3月7日(火)    上佐波賀筏(晴れ)    大潮

いよいよ牡蠣チヌシーズンも後半戦に入って来ました。気温も高めの予報ですので、年を重ねた爺さんにとっては有難い気候がしばらく続きそうです。しかし3月は良く風が吹きますので少々厄介な季節でもあります。釣行日を何時にするか少々迷いましたが、余り暑すぎるのも嫌ですので、7日の火曜日に釣行する事にしました。出船が6時になりましたので、自宅を3時30分頃に出発します。国道の温度表示は0℃を表示しています。前回の釣行日と同じ気温表示です。今回もR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。5時20分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台も車が停まっていません。身支度を整えて船着き場に荷物を運んでいますと1台車が到着します。船頭さんも到着されます。渡船代3000円、牡蠣2杯分の料金2000円を支払い、何時もの検温を済ませます。爺さんともう1人の釣り人さんを乗せて出船です。

上佐波賀筏群目指して進みます。5時50分頃に爺さんが7番筏に上がります。もう1人の釣り人さんは下佐波賀筏群に向かわれます。今日は上佐波賀筏群に爺さん1人のようです。先ずは北向きの釣座位置付近に牡蠣を潰してパラパラと撒いておきます。海の色を見ますと、ますます透明度が良くなってきているようです。牡蠣ロープがかなり下の方まで見えています。浮きチヌが居ないか目を凝らして見て回りましたが、残念ながら浮いているチヌはいませんでした。ただ大きな赤クラゲが触手を伸ばして優雅に浮かんでいます。赤クラゲが出だしますと春を感じます。爺さんの頭の中では、これでウグイスが鳴き出しますと完全に春です。荷物の整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し 錘り なし 鈎 伊勢尼12号)

6時25分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。先ずは竿先に牡蠣を数個割って撒いておきます。割った牡蠣の後を追うような感じで、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。着底。静観しますが、刺し餌の牡蠣の半貝を啄む魚が現れる事は有りません。静観時間を長く取っていますと“コツコツコツ”穂先を押さえ込まない少し強めの反応で刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。「う〜ん、チヌッポイ反応やったな?〜」再度、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚はいないようです。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。“コツコツコツ”穂先を押さえ込まない少し強めの反応が穂先に出ます。即、立ち上がって大合わせを入れますが竿が空を切ります。「う〜ん、チヌやと思うんやけどな?〜」6時35分頃、再度、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。“コツコツコツ、グー”着底と同時に、少し強めの刺し餌の牡蠣の半貝を啄む反応から穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に重さを伴った心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にキツイ突っ込みが始まります。間違いなくチヌの突っ込みです。キツイ突っ込みの時は少しラインを出していなします。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。漸く海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。

早々にチヌが来てくれました。有難い事です。これも爺さんの前に入られた釣り人さんの撒き餌のお陰です。爺さんも今日1日、次に入られる釣り人さんのためにしっかりと撒き餌をしておかなくてはいけないと思っています。7時頃、割った牡蠣をパラパラと竿先に撒きながら刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。ボチボチ早朝に浮きチヌが現れても良いころなのですが、なかなか早朝に浮きチヌと出会う事が出来ません。着底。直ぐに“コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”少し弱めの反応が穂先に出ています。反応に合わせて穂先を送り込んで行きます。なかなか穂先を押さえ込んで来ません。我慢強く穂先を送り込んでいた所、“コツコツコツ、グー”漸く穂先が押さえ込まれます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に重さを伴った心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時に、重さを伴ったキツイ突っ込みが始まります。竿で溜めて突っ込みを止めにかかりますが、重さを伴っていますので少しラインを引っ張り出されます。チヌの腸が出ない程度の強引さでやり取りを楽しみます。キツイ突っ込みに耐えながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。

有難い事にまたまたチヌの顔を拝む事が出来ました。手返しにも力が入ります。しかし数投後には穂先に反応が出なくなってしまいます。早くも無反応な時間帯が訪れようとしているようです。7時30分頃からは穂先が反応を示す事が有りません。早くも無反応地獄が訪れたようです。余りにも早い無反応地獄です。ひたすら手返しを繰り返しますが、穂先が反応を示す事は有りません。困った事です。頭の悪い爺さんには良い知恵が浮かんで来ません。出来る事は竿先にパラパラと撒き餌をして、静観と上下の誘いを掛けながらひたすらチヌからの反応を待ち続けるだけです。厳しいかかり釣りの時間が延々と続きます。忘れた頃にヒイラギと思われる反応が穂先に出ますのでドキッとします。9時40分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。相変わらず落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。穂先に反応が出る事は有りません。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。静観と誘いのインターバルを長く取りながら繰り返します。“コンコンコン”突然、穂先を押さえ込まない強い反応が出ます。咄嗟に合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手にチヌらしき感触が伝わって来ます。一気にラインを巻いて底を切ります。シャープな突っ込みで相手をしてくれます。このシャープな突っ込みはチヌのようです。シャープな突っ込みを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。

