12月27日(火) 上佐波賀筏(曇り後晴れ一時時雨) 中潮
ここ2年程、爺さんの都合で納竿釣行が出来ていませんので、今年は何とか年末に釣行したいと思っていたのですが、寒波襲来でなかなか釣行する事が出来ませんでしたが、26日くらいから寒波が北上する予報ですので、釣行日を27日にするか28日にするか少々迷いましたが、27日の火曜日に上佐波賀で竿納めをする事にしました。自宅を3時30分頃に出発します。国道の温度表示は2℃を表示しています。今回もR9→R27→黒鯛釣り具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。所々で濃霧が発生していますので、安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣り具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ2袋、黒鯛釣り具さんオリジナルダンゴ中1箱を購入します。5時50分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が2台停まっています。爺さんに続き1台車が到着します。暗い中身支度を整えて荷物を船に乗せておきます。6時過ぎに船頭さんが到着されます。渡船代3000を支払い、何時もの検温を済ませます。爺さんを含めて4名の釣り人さんを乗せて出船です。
6時20分頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは8番筏に1人の釣り人さんが上がられます。次に爺さんが7番筏に上がります。次に13番筏に1人の釣り人さんが上がられます。残り1人の釣り人さんは下佐波賀筏群に向かわれます。筏に上がったのはよいのですが、薄暗くて仕掛けの準備をする事が出来ません。何時ものように仕掛けの準備が出来るくらいの明るさになるまでのんびりとする事にします。この時期ヘッドランプは必需品のようです。ようやく写真が撮れる明るさになりましたので、先ずは写真を撮ってから仕掛けの準備をする事にします。東舞鶴の後ろの山々が積雪で白くなっています。冬のかかり釣りを再認識させられます。海の色を見ますと、湾奥の筏にしては透明度がかなり高いです。牡蠣ロープがかなり下の方まで見る事が出来ます。何時は北向きで竿を出していたのですが、今日は気分転換も兼ねて南向きで竿を出すことにします。荷物の整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 1.75通し 錘り 0.5号 鈎 伊勢尼10号)
7時25分頃からかかり釣りを開始します。何時もは12月に入りますと牡蠣チヌ狙いになりますので、納竿釣行でダンゴを使うのは久しぶりです。オキアミを主にして、オキアミサナギ、オキアミコーンの抱き合わせでチヌを狙います。先ずはオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包み投入します。着底。ダンゴに反応する魚は現れません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ”オキアミを取られたようです。サナギが残っているはずですので、サナギに反応を示す魚が現れるのを待ちますが、サナギに反応を示す魚が現れる事は有りません。ラインを巻き上げて刺し餌を確認します。オキアミは綺麗に取られていますが、サナギは無傷で鈎についています。次はオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴに反応する魚が現れる事は有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ”オキアミを取られたようです。コーンが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。“コツコツ、コツコツ” 弱く単発的に刺し餌のコーンを啄んでいます。コーンには反応する魚がいるようです。反応がなくなりましたのでラインを巻き上げて刺し餌を確認します。オキアミは綺麗に取られています。コーンもほとんど原形を留めないくらいに啄まれています。今日はオキアミコーンの抱き合わせが主になりそうです。手返しを続けます。
ひたすら手返しを繰り返していますと、8時頃からガシラが刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせを銜えて海面に姿を現します。サナギには反応を示しませんが、コーンには反応がすごく良いようです。前アタリ後少し上に誘ってやると喰いついて来ます。ガシラ、ガシラのオンパレードになってしまいました。竿下にガシラの巣があるのではないかと思うくらいです。今日はハゲに手を焼くのではないかと予想していたのですが、ハゲらしき反応が出る事は有りません。ハゲが出てくればサナギも使えるのですが、今の所、サナギコーンハリスダンゴで使うくらいです。釣座位置を南向きに構えたのですが、8番筏と同じく根掛が頻発します。牡蠣ロープが底に沈んでいるような感じです。鈎を取られますのでイラッとしながらのかかり釣りを強いられます。ガシラに翻弄されながら時間だけが過ぎて行きます。11時頃、刺し餌のオキアミコーンをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄む反応なく自然に割れます。刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだコーンが残っているはずですので、少し上に誘ってみますと“コツコツコツ、クー”少し強めの啄む反応から穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”重さを感じる手ごたえが伝わって来ます。強引にラインを巻いて底を切ります。時々突っ込む感触が伝わって来ますが、今まで経験したチヌの突っ込みではないようです。「う〜ん、ガシラを掛けたと同時に牡蠣殻もかけてしまったかな?〜」徐々に浮いて来ます。魚影が見えて来ました。魚影を見て爺さんビックリです。大きなカレイがスレ掛かりで上がって来ます。爺さん大慌てでタモ入れします。42.5cmのカレイです。スレ掛かりですので重いはずです。良いお土産が出来ました。有難い事です。その後、12時まで手返しを繰り返しましたが、チヌと思われる反応を穂先に出す事が出来ませんでした。お昼ご飯を頂く事にします。カップラーメンとパンの昼ごはんです。周りの景色を眺めながらのんびりと頂きます。
