10月24日(木)    上佐波賀筏(晴れ)    小潮

なかなか渡船屋さんの都合と爺さんの都合が合わず、ズルズルと日にちばかりが過ぎて行き、10月も後半になってしまいましたが、24日の木曜日に漸く釣行する事が出来ようになりました。前々回と前回は小チヌの数釣りが出来ましたが、果たして今回も爺さんが期待しているような、小チヌの数釣りが出来るかどうか、時期が時期だけに、落ちの荒食いに期待したいところですが、海水温度が高めに推移していますので、落ちの荒食いはまだまだ先なのか爺さんには良く分かりません。期待と不安な気持ちを抱えたまま、自宅を3時頃に出発します。国道の温度表示は16℃を表示しています。安全運転で舞鶴を目指します。今回もR9→R27→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。黒鯛釣り具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ2袋、黒鯛釣具さんオリジナルヌカダンゴ1箱を購入します。5時15分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まっています。身支度を整えて、荷物を船に積んでおきます。5時50分頃に船頭さんも到着されます。渡船代3000円を支払い、爺さんと先客さんを乗せて出船です。

6時頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは先客さんが6番筏に上がられます。次に爺さんが11番筏に上がります。前回と同じパターンのようです。筏に上がり海の色を見ますと、前回と同じく、湾奥の筏にしては透明度がかなり良いように感じます。少々、透明度の良さが気になります。早朝の寒さに備えて厚着をしてきましたが、爺さんが思っていたほどの冷え込みではないようです。日が出て来ますと、途中で上着を脱がなくてはいけないかも知れません。釣座位置を何時もの北向きに構えます。荷物を釣座位置に運び、かかり釣りの準備に取り掛かります。何時ものようにウロウロしながら準備を進めて行きます。黒鯛釣具さんのオリジナルヌカダンゴを初めて使いますので、水加減がよく分かりませんが、ええ加減な爺さんですので、適当に海水を入れてかき混ぜます。このことが後でダンゴの割れに影響してしまい、爺さん、早朝から少々苦労する事になってしまいます。漸くかかり釣り前の準備を終える事が出来ましたので、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘 なし 鈎 伊勢尼10号)

6時35分頃からかかり釣りを開始します。何時ものように、刺し餌はオキアミ、サナギ、コーンの各刺し餌を抱き合わせで使用する事にします。何時ものように、先ずは刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。暫く静観しますが、ダンゴを突く反応が穂先に出る事は有りません。ダンゴがなかなか自然に割れません。水加減とダンゴの握り回数が合わなかったようです。何時まで経ってもダンゴが割れませんので、ラインを引っ張って強制的に刺し餌をダンゴから抜きます。暫く穂先の動きに神経を集中しますが、穂先が反応を示す事は有りません。誘いを掛けますが、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせに興味を示す魚が現れる事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。鈎に無傷でオキアミサナギの抱き合わせが付いています。続けて刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。暫く静観していますと、“ツンツンツン”何かがダンゴを啄んでいる反応を穂先が捉えます。ダンゴの握り加減がまだわかっていませんので、なかなかダンゴが自然に割れません。辛抱強くダンゴが割れるのを待っていますと、漸くダンゴが自然に割れて刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせが飛び出します。“コツコツ”オキアミを取られたようです。まだコーンが残っているはずですので、潮に押されて西方向に流されるコーンに穂先でついて行きます。腕一杯まで流しましたが、穂先に反応が出ませんのでラインを巻き上げて確認します。コーンが無傷で鈎についています。オキアミには反応するのですが、サナギ、コーンには反応が遠いようです。手返しを早めて魚たちの活性を上げなくてはいけないようです。海面直下に手のひらより少し大きめのアジの群れが現れて乱舞しています。このアジの群れが底に降りると少々厄介です。

手返しを早めたのが効いて来たのか、1投毎に穂先に反応が出るようになって来ます。コーン、サナギにも齧り痕が付いています。7時30分過ぎ、刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。まだまだダンゴの握り加減の調整が出来ていませんので、底より少し上で割れてしまいます。そのまま落とし込んで行きます。着底寸前と思われるタナで“コツコツコツ、クー”強い反応で大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのは、手のひらより少し大きめのアジでした。海面直下のアジが、手返しを早めましたので底に降りてしまったようです。その後1投毎にアジが鈎掛かりして海面に姿を現します。ボラのダンゴ突きは出ませんが、アジがダンゴを啄んでいる反応が穂先に出ています。サナギコーンハリスダンゴでは刺し餌を引っ手繰って行きます。アジとダンゴの握り加減に頭を悩ましている爺さんです。8時10分頃、オキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴへの反応は出ません。反応が出ない穂先を凝視していますと、突然“ゴツゴツゴツ、グー”強い反応で穂先を大きく押さえ込んで来ます。「ボラかチヌかわからんけど合わせたれ!」即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい衝撃が竿を通して伝わって来ます。前後左右と走り回って爺さんをてこずらせます。「う〜ん、ボラか?」しかし竿を通して伝わって来ます感触はチヌの感触です。キツイ突っ込みにアタフタしながらも徐々に浮かせます。透明度の良い海面下、下の方で反転を繰り返しています魚影を確認します。間違いなくチヌの魚影です。海面直下で大暴れして爺さんをてこずらせます。ダンゴごと喰って来た元気なチヌです。漸く海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。

