9月26日(火)    下佐波賀筏(曇り)    中潮

暑さも漸く収まって来ましたので、25日の月曜日に上佐波賀に釣行しようと電話を入れますと、22日から25日まで休まれると云う事で、急遽、26日の火曜日に釣行する事にしました。上佐波賀の7番筏を指定したのですが、筏がかなり沈んでいるので乗れないとの事でしたので、何処で遊ばせて頂くか悩んだ末に、この所、竿を出しています下佐波賀の東側の屋根付き筏を予約します。上佐波賀の7番筏が乗れないのは凄く痛いです。無くならない事を祈るのみです。自宅を2時過ぎに出発します。今回もR9→R27→黒鯛釣り具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。国道の温度表示は18℃を表示しています。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣り具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、サナギミンチ1袋、ヌカ2袋、黒鯛釣り具さんオリジナルダンゴ中1箱を購入します。4時20分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まっています。先客さんの横に車を停めて、身支度を整え、荷物を船着き場に運んでおきます。先客さんと雑談しながら船頭さんが来られるのを待ちます。5時頃に船頭さんが到着されます。まだ薄暗いです。1台車が到着します。少し薄明るくなって来ましたので、渡船代3000を支払い、爺さんを含めて3人の釣り人さんを乗せて出船です。

皆さん下佐波賀筏でかかり釣りを楽しまれるようです。下佐波賀筏群に向かいます。5時30分頃に下佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが、東側に設置されています屋根付き筏に上がります。次に1人の釣り人さんが、西側に設置されています屋根付き筏に上がられます。次に1人の釣り人さんが、屋根付きの大型筏に上がられます。全員屋根付き筏でかかり釣りを楽しみます。釣座位置を何時もの北向き側に構える事にします。荷物を北向きの釣座位置にセットします。ケムシも湧いていませんので一安心です。これで穂先に集中する事が出来ます。海面を見ますが、透明度の悪い色をしています。透明度の悪さが良い方向に作用してくれる事に期待したいです。ダンゴ釣りの準備をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘 なし 鈎 伊勢尼10号)

6時10分頃からかかり釣りを開始します。相変わらずかかり釣りの準備に時間が掛っています。困った爺さんです。刺し餌は何時ものように、オキアミ、サナギ、コーンを抱き合わせにしてチヌを狙います。先ずは魚たちの活性を見るために、オキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。暫く静観しますが、ダンゴに反応を示す魚が現れる事は有りません。ダンゴが自然に割れてオキアミサナギの抱き合わせが飛び出します。“コツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きを凝視します。しかし穂先が反応を示す事は有りません。上下左右と誘いを掛けますが、穂先が反応を示す事は有りません。サナギに反応する魚がまだ竿下にはいないようです。ラインを巻き上げて確認します。サナギが無傷で鈎についています。次にオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴに反応する魚が現れません。「う〜ん、ボラさんはいずこに?〜」ダンゴが自然に割れて刺し餌のオキアミコーンが飛び出します。“コツコツ”オキアミを取られたようです。オキアミは相変わらず瞬殺状態です。まだコーンが残っているはずですので穂先の動きに神経を集中します。“コツコツ…コツコツ…”弱いコーンを啄む反応が穂先に出ています。穂先を押さえ込んできたら合わせを入れるのですが、穂先を押さえ込んで来る事なく反応が穂先に出なくなってしまいます。ラインを巻き上げて確認しますと、半分以上齧られて鈎についています。オキアミ、コーンには反応しますが、サナギには反応しない何時ものパターンのようです。サナギに反応するように、手返しを繰り返して魚たちの活性を上げて行かなくてはいけません。

