1月11日(水)    上佐波賀筏(晴れ)    中潮

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。初釣りを何時にするか、天気予報を見ながら考えていたのですが、爺さんの体にとって、11日、12日が釣行には「持って来い」の天気です。何方にするか悩んだのですが、11日の水曜日に釣行する事にしました。釣行先は上佐波賀です。牡蠣でのチヌ狙いです。自宅を3時50分頃に出発します。国道の温度表示は−3℃を表示しています。良く冷え込んでいます。安全運転で舞鶴を目指します。今回はR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。5時40分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台も車が停まっていません。暗い中、身支度を整えていますと1台車が到着します。身支度を整えてから荷物を船に積み込んでおきます。6時10分頃に船頭さんが到着されます。渡船代3000円、牡蠣2杯分の料金2000円を支払い、何時もの検温を済ませます。爺さんともう1人の釣り人さんを乗せて出船です。

まだ薄暗い中を上佐波賀筏群目指して進みます。先ずは3.5番筏にもう1人の釣り人さんが上がられます。次に爺さんが6時20分頃に7番筏に上がります。暗くて仕掛けの準備をする事が出来ません。仕掛けの準備が出来るくらいの明るさになるまで待つ事にします。何時もながらズボラな爺さんです。困った事です。漸く仕掛けの準備が出来るくらいの明るさになりましたので、北向きの釣座位置に牡蠣を潰してパラパラと撒いておきます。海の色を見ますと、湾奥の筏にしては少し透明度がよいように感じます。牡蠣を撒き終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し 錘り なし 鈎 伊勢尼12号)

7時10分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。先ずは竿先に牡蠣を潰してパラパラと撒いておきます。続けて刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出ません。インターバルを長めにとって魚たちからの反応を待ちます。しかし穂先に反応が出る事は有りません。しつこく誘いを掛けていますと“ジビジビジビ、フ〜…ジビジビジビ、フ〜…”漸く極弱い反応が穂先に出るようになって来ました。反応からヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んでいるようです。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中します。しかしチヌアタリが出る事なく刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。何投か続けて刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みますが、同じような感じで刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。

8時過ぎ、底で牡蠣の半貝の身が鈎に残っていたのか、良型のアジが牡蠣の身を銜えて海面に姿を現します。底にアジが出だしたようです。少々厄介になって来たと思ったのですが、その後アジのアタリが穂先に出る事は有りません。なかなか魚たちの活性が上がって来ません。我慢、我慢の牡蠣チヌ狙いです。釣座位置ではチヌらしき反応が穂先に出ませんので、筏周りを探って見る事にします。8時10分頃、先ずは竿納め釣行で釣座位置にしました南側の東角で落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。直ぐに“コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い餌取が啄んでいるようなしつこい反応を穂先が捉えます。チヌの可能性のある反応ですので、自然と竿を持つ手に力が入ります。徐々にアタリが強くなって来ます。“コツコツコツ、グー”強い反応から穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。竿を通して伝わって来ます感触はチヌのようです。シャープな突っ込みで相手をしてくれます。チヌのシャープな突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に白い魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。今シーズン初の牡蠣チヌです。有難い事です。8時30分頃にも同じヶ所で、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで、底で同じような反応で30中ほどのチヌが相手をしてくれます。有難い事です。

  

