6月26日(水)    上佐波賀筏(晴れ時々曇り)    中潮

今年は巡り合わせが悪いようで、3月、牡蠣チヌ狙いで佐波賀渡船さんに週を変えて連絡を入れたのですが、ことごとく休船日に当たってしまったようで、3月の牡蠣チヌ狙いを残念しなくてはなりませんでした。「なんだかな〜」イガイチヌシーズンが始まるまで、チヌ狙いは我慢しなくてはなりませんでした。モヤモヤした日々を過ごしていましたが、漸くイガイチヌシーズンに入りましたので、久しぶりに26日の水曜日に釣行する事にしました。自宅を2時30分頃に出発します。久しぶりの早朝ドライブですので、安全運転を心がけて舞鶴を目指します。国道の温度表示は21℃を表示しています。今回はR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。舞鶴に向かう途中から雨が降り出して来ます。梅雨のシーズンですから仕方が有りません。筏に乗っている間は降らないで欲しいものです。4時30分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台も車が停まっていません。身支度を整えて荷物を船着き場に運びます。船着き場のフロートには余りイガイが付いていません。昨年のようなことは有りませんが、イガイの付きが凄く悪いです。筏にイガイが付いているか心配です。筏のブイにイガイが付着しているか心配ですので、船着き場でイガイを採取しておきます。1台車が到着します。お互い朝の挨拶を交わして雑談に花を咲かせます。5時前に船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000を支払い、爺さんともう一人の釣り人さんを乗せて出船です。

5時過ぎに上佐波賀筏群に到着します。8番筏に船を着けて頂きます。船を着けて頂いた側のブイにはイガイが付着していません。筏に上がり海面を見ますと、おそらく雨の影響だと思われますが、透明度の悪い色をしています。海面には草や岸に生えています草の切れ端がかなり多く見受けられます。もう1人の釣り人さんは下佐波賀筏群に向かわれます。イガイの付き具合を確認しますと、所々にイガイが付着していますが、以前のような付着具合では有りません。昨年よりかはましですが、以前の状態からは程遠い状態です。昨年、釣り人さんのイガイ採取方法を一考と思っていたのですが、よくよく考えますと、乗り筏ではない筏でもイガイが余り付着していませんでした。良くわかりませんが、イガイの種が極端に少なくなってきているのではないかと心配です。イガイが産卵しても生き残る数が海水温度上昇の影響等で極端に少なくなっているのではないかと心配です。ここ上佐波賀筏は湾奥ですので、海水温度上昇の影響が他所と比べて、一足早く出ているのかも知れません。趣味の世界にも温暖化の影響がジワジワと忍び寄って来ているのかも知れません。鈍感な爺さんにイガイたちが教えてくれているのかも知れません。次にこの8番筏に乗られる釣り人さんのために、ブイについていますイガイを採取せずに、船着き場で採取しましたイガイで15時の納竿時間まで遊ばせて頂く事にします。釣座位置を北向きに構えます。釣座位置付近に少しだけイガイをパラパラと撒いておきます。イガイを撒き終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し 錘 0.5号 鈎 伊勢尼11号)

5時55分頃からイガイチヌ狙いを開始します。イガイを少しパラパラと撒いてから刺し餌のイガイを落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌のイガイに反応を示す魚が現れる事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先が反応を示す事は有りません。上下の誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。しつこく上下の誘いを掛けますが、刺し餌のイガイに反応を示す魚が現れる事は有りません。刺し餌のイガイを取り替えて、再度、慎重に落とし込みます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。長目にインターバルを取りながらチヌからの反応を待ちます。しかし刺し餌のイガイに興味を示す魚が現れる事は有りません。チヌがブイについているイガイを食む音も聞こえて来ません。昨年と今年は、今まで爺さんの頭の中にあるイガイシーズンのイメージとはかけ離れた景色が広がっています。6時35分頃、イガイ丸貝に反応が出ませんので、イガイの両貝を刺し餌にして落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先が反応を示す事は有りません。インターバルを長めにとりながら静観と誘いを繰り返します。ゴム手袋をはめてポロポロとイガイを撒いていた所“コツコツコツ、クー”刺し餌のイガイ両貝に少し強めの反応から穂先を押さえ込んで来ます。前アタリで、爺さん大慌てでゴム手袋を外そうとするのですが、焦っているためになかなか外す事が出来ません。漸く右手のゴム手袋を外せましたので大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。少し合わせが遅れましたが、何とか鈎掛かりしてくれています。このシャープな突っ込みはチヌのようです。右手でやり取りをしている間に大慌てで左手のゴム手袋を外します。漸く両手でチヌとのやり取りを楽しむ事が出来ます。チヌのシャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。無理なやり取りをしていませんが腸が出てしまいました。タモの中で暴れますのでますます腸が大きく出てしまいます。もう少し優しくやり取りをしなくてはいけないようです。まだまだ修行が足りません。

