1月17日(水)    上佐波賀筏(晴れ)    小潮

漸く佐波賀渡船さんで牡蠣チヌ狙いが出来る様になりました。今週は17日の水曜日が釣行可能日と思われますので、筏の予約と牡蠣2カゴ分を佐波賀渡船さんに連絡しておきます。後は天気予報が変わらないことを祈るのみです。自宅を4時頃に出発します。国道の温度表示は−2℃を表示しています。今回も良く冷え込んだ朝です。今回はR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。所々で濃霧が発生していますので、安全運転で舞鶴を目指します。5時45分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が2台停まっています。防寒着を着込んで身支度を整えて船着き場に荷物を運んでおきます。船頭さんも到着されます。その後、1台車が到着します。やはり皆さん好天日を狙われているようです。渡船代3000円と牡蠣2カゴ分の料金2000円を支払い、爺さんを含めて4名の釣り人さんを乗せて出船です。

薄暗い中、上佐波賀筏群目指します。薄暗い6時25分頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが8番筏に上がります。次に1人の釣り人さんが6番筏に上がられます。次に1人の釣り人さんが11番筏に上がられます。次に1人の釣り人さんが3.5番筏に上がられます。今日は皆さん上佐波賀筏で竿を出されるようです。相変わらず薄暗い中でかかり釣りの準備をして行きます。筏の上は霜が降りてよく滑りますので要注意です。以前より早く明るくなって来ますので、年を重ねた爺さんには有難い事です。細かい作業が早く出来ますので有難いです。釣座位置を北向きに構えます。朝から少し風が吹きつけていますので、少しの風でも凄く冷たく感じます。皆さん黙々とかかり釣りの準備をされています。明るくなって来ましたので、海面を見ますと、牡蠣ロープがかなり下の方まで見えています。チヌを確認する事は出来ませんでした。湾奥の筏にしてはかなり透明度が良いようです。荷物の整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し 錘 0.5号 なし 鈎 伊勢尼12号)

7時過ぎから牡蠣を刺し餌にしてのかかり釣りを開始します。刺し餌の牡蠣の半貝を1ヒロ、1ヒロ慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の牡蠣の半貝に反応する魚はいないようです。着底寸前から“コツコツ、コツコツ”少し強めの反応で刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで来ます。着底と同時に刺し餌の牡蠣の半貝を取られてしまいます。魚たちの活性が凄く良いようです。7時15分頃、再度、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。やはり上層、中層では穂先に反応が出る事は有りません。着底寸前から刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで来ます。着底と同時に“コツコツ、コツコツ、クー”啄む反応から穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはデカフグでした。爺さんはデカフグが居ればチヌも居ると思い込んでいますので、爺さんのチヌへの期待がますます高まります。エサ取り達に負けないように手返しを早めます。しかし刺し餌の牡蠣の半貝がことごとくエサ取り達に瞬殺状態で取られてしまいます。「う〜ん、弱ったな〜」無反応地獄も困った事ですが、エサ取り達の高活性も困りものです。

エサ取り達に翻弄されながらも手返しを早めます。しかし牡蠣の半貝を刺し餌にしますと瞬殺状態ですので、悪い頭で色々と考えをめぐらします。結論は牡蠣の両貝でチヌを狙う事にしました。刺し餌の牡蠣の両貝を慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の牡蠣の両貝に反応を示す魚が現れる事は有りません。着底寸前に“コツコツ、コツコツ”刺し餌の牡蠣の両貝を啄んで来ますが取られる事は有りません。着底。暫く静観していますと、時々刺し餌の牡蠣の両貝を啄む反応が出ますが、牡蠣の両貝を取られる事は有りません。少し口の開け方が狭かったようです。7時35分頃、刺し餌の牡蠣の両貝の隙間を少し広めにして落とし込みます。徐々にタナを深くして行きます。着底寸前の所で“コツコツ、コツコツ”刺し餌の牡蠣の両貝を啄んで来ます。着底。直ぐに“コツコツ、グー”強い刺し餌の牡蠣の両貝を啄む反応から鋭く穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にシャープな突っ込みが始まります。このシャープな突っ込みはチヌのようです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。牡蠣チヌシーズンに入っての初めてのチヌです。有難い事です。

チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし魚たちが大人しくなってくれる事は有りません。牡蠣の半貝では瞬殺状態ですので、チヌが口を使う時間的な間が有りません。困った事です。頭の悪い爺さんですので、考えられる刺し餌は牡蠣の両貝ぐらいしか思い浮かべる事が出来ません。修行中の爺さんですので仕方が有りません。引き出しが数多くあると助かるのですが、爺さんが持っています引き出しは数少ないです。痛い目に遭いながら引き出しの数を増やしていきたいと思います。8時前、またまたデカフグが鈎掛かりして海面に姿を現します。チヌへの期待が膨らみます。釣座位置の竿下では刺し餌の牡蠣の半貝が通用しませんので、釣座位置の対角の南東部分で落とし込んで見ようと思います。8時40分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。刺し餌の牡蠣の半貝がかなり下の方まで見えています。3ヒロから1ヒロ分ラインを出して慎重に落とし込んで行きます。半ヒロ分くらい落とし込んだ所で、急にラインの出て行くスピードが速くなります。「銜えとる!!」即、大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に重さを伴った心地よい感触が伝わって来ます。掛け合わせたのと同時にキツイ突っ込みが始まります。ラインを巻けばすぐにキツイ突っ込みでラインを引っ張り出されます。浅いタナで掛け合わせましたので、キツイ突っ込みが弱まる事は有りません。何とか耐えて徐々に浮かせます。楽しむ余裕は有りません。必死です。牡蠣ロープの横で掛け合わせましたので、何時牡蠣ロープに突っ込まれるか冷や冷やしながらのやり取りです。気持ちだけ牡蠣ロープのない方向へ引っ張り出します。幸運にも牡蠣ロープの方には行かずに、下へ下へと突っ込んでくれています。徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。

何とか探り釣りでチヌの顔を拝む事が出来ました。直ぐに調子に乗る爺さんですので、再度、同じ所で刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。徐々にタナを深くして行きます。先ほど浮きチヌを掛け合わせましたので、さすがにチヌは浮いていません。ボチボチ着底する頃と穂先を凝視していますと“コツコツコツ”強い啄む反応で刺し餌の牡蠣の半貝を取られてしまいます。やはり何処でも魚たちの活性が高いようです。困った事です。何度か落とし込みましたが、ことごとく瞬殺状態で刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。何処でも同じ状態ですので、釣座位置でひたすら落とし込みに専念する事にします。9時40分頃にチャリコが刺し餌を銜えて海面に姿を現します。先週は良型アジに翻弄されましたが、今日はまだ良型アジの姿を確認できません。出来れば爺さんの所には来ないで欲しいと考えている身勝手な爺さんです。9時50分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込みます。“コツコツコツ”やはり同じ着底寸前のタナで啄んで来ます。強引に刺し餌の牡蠣の半貝を着底させます。“コツコツコツ、フ〜”着底と同時に啄む反応から穂先を浮かせて来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にシャープな突っ込みが始まります。このシャープな突っ込みはチヌのようです。チヌのシャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有難い事です。

エサ取り達に悩まされながらも何とかチヌが顔を見せてくれています。有難い事です。手返しにも力が入ります。しかしエサ取り達の猛攻が収まる事は有りません。両貝を刺し餌にしても良いのですが、どうしても手返しが遅くなってしまいますので、やはり半貝で手返しを早めた方が良いのではないかと思い、我慢できる範囲で牡蠣の半貝を刺し餌にして手返しを繰り返します。時々南東部分を探りますが、釣座位置同様にエサ取り達の猛攻が凄いです。余りにも猛攻が凄すぎますので、牡蠣についていましたイガイを刺し餌にして落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ慎重に落とし込んだのですが、着底時にラインのたるみが出たときに取られたのかよくわかりませんが、着底と同時にイガイを取られたようです。イガイを喰って来るのはチヌの可能性が高いですので、南東部分を暫く探って見たいと思います。エサ取り達の猛攻に耐えながら落とし込みを続けます。10時25分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。途中で啄まれる事なく着底します。直ぐに“コツコツ、コツコツ、フ〜、グー”強い刺し餌を啄む反応から穂先を浮かせて来ます。合わせたい気持ちを押さえて穂先を凝視していますと、鋭く穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”重さを伴った心地よい感触が伝わって来ます。掛け合わせたのと同時にキツイ突っ込みが始まります。気持ちだけ牡蠣ロープのない方向に引っ張り出します。前の7番筏側に突っ込み出します。牡蠣ロープが吊るしてありますので、爺さん必死で止めにかかります。何とかキツイ重さのある突っ込みを止めましたので、徐々に竿下に寄せて来ます。なかなかキツイ重さのある突っ込みを緩めてくれません。漸く海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。何とか海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。

有難い事にまたまたチヌが爺さんの相手をしてくれました。手返しにも力が入ります。しかし10時30分頃から無反応地獄に突入してしまいます。あれほどうるさかったエサ取り達の猛攻がウソのようです。穂先がピクリとも動かなくなってしまいます。今までのエサ取り達の猛攻は何だったのか不思議で仕方が有りません。エサ取り達の猛攻も困りものですが、刺し餌に何の反応も示してくれないのも困った事です。両極端を経験している爺さんです。手返しを繰り返しても、繰り返しても穂先が反応を示す事は有りません。時間だけが過ぎて行きます。釣座位置と南東部分を行ったり来たりしながらチヌからの反応を待ち続けます。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌからの反応はおろかエサ取り達の反応も殆んど穂先に出る事は有りませんでした。12時になりましたので昼ご飯を頂きます。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。朝は凄く冷たかったですが、今は日差しが有りますので暖かいです。のんびりと昼ご飯を頂きます。