突然の反応でビックリしましたが、穂先の動きに神経を集中していないと痛い目に遭いそうです。反応の出ない穂先を凝視しながら手返しを繰り返します。何の前触れもなく突然のチヌからの反応を合わせる、爺さんにはハードルがかなり高い合わせ方です。釣座位置では反応が出ませんので南側を探って見る事にします。しかし南側も釣座位置同様に刺し餌の牡蠣を啄んでくる魚が現れる事は有りません。何度か釣座位置と南側を行ったり来たりしますが、相変わらず無反応地獄が続いているようで、穂先が反応を示す事は有りません。天気が良く気温も徐々に上がって来ていますので、眠気が爺さんを誘い始めます。困った事です。10時15分頃、南側の東角で刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。3ヒロから1ヒロ分ラインを出して半分近く落とし込んでいた所“コツコツ”弱い穂先を押さえ込まない反応を穂先が捉えます。穂先に負荷がなくなりラインが落ちて行きません。穂先に負荷が掛かるところまでラインを巻いて、穂先に出る反応を見る事なく大合わせを入れます。“ガツン”重さを伴った感触が竿を持つ手に伝わって来ます。一気にラインを巻いている途中から、強烈な重さを伴った突っ込みが始まります。間違いなく良型かそれ以上のチヌと思われます。アンカーロープの際で掛け合わせましたので、必死で南側に引っ張り出そうとするのですが、チヌも強烈な突っ込みでアンカーロープの方向に突っ込みます。強烈な突っ込みに耐えながら強引に竿を捌きラインを巻きます。何とか南側に引っ張り出したのですが、筏の中に向かって突っ込み出します。重さを伴った強烈な突っ込みに何とか耐えます。浅いタナで掛け合わせましたので強烈な重さを伴った突っ込みが弱まることは有りません。牡蠣ロープに引っかからないことを祈りながら徐々に竿下に引っ張り出します。漸く竿下の海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。「でっか!!」海面近くなっても突っ込みが緩む事は有りません。四苦八苦しながら、漸く海面に浮かせて無事タモに収まります。大台のようです。有難い事です。

年を重ねた爺さんにはキツイやり取りでしたが、有難い事に大台のチヌの顔を拝む事が出来ました。有難い事です。穂先に反応が出ませんが、釣座位置でひたすら手返しを繰り返します。何の前触れもなく突然刺し餌の牡蠣の半貝を喰って来ますので油断すると痛い目に遭いそうです。年を重ねますと、穂先を凝視し続けるのも疲れます。11時25分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。南側で落とし込み途中、刺し餌の牡蠣の半貝を喰って来ましたので、慎重にゆっくりと落とし込んで行きます。しかし落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。静観と誘いを繰り返していますと、突然“コンコンコン”強い反応が穂先に出ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい衝撃が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。ラインを巻いたのと同時にシャープな突っ込みが始まります。シャープな突っ込みを竿で溜めて耐えながら徐々に浮かせます。シャープな突っ込みを十分に楽しみます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有難い事です。

またまた突然刺し餌の牡蠣の半貝を喰って来ました。ひたすら手返しを繰り返します。12時まで手返しを繰り返しましたが、穂先が反応を示す事は有りませんでした。お昼ご飯を頂く事にします。お昼ご飯を頂く前に牡蠣を割って釣座位置前に撒いておきます。今日もパンとカップラーメンの昼ごはんです。天気も良く気温がグングン上がっていますので防寒着を脱ぐ事にします。すっきりしました。のんびりと昼ご飯を頂きます。12時25分頃から午後のかかり釣りを開始します。期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。落とし込み途中の反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。静観と誘いを繰り返しますが、穂先が反応を示す事は有りません。底で刺し餌の牡蠣の半貝を切って、再度、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。この繰り返しを延々と続けます。午後からは全く穂先に反応が出ません。午前中は忘れた頃にヒイラギと思われる反応が穂先に出ていたのですが、午後からはピクリとも穂先が反応する事は有りません。時間だけが過ぎて行きます。14時10分頃、南側の東角で刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。慎重にタナを深くして行きますが、落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。穂先に反応が出る事は有りません。誘いと静観を繰り返します。何度目かの誘いの後“コツコツコツ、フ〜”少し強めの反応から穂先を浮かせて来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”気持ちの良い感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時に強引な突っ込みが始まります。この強引な突っ込みは間違いなくチヌと思われます。アンカーロープが有りますので、強引に南側に引っ張り出します。強引な突っ込みで相手をしてくれるチヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40前半のチヌです。有難い事です。

有難い事にまたまたチヌが来てくれました。午後からは全く穂先に反応が出なかったのですが、初めて穂先に出た反応がチヌでした。釣座位置でひたすら手返しを繰り返します。しかし穂先が反応を示す事は有りません。早朝からの無反応地獄がまだ続いているようです。厳しい牡蠣チヌ狙いです。反応の出ない穂先を凝視し続けます。14時50分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先が反応する事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。インターバルを長く取って静観と誘いを繰り返します。何度目かの誘い後の静観中に“コツコツコツ、フ〜”少し強めの反応から穂先を浮かせて来ます。午後から2回目の穂先に出る反応です。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”重さを伴った感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にキツイ突っ込みが始まります。間違いなくチヌの突っ込みです。ラインを巻けば少し引っ張り出されることを繰り返しながら徐々に浮かせます。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。

午後から2回穂先に反応が有りましたが、2回ともにチヌからの反応でした。エサ取り達の反応がないのに穂先に反応が出ればチヌ、頭の悪い爺さんには良くわからない出来事です。エサ取りたちの活性が落ちればチヌの活性も落ちると考えていたのですが、如何やらそうとは言い切れないようです。悪い頭の爺さんの頭の片隅に入れておいた方が良いようです。穂先に反応が出る事は有りませんが、ひたすら手返しを繰り返し、穂先の動きに神経を集中させます。夕時合を期待したいのですが、チヌの反応はおろかエサ取り達の反応も穂先に出ませんので期待のしようが有りません。しかし反応が穂先に出ればチヌの可能性が高いですので、穂先から目を離す事が出来ません。徐々に納竿時間の17時が近づいて来ます。何とか穂先に反応が出て欲しいと穂先を見つめ続けますが、残念ながら、納竿時間までに穂先が反応する事は有りませんでした。常に穂先に反応が欲しい爺さんですので、今日の無反応地獄には参りました。次回に期待したいです。

釣果:チヌ7枚 30cm 39cm 42cm 45.5cm 46cm 46.5cm 51cm