７月３日（水）　　　　上佐波賀筏（晴れのち曇り）　　　　中潮

梅雨の晴れ間を狙ってまたまた釣行する事にしました。前回、イガイの丸貝での微妙な反応を合わせられませんでしたので、7月に入ればボチボチ下佐波賀筏でチヌがイガイの丸貝に反応する時期ですので、３日の水曜日に古い屋根付き筏を予約する事にしました。下佐波賀筏で爺さんが何時お世話になっています筏です。ライブカメラで舞鶴湾を確認しますと、茶色く濁った海の色を確認する事が出来ます。この濁りがチヌの喰いっ気に悪影響を及ぼさないか少々気になります。自宅を２時１５分頃に出発します。国道の温度表示は２２℃を表示しています。今回もＲ９→Ｒ２７→佐波賀のルートで車を走らせます。所々で濃い霧が発生していますので、安全運転で舞鶴を目指します。４時１０分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。１台も車が停まっていません。身支度を整えて、船着き場に荷物を運んでおきます。１台、また１台と車が到着します。釣り人さん達と雑談を交わしていますと船頭さんが到着されます。渡船代３０００円を支払い、爺さんを含めて４人の釣り人さんを乗せて出船です。

先ずは上佐波賀筏群目指します。１１番の屋根付き筏に１人の釣り人さんが上がられます。その横の１２番筏に１人の釣り人さんが上がられます。爺さんともう１人の釣り人さんは下佐波賀筏群を目指します。５時２５分頃、下佐波賀筏群の古い屋根付き筏に船を着けて頂きます。もう１人の釣り人さんに手伝って頂き、荷物を筏の上に運び上げます。有難い事です。もう１人の釣り人さんは屋根付きの大型筏に上がられます。筏に上がり海の色を見ますと、茶色く濁った色が少し薄くなってきた色をしています。この色は底まで濁りが入ってしまった色です。水潮の心配をしなくてはいけないようです。はたしてチヌが口を使ってくれるか心配です。海面には大水が出たときに良く浮かんでいる河川からのゴミが浮かんでいます。透明度はほぼ０に近いです。釣座位置を北向きに構えます。筏のブイに付着していますイガイを少しだけ採取させて頂きます。採取しましたイガイを、釣座位置付近と西向き側に少しだけパラパラと撒いておきます。イガイを撒き終えてから、荷物の整理をして、ゆっくりと仕掛けの準備をします。（タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し錘なし 0.5号鈎伊勢尼11号）

６時頃からかかり釣りを開始します。先ずは刺し餌のイガイ丸貝を落とし込む前に、先にイガイを少しだけパラパラと撒いておきます。撒いたイガイを追いかけるような感じで、刺し餌のイガイ丸貝を落とし込んで行きます。１ヒロ、１ヒロ、ラインを引っ張り出して、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、刺し餌のイガイ丸貝を触ってく魚が現れる事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。刺し餌のイガイ丸貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。イガイをパラパラ上撒きしながら、時々上下の誘いを掛けて、チヌからの反応を我慢強く待ち続けます。しかしチヌからの反応が穂先に出る事は有りません。再度、刺し餌のイガイ丸貝を取り替えて落とし込みます。しかし刺し餌のイガイ丸貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。「う～ん、水潮の影響かな？～」厳しいかかり釣りを強いられそうな嫌な予感がします。

６時３０分頃、釣座位置ではチヌからの反応が穂先に出ませんので、西向き側を探って見る事にします。先ずはイガイを少しパラパラと撒いてから、刺し餌のイガイ丸貝を落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。穂先に反応が出る事は有りません。静観と誘いを掛けていますと“モゾ”穂先が微妙に反応します。次の反応に備えて身構えますが、穂先が反応を示す事は有りません。穂先で聞いてみますと、刺し餌のイガイ丸貝の重さが竿を持つ手に伝わって来ません。慌ててラインを巻き上げて確認します。綺麗にイガイが取られています。「アチャ～、チヌアタリか！～」前回に続いて今回も微妙な反応に手が出ない爺さんです。慌てて再度刺し餌のイガイを落とし込みます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。直ぐに“モゾ”微妙な反応を穂先が捉えます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にキツイ突っ込みが始まります。このキツイ突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。チヌのキツイ突っ込みにアタフタしながらも、チヌとのやり取りを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。透明度が０に近いですので、海面に出るまではチヌの姿を確認する事が出来ません。漸く海面上でバシャバシャと大暴れしているチヌを確認します。海面に浮かせて無事タモに収まります。４０前半のチヌです。今年初のイガイ丸貝での釣果です。有難い事です。

チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。強欲にも西向き側でもう１枚掛け合わせたいと落とし込みを続けます。しかしチヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。１時間近く粘りましたが、チヌと思われる反応を穂先に出す事が出来ませんでした。７時３５分頃、釣座位置に戻り、イガイの丸貝では反応が凄く薄いですので、牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込んで見ます。徐々にタナを深くして行きますが、穂先に反応が出る事は有りません。着底。直ぐに“コツコツコツ、コツコツコツ、クー”しつこく刺し餌の牡蠣の半貝を啄む反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中しながら次の反応に備えて身構えていますと、大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時に、シャープな突っ込みで爺さんの相手をしてくれています。このシャープな突っ込みはチヌのようです。シャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。３０前半のチヌです。有難い事です。

釣座位置でもチヌが来てくれましたので、暫くは釣座位置で手返しを繰り返す事にします。８時１０分頃、牡蠣の半貝を刺し餌にして徐々にタナを深くして行きます。落とし込み途中での反応なく着底します。暫く静観しますが、穂先に反応が出る事は有りません。上下の誘いを掛けて暫く静観していますと“コツコツコツ、コツコツコツ”しつこく刺し餌の牡蠣の半貝を啄む反応が穂先に出だします。タイミングを見計り大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。このシャープな突っ込みはチヌのようです。シャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。もうすぐ海面に姿を現す頃と思っていますと、急に穂先が跳ね上がります。爺さん得意の鈎外れのバラシです。竿１本分のラインですので、ほぼ海面近くまで出ていたようです。濁りのために魚影を確認する事が出来ませんでした。爺さんガックリです。まだまだ修行が足らないようです。

バラシタ事を引きずらないように手返しを繰り返します。牡蠣の半貝を刺し餌にして手返しを続けます。底で小ガシラが相手をしてくれます。落とし込み途中でアジや小サバが刺し餌の牡蠣の半貝を銜えて海面に姿を現します。牡蠣の半貝では落とし込むのが苦しくなって来ましたので、イガイ両貝を刺し餌にして落とし込む事にします。８時４０分頃、刺し餌のイガイ両貝を慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応なく着底します。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。上に小さく誘いを掛けますが、穂先が反応を示す事は有りません。小さく横ずらしの誘いを掛けますと“コツコツコツ、コツコツコツ、グー”しつこく刺し餌のイガイ両貝を啄む反応が穂先に出だします。竿を持つ手に力が入ります。直ぐに大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”爺さん、予期しなかった重さを伴った感触が竿を持つ手に伝わって来ます。掛け合わせたのと同時に右前方に重さを伴った走りで強烈に突っ込みます。爺さん不意を突かれましたので、アタフタしながらやり取りを開始します。なかなか最初の１巻きを巻かせてもらえません。ラインをジリジリと引っ張り出されます。かなりラインを引っ張り出されたところで、強引に走りを止めにかかり、強引に最初の１巻きを巻く事が出来ました。ラインを引っ張り出されたり、ラインを巻いたりを繰り返しながら徐々に寄せて来ます。しかし突っ込みが緩む事は有りません。濁りが入っていますのでチヌの魚影を確認する事が出来ず、急にガバッと海面にチヌが現れましたので爺さん大慌てです。慌てながらも、海面に浮かせて無事タモに収まります。４０後半のチヌです。有難い事です。