12時15分頃から午後のかかり釣りをスタートします。午後からも反応の良いオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。ガシラの活性も波が有るようで、反応が穂先に出ない時間帯が出て来ます。ひたすら手返しを繰り返します。時々根掛してイラッとしながらも手返しを続けます。根掛対策としてフカセで手返しを繰り返す事にします。12時40分頃、刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。相変わらずダンゴを啄む反応が穂先に出る事は有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。直ぐに“コツコツコツ、クー”強めの反応から穂先を押さえ込んで来ます。もう少し押さえ込まれたら合わせを入れようと思っていた所、穂先が元の位置に戻ってしまいます。「アチャ〜、合わしといたらよかった!〜」後悔していた所、直ぐに穂先が大きく押さえ込まれます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。竿を通して伝わってくる感触はチヌのようです。反転を繰り返す感触を楽しみながら徐々に浮かせます。ボチボチ魚影を確認出来る頃と思い、海面を覗きますと、反転を繰り返しているチヌの魚影を確認する事が出来ました。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有難い事です。強引なやり取りをしていないのですが腸が出てしまいました。時間が経てば元に戻りますが、申し訳ない事をしてしまいました。まだまだ修行が足らないようです。
チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかしガシラの活性も上がったり下がったりを繰り返しています。13時過ぎ頃から良型アジが回って来たようで、ガシラに代わって刺し餌をかすめ取って行きます。少々厄介なエサ取りが回って来たようです。ひたすら手返しを繰り返します。午後からは時々強めの風が吹きつけて来ますのでやり難いです。13時45分頃、オキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを啄む反応なく自然に割れて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ、クー”少し強めの反応から穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。重さを伴った突っ込みで相手をしてくれます。竿を通して伝わってくる感触はチヌのようです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。何度も何度も反転を繰り返して爺さんを楽しませてくれます。久しぶりの良型チヌとのやり取りを十分に楽しみます。海面下で反転していますチヌの魚影を確認します。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。
ワンチャンスと思っていたのですが、2枚目のチヌが相手をしてくれました。有難い事です。何時もの爺さんらしく、強欲にももう1枚を目指して手返しを繰り返す爺さんです。困った爺さんです。2時を回りますと、北の空が黒さを増してきます。ポツリポツリと空から水滴が落ちて来ます。時雨雲がやって来たようです。風も強く吹き付けて来ます。典型的な冬の状況です。ひたすら手返しを繰り返しますが、なかなかチヌと思われる反応を捉える事が出来ません。夕時合を期待して手返しを繰り返しますが、アジの活性が非常に高くて底でも刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせを啄んで来ます。東の方向を見ますと虹が架かっています。暫し虹を眺めながら手返しを繰り返します。
アジに翻弄されて時間だけが過ぎて行きます。強欲にももう1枚を目指して手返しを繰り返す爺さんです。しかしなかなかチヌと思える反応を穂先でとらえる事が出来ません。鈎掛かりして海面に姿を現すのはアジばかりです。頭の悪い爺さんですので、なかなか良い知恵が浮かんできません。出来る事はひたすら手返しを繰り返す事ぐらいです。徐々に納竿時間の5時が迫って来ます。何とかもう1枚と思い手返しを繰り返しましたが、残念ながら5時の納竿時間を迎えてしまいました。今年の竿納め釣行で2枚ものチヌの顔を拝む事が出来ました。爺さんにしては上出来の竿納め釣行でした。今年もエンジンを修理しましたので、余り釣行する事が出来ませんでしたが、来年はもう少し釣行回数が増えれば嬉しいのですが、無理をしない程度に1回1回のかかり釣りを楽しみたいと思っています。今年も文才のない何の役にも立たない爺さんの釣行記を読んで頂き有難う御座いました。来年は皆様にとって良き年でありますよう祈念いたします。
釣果:チヌ2枚 39.5cm 47cm