10月27日(木)    上佐波賀筏(曇りのち晴れ)    大潮

この所、巡り合わせが悪いのか、秋チヌとのやり取りを楽しむ事が少なく、悪い頭で色々と考えますが、なかなか良い知恵が浮かんできません。爺さんの定位置の上佐波賀7番筏で竿を出せば何とかなるのではないかと、何時ものええ加減な考えで金曜日に予約を入れたのですが、7番筏は人気があるようで空いていませんでした。仕方が有りませんので一日前倒しをして、27日の木曜日に釣行する事にしました。自宅を3時頃に出発します。国道の温度表示は6℃を表示しています。かなりの冷え込みです。今回もR9→R27→黒鯛釣り具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣り具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ2袋、黒鯛釣り具さんオリジナルダンゴ中1箱、小物少々を購入します。5時20分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が2台停まっています。まだ周りが暗いですので車の中で体を休めます。1台車が到着します。船頭さんも到着されましたので、身支度を整えて荷物を船に積み込んでおきます。渡船代3000を支払い、何時もの検温を済ませます。先ずは上佐波賀行の爺さんを含めて4名の釣り人さんを乗せて出船です。

5時55分頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは3.5番筏に2人組の釣り人さんが上がられます。次に1人の釣り人さんが屋根付きの6番筏に上がられます。最後に爺さんが7番筏に上がります。筏に上がり海の色を見ますと、湾奥の筏にしては透明度が少し良いように感じます。釣座位置を何時もの北向きに構えます。荷物の整理を終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。仕掛けをセットしてふと床を見ますと、爺さんの苦手なケムシが這いずり回っています。またケムシが発生したようです。見える範囲のケムシをペンチで挟んで海に落として行きます。時間のかかる作業です。ようやく見える範囲のケムシを退治しましたので、これで穂先に集中出来そうですが、時々周りを注意深く見なければ何時ケムシが這い上がってくるかわかりません。朝の時合を期待しているのですが、ケムシに邪魔されそうです。困った事です。7番筏の西側の筏が乗れるように床が設置されました。番号は8番です。写真のような筏です。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 1.75通し 錘り 3B 0.5号 鈎 伊勢尼10号)

6時40頃からかかり釣りを開始します。ケムシ退治に時間を要しましたので、かなり遅いスタートとなってしまいました。先ずはオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包み投入します。着底。暫く静観しますが穂先が反応する事は有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ”穂先を押さえ込まない極弱い反応でオキアミを取られたようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。しかし穂先が反応する事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。サナギが無傷で鈎についています。ハゲも反応しないようです。次はオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。啄む反応も穂先に出ません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ”先ほどよりかは強めの穂先を押さえ込まない反応が出ます。オキアミを取られたようです。コーンが残っているはずですので、穂先の動きを凝視します。しかし穂先が反応する事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。コーンが無傷で鈎についています。「う〜ん、今日もワンチャンスですか?〜」厳しい状況のように感じます。

手返しを早めて魚たちの活性を上げなくてはいけません。手返しを早めます。手返しを早めた事が効いて来たのか、海面下にバリコ軍団が現れます。底に降りられると厄介です。反応が遠いサナギコーンの抱き合わせはハリスダンゴで投入します。手返しを早めましたので徐々に魚たちの活性も上がって来ます。ダンゴを啄む反応も出だします。オキアミサナギの抱き合わせがダンゴから抜けて直ぐの、穂先を押さえ込む反応で合わせを入れますと、サンキューが鈎掛かりして海面に姿を現します。少し強めの啄む反応はサンキューのようです。サナギにも何か所も穴が開いて上がって来ます。ハゲも刺し餌に反応しだしたようです。8時40分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。ダンゴを啄む反応が穂先に出ています。刺し餌には反応していないようです。ハリスダンゴが自然に割れます。負荷がなくなった穂先が微かに反応しています。潮の流れで穂先に負荷が徐々に掛かって来ます。“コツコツコツ、クー”少し強めの反応で穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。重さを余り感じませんが、竿を通して伝わってくる感触は間違いなくチヌの感触です。チヌのシャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。小チヌとは言え顔を拝む事が出来ましたので手返しにも力が入ります。9時頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ツンツンツン、ツンツンツン”少し強めのダンゴを啄む反応が出ます。穂先の動きに神経を集中します。ハリスダンゴが自然に割れます。“コツコツコツ、グー”強めの反応から大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。この感触は間違いなくカウントサイズのチヌのようです。キツイ突込みで相手をしてくれます。感触を楽しみながら徐々に浮かせます。少し楽しみ過ぎて左後ろ側の筏の中に突っ込まれてしまいます。爺さん大慌てで西角に移動して何とか筏の外に引っ張り出します。徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有難い事です。ケガをしたようで下顎がつぶれています。生まれつきではないようです。

