10月18日(水)    上佐波賀筏(晴れ)    中潮

この所、持病の腰痛が出てしまい、暫く釣行を控えていたのですが、漸く腰の痛みも取れて来ましたので、ボチボチ重たい腰を上げなくてはと思っていた所、古くからの釣友から連絡が有り、一緒に竿を出す事にしました。今日は古くからの釣友と十数年ぶりの釣行です。釣行先は何時もの上佐波賀です。予約を入れたときに、上佐波賀に屋根付き筏が1台設置されたことを知ります。番号は11番筏になるようです。チヌに相手をしてもらえるかどうかは分かりませんが、爺さん2人、何やかんやとしゃべりながら、一日かかり釣りを楽しみたいと思います。自宅を2時頃に出発します。国道の温度表示は9℃を表示しています。今回もR9→R27→黒鯛釣り具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣り具さんで釣友と合流します。黒鯛釣り具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ2袋、黒鯛釣り具さんオリジナルダンゴ中1箱を購入します。4時10分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まっています。荷物を船着き場に運び終えて釣友と雑談していますと、次から次に車が到着します。私たちの車を含めて8台が停まっています。平日ですが、やはりこの時期の好天時には釣り人さんが多いようです。船頭さんも到着されて、渡船代3000を支払い、先ずは爺さん達を含めた上佐波賀組の4名の釣り人さんを乗せて出船です。

5時25分頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは一人の釣り人さんが6番の屋根付き筏に上がられます。次に一人の釣り人さんが3.5番筏に上がられます。次に爺さん達が11番の屋根付き筏に上がります。まだ周りは薄暗く、仕掛けの準備には明かりが必要です。根っからの無精者の爺さんですので、何時ものごとく、明るくなってから仕掛けの準備をする事にします。釣座位置を北向きに構えます。釣友と雑談しながら明るくなるのを待ちます。下佐波賀組の6名の釣り人さんを乗せた船が、下佐波賀筏群に向かっているのを眺めながら明るくなるのを待ちます。明るくなって来ましたので海面を見ますと、湾奥の筏らしく透明度が余り良くありません。この筏にはアンカーが打って有りませんので、筏の位置が風方向や潮の流れによってかなり移動しそうです。乗り筏にはアンカーを打って欲しいものです。明るくなりましたので、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘 なし 鈎 伊勢尼10号)

6時20分頃からかかり釣りを開始します。刺し餌は何時ものオキアミ、サナギ、コーンを抱き合わせで使用します。先ずはオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを突く反応が出る事は有りません。ダンゴが自然に割れて、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせが飛び出します。直ぐに“コツコツコツ”刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせを啄む少し強めの反応が穂先に出ます。穂先の動きに神経を集中していますと“コツコツ、クー”大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはヨコスジフエダイの稚魚でした。何の反応もないと困りますが、魚たちが刺し餌に反応してくれましたので一安心です。次はオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。着底と同時にダンゴが割れて刺し餌が飛び出します。暫く静観しますが穂先に反応が出ませんので、上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。“コツコツコツ、コツコツコツ、クー”いかにも「私はエサ取りですよ」というような反応が穂先に出ています。何度目かの押さえ込みで合わせを入れて見ます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのは良型のアジでした。オキアミサナギの抱き合わせにはチャリコが鈎掛かりして海面に姿を現します。海面直下にはバリコ軍団が乱舞しています。底に降りないことを祈ります。エサ取りたちの活性がかなり高いですので、そのうちにチヌが刺し餌を喰ってくれる事を期待して手返しを続けます。ボラらしきダンゴ突きも出だします。6時45分頃、オキアミコーン抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン”ボラらしきダンゴ突きでダンゴを割られます。刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせが飛び出します。穂先の動きに神経を集中していますと“コツコツ、クー”穂先を押さえ込んで来ます。押さえ込みに合わせて穂先を送り込んで行きます。十分に穂先を送り込んだ所で大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。竿を通して伝わって来ます感触は間違いなくチヌの感触です。チヌの心地よい突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。「ボラにかわりなや!〜」一抹の不安を感じながらやり取りを続けます。海面直下に反転を繰り返している魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有難い事です。

早くもチヌが来てくれました。有難い事です。ダンゴの握りが甘いですと、海面直下に居るバリコ軍団に突かれて、ダンゴを割られ刺し餌をひったくられます。底には良型アジの群れが陣取っているようです。よく鈎掛かりして海面に姿を現します。ボラもダンゴを突いてくれています。何時チヌが刺し餌を喰ってきてくれても良いのですが、爺さんの腕が腕ですので、なかなかチヌに刺し餌を喰わせる事が出来ません。困った事です。また8時30分頃までに、ダンゴが割れて、しばらく時間が経ってからの穂先を押さえ込む反応に、合わせを入れて大ボラを3回も掛けてしまいます。途中までチヌと信じてやり取りをするチョンボをしでかしてしまいます。チヌの突っ込みとボラの突っ込みがわからない困った爺さんです。まだまだ修行が足らないようです。9時前、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがハリスダンゴを突いてくれています。ボラにハリスダンゴを割られます。潮の流れで直ぐに穂先に負荷が掛かって来ます。穂先の動きに神経を集中します。“コツコツコツ、グー”強い反応で穂先を大きく押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に重さを伴った感触が竿を通して伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったと同時に重さを伴ったキツイ突っ込みが始まります。余りフシのある突っ込みをしませんので、爺さん?マークです。今日は3回もボラを掛けていますので、チヌと言い切れないもどかしさを感じながらやり取りを続けます。とりあえず魚影を確認するまでは慎重にやり取りをしながら、重さのあるキツイ突っ込みを楽しむ事にします。徐々に浮かせます。ようやく海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。

またまたチヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。ボラを3回も掛けましたので、ボラのダンゴ突きが遠のいて行きます。やはりボラを掛けてはいけないことを痛感している爺さんです。ひたすら手返しを繰り返します。良型アジもどこかに行ったのか鈎掛かりしません。海面にはサヨリの群れが乱舞しています。底でも刺し餌に反応するのですが、合わせを入れられる反応が穂先になかなか出ません。合わせを入れられるくらいの押さえ込みが欲しい爺さんです。粘り強く手返しを繰り返します。時々良型アジが鈎掛かりして海面に姿を現してくれます。10時頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラを掛けないように注意しなくてはいけません。ダンゴの握りが少し強かったのかなかなか割れません。ダンゴが割れていませんが上への誘いを掛けて見ます。ダンゴが割れないように慎重に上へ竿全体を使って少し上げて見ます。刺し餌が底を切ったと思われる所で“コツコツ、グー”強い啄む反応から一気に穂先を押さえ込んできます。ダンゴではなく刺し餌に反応していますので、即、大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。このシャープな突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。刺し餌を動かしたことで反応したようです。チヌのシャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。

ポロポロですがチヌが顔を見せてくれていますので、手返しにも力が入り、集中力が途切れる事は有りません。何時も通り、後1枚と強欲な事を考えながら手返しを繰り返している爺さんです。ひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌと思われる反応を穂先に出す事が出来ずに昼になってしまいました。今日もパンとおにぎりの昼ご飯です。風もなく暑いくらいの好天に恵まれました。釣り人さんが多いのに納得する爺さんです。のんびりと昼ご飯を頂きます。12時20分頃から午後のかかり釣りを開始します。チヌらしき反応がなかなか穂先に出ませんが、粘り強く手返しを繰り返します。13時30分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラらしき弱いダンゴ突きが出ています。ハリスダンゴが突かれて徐々に小さくなって来ます。穂先に負荷がなくなる寸前から、ゆっくりと穂先を押さえ込んで来る反応が穂先に出ています。余り経験のない反応です。即、大合わせを入れます。“ガツン”重さを感じる感触が竿を持つ手に伝わって来ます。一気にラインを巻いて底を切ります。「う〜ん?重いだけや〜」「牡蠣殻でもかけたか?〜」ラインを巻き上げます。途中から強く突っ込み出します。「う〜ん、何や?〜」突っ込む感触を感じながらラインを巻きます。海面直下に魚影が見えて来ました。魚影を見て爺さんビックリです。大きなアオリイカが鈎掛かりしています。沢山の墨を吐いています。海面に浮かせて無事タモに収まります。有難い事です。手返しを続けます。ボラもダンゴを突いたり突かなかったりと安定していません。14時25分頃、オキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラかアジか判別できないくらいの弱いダンゴ突きが出ています。ダンゴが割れて刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせが飛び出します。“コツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。“コツコツ、クー”前アタリからキレイに穂先を深く押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。シャープな突っ込みで相手をしてくれます。このシャープな突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。漸く来てくれました。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。

今日も15時納竿と船頭さんに伝えていますので、丁度チヌも来てくれた事で切りも良いと考えて、少し早いですが、これで竿を収める事にします。今日も厳しいかかり釣りでしたが、何とかチヌの顔を拝む事が出来ました。有難い事です。新設の11番屋根付き筏に上がったのですが、この筏が設置して有ります列は、余りアンカーが打って有りませんので、筏が良く移動するのが難点かと思われます。今日も錘なしのフカセでかかり釣りを続けていたのですが、筏が移動するようで根掛が頻発しました。この問題をクリアしたいのですが、頭の悪い爺さんですので、なかなか良い知恵が浮かんで来ません。この筏の良い点は、床が全面板張りですのですので、筏の中に突っ込まれても、牡蠣を吊るしてありませんので、牡蠣ロープを心配しながらのやり取りをしなくてよい事がメリットかと思われます。またチャンスが有ればこの筏に乗って見たいと思います。今日は古くからの釣友と同じ筏で竿を出して楽しい一日を過ごさせて頂きました。釣友に感謝です。有難う御座いました。

釣果:チヌ4枚 32.5cm 33.5cm 39cm 47.5cm