2月13日(火) 上佐波賀筏(晴れ) 中潮
爺さんの都合と天気がなかなかうまくかみ合わなかったのですが、漸く連休明けの13日に釣行できる事になりました。天気も良く、この時期としては暖かい予報ですので、年を重ねた爺さんには願ってもない天気だと思われます。ただ春は良く風が吹きますので、少々風がうるさい1日になるのではないかと思われます。自宅を4時頃に出発します。国道の温度表示は−1℃を表示しています。今回もR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。所々で濃い霧が発生していますので、安全運転に心がけて舞鶴を目指します。6時頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が2台停まっています。防寒着を着込んで身支度を整えて、荷物を船着き場に運んでおきます。渡船代3000円と牡蠣2カゴ分の代金2000円を支払います。爺さんを含めて3人の釣り人さんを乗せて出船です。
6時25分頃、上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが8番筏に上がります。次に1人の釣り人さんが6番筏に上がられます。次に1人の釣り人さんが3.5番筏に上がられます。筏に上がり海の色を見ますと、濁りが入って、海面には汚い幕を張ったような潮が流れています。この時期にしては透明度が悪いように感じます。おそらく雪代がタップリ入っているのではないかと思われます。筏の上には霜が降りていますので、滑らないように注意しながら移動します。徐々に夜明けが早くなって来ましたので、年を重ねた爺さんには有難い明るさです。海水をくみ上げて手を付けて見ますとすごく冷たいです。この冷たさで魚たちが口を使ってくれるか少々不安です。釣座位置を北向きに構えます。滑らないように注意しながら荷物の整理を行います。荷物の整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し 錘 なし 0.8号 鈎 伊勢尼12号)
7時10分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。先ずは竿先に牡蠣を割ってパラパラと撒いておきます。割った牡蠣を追いかける感じで、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。着底。暫く静観していますと“ジビジビジビ、ジビジビジビ”極弱い穂先を押さえ込まない反応が穂先に出だします。牡蠣殻から身が外れたようで穂先に負荷がなくなります。穂先の動きに神経を集中していますと“コツコツ、フ〜、コツコツ、フ〜”穂先を上下させています。おそらくヒイラギが刺し餌を啄んでいる反応と思われます。ヒイラギが反応していますのでチヌへの期待が高まります。反応がなくなりましたので、ラインを巻き上げて確認します。牡蠣のむき身が鈎についています。続けて刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観していますと“ジビジビジビ、ジビジビジビ”同じような極弱い牡蠣を啄む反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中していますと、刺し餌を取られる事なく反応がなくなります。魚たちの活性を上げるために手返しを早めます。
手返しを繰り返しますが、穂先が反応を示す事は有りません。「う〜ん、早くも無反応地獄ですか?〜」牡蠣を割って竿先に撒きながら手返しを早めますが、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。最近の気候と同じく、魚たちの活性も日によって上がったり下がったりしているのかも知れません。どうやら今日は活性の落ちた日に当たったようで、ひたすら手返しを繰り返しますが、穂先が反応を示す事は有りません。悪い頭で色々考えながら手返しを繰り返しますが、チヌからの反応は言うに及ばず、エサ取り達の反応も穂先に出させる事が出来ません。厳しい海の状態が延々と続きます。他の刺し餌を使えばよいのですが、牡蠣チヌ狙いの時は他の刺し餌を使いたくなくて、牡蠣縛りでかかり釣りを楽しんでいます。何度も経験します無反応地獄ですが、今日は余りにも早く訪れましたので、どうしたらよいのか悪い頭で色々考えている爺さんです。しかし良い知恵が浮かんで来ません。替われるものならば筏を替わるのが1番良いのですが、残念ながらここ佐波賀では筏を替わる事が出来ません。爺さん自身で何とかしなくてはいけませんので頭が痛いです。
何をしても反応が出ません。しかし何時チヌが刺し餌に反応するか分かりませんので気が抜けません。刺し餌の牡蠣の半貝やむき身を慎重に底まで落とし込んで、暫く静観して反応が穂先に出なければ、上下の誘いを掛けてまた暫く静観する事を延々と続けます。時々東側で落とし込んで見ますが、釣座位置同様に穂先が反応を示す事は有りません。釣座位置と東側を行ったり来たりすることを繰り返します。時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。天気も良く、これでチヌの顔を拝めたら万々歳なのですが、今日の海の雰囲気から感じられるのは、「良かったのは天気だけ」になりそうな感じがします。余りにも雰囲気が悪すぎます。悪ければ悪いなりに忘れた頃に反応が出るのですが、今日の状況は、朝の1投目と2投目にヒイラギらしき反応が有ったきりで、穂先には何の反応も出ていません。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、穂先が反応を示す事は有りませんでした。12時になりましたので、昼ご飯を頂く事にします。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。気分転換を兼ねながらのんびりと頂く事にします。春先は毎年ですが風が少々うるさいです。今日も西方向からの風が少々うるさいです。
12時30分頃から午後のかかり釣りを開始します。昼ご飯を頂く前に、釣座位置付近に牡蠣を割って撒いておきましたので、期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。相変わらず落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先が反応を示す事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。静観時間を長く取りチヌからの反応を待ちます。しかし穂先が反応を示す事は有りません。ひたすら手返しを繰り返します。時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。今日も船頭さんに17時納竿と伝えてありますが、3.5番筏の釣り人さんが16時で上がられますので、爺さんも一緒に上がる事にします。実釣は15時30分頃までですので、それまでひたすら手返しを繰り返す事にします。何とかワンチャンスをものにしたいと強欲な事を考えながら、ひたすら手返しを繰り返している爺さんです。徐々に納竿時間が迫って来ます。粘り強く手返しを繰り返しましたが、残念ながら納竿時間までにチヌと思われる反応を穂先に出させる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足りません。