7月4日(火)    下佐波賀筏(晴れ)    大潮

先週の上佐波賀釣行で、チヌが筏周りに戻って来てイガイを喰って来る事を確認できましたので、今週は下佐波賀の様子を確認するために釣行する事にしました。イガイチヌ狙いはほぼ無理な状況ですので、今週からはダンゴを使ってチヌを狙う事にします。ブイに少しでもイガイが付いていれば、イガイを採取してイガイチヌも狙ってみたいと思います。自宅を2時15分頃に出発します。国道の温度表示は20℃を表示しています。今回はR9→R27→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣り具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ2袋、黒鯛釣り具さんオリジナルダンゴ中1箱を購入します。4時40分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。駐車場には1台の車が停まっています。先客さんとお互い朝の挨拶を交わします。荷物を船着き場に運びます。先客さんと雑談していますと、5時10分頃に船頭さんが到着されます。渡船代3000円を支払います。先客さんと爺さんの2人を乗せて出船です。

先ずは上佐波賀12番筏に先客さんを送ってから下佐波賀筏群に向かいます。北側列の東側の屋根付き筏に上がります。久しぶりの下佐波賀筏でのかかり釣りです。筏に上がりイガイの付き具合を確認しますと、殆んどフロートにはイガイが付いていません。筏周りをウロウロしながら僅かに付着していますイガイを丹念に採取します。殆んど刺し餌に出来ない稚貝ばかりです。稚貝の中から何とか刺し餌に出来るくらいのイガイを探します。数えるくらいの量ですが、何とかイガイチヌを狙えそうですので、早朝はイガイチヌを狙って見たいと思います。釣座位置を北向き側に取ります。荷物を北向きの釣座位置にセットします。海の色を見ますと、バスクリン色に近い色をしています。おそらく河川からの真水がタップリと流れ込んでいるのではないかと思われます。釣座位置付近に稚貝を1粒ずつ剥がして撒いておきます。小さな稚貝を撒いたところでチヌが寄るとは思われませんが、爺さんの気持ちの問題ですので、丁寧に稚貝を1粒ずつ剥がして撒いておきます。稚貝を撒き終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘り 0.5号 鈎 伊勢尼10号)

6時10分頃、何とか刺し餌に出来るくらいのイガイが手に入りましたので、釣座位置で、イガイダンゴではなくイガイを刺し餌にして落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重にタナを深くして行きますが、落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、刺し餌のイガイに興味を示す魚が現れる事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先が反応を示す事は有りません。静観と誘いを繰り返します。しかし刺し餌のイガイに興味を示す魚が現れる事は有りません。釣座位置では反応が出ませんので、筏の彼方此方を探って見る事にします。6時20分頃、先ずは西向き側を探って見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では穂先に反応が出る事は有りません。底から2ヒロくらい上のタナで“コツコツ、コツコツ”刺し餌のイガイを啄むような反応が穂先に出ます。タナをキープしますが、穂先が押さえ込まれたり浮かせたりする反応が出る事は有りません。どうやらエサ取りが刺し餌のイガイを啄んだようです。徐々にタナを深くして行きます。着底。暫く静観していますと“コツコツコツ、コツコツコツ、グー”エサ取りが啄んでいるような反応から大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン“重さを伴った心地よい感触が伝わって来ます。一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にキツイ突っ込みが始まります。このキツイ突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。西側は隣の筏との距離が狭く牡蠣ロープが吊るしてありますので、西側に走られないように注意を払いながら、キツイ突っ込みを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海の透明度が凄く悪いですのでなかなか魚影を確認できません。漸く海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40前半のチヌです。有難い事です。6時35分頃にも、西向きの底で刺し餌のイガイを喰って40前半のチヌが相手をしてくれます。有難い事です。

  