6時30分頃、反応のないサナギと少し反応が出ますコーンを組み合わせて見ます。刺し餌のサナギコーンをダンゴに包んで投入します。着底と同時にダンゴが割れます。穂先の動きに神経を集中します。予想通りに穂先に反応が出る事は有りません。上下の誘いを掛けますが、穂先が反応を示す事は有りません。根掛がひどいために錘をつけていませんので、潮が西方向に流れていますので、刺し餌も潮に押されて西方向に流されます。穂先に負荷が掛かってくれば少しラインを出して西方向に流し込みます。何度か同じ動作を繰り返していますと“コツコツ、コツコツ”強い刺し餌を啄む反応が穂先に出ます。次の反応に備えて身構えます。“コツコツ、グー”強い反応で穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”待っていました心地よい衝撃が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にキツイ突っ込みが始まります。この突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。チヌのキツイ突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。チヌもキツイ突っ込みで爺さんの相手をしてくれます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面で少し暴れられましたが、何とか海面に浮かせて無事タモに収まります。40前半のチヌです。有難い事です。

爺さんの予想よりも早くチヌが来てくれました。有難い事ですが、爺さんの浅い経験上、余りにも早くチヌが来てくれますと、スミ一の危険性が有りますので少し心配です。手返しを繰り返しますが、ボラらしき反応が穂先に出る事は有りません。手返しを繰り返していますと、時々ダンゴを突く反応が穂先に出だします。大きな泡も穂先付近に上がって来ます。おそらく竿下にボラが寄って来たのではないかと思われます。しかし1投毎にダンゴ突きが出る事なく、気が向いたらダンゴを突く感じのムラのあるダンゴ突きです。今日のボラはやる気のないボラのようです。困った事です。手返しを繰り返した事で魚たちの活性も上がって来たようで、サナギやコーンも取られるようになって、ガシラ、アジ、フグ、サンキュー、マハタと色々な魚たちが手をしてくれますが、肝心のチヌの反応が穂先に出る事は有りません。9時20分頃から竿下の海面直下にサヨリの群れが現れます。この頃から明らかにボラと思われるダンゴ突きが出だします。チヌへの期待が高まります。

1投毎にボラと思われるダンゴ突きが出るのですが、なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。ひたすら手返しを繰り返しますが、アジやフグが相手をしてくれるくらいです。“ジビジビジビ、ジビジビジビ”穂先がわずかに反応するアタリで合わせを入れますと、サンキューが鈎掛かりして海面に姿を現します。エサ取り達の反応具合から、魚たちの活性が余り良くない日に当たったのかも知れません。この時期はチヌの数が上がらなくてはいけないのですが、海水温度の上昇で何時ものパターンが狂ってしまったのかも知れません。何とかもう1枚を目指して手返しを繰り返します。ボラと思われるダンゴ突きが出ている間がチャンスと思い、刺し餌をダンゴに包んだり、ハリスダンゴにしたりと目先を変えながら手返しを繰り返します。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌと思われる反応を穂先に出す事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。

12時になりましたので昼ご飯を頂きます。何時ものパンとおにぎりの昼ご飯です。今日は曇り空ですので、余り暑さを感じる事なく快適にかかり釣りを楽しむ事が出来ています。有難い事です。のんびりと昼ご飯を頂きます。12時10分頃から午後のかかり釣りを開始します。先ずはオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。穂先の動きに神経を集中します。ボラにダンゴを割られて、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせが飛び出します。“コツコツ、クー”啄む反応から穂先を少し押さえ込んで来ます。即、合わせを入れます。何か針掛かりしました。海面に姿を現したのはハタの赤ちゃんでした。13時前、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせを巻き上げ中に、何かが銜えて走り出します。前後左右と走り回ります。グレではないようです。海面に姿を現したのはシオでした。よく走るはずです。シオを上げてから、ボラのダンゴ突きが穂先に出なくなってしまいます。「う〜ん、如何したんかな?〜」刺し餌のオキアミは相変わらず瞬殺状態ですが、サナギやコーンが無傷で上がり出します。魚たちの活性が急激に落ちてしまったようです。極弱い反応しか出無くなった穂先をひたすら凝視し続けます。厳しいかかり釣りになってしまいました。爺さんの悪い頭ではよい知恵が浮かんで来ません。粘り強く手返しを繰り返しましたが、海の状況が変わりませんので、少し早めの14時30分頃に竿を収める事にしました。船頭さんが迎えに来られる15時までゆっくりと後片づけをしたいと思います。今回も厳しいかかり釣りでしたが、懲りずにまたかかり釣りを楽しみたいと思います。

釣果:チヌ1枚 43cm