9月26日(月)    上佐波賀筏(晴れ)    大潮

ようやく爺さんの都合と天気と筏の空き具合が合致しましたので、少々気温が高めの予報が気になりますが釣行する事にしました。この所の低い気温に体が慣れてしまっていますので、昼間の高い気温に体がついて行けるか心配ですが、何時もの楽観的な考えで「何とかなるやろ〜」ええ加減な爺さんです。自宅を3時頃に出発します。国道の温度表示は15℃を表示しています。今回もR9→R27→黒鯛釣り具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。5時10分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が3台停まっています。身支度を整えて荷物を船に積み込んでおきます。皆さんとお互い朝の挨拶を交わします。爺さんの後からも2台の車が到着します。船頭さんも到着されて、渡船代3000を支払い、何時もの検温を済ませます。爺さんを含めて6名の釣り人さんを乗せて出船です。

5時50分頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが7番筏に上がります。次に1人の釣り人さんが屋根付きの6番筏に上がられます。他の4名の釣り人さんは下佐波賀筏群に向かわれます。筏に上がりケムシチェックをしますが、床面には全くケムシがいません。ケムシ掃除を覚悟していましたが、有難い事に余計な仕事をしなくて済みそうです。このままケムシがいなくなれば良いのですが、もう1回くらい出て来そうな気がします。出てこないことを祈りたいと思います。釣座位置を北向きに構えます。海の色は何時もよりかは少し透明度がよいように感じます。荷物の整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘り なし 3B 0.5号 鈎 伊勢尼10号)

6時35分頃からダンゴチヌ狙いを開始します。刺し餌はオキアミ、サナギ、コーンです。3種類の刺し餌を抱き合わせで組み合わせ、ダンゴに包んだりハリスダンゴにしたりと、チヌの目先を変えながら狙って行きたいと思います。先ずは刺し餌のオキアミサナギハリスダンゴで魚たちの様子をうかがってみます。投入します。ダンゴの落下途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。“コツコツコツ”穂先を押さえ込まない反応が出ます。オキアミを取られたようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。暫く静観しますが、穂先に反応が出ませんので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込んで行きます。着底。“コツコツ、コツコツ”弱い反応が穂先に出ています。穂先を押さえ込めば合わせを入れるのですが、穂先が押さえ込まれることは有りません。ラインを巻き上げて確認します。サナギの喰われ方を見ますと、ハゲ、サンキューがサナギに反応しているようです。次はオキアミコーンハリスダンゴで様子を見てみます。着底後“コツコツコツ、コツコツコツ”で、オキアミコーンがキレイに取られています。今日の喰わせエサはサナギがメーンになりそうな気がします。刺し餌をダンゴに包んだりハリスダンゴにしたりと、目先を変えながら手返しを繰り返します。

手返しを繰り返した事でボラらしきダンゴ突きが出だします。面白くなって来ました。俄然やる気が出て来ます。手返しのピッチを早めます。ボラのダンゴ突きも激しくなって来ます。何時チヌが刺し餌を喰ってきてもよい雰囲気なのですが、爺さんの腕が腕ですので、チヌアタリを穂先に出させる事が出来ません。まだまだ修行が足らないようです。7時20分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラが激しくダンゴを突いています。ボラにダンゴを割られます。穂先に負荷がなくなります。穂先の動きに神経を集中します。潮の流れで徐々に穂先に負荷が掛かって来ます。静観しますが穂先に反応が出ません。誘いを掛けます。竿を少し持ち上げた所で重さが乗って来ます。咄嗟に合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に伝わってくる感触は小チヌのようです。刺し餌が動いた事で喰いついたようです。やはり誘いは重要です。小チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

今日のチヌの大きさは数釣りサイズのようです。爺さんでも楽しみながら相手が出来るサイズです。7時35分頃、刺し餌のサナギに反応している魚の正体がわかりました。海面にスレ掛かりで姿を現したのはバリコでした。サンキューと思っていましたが、サンキューではなくてバリコでした。久しぶりにバリコが湧いているようです。刺されないように注意しなくてはいけません。7時50分頃にもサナギコーンハリスダンゴで、ダンゴが割れてからの、モゾモゾ反応からの押さえ込みを合わせて小チヌが相手をしてくれます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。8時過ぎ、サナギコーンハリスダンゴが割れてからのモゾモゾ反応を合わせてボラを掛けてしまいます。爺さん調子に乗りすぎです。10時前、サナギコーンハリスダンゴが割れてからの“コツコツ、クー”典型的なチヌアタリで小チヌが相手をしてくれます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。10時過ぎ、オキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包み投入します。着底。ボラにダンゴを割られ刺し餌が飛び出します。直ぐに“コツコツ、クー”前アタリからキレイに穂先を押さえ込んで小チヌが相手をしてくれます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。10時35分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴに反応して割られます。“コツコツコツ、コツコツコツ、クー”しつこい前アタリから穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。感触から少しサイズアップしたようです。突っ込みを竿の上下で逃げながらやり取りを楽しみ徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。カウントサイズのようです。有難い事です。

