7月13日(水)    上佐波賀筏(曇り一時小雨)    大潮

直ぐに調子に乗る爺さんですので、今週も釣行する事にしました。13日の水曜日が体に優しい天気のようですので、この日に釣行する事にしました。今回の目標は5時まで竿を出す事です。5時まで体力気力が持つか少々不安です。自宅を3時頃に出発します。今回はR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。国道の温度表示は21℃を表示しています。道中、霧が出ている所もありましたが、安全運転を心がけて舞鶴を目指します。4時50分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が4台停まっています。お互い朝の挨拶を交わします。身支度を整えて荷物を船に積み込んでおきます。車が1台到着します。匿名さんの車です。久しぶりに匿名さんと言葉を交わす事が出来ました。船頭さんも到着されて、渡船代3000を支払い、何時もの検温を済ませます。先ずは爺さんを含めて上佐波賀組5名の釣り人さんが出船です。下佐波賀組2名の釣り人さんは2番船で出船です。

5時15分頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは匿名さんと友人の方が3.5番筏に上がられます。次に男女2人組の釣り人さんが6番筏上がられます。続いて爺さんが7番筏に上がります。筏に上がり海の色を見ますと、茶色く濁った色をしています。かなり河川からの真水が流れ込んだようです。ゴミも流れ込んでいます。この濁りがどのように作用するか少々不安です。先ずはブイに付着していますイガイを採取します。手で採取出来る所には殆んどイガイが付着していません。床板の下のブイの所に残っているくらいです。凄く採取しづらいです。海に落ちる可能性がありますので、採取する事はお勧めしません。何とか採取して、釣座位置であります北向き側にパラパラとイガイを撒いておきます。イガイを撒き終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し 錘り なし 0.5号 鈎 伊勢尼11号)

今回も6時頃からイガイチヌ狙いを開始します。何時ものようにパラパラとイガイを数粒撒いてから、刺し餌のイガイを慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応なく着底します。暫く静観しますが、穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。静観していますと“ジビジビジビ…ジビジビジビ…ジビジビジビ…”極弱いエサ取りのような反応が穂先に出ています。イガイを触ってくるのはチヌの可能性が非常に高いですので、穂先の反応に合わせて送りをかけて行きます。何回も送りを掛けますが、穂先を押さえ込んできません。「う〜ん、辛抱出来んな!!〜」辛抱の出来ない爺さんですので、タイミングを見計らい立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”心地よい重量感が竿を持つ手に伝わって来ます。「やっぱりチヌやったな!!〜」立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。チヌが反転して突っ込み出したのと同時に穂先が跳ね上がります。「あちゃ〜、1投目をバラシても〜た〜」爺さんショックで呆然としています。やはり穂先を押さえ込んで来るまで待たないといけなかったようです。まだまだ修行が足らないようです。

1投目のバラシは後々尾を引きそうです。気持ちを切り替えてひたすら落とし込みを続けます。しかし釣座位置ではイガイに反応が出ませんので、筏周りを探って見る事にします。先ずは南側を探って見ます。東から西側に探りを入れますが、刺し餌のイガイに反応する魚が現れる事は有りません。筏の中も落とし込んで見ますが、穂先が反応を示すことは有りません。釣座位置に戻りひたすら刺し餌のイガイを落とし込みます。7時10分頃、刺し餌のイガイ両貝を落とし込みます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。直ぐに“ジビジビジビ…ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”弱い反応から穂先を浮かせて来ます。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”心地よい感触が竿を通して伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。突っ込みが忙しな過ぎます。「う〜ん、これはチヌとちゃうな〜」海面に姿を現したのはシマイサキでした。掛け合わせた時は期待したのですが、残念です。

イガイ両貝に魚が反応を示してくれましたので、イガイ両貝を主にして落とし込みを続けます。イガイ両貝にハタが反応して海面に姿を現します。7時25分頃、刺し餌のイガイ両貝を落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。2ヒロから1ヒロ分のラインを出してゆっくりと落とし込んで行きます。ほぼ3ヒロ分のタナに刺し餌のイガイ両貝が到着したと思われる時き“コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”エサ取りのような極弱い反応で、しつこく刺し餌のイガイ両貝を啄んできます。「よっしゃ〜、このしつこいアタリはチヌやろ!!〜」このタナをキープしながら穂先を押さえ込んで来るのを待ちます。穂先の動きに神経を集中していますと、大きく穂先を押さえ込んで来ます。「今や!!〜」立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。一気に筏の中へと突っ込み出します。あまり重さを感じませんが、3ヒロぐらいのタナで掛けましたので、元気印のチヌのようで、大きさ以上のパワーで相手をしてくれます。前後左右にシャープな突込みで相手をしてくれます。病み上がりの爺さんには凄くキツク感じます。四苦八苦しながら浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。何とか海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有難い事です。

チヌが来てくれましたので、否応なしに手返しにも力が入ります。しかし刺し餌のイガイ両貝に反応して海面に姿を現すのは、シマイサキ、ウグイ、ハタ、アジで、肝心のチヌが刺し餌のイガイの両貝を喰ってくれません。ひたすら落とし込みを続けます。時々南側や筏の中を探って見ますが、反応が全く穂先に出ません。時間だけがゆっくりと流れて行きます。チヌ狙いにとっては厳しい時間が延々と続きます。午後3時前に通り雨で、久しぶりにカッパを切るはめになってしまいます。何とかチヌの顔を拝みたいと粘り強く落とし込みを続けますが、今まで相手をしてくれた魚たちからの反応がなくなってしまいます。相手をしてくれるのはヒイラギくらいです。イガイでの豪快な反応が見たいのですが、今の状況を考えますと限りなく0に近いと思われます。しかし0ではありませんので、一瞬出ると思われるチヌアタリを見逃さないように、穂先の動きに全神経を集中します。徐々に納竿時間の5時が迫って来ます。ひたすら落とし込みを続けます。5時の納竿時間までひたすら落とし込みを続けましたが、残念ながら再度チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。今日の目標は5時まで竿を出す事でしたが、何とか目標の5時まで竿を出す事が出来ました。しかし今の爺さんの体力ではかなりハードのものでした。やはり徐々に時間を延ばしてゆくほうが体に優しいと思いますので、次回は無理をしない程度にかかり釣りを楽しみたいと思っています。

釣果:チヌ1枚 38cm