小チヌの数釣りをもくろんでいた爺さんですが、いきなり良型のチヌが相手をしてくれました。有難い事です。手返しを繰り返します。7時45分頃からボラと思われるダンゴ突きが単発的に出だします。ボラを掛けないように注意しなくてはいけません。相変わらずアジの活性は高いのですが、チヌと思われる反応を穂先に出す事が出来ない爺さんです。9時40分頃、タコが鈎掛かりして海面に姿を現します。タコが竿下に居たからアジ以外の魚たちが大人しかったのかも知れません。期待したいです。このことが原因だったかどうかは分かりませんが、サナギコーンハリスダンゴで、9時55分頃と10時25分頃に小チヌが相手をしてくれます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。漸く数釣りサイズの小チヌが相手をしてくれましたので、爺さん、手返しにも力が入ります。10時40分頃、オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。穂先に反応が出ません。反応の出ない穂先を凝視していますと“ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、クー”典型的な強いハリスダンゴアタリで大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が竿を通して伝わって来ます。この感触はチヌのようです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々浮かせます。チヌもシャープな突っ込みで相手をしてくれます。海面下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。

有難い事にチヌがポロポロと爺さんの相手をしてくれています。手返しにも力が入ります。ダンゴ突きは気まぐれなボラですので、気が向いたら突いてくれるようで、1投毎にダンゴ突きが穂先に出る事は有りません。少々面白みに欠けるダンゴ釣りです。粘り強く手返しを繰り返します。時々アジが刺し餌を銜えて海面に姿を現します。11時25分頃と11時35分頃に、オキアミサナギハリスダンゴ、オキアミコーンハリスダンゴで、小チヌが爺さんの相手をしてくれます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。なかなかチヌの数を伸ばす事が出来ません。まあ爺さんの腕が腕ですので仕方が有りません。ひたすら手返しを繰り返します。11時45分頃、オキアミコーンハリスダンゴが割れてから、西方向の流れに穂先でついて行って、押さえ込みを合わせて大ボラを掛けてしまいます。掛けてはいけないボラを掛けてしまいました。まだまだ修行が足らないようです。

12時になりましたので昼ご飯を頂きます。今日もおにぎりとパンの昼ご飯です。天気も良く、のんびりと頂きます。長閑です。12時10分頃から午後のかかり釣りを開始します。12時15分頃、オキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ボラのダンゴ突きが出ません。やはりボラを掛けたのがいけなかったのかも知れません。ダンゴが自然に割れ刺し餌が飛び出します。飛び出した刺し餌を銜えてチャリコが海面に姿を現します。アジ以外の初めてのエサ取りです。13時40分頃、オキアミコーンハリスダンゴを投入します。中層辺りでハリスダンゴを蹴っ飛ばされて、刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせ銜えて、手のひらより大きいサバが海面に姿を現します。13時45分頃、オキアミコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、グー”即、大合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはハゲでした。ボラのダンゴ突きは相変わらず出ませんが、色々なエサ取り達が相手をしてくれます。13時55分頃、オキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを突かれる事なく自然に割れて刺し餌が飛び出します。潮の流れで西方向に刺し餌が流れます。穂先でついて行きます。“コツコツ、クー”弱い反応で刺し餌を啄んで僅かに穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。竿を通して伝わって来ます感触はチヌのようです。シャープな突っ込みで爺さんの相手をしてくれます。チヌとのやり取りを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。

何とかツ抜けをしたいと、強欲な事を考えながら手返しを繰り返している爺さんです。しかし爺さんの気持ちとは裏腹に、朝から海面直下には、アジ、コノシロ、バリコが乱舞していますが、底では徐々に魚たちの活性が落ちて行きます。困った事です。何とかボラにダンゴを突いて欲しいと手返しを早めますが、14時15分頃にボラと思われるダンゴ突きが出たくらいで、その後は全くダンゴ突きが出る事は有りません。面白みに欠けるダンゴ釣りです。やはりボラにダンゴを突いてもらわないと、魚たちの活性も上がらないような気がします。午後からは風も強めに吹き付けて来ますので、筏が動き、ダンゴの投入地点が安定しないことも原因かもしれません。色々と言い訳を考えている爺さんです。後3枚何とか来て欲しいと手返しを早める爺さんです。16時10分頃、刺し餌のオキアミダブルをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴが自然に割れ、刺し餌のオキアミダブルが飛び出します。“コツコツ、クー”穂先を大きく押さえ込んで来ます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはチョッとコマシなアコウでした。16時30分頃までの実釣でしたが、有難い事にチヌが爺さんの相手をしてくれました。ツ抜けは出来ませんでしたが、1日かかり釣りを楽しむ事が出来ました。有難い事です。

釣果:チヌ:3枚 30cm 36cm 45cm
  (小チヌ:4枚 24.5cm〜28cm)