直ぐに調子に乗る爺さんですので、西向き側で刺し餌イガイを落とし込みますが、爺さんが考えているほど自然は甘くありません。穂先が反応を示す事は有りません。筏周りを彼方此方探って見る事にします。南側、東側、北側と探りますが、刺し餌のイガイに興味を示す魚が現れる事は有りません。釣座位置でひたすら落とし込みを続ける事にします。7時過ぎ、刺し餌のイガイを慎重に落とし込みますが、落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、刺し餌のイガイに反応する魚が現れる事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。静観しますが、穂先が反応を捉える事は有りません。穂先の動きに神経を集中します。穂先を凝視していますと“コツコツコツ、コツコツコツ”エサ取りが刺し餌のイガイを啄んでいるくらいの弱い反応がしつこく穂先に出だします。イガイを触ってくるのはチヌの可能性が非常に高いですので、何時でも合わせを入れる事が出来る様に身構えます。穂先の動きに神経を集中していますと“グー”大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。シャープな突っ込みで相手をしてくれます。このシャープな突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。シャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。北向きでもチヌが来てくれましたので、手返しにも力が入ります。7時20分頃にも、底でこれぞイガイアタリと爺さんが考えています、穂先が海中まで一気に突っ込むアタリで、40くらいのチヌが相手をしてくれます。有難い事です。

  

釣座位置でチヌが来てくれていますので、爺さん得意の早合わせでの鈎外れに注意しながら手返しを繰り返します。しかし穂先が反応を示す事は有りません。粘り強く手返しを繰り返しますが、反応の出ない時間帯が続きます。爺さん我慢出来ずに筏の彼方此方を探る事にします。7時50分頃、先ずは西向き側でイガイを刺し餌にして落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重にタナを深くして行きますが、刺し餌のイガイを触ってくる魚が現れる事は有りません。底から2ヒロほど上にはエサ取りが居るようで、刺し餌のイガイを触って来ます。しかし穂先を押さえ込んで来る事は有りません。またしつこく触って来る事もなく単発的な反応です。このタナから底までをゆっくり慎重に落とし込みますが、穂先を押さえ込んで来るような反応が出る事は有りませんでした。着底。暫く静観しますが、穂先が反応を示す事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。“ジビジビジビ、ジビジビジビ、ジビジビジビ”エサ取りが刺し餌のイガイに反応しているような極弱い穂先を押さえ込まない反応が連続的に出ています。この反応を見逃して今まで痛い目に遭っていますので、即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。合わせを入れたのと同時にシャープな突っ込みで相手をしてくれます。このシャープな突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。チヌのシャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有難い事です。

探り釣りでまたまたチヌが来てくれましたので、次は釣座位置でチヌを掛け合わしたいと強欲な事を考えている爺さんです。釣座位置で刺し餌のイガイを粘り強く落とし込む事にしました。8時過ぎ、刺し餌のイガイを慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。静観していますと“コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い穂先を押さえ込まない連続した反応が穂先に出だします。押さえ込んで来ませんので、タイミングを見計り、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にシャープな突っ込みが始まります。このシャープな突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。その後、釣座位置での落とし込みで、9時過ぎくらいまでに、30中ほどくらい〜40前半くらいまでのチヌ4枚が相手をしてくれます。有難い事です。

      

