11月27日(月)    上佐波賀筏(晴れ時々曇り)    大潮

好天が続いていました先週に釣行したかったのですが、牡蠣掃除で24日まで渡船はお休みという事で、釣行日を何時にするか悩みましたが、26日の週で好天日は27日の月曜日しかなく、釣り人さんが多いであろう事を覚悟して、27日の月曜日に釣行する事にしました。昼頃から南西の風が少々うるさいようですが、好天日はこの日しか有りませんので我慢するしか有りません。自宅を3時頃に出発します。国道の温度表示は1℃を表示しています。良く冷え込んでいます。今回もR9→R27→黒鯛釣り具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。所々で濃い霧が発生していますので、安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣り具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ2袋、黒鯛釣り具さんオリジナルダンゴ中1箱を購入します。5時10分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まっています。直ぐに1台車が到着します。防寒着を着込んで身支度を整えて船着き場に荷物を運んでおきます。船頭さんが来られるのを待っていますと、次から次へと車が到着します。やはり皆さん好天日を狙っておられるようです。久しぶりに匿名さんとお会いします。船頭さんも到着されましたので、渡船代3000円を支払い、爺さんを含めて6人の釣り人さんを乗せて出船です。

先ずは上佐波賀筏群目指します。薄暗い6時頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが8番筏に上がります。次に1人の釣り人さんが6番筏に上がられます。次に1人の釣り人さんが11番筏に上がられます。残りの釣り人さんは下佐波賀筏群に向かわれます。薄暗い中で、かかり釣りを開始する前の準備を何時も通りに淡々と行っていますと、タモ網が枠の折れ曲げ部分に引っかかってしまって、直すのにかなりの時間を要してしまいます。年を重ねますと薄暗い中での作業はかなりの労力を要します。何とか直した時には周りは明るくなっていました。次にデジカメで周りを撮ろうとしたのですが、シャッターを切る事が出来なくなっていましたので、色々と調べていますと、乾電池がかなり弱っていることが判明しました。乾電池を取り換えて何とか周りの景色を撮る事が出来ました。今日は朝からトラブル続きですので、チヌが相手をしてくれるか少々不安になって来ました。釣座位置を北向きに構えます。海面を見ますと、泡立った汚い帯が北方向に流れています。透明度は何時もの如く悪いです。(今日は時間と共に透明度が良くなって行きました)荷物の整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘 0.5号 鈎 伊勢尼10号)

7時過ぎ頃からかかり釣りを開始します。何時も通りですが、オキアミサナギ、オキアミコーン、サナギコーンの抱き合わせを刺し餌にしてチヌを狙います。ダンゴ、ハリスダンゴと目先を変えながらチヌを狙いたいと思います。先ずはオキアミサナギを刺し餌にしてハリスダンゴで投入します。着底。暫く静観しますが、穂先が反応を示す事は有りません。ハリスダンゴが自然に割れます。誘いを掛けますが、刺し餌のオキアミサナギに興味を示す魚が現れる事は有りません。次はオキアミコーンハリスダンゴを投入します。着底。穂先に反応が出る事は有りません。ハリスダンゴが割れてから誘いを掛けますが、刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせに興味を示す魚が現れる事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。刺し餌が無傷で鈎についています。「う〜ん、厳しいな〜」何時もは良く流れています潮も全く流れていません。今日は厳しい1日になりそうな嫌な予感がします。何時もは勘弁してほしいくらいに居るアジも姿を現しません。魚たちの活性を上げるために手返しを早めます。

手返しを繰り返しますが、魚たちの活性が上がって来る事は有りません。オキアミがそのままで上がって来ます。7時45分頃に1度オキアミを取られたくらいで、その後は全く刺し餌に反応する事は有りません。ひたすら手返しを繰り返します。9時30分頃、オキアミコーンハリスダンゴを投入します。着底。穂先に反応が出る事は有りません。ハリスダンゴが自然に割れます。少し潮が動き出しましたので、西方向に流される刺し餌を竿でついて行きます。穂先の動きに神経を集中していますと“コツコツコツ、コツコツコツ”極弱くしつこい反応が穂先に出ています。穂先を押さえ込んで来ませんので、タイミングを見計り合わせを入れます。“ガツン”重さは感じませんが、掛け合わせた時の感触、フシのある突っ込み、どうやら小チヌを掛け合わせたようです。小チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなく小チヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズに微妙ですが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