探り釣りで何とかチヌの顔を拝めましたが、出来れば釣座位置でチヌの顔を拝みたいのですが、なかなかチヌと思われる反応を穂先で捉える事が出来ません。ひたすら釣座位置で落とし込みを続けます。9時過ぎ、刺し餌の牡蠣の半貝を銜えてデカフグが海面に姿を現します。デカフグが居ればチヌも近くに居ると、変な思い込みがある爺さんですので手返しにも力が入ります。フグのアタリも極弱く啄むだけで穂先を押さえ込まない反応です。穂先を浮かせる反応はヒイラギだと思われます。正体を確認するために合わせを入れますが鈎掛かりしません。9時45分頃にもフグが鈎掛かりして海面に姿を現します。釣座位置ではなかなかチヌと思われる反応が出ませんので、10時10分頃、辛抱たまらず、チヌが相手をしてくれました南側の東角で、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込む事にします。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。4ヒロくらいまで落とし込んだ所で“コツコツコツ、クー”極弱くエサ取りのような反応を穂先が捉えます。同じタナをキープしていますと“コツコツコツ、クー”同じような反応が穂先に出ます。浅い経験ですが、チヌの可能性が非常に高い反応です。穂先を少し押さえ込んだ所で大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に衝撃が伝わって来ます。掛け合わせたと同時に重さのある強烈な突っ込みが始まります。この強烈な突っ込みは間違いなくチヌです。それもかなりの型のチヌと思われます。浅いタナで掛け合わせましたので突っ込みが強烈です。チヌの突っ込みを竿で溜めて耐えますが、ジリジリとラインを引っ張り出されます。足元に突っ込まれないように注意しながら必死でチヌとやり取りをします。爺さんには余裕が有りません。チヌの突っ込みに翻弄されながらも徐々に浮かせます。有難い事に足元ではなく前に向かって突っ込んでくれています。1回1回の突っ込みが強烈ですので、爺さんかなり体力を消耗させられています。腕がパンパンです。必死でラインを巻きますが直ぐに引っ張り出されます。爺さんの願いが通じたのか、海面下に白い大きな魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。「でっか!!〜」爺さんビックリです。何とか必死で海面に浮かせて無事タモに収まります。大台のようです。有難い事です。

またまた探り釣りでチヌが来てくれました。有難い事なのですが、出来れば釣座位置でチヌの顔を拝みたいと贅沢な事を考えている爺さんです。釣座位置では徐々にエサ取りたちの反応が悪くなって来ています。何とか無反応地獄にならない事を願うばかりです。ひたすら釣座位置で落とし込みを続けます。10時45分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を、1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込みます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘上げてゆっくりと落とし込みます。着底。直ぐに“コツコツコツ、グー”強い反応で大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。ラインを巻いたのと同時にキツイ突っ込みが始まります。ジリジリとラインを引っ張り出されます。「これもええ型やで!!〜」7番筏と8番筏の間に突っ込み出します。西角に移動してチヌとやり取りを行います。キツイ突っ込みで爺さんの相手をしてくれます。有難いのですがキツイ突っ込みで腕が持ちません。何とか筏と筏の間から引っ張り出したのですが、今度は筏と並行に東方向に向かって突っ込み出します。何時筏の中に突っ込まれるか分かりませんので、気持ちだけ外に外にと竿をさばきながらやり取りを行います。爺さんの気持ちが通じたのか漸く竿下までチヌを持って来る事が出来ました。下へ下へとキツイ突っ込みで相手をしてくれますが、漸く海面下に白い魚影が見えて来ました。何とか海面に浮かせて無事タモに収まります。40後半のチヌです。有難い事です。

漸く釣座位置でチヌの顔を拝む事が出来ました。有難い事です。釣座位置でひたすら刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。11時過ぎ、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込みます。5ヒロくらいまで落とし込んだ所で“コツコツコツ、フ〜、コツコツコツ、フ〜”極弱い刺し餌の牡蠣の半貝を啄む反応から穂先を浮かせて来ます。穂先に負荷がなくなった所で、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に大きな魚を掛けた感触が伝わって来ます。ラインを巻く前にキツイ突っ込みでラインを引っ張り出されます。この突っ込みは間違いなくチヌの突っ込みです。このチヌも7番筏と8番筏の間に突っ込み出します。西角に移動してチヌとやり取りを行います。何度かキツイ突込みに耐えながら徐々に浮かせます。もう少しでチヌの姿を確認出来ると思っていた所で穂先が跳ね上がります。「あちゃ〜」爺さん得意の鈎外れです。今シーズン初の鈎外れです。爺さんガックリです。落ち込みました。腕が腕ですので仕方がないと考えて手返しを繰り返します。11時15分頃、着底した刺し餌の牡蠣の半貝をしつこく啄み穂先を押さえ込まない反応が出ます。“コツコツコツ…コツコツコツ…コツコツコツ…”タイミングを見計り合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。マイクロチヌが鈎掛かりして海面に姿を現します。爺さんビックリです。冬の吉田で見て以来です。手返しを続けますが、釣座位置ではエサ取りたちの反応もなくなりましたので、11時45分頃、またまた南側の東角で落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込みます。落とし込み途中での反応が出る事は有りません。着底。暫く静観していますと“コツコツコツ…コツコツコツ…コツコツコツ…”エサ取りが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んでるような弱い穂先を押さえ込まない反応が穂先に出ます。タイミングを見計らって合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。竿を通して伝わってくる感触はチヌのようです。爺さんでも楽しんでやり取りが出来るチヌのようです。チヌとのやり取りを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。

