10月31日(火)    上佐波賀筏(晴れ)    大潮

直ぐに調子に乗る爺さんですので、今週も調子に乗って釣行する事にしました。今週の木曜日は都合が悪く釣行出来ませんので、今週は天気が安定している予報が出ているのですが、釣行出来る日は火曜日か水曜日のどちらかなのですが、何時もの如く迷いに迷って、10月31日の火曜日に釣行する事にしました。釣行先は上佐波賀です。自宅を2時頃に出発します。国道の温度表示は9℃を表示しています。今回もR9→R27→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。道中、所々で濃い霧が発生していますので、安全運転に心がけて舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんでオキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ2袋、黒鯛釣具さんオリジナルダンゴ中1箱を購入します。4時20分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台も車が停まっていません。多くの釣り人さんが居られると思っていたのですが、少々拍子抜けの感じがします。荷物を船着き場に運んでおきます。出船時間の5時30分にはまだ早いですので、車の中で体を休める事にします。車の中で休んでいますと1台車が到着します。5時過ぎに船頭さんも到着されます。渡船代3000円を支払います。爺さんともう1人の釣り人さんを乗せて出船です。

5時30分頃、薄暗い中、上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが8番筏に上がります。次にもう1人の釣り人さんが6番筏に上がられます。11番筏を予約されている釣り人さんはまだ到着されていないようです。まだ薄暗いですので、何時ものように明るくなるまで待つ事にします。少し明るくなって来ましたので、荷物の整理から始めます。11番筏の釣り人さんを船頭さんが送ってこられます。今日の釣り人さんは、爺さんを含めて3名のようです。先週の釣り人さんの多さが嘘のようです。明るくなって来ましたので海の色を見ますと、相変わらず湾奥の筏らしく透明度の悪い色をしています。南西方向からの風が少し強めに吹き付けて来ますので凄く寒さを感じます。やはりこの時期、薄着をしていますと釣りどころではなくなってしまいます。慌てて風を通しにくいヤッケの上下を着込みます。これで少しは風による寒さを防げます。しかし昼間の温かさを考えますと、厚着をするのも考え物ですので、服装に頭を悩ます季節になって来ました。風による冷たさを感じながら、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘 0.5号 鈎 伊勢尼10号)

6時25分頃からかかり釣りを開始します。刺し餌は何時も通りのオキアミ、サナギ、コーンを抱き合わせで使用して手返しを繰り返す事にします。先ずはエサ取りの様子を見るために、オキアミサナギの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。ハリスダンゴが自然に割れます。上下の誘いを掛けますが、穂先が反応を捉える事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。オキアミ、サナギが無傷で鈎についています。次はオキアミコーンの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。暫く静観しますが穂先がピクリとも反応しません。ハリスダンゴが自然に割れてから誘いを掛けますが、刺し餌のオキアミコーンに反応する魚が現れる事は有りません。刺し餌のオキアミコーンが無傷で上がって来ます。魚たちの活性を上げるために手返しを早めます。しかしなかなか魚たちの活性が上がって来ません。前回よりも魚たちの活性が悪いようです。

刺し餌をオキアミサナギ、オキアミコーン、サナギコーンと取り替えながら手返しを早めます。7時頃、漸くダンゴを単発的に啄む反応が出だします。ボラかどうかは分かりませんが、ダンゴに反応する魚が現れたようです。手返しにも力が入ります。漸く手返しが効いて来たのか、穂先に出る反応は弱々しいのですが、刺し餌のオキアミにも反応し出します。合わせを入れられるような反応では有りません。8時15分頃、オキアミコーンハリスダンゴが自然に割れてから、上下の誘いを何度か掛けた後の“ジビジビ”と刺し餌を啄む弱い反応で合わせを入れてボラを掛けてしまいます。それもボラの尻尾掛かりですので海面に浮かせるまでが大変でした。掛けてはいけないボラを掛けてしまいました。やはりダンゴに反応していたのはボラのようでした。ひたすら手返しを繰り返します。8時40分頃、漸くオキアミサナギハリスダンゴが自然に割れてからの上への誘いで、小ハタが鈎掛かりして海面に姿を現します。今日初めての鈎掛かりした魚です。厳しい状況が続きます。海面直下にはバリコの群れが乱舞しています。