カウントサイズでは有りませんが、チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。潮が動き出したとたんに魚たちの活性が上がって来ました。オキアミやコーンが取られ出します。サナギは皮だけになってしまいます。おそらくハゲの活性が上がって来たのではないかと思われます。穂先に1投毎に反応が出ますので集中力も上がって来ます。10時15分頃にボラらしきダンゴ突きも出だします。ますます手返しにも力が入ります。10時40分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いている反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中していますと“ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ、グー”ボラアタリから一瞬穂先が戻らない動きが出ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”重さを伴った心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。強い突っ込みで相手をしてくれます。強い突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせていますと、急に穂先に負荷がなくなります。爺さん得意の鈎外れです。「しっかりせんかい!」ガックリです。気持ちを切り替えて手返しを続けます。ボラもダンゴを突いたり突かなかったりを繰り返しています。11時20分頃、刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを突かれる事なく自然に割れます。“コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだコーンが残っているはずですので穂先の動きに注意を払います。反応が出ませんので少し上に誘い上げて着底させます。直ぐに“コツコツコツ、クー”極弱い餌取のような反応ですが、穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。掛け合わせたのと同時にシャープな突っ込みで爺さんの相手をしてくれます。このシャープな突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。シャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。

カウントサイズのチヌが来てくれましたので、ますます手返しにも力が入ります。しかし爺さんが考えているほど甘くは有りません。なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。ボラもダンゴを突いたり突かなかったりと安定しません。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。12時になりましたので昼ご飯を頂きます。今日もパンとおにぎりの昼ご飯です。少々風がうるさいですが、天気も良くのんびりと昼ご飯を頂きます。吹き付けてくる風も12月近くになりますと、寒さを感じるようになって来ました。防寒着を脱ぐ事が出来ません。おなかを満たしましたので、12時15分頃から午後のかかり釣りを開始します。時々ボラと思われるダンゴ突きも出ますので、竿下にはまだボラが居てくれているようです。13時15分頃、刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴを割られる事なく自然に割れます。穂先の動きを凝視していますと“コツコツコツ、クー”極弱い餌取のような反応で穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい重さが竿を持つ手に伝わって来ます。一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にフシのある突っ込みが始まります。このフシのある突っ込みはチヌのようです。ラインを巻けばまた少し引っ張り出されることを繰り返しながら徐々に浮かせます。途中、強引な突っ込みを竿で溜めて耐えていますと、急に穂先が跳ね上がります。またまた爺さん得意の鈎外れのバラシです。「何回バラシたら気が済むねん!」ガックリです。気持ちを落ち着かせながら手返しを繰り返します。13時35分頃、刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。直ぐにハリスダンゴが割れます。反応が出ませんので上下の誘いを何度か繰り返していますと“コツコツコツ、クー”エサ取りが啄んでいるような極弱い反応から穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時にシャープな突っ込みで爺さんの相手をしてくれます。このシャープな突っ込みはチヌのようです。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。生まれつきか傷を負ったのかは分かりませんが、上顎がほぼ無いチヌです。寿命が尽きるまで一生懸命に生き抜いて欲しいです。

今日は朝の状況からワンチャンス有るか無いかと考えていたのですが、潮が動き出してから急に魚たちの活性が上がって来ましたので、潮の動きが魚たちに及ぼす影響を改めて教えられた爺さんです。13時45分頃、オキアミコーンハリスダンゴを投入します。着底。着底と同時にハリスダンゴが割れます。穂先の動きに神経を集中します。なかなか穂先に反応が出ませんので、少し上に誘い上げますと、穂先に重さが乗って来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。掛け合わせたのと同時にシャープな突っ込みで爺さんの相手をしてくれます。このシャープな突っ込みはチヌのようです。チヌのシャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。14時頃、オキアミコーンハリスダンゴを投入します。着底。ボラのダンゴ突きが出ません。辛抱強く穂先に反応が出るのを待ちます。何の前触れもなく“ゴツゴツゴツ、グー”強い啄む反応から、一気に海面に穂先が突き刺さります。即、大合わせを入れます。“ガツン”カウンターで合わせが入りましたので強い衝撃が伝わって来ます。ハリスダンゴらしい強烈な当たりです。シャープな突っ込みを竿で溜めて受け止めます。徐々に竿を起こして起こした分一気にラインを巻きます。同じ動作を繰り返しながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。14時20分頃、オキアミコーンハリスダンゴが割れてからの居喰いでチヌを掛け合わせたのですが、技術が未熟な爺さんですので、牡蠣ロープに走られてまたまたバラシをしでかしてしまいました。まだまだ修行が足らないようです。

