2月5日(日)    上佐波賀筏(雨のち晴れ)    大潮

6日の月曜日に釣行を予定していたのですが、月曜日は休みとの事ですので、急遽、5日の日曜日に釣行する事にしました。朝の内は余り天気が良くない予報ですが、6日以降は余り良い天気では有りませんので、釣り人さんが多い事を承知で、6日の日曜日に釣行する事にしました。自宅を4時過ぎに出発します。国道の温度表示は0℃を表示しています。今回もR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。舞鶴に向かうに従い雨脚が強くなって来ます。まだ道路の道端には多くの雪が残っています。安全運転で舞鶴を目指します。6時前に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。予想通り先客さんの車が5台停まっています。身支度を整えて荷物を船着き場に運びます。渡船代3000円、牡蠣2杯分の料金2000円を支払い、何時もの検温を済ませます。先ずは下佐波賀組を乗せて1番船が出船します。次に爺さんを含めて4人の釣り人さんを乗せて2番船出船です。

6時30分頃、薄暗い中、上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが7番筏に上がります。3.5番筏、13番筏、20番筏と釣り人さんが上がられます。先ずは荷物の整理から始めます。今日も海の色は雪代がタップリ入ってチンチンに冷え込んだ色をしています。透明度はやはりこの時期ですので、湾奥の筏でも良いように感じます。釣座位置の北向き側に牡蠣を割ってパラパラと撒いておきます。以前より明るくなるのが早くなって来たようです。今は止んでいますが、ピリピリと小雨が降っています。前回は雪で今回は雨です。雨はキツイです。まだ雪の方がましなような気がします。悪い天気を覚悟の釣行ですので仕方が有りません。ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し 錘り 0.8号 なし 鈎 伊勢尼12号)

7時15分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。先ずは、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。穂先に反応が出ません。暫く静観しますが穂先反応が出る事は有りません。今日も前回同様に朝イチは魚たちの活性が悪いようです。 誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込みます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。しつこく上下の誘いを掛けていますと“ジビジビジビ…ジビジビジビ…”穂先に極弱い刺し餌の牡蠣の半貝を啄む反応が出ます。穂先に出る反応からおそらくヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝に反応しているのだと思われます。単発的に出る反応ですので、刺し餌の牡蠣の半貝を底で切って、再度、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。着底。穂先に反応が出ません。1投目と同じく、しつこく上下の誘いを掛けますと“ジビジビジビ…ジビジビジビ…”極弱い反応で刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで来ます。魚たちの活性がよくないようです。

少し雨脚が強くなって来ます。困った事です。雪ならば払えばよいのですが、雨は防寒着の防水が悪いとしみ込んで来ますので、年を重ねた爺さんの体には耐えがたい状態になってしまいます。雨脚がこれ以上強くならないことを願うばかりです。7時30分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を、1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。穂先に反応が出る事は有りません。魚たちの活性が悪いですので、静観時間を長く取る事にします。静観時間を長く取っていますと“ジビジビジビ…ジビジビジビ…”ヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝を啄む反応が出だします。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中していますと“ジビジビジビ…ジビジビジビ、ジビジビジビ、ジビジビジビ、フ〜”単発的な反応から連続した反応に変わり穂先を浮かせて来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。この感触は間違いなくチヌの感触です。大きくは有りませんが、感触からカウントサイズのチヌのようです。チヌのシャープな突込みを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくカウントサイズのチヌです。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。

ヒイラギのような極弱い反応でチヌが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで来ました。ヒイラギと殆んど変わらないくらいの反応です。チヌとヒイラギの判別が難しくなって来ました。頭の悪い爺さんには難問です。手返しを繰り返します。早朝から魚たちの活性が非常に悪いのですが、時間が経てば徐々に上向いてくると思っていたのですが、爺さんの考えとは裏腹に一向に活性が上がって来ません。困った事です。9時前、穂先を押さえ込まない“コツコツコツコツ”少し強めの反応で合わせを入れますと、デカフグが海面に姿を現します。デカフグが居れば近くにチヌが居ると思い込んでいる爺さんですので、手返しにも力が入ります。しかしチヌと思える反応が穂先に出る事は有りません。魚たちの活性もなかなか上がって来ません。1投毎の静観時間を長く取って、ひたすら手返しを繰り返します。

ピクリとも動かない穂先を凝視し続けます。9時30分頃、漸く“コツコツコツコツ”少し強めの穂先を押さえ込まない反応が穂先に出ます。即、大合わせを入れます。竿を通して伝わって来ます感触はデカフグのようです。海面に姿を現したのはやはりデカフグでした。デカフグがまたまた来てくれましたので、ボチボチチヌが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで来るのではないかと思いながら手返しを繰り返している爺さんです。9時45分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌の牡蠣の半貝を啄んでくる魚はいないようです。着底。穂先に反応が出る事は有りません。暫く静観する事にします。静観している間に次の刺し餌の用意をします。牡蠣を半貝にして行きます。視線は常に穂先に向いています。“コツコツコツコツ”少し強めの反応が穂先に出ます。爺さん大慌てで竿を持ちます。穂先の曲がりが浅くなり“コツコツコツコツ、コツコツコツコツ”強い啄む反応を出しながら穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にキツイ突っ込みが始まります。この突っ込む感触は間違いなくチヌの感触です。キツイ突っ込みでジリジリとラインを引っ張り出されます。良型のチヌのようです。少々強引なやり取りでチヌの突っ込みに対処します。チヌもキツイ突っ込みで相手をしてくれます。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。この瞬間が堪りません。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。

漸く牡蠣チヌらしい大きさのチヌが来てくれました。有難い事です。手返しを続けます。相変わらず魚たちの活性は低いままです。時々南側も探って見ますが、釣座位置同様に魚たちの活性は凄く低いです。殆んど穂先に反応が出ません。困った事です。釣座位置で粘り強くひたすら手返しを続けます。今日は久しぶりに無反応地獄を見るような嫌な予感がします。数投に1回ぐらいのペースで、ヒイラギと思われる極弱い反応が単発的に穂先に出るくらいです。先ほどのチヌも殆んど反応のない中、突然刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで来ましたので、油断すれば痛い目に遭いそうです。穂先の動きに神経を集中します。穂先が大きく反応する事なく12時を迎えてしまいました。お昼ご飯を頂く事にします。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。雨も止み、のんびりと頂きます。

12時20分頃から午後のかかり釣りを開始します。昼ご飯を頂く前に牡蠣を割って撒いておきましたので、期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。穂先が反応を示す事は有りません。暫く静観します。長目に静観しましたが、穂先に反応が出ませんので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出ません。静観と誘いを掛けますが、穂先が反応を示す事は有りません。底で刺し餌の牡蠣の半貝を切って、再度、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。静観と誘い、同じ動作を繰り返しながら手返しを続けます。昼からは殆んど穂先に反応が出る事は有りません。心配していました無反応地獄が始まったようです。今シーズン初めての無反応地獄を経験します。余り経験したくない反応です。牡蠣を割って竿先に撒いてひたすら落とし込みを続けます。13時50分頃、底で牡蠣を切った時にヒイラギがスレ掛かりしたくらいで、合わせを入れられる反応が穂先に出る事は有りません。厳しいかかり釣りが延々と続きます。降雪で冷え込んだ真水が海に流れ込んで、急激に海水温度が下がったのかも知れません。粘り強く手返しを繰り返します。夕時合を期待したのですが、無反応な時間が延々と続きます。残念ながら17時の納竿時間までに、再度、チヌが刺し餌を喰ってくれる事は有りませんでした。

釣果:チヌ2枚 33cm 45cm