  

12時になりましたのでお昼ご飯を頂く事にします。パンとカップラーメンの昼ごはんです。天気も良く風も穏やかですので、のんびりしながらお昼ご飯を頂きます。長閑です。12時20分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。心配していました無反応地獄が始まったようです。刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んでも、落とし込んでも反応が穂先に出ません。困った事です。12時25分頃にデカフグが鈎掛かりして海面に姿を現したくらいで、穂先が反応を示すことは有りません。粘り強く手返しを繰り返します。南側を探る回数が増えて来ます。しかし南側も釣座位置同様、刺し餌を啄む魚が現れる事は有りません。時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。15時過ぎ、飽きもせずに南側の東角で刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで見ます。落とし込み途中での反応が出る事は有りません。着底。暫く静観していますと“コツコツコツ、フ〜、コツコツコツ、フ〜”エサ取りが触っているような反応が穂先に出ています。何回目かの穂先を浮かせたタイミングで合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。突っ込む感触からチヌと思われます。このチヌも爺さんが楽しんで相手が出来るくらいのチヌのようです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。昼からもチヌが来てくれましたので、釣座位置でも何とかチヌを拝みたいと手返しを繰り返します。ほとんど反応が出ません穂先を凝視し続けます。15時20分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。途中での反応なく着底します。暫く静観していますと“コツコツコツ、フ〜、コツコツコツ、フ〜”先ほどのチヌと同じように穂先を押さえ込まずに浮かせて来ます。エサ取りのような反応です。合わせを入れてみます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。間違いなくチヌの感触です。先ほどのチヌよりかは少しサイズアップしたチヌのようです。チヌの突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。

  

釣座位置でもチヌが来てくれました。有難い事です。穂先に何の反応もなく突然チヌが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで来るパターンのようです。集中力が欠けると痛い目に遭いそうです。粘り強く手返しを繰り返しますが、穂先に反応が出る事は有りません。厳しい牡蠣チヌ狙いが続きます。徐々に納竿時間の17時が迫って来ます。何とかもう1枚と強欲な考えで牡蠣チヌ狙いを続けている爺さんです。無反応地獄での集中力を保つ事は非常に疲れます。何とか早く刺し餌を喰って欲しいと願う爺さんですが、爺さんの願いとは裏腹に無反応な時間が延々と続きます。後片付けのことを考えますと、少し早めに終わらなくてはなりませんので、出来るだけ早くチヌが刺し餌を喰ってくれることを願っている爺さんです。残念ながら爺さんの願いは届かず、再度、チヌが刺し餌を喰ってくれることは有りませんでした。2023年の竿だし釣行で、爺さんにしては十分過ぎるくらいの釣果に恵まれました。有難い事です。体調と相談しながらこれからも春夏秋冬での狙い方でチヌ釣りを楽しんで行きたいと思います。今年1年、皆様が健康で良い釣果に恵まれますよう祈念いたします。

釣果:チヌ7枚 30.5cm 33cm 34cm 35cm 35.5cm 49cm 52cm