通う事にしました。釣行先は相変わらずの上佐波賀です。ボチボチムラが出てくる頃ですが、爺さんの頭の中は、チヌの数釣りか、良型、大型のチヌが相手をしてくれるイメージで一杯です。強欲な事をイメージしている爺さんです。強欲なイメージですが、このイメージが釣行する源泉かと思っていますので、このイメージが湧かなくなる時が、かかり釣りをやめる時かと思っています。今は湧き過ぎるくらい湧いていますので、当分の間は舞鶴通いが続きそうです。自宅を3時前に出発します。国道の温度表示は14℃を表示しています。途中、シカに出会ったり、猫やタヌキが車の前を横切ったりと、早朝ドライブで緊張する瞬間が色々有り、安全運転で舞鶴を目指します。今回もR9→R27→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。黒鯛釣り具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ2袋、市販用のヌカダンゴ1箱を購入します。5時10分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が3台停まっています。車を東側の駐車場に停めて、荷物を船に積み込んでおきます。車の中でゆっくりしていますと、1台車が到着します。船頭さんも到着されましたので、何時ものように渡船名簿に記入して、渡船代3000円を支払います。荷物を積み込んでいました船が、エンジンが掛らなく、新たな船に荷物を乗せ換えて、少々バタバタしましたが、爺さんを含めて7人の釣り人さんを乗せて出船です。

6時過ぎ、上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが8番筏に上がります。続いて1人の釣り人さんが6番筏に上がられます。続いて2人の釣り人さんが11番筏に上がられます。続いて1人の釣り人さんが3.5番筏に上がられます。後の2人の釣り人さんは下佐波賀筏群に向かわれます。筏に上がり海の色を見ますと、湾奥の筏らしく、透明度の悪い色をしています。下佐波賀の筏の方がもう少し透明度が良いように感じます。ケムシは数匹居たくらいで、ケムシのシーズンも終わりのようです。今日は朝からシカや猫、タヌキに緊張したり、船のエンジントラブルが有ったりと、先行きが少々不安になって来ました。釣座位置を北向き側に構える事にします。かかり釣り前の準備をのんびりと行います。かかり釣り前の準備も出来ましたので、次は荷物の整理を行います。荷物の整理も終わりましたので、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘 0.5号 なし 鈎 伊勢尼10号)

6時45分頃から、かかり釣りを開始します。刺し餌は何時ものオキアミ、サナギ、コーンを抱き合わせで使用して行きます。先ずは魚達の活性を確認するために、オキアミサナギの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。暫く静観しますが、穂先が反応を示す事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込みます。着底。穂先が反応を示す事は有りません。下佐波賀に比べて上佐波賀はエサ取りが少ないのですが、オキアミが取られない事に少々ビックリです。嫌な予感がします。横に少し誘いを掛けますと、何かが喰いついた感触が竿を持つ手に伝わって来ましたので合わせを入れます。海面に姿を現したのは小ハタでした。次はオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを突く反応が出ません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。身構えますが、穂先が反応を示す事は有りません。前後左右と誘いを掛けますが、穂先が反応を捉える事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。オキアミは取られていますが、コーンは無傷で鈎についています。穂先に反応なくオキアミが取られますので、竿下にはハゲが陣取っているのかも知れません。

ハゲが竿下の陣取っていますと少々厄介です。ハリスダンゴの豪快なアタリを見たいのですが、オキアミを守るために、刺し餌をダンゴに包んでのダンゴ釣りが多くなりそうです。手返しを繰り返しますが、徐々に潮が西方向に早く流れ出します。ダンゴから刺し餌が抜けますと、直ぐに西方向に流される刺し餌を穂先でついて行きますが、余りにも早すぎて、魚たちが喰う間がないように感じます。0.5号の錘もアッという間に流されてしまいます。困った事です。爺さんは、ここ上佐波賀で潮が早く流れたときに良い目をしたことが有りません。東西に早く潮が流れますので、反転するわずかな時間がチャンスと考えて、この反転の潮止まり時間に集中してチヌを狙いたいと思います。朝から色々ありましたので、嫌な予感がしていたのですが、やはり今日はチヌの顔が拝めたらよしとしないといけない日に当たったようです。7時25分頃、オキアミサナギの抱き合わせがダンゴから抜けて直ぐの“コツコツ、クー”少し強めの反応から穂先を押さえ込んだ所で合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのは、ヨコスジフエダイの幼魚でした。アジも底付近に居るようで、ラインの巻き上げ途中で鈎掛かりして海面に姿を現します。鈎に少し残った欠片を喰って来るようです。