何とかチヌの顔を拝む事が出来ました。有難い事です。手返しにも力が入ります。イガイをパラパラと撒きながら、イガイ丸貝、イガイ両貝、牡蠣半貝と目先を変えながら手返しを続けます。しかしチヌの反応はおろかエサ取り達の反応も穂先に出る事は有りません。朝一から同じような状態が続いています。ひたすら手返しを続けますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。6時55分頃、目先を変えるために、小さな牡蠣を半貝にして落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先が反応を示す事は有りません。上下の誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。暫く静観していますと“コツコツコツ、グー”少し強めの反応から大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時に、左手側の牡蠣が吊るしてある方向に、シャープな突っ込みで逃げ込もうとしています。爺さん必死で牡蠣の吊るしてある方向にいかないようにやり取りを始めます。しかしなかなか爺さんの思うようには動いてくれません。ラインが巻けなくなってしまいます。牡蠣ロープに引っかかったようです。緩めたり巻いたりを繰り返しますが、チヌが牡蠣ロープ側から出てくることは有りません。仕方が有りませんので、ブイに乗って引っかかっていると思われる牡蠣ロープの所まで移動します。先ずは外側の牡蠣ロープを引っ張りますが、ラインが反応を示す事は有りません。次に一列内側の牡蠣ロープを引っ張りますと、ラインが緩んで来ます。どうやらこの牡蠣ロープに引っかかっているようです。牡蠣ロープを少し引っ張り上げますと、牡蠣ロープからラインが外れたようで、ラインが巻けるようになります。ブイの下からヌ〜とチヌが現れます。チヌの口周りには棒状の海綿が引っかかっています。釣座位置まで引っ張って行き、無事タモに収まります。30後半のチヌです。有難い事です。

有難い事にまたチヌが爺さんの相手をしてくれました。有難い事です。暫くチヌとやり取りをしていませんでしたので、完全に力負けをしてしまいました。チヌの体力も復活してきたようです。これからますます楽しみです。手返しを続けます。7時10分頃、刺し餌の牡蠣の半貝に反応して、小ハタが海面に姿を現します。チヌ以外の魚たちも反応を示すようになって来ました。手返しにも力が入ります。手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応がなかなか穂先に出ません。時々、イガイの刺し餌で東側を探って見ますが、穂先が反応を示す事は有りません。困った事です。8時15分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。今日は西方向へ流れる潮がきついのですが、今は前方方向にきつく流れています。落とし込み途中での反応なく着底します。静観と誘いを繰り返していますと“コツコツコツ、コツコツコツ、”しつこく刺し餌の牡蠣の半貝を啄む反応が穂先に出ています。穂先を押さえ込んで来るのを待ちます。穂先の動きに神経を集中していますと“コツコツコツ、クー”鋭く小さく穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。シャープな突っ込みで爺さんの相手をしてくれます。間違いなくチヌの突っ込みです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。

有難い事にまたまたチヌが相手をしてくれました。手返しにも力が入ります。しかしイガイの丸貝には全く反応を示しません。困った事です。イガイシーズンですので、やはりイガイの丸貝での豪快な当たりが見たいものです。贅沢な事を考えている困った爺さんです。粘り強く手返しを繰り返します。8時頃、日差しがキツクなって来ましたのでパラソルを設置する事にします。この季節から爺さんの必需品です。8時35分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を銜えてガシラが海面に姿を現します。根魚が時々爺さんの相手をしてくれます。穂先に反応が出ないことが我慢できない爺さんですので、有難い事です。9時過ぎ、東側をイガイの丸貝で探っていた所、上下の誘い後に“ジビジビ”極弱い反応が一瞬穂先に出ます。次の反応に備えて身構えますが、次の反応が出る事は有りません。穂先で聞いてみますと、イガイの重さが穂先に乗っていません。慌ててラインを巻いて確認しますと、キレイにイガイがなくなっています。この反応で何回も痛い目にあっている爺さんですが、相変わらず学習能力に欠ける爺さんです。困った事です。再度、同じ所に刺し餌のイガイの丸貝を落とし込みましたが、穂先が反応を捉える事は有りませんでした。爺さんガックリです。釣座位置で手返しを繰り返します。11時10分頃、刺し餌のイガイの両貝を1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。3ヒロ分のラインが海面に近づいたとき、穂先が一気に海面に突き刺さります。即、大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい衝撃が伝わって来ます。キツイ突っ込みに爺さんアタフタしながらのやり取りです。キツイ突っ込みでジリジリとラインを引っ張り出されます。爺さん真剣モードでのやり取りです。チヌの体力が回復しているのと、浅いタナで掛けましたので、1回、1回の突っ込みが強烈です。何とか耐えに耐えて徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40前半のチヌです。有難い事です。

有難い事に良型チヌが相手をしてくれました。後はイガイの丸貝を喰ってくれる事を期待したいです。イガイ丸貝、イガイ両貝、牡蠣半貝と目先を変えながら手返しを繰り返します。しかしなかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。底付近にヒイラギが出だしたようで、刺し餌が着底すると、穂先が上下を繰り返しています。時々合わせを入れて見ますが、鈎掛かりする事は有りません。12時になりましたので昼ご飯を頂きます。今日はおにぎりとパンの昼ご飯です。パラソルの下でのんびりと頂きます。これからはパラソルがなければかかり釣りを楽しむ事が出来ません。以前の暑さと今の暑さは次元が違います。注意を払わなくてはえらい目に遭います。特に爺さんのような高齢者は要注意です。12時15分頃から午後のかかり釣りを開始します。粘り強く手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。ひたすら手返しを繰り返しましたが、納竿時間の15時までにチヌが再度相手をしてくれる事は有りませんでした。15時になっても船のエンジン音が聞こえて来ません。ふとスマホを見ますと13時30分です。爺さんビックリです。腕時計は15時です。何時時間がおかしくなったのか分かりませんが、迎えの船が来ないところから、13時30分が正解のようです。爺さんガックリです。徐々に時間がおかしくなっていたようです。困った事です。全て片付けてしまいましたので、再度、かかり釣りの準備をする気力もなく、パラソルの傘の部分を引っ張り出し、日陰を作って迎えの船が来ます15時まで筏の上でのんびりする事にします。12時と思って昼ご飯を食べたのは10時30分頃でした。最近ビデオを1日回していますので、正確な時間を記録する事が出来ました。「次回からは時間に関して注意を払わなくてはいけない」と考えている爺さんです。

釣果:チヌ4枚 32cm 36cm 39.5cm 42cm