  

バラシをしでかしながらも何とかポロポロとチヌの顔を拝んで行きます。14時45分頃、今日初めてフグがスレ掛かりで顔を見せてくれます。14時50分頃、オキアミコーンハリスダンゴを投入します。着底。ボラのハリスダンゴ突きが出ません。ボラに突かれる事なく自然に割れます。潮が西方向に流れています。穂先でついて行きます。少し上に誘ってみたところ重さが乗って来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。上に刺し餌が動いた事で喰って来たようです。竿を持つ手に伝わって来ますシャープな突っ込みはチヌのようです。チヌのシャープな突っ込みを竿の上下で逃がしながら徐々に浮かせます。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。手返しにも力が入ります。時々ボラのダンゴ突きが出ますのでドキッとします。時々オキアミが無傷で上がり出します。魚たちの活性もムラが有るようです。手返しを早めながらチヌからの反応を待ちます。15時10分頃、オキアミコーンハリスダンゴを投入します。着底。穂先の動きに神経を集中していますと“ゴツゴツゴツ、グー”強い刺し餌を啄む反応から一気に穂先が海面に突き刺さります。ハリスダンゴ独特の強い反応です。即、大合わせを入れます。“ガツン”チヌを掛けたという衝撃が竿を持つ手に伝わって来ます。シャープな突っ込みを見せてくれています。シャープな突っ込みを楽しみながらやり取りをします。徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。

  

ポロポロとチヌが爺さんの相手をしてくれています。有難い事です。強欲にももう1枚を目指して手返しを繰り返している爺さんです。出来れば良型以上のチヌに来て欲しいと強欲な事を考えています。困った爺さんです。夕時合を期待して手返しを繰り返している爺さんですが、魚たちの活性が徐々に落ちて行きます。オキアミが無傷で上がり出す時間が増えて来ます。ボラのダンゴ突きも段々と遠のいて行きます。殆んどダンゴ突きが出ない時間帯が増えて来ます。何とかしなくてはいけないのですが、修行中の爺さんですので良い知恵が浮かんで来ません。困った事です。爺さんに出来る事は、粘り強く手返しを繰り返すだけです。15時50分頃、オキアミコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”元気のないボラのダンゴ突きと思われる反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中していますと“ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…グー”穂先が一瞬戻らない反応が穂先に出ます。ボラかチヌか判断出来ませんでしたが、即、大合わせを入れます。“ガツン”重さを伴った心地よい感触が伝わって来ます。掛け合わせたのと同時にキツイフシのある突っ込みが始まります。竿を持つ手に伝わって来ます感触はチヌのようです。チヌが牡蠣ロープに向かって突っ込み出しましたので、立ち上がって体全体で止めにかかります。キツイ突っ込みを竿で溜めて耐えながら徐々に竿下に持ってきます。キツイ突っ込みが弱まる事は有りません。キツイ突っ込みに耐えながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40前半のチヌです。有難い事です。筏の上で暴れましたので腸が出てしまいました。かわいそうな事をしてしまいました。

何とか良型のチヌが来てくれました。有難い事です。まだ少し時間が有りますので、またまた強欲な考えでもう1枚を狙います。16時を回りますと、オキアミもそのまま無傷で上がり出します。ボラもダンゴを突かなくなってしまいます。徐々に朝の状態になって来ます。粘り強く手返しを繰り返しますが、穂先が反応を示してくれる事は有りません。手返しを早めますが、魚たちの活性が上がって来る事は有りません。徐々に納竿時間が迫って来ます。片付け等を考えますと、30分前頃には竿を納めたいと思っていますので、気ばかり焦ってじっくりと待つ事が出来ない困った爺さんです。反応が出なければすぐにラインを巻き上げて再度投入するという悪い癖が出てしまう爺さんです。何とかもう1枚と強欲な事を考えていた爺さんですが、残念ながら再度チヌが刺し餌を喰ってくれる事は有りませんでした。端境期のかかり釣りですが、何とかチヌが爺さんの相手をしてくれました。有難い事です。チヌに感謝です。

釣果:チヌ7枚 31.5cm 32cm 32.5cm 34cm 35cm 35.5cm 42cm
  (小チヌ:1枚 29.5cm)