有難い事にまたまたチヌが来てくれました。手返しにも力が入ります。時々イガイ丸貝を刺し餌にして落とし込みますが、イガイ丸貝に反応する魚が現れる事は有りません。何とかチヌにイガイ丸貝を喰って欲しいのですが、どうやら今日も贅沢な望みのようです。チヌが反応してくれているイガイ両貝で手返しを繰り返す事にします。９時過ぎ、刺し餌のイガイ両貝を慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。穂先に反応が出ません。暫く静観していますと“コツコツコツ、コツコツコツ、グー”しつこい反応から穂先を大きく押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にシャープな突っ込みで相手をしてくれます。シャープな突っ込みを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。３０中ほどのチヌです。有難い事です。手返しを繰り返します。水潮のせいかエサ取り達の活性が少し悪いです。そのためにイガイ両貝が底まで持ってくれているようです。アジや小サバも時々触って来るような感じで、活性が良すぎる事は有りませんので、チヌを狙いやすい状態が続いています。１０時１０分頃、刺し餌のイガイ両貝を落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。直ぐに“コツコツコツ、グー”刺し餌を啄む反応から穂先を大きく押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。シャープな突っ込みが始まります。このシャープな突っ込みはチヌのようです。シャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。３０くらいのチヌです。有難い事です。チヌが相手をしてくれていますので、集中力が途切れる事は有りません。時々アジ、小サバ、フグ、アコウ、シマイサキが相手をしてくれています。１２時前、刺し餌のイガイ両貝を、１ヒロ、１ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。３ヒロからラインを１ヒロ分引っ張り出して慎重に落とし込んで行きます。３ヒロ半くらい落とし込んだ所でラインが落ちなくなります。「銜えとる！～」即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。浅いタナで掛け合わせましたので、突っ込みが凄くキツイです。このキツイ突っ込みはチヌの突っ込みです。キツイ突っ込みにアタフタしながらも強引に徐々に浮かせます。濁りのせいで、ガバッと海面を割ってチヌが現れます。急に海面に現れますのでビックリします。海面に浮かせて無事タモに収まります。４０前半のチヌです。有難い事です。

有難い事に１２時前に来てくれましたので、キリが良くお昼ご飯を頂く事が出来ます。今日もおにぎりとパンの昼ご飯です。今日、乗っています筏は屋根付き筏ですので、パラソルを立てなくても日差しを遮る事が出来ますので、無精者の爺さんにとっては有難い筏です。周りを見ながらのんびりと昼ご飯を頂きます。南方向の風が少し強めに吹き付けて来ていますので、体感的には余り気温が高いようには感じません。風が止めばすごく暑さを感じてしまい、船着き場に帰れば汗が噴き出してくる嫌なパターンです。１２時２０分頃から午後のかかり釣りを開始します。１２時３０分頃、ポロポロと小粒のイガイを撒きながら、刺し餌のイガイ両貝を落とし込んで行きます。着底。暫く静観しますが、刺し餌のイガイ両貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出ません。暫く静観していますと“コツコツコツ、グー”刺し餌のイガイ両貝を啄みながら大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。掛け合わせたのと同時にシャープな突っ込みで相手をしてくれます。この突っ込みはチヌのようです。チヌのシャープな突っ込みを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。３０前半のチヌです。有難い事です。

今日も１５時で上がる予定ですので、片付け等を考えますと、１４時３０分頃には納竿しなくてはいけませんので、残り２時間、何とかもう１枚を目指して手返しを繰り返します。強欲な爺さんです。しかしこの頃から、エサ取り達の活性が一段と悪くなってしまいます。手返しを繰り返してもなかなか穂先に反応が出ません。何とか穂先に反応が出て欲しいと頻繁に誘いを掛けますが、刺し餌のイガイ両貝を啄んでくる魚が現れる事は有りません。１３時１０分頃、刺し餌のイガイ両貝を慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。穂先に出る事は有りません。静観と誘いを繰り返します。しかし反応が穂先に出る事はりません。しつこく上への誘いを掛けていますと、穂先に重さが乗って来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。誘いに乗って来てくれたようです。シャープな突っ込みで相手をしてくれます。チヌの感触です。シャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。中層辺りまで浮かせて来た所で急に穂先が跳ね上がります。「アチャ～」爺さん得意の鈎外れです。爺さんガックリです。気持ちを切り替えて手返しを繰り返します。しかし納竿時間の１４時３０分までに、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。

釣果：チヌ７枚　３０.５ｃｍ３１ｃｍ３３ｃｍ３６.５ｃｍ４２ｃｍ４３ｃｍ４９.５ｃｍ