12時20分頃から午後のかかり釣りを開始します。昼ご飯を頂く前に牡蠣を割って釣座位置付近に撒いておきましたので、期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先が反応を示す事は有りません。上下の誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込んで行きます。着底。暫く静観しますが穂先が反応を示す事は有りません。誘いと誘いの間の時間を多めにとってチヌからの反応を待ちますが、穂先が反応を示す事は有りません。底で刺し餌を切って再度刺し餌を落とし込む事を繰り返します。しかし穂先が反応を示す事は有りません。久しぶりの無反応地獄に爺さん戸惑っています。悪い頭をフル回転させています。12時55分頃、刺し餌を牡蠣のむき身にして落とし込んで見ます。慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。直ぐに“コツコツコツ、グー”強い刺し餌を啄む反応から穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に重さを伴った心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時に強烈な突っ込みが始まります。釣座位置の西側、牡蠣が吊るしてある方向に向かって重さを伴った強烈なチヌの突っ込みが始まります。爺さん立ち上がって気持ちだけ東側に移動してやり取りを開始します。ラインを巻けばまた少し引っ張り出される事を繰り返していますと、突っ込む方向が前方方向に変わって来ます。しかし重さを伴った強烈な突っ込みですので、爺さん必死のやり取りをしています。突っ込む方向を色々と変えて来ます。前後左右に突っ込みます。爺さん必死のやり取りが効いて来たのか徐々に浮いて来ます。漸く海面直下に魚影が見えて来ました。「でっか!!〜」海面に浮かせて無事タモに収まります。大台のようです。

無反応地獄が続いていましたが、いきなり大台のチヌが牡蠣のむき身を喰って来ました。やはり刺し餌を色々と変えてみる事を改めて教えられた気がします。直ぐに調子に乗る爺さんですので、刺し餌の牡蠣のむき身を多投しますが、穂先が反応を示す事は有りません。無反応な時間が延々と続きます。爺さんに出来る事はひたすら落とし込む事だけです。牡蠣のむき身、牡蠣の半貝、牡蠣の両貝と目先を変えながら手返しを続けますが、チヌの反応はおろかエサ取りの反応も穂先に出る事は有りません。しかし何時チヌからの反応が穂先に出るか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中します。無反応な時間だけが過ぎて行きます。今日も船頭さんに納竿時間を17時と伝えていますので、実釣は16時30分頃までです。夕時合にはエサ取り達の活性も上がって来るのではないかと、淡い期待を抱きながら手返しを続けます。期待とは裏腹に何の反応もなく夕時合に突入します。16時頃、牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。着底。“コツコツコツ、グー”強い刺し餌を啄む反応から穂先を押さえ込んで来ます。何時間ぶりかの反応です。即、大合わせを入れます。“ガツン”何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはデカフグでした。デカフグが居ればチヌも居ると思い込んでいる爺さんですので、16時過ぎ、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。着底。暫く静観していますと“コツコツ、グー”刺し餌を啄む強い反応から穂先を大きく押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にシャープな突っ込みが始まります。このシャープな突っ込みはチヌのようです。チヌとのやり取りを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有難い事です。

夕時合でデカフグの次にチヌが来てくれました。やはりデカフグとチヌとの間に関係性があるのかも知れません。それともただの偶然だったのかも知れません。よくわかりません。爺さんは関係性があると思い込んでいます。困った爺さんです。納竿までまだ少し時間が有りますので、もう1枚を目指して手返しを繰り返す強欲な爺さんです。刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みますが、穂先が反応を示す事は有りません。徐々に納竿時間が迫って来ます。ひたすら手返しを繰り返します。何とかチヌに刺し餌を喰って欲しいのですが、頭の悪い爺さんですので、なかなか良い知恵が浮かんで来ません。ただ爺さんに出来る事はひたすら手返しを繰り返す事ぐらいです。夕時合に入ってから雲が太陽を隠してしまいましたので、北寄りの風が凄く冷たく感じます。何とかチヌに刺し餌を喰って欲しいと手返しを繰り返しましたが、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。天気の良い日にまた牡蠣でチヌを狙って見たいと思います。10時30分頃から16時頃までの無反応地獄に少々疲れました。

釣果:チヌ6枚 34cm 39cm 39.5cm 46cm 46cm 54.5cm