9時頃からダンゴを啄む反応が出だします。ハゲの活性が上がって来たのか、それともアジが底に陣取ってしまったのか分かりませんが、穂先に何か反応が出る事は有難い事です。ボラのダンゴ突きも出ませんので、面白みに欠けるダンゴ釣りを我慢している爺さんですので、ダンゴを啄む反応でも有難い事です。9時45分頃、オキアミコーンがダンゴから抜けてからの“モゾモゾ”反応を掛け合わせて、漸くハゲを鈎掛かりする事が出来ました。15cmくらいのハゲです。このサイズのハゲが竿下に陣取って居るのだと思われます。厄介です。9時45分頃、朝から吹き付けて来ます少々強い風にイラっとしながら、刺し餌のオキアミコーンをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄む反応が穂先に出ています。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。西方向に流れています潮に刺し餌が流されます。穂先でついて行きます。途中、小さく穂先を上下させて潮の流れについて行きます。穂先の動きに神経を集中させていますと“コツコツ、クー”強い反応で小さく穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”竿を通して伝わってくる感触は小チヌのようです。小チヌの突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。

小チヌとは云へ、爺さんの相手をしてくれましたので、否応なしに手返しにも力が入ります。しかし竿下に陣取っています魚達の活性が不安定なようで、時々オキアミが無傷で上がって来ます。何とかしたいのですが、良い知恵を持っていない爺さんですので、出来る事はひたすら手返しを繰り返すくらいです。先程釣れた小チヌのサイズですと、竿下には数居なくてはいけないのですが、続けて刺し餌を喰ってこないという事は、かなり喰い渋っているように感じます。はやり今日はムラの谷間に釣行したようです。これもかかり釣りの一コマですので、竿を出せる有難さに感謝して、かかり釣りを楽しみたいと思います。10時35分頃、刺し餌のオキアミコーンをダンゴに包んで投入します。ダンゴを啄む反応は出るのですが、相変わらずボラのダンゴ突きが出ません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。潮の流れで刺し餌が西方向に流されます。穂先でついて行きます。“ジビジビ”とした反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中していますと“グー”一気に穂先が大きく押さえ込まれます。即、大合わせを入れます。“ガツン”感触から小チヌのようです。小チヌに相手をしてもらいながら徐々に浮かせます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。

一瞬、喰いっ気が出るようですので、チヌからの反応を見逃さないように注意しなくてはいけません。爺さん得意のボーとしていては反応出来ません。手返しを続けていますと、ヨコスジフエダイ、アジ、チャリコが鈎掛かりして海面に姿を現します。竿下にはいろいろな魚が居るようですが、なかなか合わせを入れられるような反応を出してくれません。いくら待ってもボラのダンゴ突きが出る事は有りません。啄む反応しか出ません。困った事です。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。12時になりましたので、昼ご飯を頂きます。今日もパンの昼ご飯です。朝から吹き付けて来ます風が少々強いですので、のんびりと景色を見ながら食べてられないのが少々困った事です。麦わら帽子が飛ばされないように注意しながらの昼ご飯です。12時15分頃から、午後のかかり釣りを開始します。相変わらずダンゴを啄む反応は出るのですが、ボラのダンゴ突きが出る事は有りません。寂しいダンゴ釣りが続いています。12時30分頃、刺し餌のオキアミコーンをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄む反応が穂先に出ています。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。穂先の動きに神経を集中していますと“グー”強い反応で一気に穂先が大きく押さえ込まれます。即、大合わせを入れます。“ガツン”感触から小チヌのようです。小チヌが爺さんの相手をしてくれます。小チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。

有難い事にボチボチですが、小チヌが爺さんの相手をしてくれます。有難い事ですが、何とかカウントサイズのチヌが来て欲しいと、何時もの強欲な事を考えている爺さんです。手返しを繰り返しますが、爺さんの腕が腕ですので、なかなかチヌに刺し餌を喰わせる事が出来ません。困った事です。今日も16時に上がると船頭さんに伝えていますので、片付けを考えますと、実釣は15時30分頃までです。何とかチヌに刺し餌を喰ってもらいたいと手返しを繰り返しますが、なかなかチヌと思われる反応を穂先に出す事が出来ません。アジやチャリコが爺さんの相手をしてくれるのですが、チヌが相手をしてくれる事は有りません。14時15分頃、刺し餌のオキアミコーンをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄む反応が穂先に出ています。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。穂先の動きに神経を集中していますと、一気に穂先が大きく押さえ込まれます。即、大合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。感触的にはチャリコを掛け合わせたようです。海面に姿を現したのはヘダイでした。舞鶴湾ではヘダイは珍しい魚種です。爺さんビックリです。15時30分頃までひたすら手返しを繰り返しましたが、カウントサイズのチヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。最後までボラのダンゴ突きが出る事なく、面白みに欠ける少々厳しいかかり釣りでしたが、これもかかり釣りと思いますので、次回に期待したいと思います。まだまだ修行が足らないようです。

釣果:(小チヌ3枚 25cm 27.5cm 28cm)