9月24日(火)    上佐波賀筏(晴れ)    小潮

能登半島豪雨でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。被災されました皆様方にお見舞い申し上げます。行方不明になられています方々が、一日でも早く救出されます事をお祈り申し上げます。長かった真夏の気候も漸く秋の気候にバトンタッチをしてくれたようで、爺さんでも耐えられる気温になって来ました。久しぶりに釣行する事にしました。釣行先は何時もの上佐波賀です。自宅を3時頃に出発します。国道の温度表示は17℃を表示しています。久しぶりの早朝ドライブですので、安全運転で舞鶴を目指します。今回はR9→R27→黒鯛釣り具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。黒鯛釣具さんでオキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ2袋、市販用ダンゴ1箱を購入します。5時15分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が3台停まっています。身支度を整えて、荷物を船に積み込んでおきます。先客さんと雑談を交わしていますと、船頭さんが到着されます。渡船代3000円を支払います。爺さんを含めて4人の釣り人さんを乗せて出船です。

5時55分頃、上佐波賀筏群に到着します。先ずは1人の釣り人さんが6番筏に上がられます。続いて1人の釣り人さんが3.5番筏に上がられます。続いて爺さんが11番筏に上がります。もう1人の釣り人さんは下佐波賀筏群に向かわれます。筏に上がり海の色を見ますと、湾奥の筏にしては透明度が良いように感じます。筏の床を入念に見て回りますが、爺さんの苦手なケムシを見つける事は出来ませんでした。一安心です。これで穂先に神経を集中出来ます。有難い事です。釣座位置を北向きに構えます。久しぶりのダンゴ釣りですので、段取り悪く、時間ばかり費やしてしまいます。困った事です。何とか荷物の整理を終わらせて、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘 なし 0.5号 鈎 伊勢尼10号)

6時40分頃からダンゴでのチヌ狙いを開始します。先ずは刺し餌のオキアミとサナギの抱合せをダンゴに包んで投入します。着底。着底と同時にダンゴが割れ、刺し餌のオキアミとサナギの抱合せが飛び出します。“コツコツ”オキアミが取られたようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中させます。暫くしますと“コツコツ、クー”少し強めの反応で穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。竿が空を切ります。「う〜ん、合いませんか?〜」1投目から刺し餌のサナギに反応を示して来ます。次はオキアミコーンの抱き合わせを刺し餌にして、ダンゴに包み投入します。着底寸前でダンゴが割れます。暫く静観しますが穂先に反応が出ませんので、ラインを巻き上げて確認します。綺麗に刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせが取られています。穂先に反応なく刺し餌を取られています。竿下にハゲが居るのかも知れません。正体を確かめなくてはいけません。

次はオキアミコーンの抱き合わせを刺し餌にして、ハリスダンゴで投入します。着底寸前でハリスダンゴが割れてしまいます。握りが少し甘いようです。そのまま刺し餌を着底させます。穂先に反応が出ません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。「う〜ん、触って来ませんか?〜」ラインを巻き上げて確認します。刺し餌がキレイに取られています。穂先に反応なく刺し餌を取って行くのはハゲの可能性が高いです。厄介なエサ取りが竿下に居るようです。今日は乱打戦になりそうな気がします。刺し餌をハリスダンゴにしたり、ダンゴに包んだりしながら手返しを早めます。7時前に刺し餌のオキアミサナギの抱合せを銜えてアコウが海面に姿を現します。7時過ぎには底で、抱き合わせのオキアミコーンの刺し餌を銜えて、良型のアジが海面に姿を現します。魚たちの活性は良いようです。チヌへの期待が高まります。

手返しを続けます。数投目で遠慮がちにダンゴを突く反応が出だしましたので、竿下にはボラも居るようですので、ボラを掛けないように注意をしなくてはいけません。穂先に反応なく刺し餌を取られますので、少々イラっとしながらのかかり釣りです。ハリスダンゴでは、ハリスダンゴが割れた時点で刺し餌を取られていますので、刺し餌をダンゴに包んでのかかり釣りが自然と多くなってしまいます。ハリスダンゴの豪快なアタリが見たいのですが、ハゲの活性が高い間は我慢しなくてはいけないようです。竿先になかなかチヌと思われる反応を出させる事が出来ません。まだまだ修行が足らないようです。ひたすら手返しを繰り返します。7時50分頃、オキアミコーンの抱き合わせを刺し餌にして、ダンゴに包み投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴに反応しています。穂先の動きに神経を集中します。“ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、グー”穂先が戻る事なく大きく押さえ込まれます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”何か鈎掛かりしました。ボラではないようです。感触的には小チヌのような気がします。海面に姿を現したのはやはり小チヌでした。ダンゴごと刺し餌を喰ったようです。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

先客さんに小チヌが湧いていると教えて頂いていましたので、ビックリはしなかったのですが、今年の数釣りシーズンはどうやらカウントサイズのチヌの顔を拝むのは厳しいようです。カウントサイズのチヌの顔を拝めないのであれば、小チヌのツ抜けを目指して手返しを繰り返す事にします。爺さん自身の腕も顧みずに大胆な事を考えています。小チヌの数釣りの難しさをさんざん経験しているはずの爺さんとは思えない考えです。手返しを繰り返しますが、爺さんの腕ではなかなか小チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ません。粘り強く手返しを繰り返します。8時40分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴを割られます。穂先に負荷がなくなります。潮の流れで徐々に穂先に負荷が戻って来ます。“コツコツ、クー”強めの反応から大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、“ガツン”竿を通して伝わってくる感触は小チヌのようです。小チヌとのやり取りを十分に楽しみます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。ツ抜けを目指します。

9時前、オキアミの2匹掛けを刺し餌にしてダンゴに包み投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラのダンゴ突きがないダンゴ釣りほど面白みに欠けるダンゴ釣りはないと思い込んでいる爺さんですので、今日は爺さんを満足させるに十分な状況です。集中力が高まります。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ、グー”ボラアタリからチヌアタリに変わり大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”小チヌの感触です。小チヌの突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。その後、反応なく刺し餌をかすめ取られる事に悩まされながらも、午前中に7枚の小チヌが爺さんの相手をしてくれます。有難い事です。12時になりましたので昼ご飯を頂きます。今日もおにぎりとパンの昼ご飯です。気温もあまり高くなく、吹き付ける風が心地よく、眠気を誘って来ます。12時15分頃から午後のかかり釣りを開始します。午前中同様にボラがダンゴを突いてくれて、穂先に反応なく刺し餌をかすめ取られます。海の状況が午前中と同じようですので爺さんホッとしています。13時前頃から小チヌが刺し餌を銜えて爺さんの相手をしてくれ出します。ボラを掛けない事と小チヌをばらさないことに注意を払いかかり釣りを続けます。14時前、ツ抜けを達成する事が出来ました。有難い事です。少々時間が掛り過ぎとは思いますが、爺さんの腕が腕ですので仕方がないと思われます。15時前に漸く刺し餌をかすめ取っている犯人を掛け合わす事が出来ました。海面に姿を現したのは、小チヌと同じくらいの大きさのハゲでした。やはり朝からハゲが竿下に陣取っているようです。後1枚を目指して手返しを続けます。16時30分までに2枚追加する事が出来ました。12枚の小チヌが爺さんの相手をしてくれました。有難い事です。17時の迎えの時間までゆっくりと片付けをする事にします。型は釣り人が選ぶ事は出来ませんので、今後もその日の海の状況に合わせた目標を立てて、かかり釣りを楽しみたいと思います。久しぶりのかかり釣りでしたので少々疲れました。

釣果:(小チヌ12枚 20cm〜26.5cm)