手返しを続けます。8時45分頃、オキアミコーンハリスダンゴが自然に割れてからの上への誘いで、アジが鈎掛かりして海面に姿を現します。底から少し上にアジもいるようですが、底まで降りて刺し餌を啄む事はないようです。アジが底まで降りて刺し餌を啄みませんので、今日はオキアミが無傷で上がって来る事が多いです。ボラと思われるダンゴ突きもムラが有り、ダンゴを突いたり突かなかったりと安定性に欠けます。突く時は強くダンゴを突きますので爺さんビックリです。一瞬穂先が戻らない反応が出ればよいのですが、穂先の動きを凝視しているのですが、一瞬穂先が戻らない反応が出る事は有りません。合わせを入れられるような反応もなかなか穂先に出ません。困った事です。ジビジビやコツコツとした極小の反応は穂先に出ているのですが、ラインを巻き上げて確認しますと、オキアミが無傷で鈎についています。エサ取り達の活性も凄く悪いようです。今日はワンチャンスが有るか無いかのような状況かと思われます。

粘り強く手返しを繰り返します。ボラがダンゴを突いてくれる間隔も長くなって来ます。忘れた頃に強くダンゴを突きますのでびっくりします。ハリスダンゴが割れてからの上への誘いを掛けますとアジが刺し餌を喰って来ます。底から少し上にアジが陣取っているようです。ボラが連続でダンゴを突いてくれませんので、爺さんが嫌がる面白みに欠けるかかり釣りが続きます。11時50分頃、ダンゴが割れてから少し時間が経ってからの吸い込みでボラを掛けてしまいます。ダンゴは突かないのですが、竿下でウロウロしているようです。またまた掛けてはいけないボラを掛けてしまいます。学習能力に欠ける爺さんです。まだまだ修行が足らないようです。12時になりましたので昼ご飯を頂きます。今日もパンとおにぎりの昼ご飯です。天気も良く、「朝の寒さは何だったのか」と思えるくらいの温かさです。ヤッケやジャンバーを脱がなくては暑くて仕方が有りません。贅沢な爺さんです。この時期は着るものに頭を悩まします。

12時15分頃から午後のかかり釣りを開始します。オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラが強くダンゴを突いてくれています。穂先の動きに神経を集中します。しかし割れるまでダンゴを突いてくれません。ダンゴが自然に割れます。刺し餌を動かさずに留め置いて穂先の動きを凝視するのですが、穂先が魚たちの反応を捉える事は有りません。我慢出来ない爺さんですので、上への誘いを掛けてアジの餌食になってしまうパターンを何度となく繰り返しています。粘り強く手返しを繰り返しますが、底にはアジ以外の魚がいないような状況になってしまいます。ボラのダンゴ突きもなくなってしまいます。「う〜ん、厳しいな〜」どうすればチヌに刺し餌を喰ってもらえるのか、爺さんの悪い頭で色々と考えますが良い知恵が浮かんで来ません。面白みに欠けるかかり釣りが延々と続きます。集中力を切らさないようにひたすら手返しを繰り返します。忘れた頃にボラの強いダンゴ突きが有りますのでビックリします。今日も17時納竿と船頭さんに伝えていますので、夕時合を期待して手返しを続けます。しかし16時を過ぎても同じような状況が続いていますので、今日も少し早いのですが、16時30分で竿を納める事にしました。久しぶりに状況の悪い中でのかかり釣りでした。少々疲れましたが、春夏秋冬、竿を出していますと、色々な状況でのかかり釣りを強いられますので、これもかかり釣りの一部と考えていますので、これからもかかり釣りを楽しんで行きたいと思います。