9月14日(木)    下佐波賀筏(曇り時々晴れ)    大潮

この所の天候不順のためになかなか釣行する事が出来ません。雨に打たれながらのかかり釣りは、年を重ねた爺さんには厳しすぎますので、雨に打たれる可能性が低い日を考えていたのですが、天気予報では14日に秋雨前線が伸びてくるようですが、何とか雨に打たれずにかかり釣りを楽しむ事が出来るのではないかと考えて、14日に下佐波賀の屋根付き筏でかかり釣りを楽しむ事にしました。自宅を2時頃に出発します。今回もR9→R27→黒鯛釣り具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。国道の温度表示は22℃を表示しています。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣り具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、サナギミンチ1袋、ヌカ2袋、黒鯛釣り具さんオリジナルダンゴ中1箱を購入します。4時20分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まっています。先客さんの横に車を停めて、身支度を整え、荷物を船着き場に運んでおきます。出船時間まで車の中で体を休めます。5時頃に船頭さんが到着されましたので、車から出て渡船代3000を支払います。先客さんと爺さんを乗せて出船です。

先ずは上佐波賀筏群に向かいます。先客さんが3.5番筏に上がられます。次に爺さんを下佐波賀筏群に送ってもらいます。5時30分頃に北側列の東側の屋根付き筏に上がります。筏に上がりケムシのチェックをしますが、爺さんの苦手なケムシが見当たりません。有難い事です。今回も15時に上がる事を船頭さんに伝えていますので、15時の納竿時間まで穂先の動きに神経を集中する事が出来ます。海面を見ますと、海面には泡と膜を張った汚い潮が筏周りに浮かんでいます。アマモと思われる茎が浮かんでいます。12日の豪雨の影響かも知れません。透明度もあまり良くありません。釣座位置を北向きに構えます。荷物の整理をしてからダンゴ釣りの準備をします。準備を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘 なし 0.5号 鈎 伊勢尼10号)

6時10分頃からかかり釣りを開始します。刺し餌は今回も抱き合わせでチヌを狙います。オキアミサナギ、オキアミコーン、サナギコーンの抱き合わせです。先ずは刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ダンゴを突いている反応を穂先が捉えます。穂先の動きからボラのダンゴ突きだと思われます。早くもボラの登場のようです。ボラを掛けないようにしなくてはいけません。ダンゴがボラに割られて刺し餌が飛び出します。“コツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。しかし穂先が反応を示す事は有りません。ラインを巻き上げて確認しますと鈎にサナギが無傷でついています。次は刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴを割られて刺し餌が飛び出します。“コツコツ”オキアミを取られたようです。穂先の動きに神経を集中します。“コツコツ…コツコツ…”単発的にコーンに反応しています。ラインを巻き上げて確認しますと、コーンが齧られています。次に刺し餌のサナギコーンをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”相変わらずボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴを割られて刺し餌が飛び出します。“コツコツ…コツコツ…”単発的な反応が穂先に出ています。反応がなくなりましたのでラインを巻き上げて確認します。サナギは無傷でコーンは齧られています。残る刺し餌はサナギのようですので、チヌに喰わせる刺し餌はサナギのような気がします。

刺し餌をダンゴに包んだりハリスダンゴにしたりと、目先を変えながら手返しを繰り返しますが、チヌと思われる穂先を押さえ込んで来る反応が出ません。ひたすら手返しを繰り返します。7時20分頃、手返しを早めた事が効いて来たのか、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入後、ダンゴが割れて漸く出た押さえ込みを合わせて、コッパグレが鈎掛かりして海面に姿を現します。サナギコーンの抱き合わせでの押さえ込みでは、フグが鈎掛かりして海面に姿を現します。サナギもハチの巣状態で上がって来ますので、竿下にはハゲもいるようです。エサ取りたちの活性が上がって来たようです。良型のアジも鈎掛かりして海面に姿を現してくれます。海面直下ではコノシロの群れが乱舞しています。ボラも朝からダンゴを突いてくれていますが、爺さんがイメージしていますダンゴ突きよりかは弱いです。もう少し穂先を深く押さえ込むダンゴ突きが欲しいです。

手返しを繰り返します。なかなかチヌと思われる穂先の押さえ込みが出ません。12日の西舞鶴での豪雨が影響しているのかも知れません。粘り強く手返しを繰り返します。今日の海の状況を考えますと、チヌが来てくれてもワンチャンスかも知れません。ワンチャンスのアタリを見逃さないように穂先の動きに神経を集中します。時々強い南方向からの強い風で筏が動き根掛しますので、錘を外してフカセでこの問題を何とかクリアします。しかしハリスダンゴではダンゴが錘になりますので、何回かに一度は根掛してしまいます。頭の悪い爺さんには難問題です。根掛をクリアするために、どうしても刺し餌をダンゴに包んでのかかり釣りが多くなってしまいます。以前はこんなに頻繁に根掛しなかった記憶が有るのですが、筏にアンカーが打って有りませんので、筏の位置が以前と変わってしまったのかも知れません。

ワンチャンスを期待して手返しを繰り返します。しかしなかなかチヌと思われる反応を穂先に出す事が出来ません。潮も西方向に強く流れる事が多く、筏の移動と相まって、フカセでのラインコントロールが非常に難しいです。これも修行と思い、1投毎に丁寧にラインを流し込んで行きます。送り込み途中で穂先に反応が出るのですが、穂先を弾くような反応ばかりで、爺さんが期待しています穂先を押さえ込んで来る反応が出る事は有りません。10時25分頃、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。少しダンゴの握りが強かったのかなかなか割れません。ボラが途中でダンゴを突くのをやめてしまいます。少し穂先に負荷を掛けたのと同時に刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせが飛び出します。直ぐに“コツコツ、コツコツ”強い刺し餌を啄む反応が穂先に出ます。竿を持つ手に力が入ります。一気に穂先が海面に突き刺さるような感じの押さえ込みが出ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい重量感を伴った感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にキツイ突っ込みが始まります。この重さを伴ったキツイ突っ込みはチヌと思われます。「ボラに変わりなや!〜」左右前後と良く走り回ります。キツイ突っ込みに翻弄されながらも徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。

何とかワンチャンスをものにする事が出来ました。有難い事です。チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。ワンチャンスと考えていた爺さんですが、チヌの顔を見てもう1枚と強欲な事を考え出しました。粘り強く手返しを繰り返しましたが、掛けてはいけないボラと、フグや良型アジが相手をしてくれたくらいで、チヌに再度相手をしてもらう事が出来ずにお昼になってしまいました。今日もパンとおにぎりの昼ご飯です。のんびりと頂きます。相変わらず南方向の風が強く吹き付けています。筏を見てみますと動いているのがよくわかります。12時10分頃から午後のかかり釣りを開始します。オキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴを割られます。刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせが飛び出します。“コツコツ、クー”少し強めの啄む反応から穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。軽いです。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはチャリコでした。手返しを繰り返します。残り時間が少なくなって来た14時30分頃、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴを割られます。刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせが飛び出します。“コツコツ、クー”弱い反応で少し穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。しかし感触からチヌではないような気がします。慎重に浮かせます。海面に姿を現したのは30前半のグレでした。その後15時の納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、残念ながら再度チヌの顔を拝む事は出来ませんでした。厳しいかかり釣りが続きますが、体調と相談しながらかかり釣りを楽しみたいと思います。

釣果:チヌ1枚 45.5cm