有難い事にイガイでつ抜けする事が出来ましたので、ダンゴ釣りに切り替える事にします。イガイのようにチヌが来てくれるか少々不安な面が有りますが、イガイもほぼ無くなりましたので、丁度よいタイミングだと思われます。9時25分頃からダンゴ釣りを開始します。刺し餌はオキアミを主にして、サナギ、コーンを抱き合わせでチヌを狙います。オキアミコーンハリスダンゴを投入します。着底。ダンゴを突く反応が穂先に出る事は有りません。“コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだコーンが残っているはずですので、穂先の動きを凝視します。反応が穂先に出る事なくダンゴが自然に割れます。刺し餌のコーンが潮に押されて西方向に流されます。“コツコツコツ”エサ取りと思われる魚が刺し餌のコーンを啄んでいます。チヌらしき反応が穂先に出る事は有りません。ラインを巻き上げて刺し餌のコーンを確認します。2ケ付けていますコーンが1ケなくなっています。次はオキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。“コツコツコツ”オキアミを取られたようです。ハリスダンゴが自然に割れます。穂先に反応が出る事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。サナギが無傷で鈎についています。サナギには反応しないようです。手返しを続けます。9時40分頃、エサ取り達が反応しないサナギを使ってみます。残っていればチヌが反応するかも知れないと、爺さん淡い期待を込めてオキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。反応なくハリスダンゴが割れます。穂先に出る反応を見逃さないよう凝視します。凝視していますと“コツコツコツ、グー”強い刺し餌を啄む反応から大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。シャープな突っ込みで相手をしてくれます。このシャープな突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。シャープな突っ込みを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有難い事です。その後、なかなかチヌの反応が出ませんでしたが、11時過ぎ、オキアミコーンハリスダンゴが割れてからの押さえ込みで、30後半のチヌが相手をしてくれます。有難い事です。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌと思われる反応を穂先に出す事が出来ませんでした。

  

12時になりましたので、昼ご飯を頂く事にします。今日もパンとおにぎりの昼ご飯です。屋根付き筏ですので、パラソルを設置しなくても暑さをしのぐ事が出来ます。筏の中央で美味しく昼ご飯を頂きます。山でウグイスが鳴いています。長閑です。12時15分頃から午後のかかり釣りを開始します。ハリスダンゴではチヌからの反応が遠いですので、イガイが少し残っていましたので、西向き側を探って見る事にします。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。何度か上下の誘いを掛けますが、穂先に反応が出る事は有りません。横ずらしの誘いを掛けますと穂先に重さが乗って来ます。「銜えとる!!〜」即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。このシャープな突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。何度かのやり取り中に穂先が跳ね上がります。爺さん得意の鈎外れです。ガックリです。まだまだ修行が足らないようです。ダンゴ釣りに専念します。釣座位置でひたすら手返しを繰り返します。ハリスダンゴをスタートした頃から活性が良かったアジの活性がますます高くなって来ます。20センチ切るくらいのアジです。よく鈎掛かりして海面に姿を現します。オキアミは着底と同時に取られてしまします。サナギは無傷ですが、コーンは時間が掛かりますが取られてしまいます。時々ガシラやアコウが相手をしてくれて海面に姿を現します。12時50分頃、オキアミコーンハリスダンゴを投入します。着底。“コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだコーンが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。刺し餌のコーンが潮に押されて西方向に流されます。“コツコツコツ、クー”強めの啄む反応から穂先を大きく押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にシャープな突っ込みで相手をしてくれます。このシャープな突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。14時頃にもオキアミコーンハリスダンゴが割れてからの押さえ込みで、30前半のチヌが相手をしてくれます。有難い事です。

  

今日は船頭さんに17時までやる事を伝えていますので、夕時合を期待して手返しを続けます。相変わらずアジの高活性に悩まされながら手返しを続けます。なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。時々北方向の強い風で筏が移動しますので釣り難いです。穂先の曲がり具合を常に調整しなくてはいけません。困った事です。強欲にも、何とかもう1枚を目指して手返しを繰り返しているのですが、チヌと思われる反応を穂先に出す事が出来ません。アジが穂先を曲げて海面に姿を現します。期待しています夕時合に入りましたが、チヌからの反応が穂先に出ません。厳しい状況が続いています。下佐波賀では結構夕時合にチヌが刺し餌を喰って来るのですが、今日はチヌの機嫌が悪いのか、穂先にそれらしき反応が出る事は有りません。17時の納竿時間までひたすら手返しを続けましたが、再度、チヌが刺し餌を喰ってくれる事は有りませんでした。次回のダンゴ釣りにはボラが登場してくれる事を期待したいです。ケムシもわき出しましたので注意しなくてはいけない季節になりました。

釣果:チヌ14枚 32cm 34cm×2 37cm×2 38cm 38.5cm 39cm 40.5cm 41cm 41.5cm 42.5cm 43cm 43.5cm