チヌが来てくれていますので手返しにも力が入ります。ボラもダンゴを突いてくれています。バリコも時々スレ掛かりで海面に姿を現します。アジも底にいるようで、時々スレ掛かりや刺し餌を銜えて海面に姿を現します。中途半端な大きさのアジです。持ち帰る事が出来ません。10時45分頃と11時前にもオキアミサナギ、オキアミコーンをダンゴに包み投入します。着底後ボラにダンゴを割られてからの“コツコツ、クー”典型的なチヌアタリで小チヌが相手をしてくれます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。11時過ぎ、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包み投入します。着底。“ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ”強い反応でダンゴを突きながら大きく穂先を押さえ込んで来ます。「これはボラと違う!〜、チヌや!!〜」“グーーー”穂先が海面に突き刺さります。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。少しサイズアップしたようです。チヌの突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。ダンゴごと刺し餌を喰って来た30くらいのチヌです。有難い事です。

手返しを繰り返します。相変わらずボラが健気にもダンゴを突いてくれています。ダンゴチヌ狙いで、ボラのダンゴ突きがないダンゴ釣りほど、面白みに欠けるダンゴチヌ狙いはないと思い込んでいます爺さんですので、ボラのダンゴ突きが有る事は非常に有難い事です。12時前、サナギコーンハリスダンゴが割れてからの小アタリを合わせて、アオリイカがスレ掛かりして海面に姿を現します。これには爺さんもビックリです。手返しを繰り返しましたが、チヌの顔を拝むことなく昼を迎えてしまいました。昼ご飯を頂く事にします。今日も爺さんの好きな助六寿司です。風がなく暑さが身に堪えます。半袖でもよい暑さです。着るものを間違ったようです。黒の長袖ですので額に汗が流れています。この時期は着るものにも注意が必要です。のんびりと昼ご飯を頂きます。12時15分頃からダンゴチヌ狙いを再開します。刺し餌のオキアミサナギをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ”強い反応でダンゴを突きながら大きく穂先を押さえ込んで来ます。チヌがダンゴの中の刺し餌を喰おうとしてダンゴを突いている反応です。穂先の動きに神経を集中します。“グーーー”穂先が海面に突き刺さります。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”何度味わっても心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。心地よい突っ込みの感触を楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。

ポロポロですがカウントサイズのチヌも相手をしてくれていますので、暑さを忘れて手返しにも力が入ります。12時40分頃、オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いています。ボラにダンゴを割られて穂先に負荷がなくなります。潮の流れで徐々に穂先に負荷が掛かって来ます。穂先の動きに神経を集中します。“コツコツ、クー”前アタリから鋭く穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。シャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。13時過ぎ、サナギコーンハリスダンゴで、ハリスダンゴが割れてからのモゾモゾ反応で合わせを入れて、またまたボラを掛けてしまいボラの強引な走りに付き合わされます。困った爺さんです。14時30分過ぎ、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いています。ダンゴをボラに割られます。暫く静観しますが穂先に反応が出ません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込んで行きます。着底。“コツコツ、クー”誘いが効いたのか、キレイな前アタリから鋭く穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。心地よい突っ込みで相手をしてくれます。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。15時過ぎ、またまたボラを掛けてしまいます。学習能力のない爺さんです。困った事です。15時15分頃、刺し餌のオキアミサナギをダンゴに包んで投入して、ダンゴが割れてからの押さえ込みを合わせて小チヌが相手をしてくれます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

今日は納竿時間を16時と伝えていますので、片付け等を考えますと残り時間が徐々に迫って来ます。ひたすら手返しを繰り返します。なかなかチヌと思われる反応を穂先に出させる事が出来ません。何とかもう1枚と強欲な事を考えながら手返しを繰り返しましたが、再度、チヌの顔を拝むことなく納竿時間を迎えてしまいました。今日は小チヌたちに相手をしてもらい、またボラにダンゴを突いてもらい、ダンゴ釣りを十分に楽しむ事が出来ました。有難い事です。出来れば良型チヌが1枚でも混じれば万々歳なのですが、修行中の爺さんの腕ではかなわぬ事だと思われます。楽しくかかり釣りが出来たことに感謝したいと思います。(集合写真ではチヌが11枚ですが、1枚は鈎を飲み込んでいましたので、クーラーボックス行きとなってしまいました。)

釣果:チヌ4枚 30cm 30.5cm 31cm 31.5cm
  (小チヌ:8枚 25.5cm 26cm 27cm 27.5cm 28cm 28.5cm 28.5cm 29.5cm)