カウントサイズのチヌが来てくれましたのでますます手返しにも力が入ります。10時頃からボラと思われるダンゴ突きが出だします。ようやくボラが回って来てくれたようです。ボラを掛けないように注意しなくてはいけません。スレ掛かりでハゲも姿を現します。やはり竿下にはサンキューやハゲが陣取っているようです。バリコは相変わらず海面下でダンゴを投入すると乱舞しています。凄い数です。底に降りないように願うばかりです。ボラがダンゴを突きだしましたので、一瞬出る穂先が戻らない反応を見逃さないように穂先の動きを凝視します。しかしボラのダンゴ突きでダンゴが割れる事は有りません。それほど活性が高いとは思われません。単発的なボラのダンゴ突きです。ひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌと思われる反応を穂先に出させる事が出来ずにお昼になってしまいました。今日も爺さんの好きな助六寿司のお昼ごはんです。のんびりと頂きます。

12時15分頃からかかり釣りを再開します。ボラもダンゴを突きだしましたので、サナギコーンハリスダンゴを多投します。ボラのダンゴ突きもムラが出て来て、突いたり突かなかったりと爺さんを困らせています。時々サンキューが鈎掛かりして海面に姿を現します。13時20分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いています。ボラにダンゴを割られる事なく自然に割れます。穂先に負荷がなくなります。負荷がなくなった穂先が微かに反応しています。“ジビジビジビ、ジビジビジビ、ジビジビジビ”連続した反応が出ています。チヌの可能性のある反応です。ボラの可能性もあります。「どっちかわからんけど合わせたれ!〜」即、大合わせ入れます。“ガツン”心地よい感触です。この感触はチヌのような気がします。チヌのフシのある突っ込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。

昼からもチヌが来てくれました。有難い事です。14時には佐波賀に爺さん1人になってしまいました。17時までのんびりとかかり釣りを楽しみます。14時10分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。直ぐに“ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、グー”強いダンゴ突きが出ます。穂先の動きを凝視します。一瞬穂先が戻らない反応が出ます。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”心地よい感触です。ハリスダンゴアタリで掛け合わせました。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。フシのある突っ込みで相手をしてくれます。竿を持つ手に伝わってくる感触は間違いなくチヌの感触です。このチヌも左手後ろの筏の中に突っ込み出します。西角に移動してやり取りを再開します。何とか筏の外に引っ張り出してチヌとのやり取りを楽しみます。徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有難い事です。時々見ます上顎が短いチヌです。生まれつき上顎が短いと思われます。14時25分頃にも、サナギコーンハリスダンゴが割れてからの押さえ込みを合わせて、30前半のチヌが相手をしてくれます。有難い事です。

  

手返しを繰り返します。ボラも何とかダンゴを突いてくれています。まだバリコは底に降りていないようです。チヌが来てくれていますので、穂先の動きに神経を集中します。14時45分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いています。ボラにダンゴを割られる事なくい自然に割れます。穂先に反応が出ません。少し静観する事にします。静観していますと“コツコツコツ、クー”弱い反応で穂先を押さえ込んで来ます。即、大合わせ入れます。“ガツン”心地よい感触です。心地よい感触ですが、竿を起こした感触はボラです。かけてはいけないボラを掛けてしまったようです。ボラの強引な走りに付き合わされます。何とか海面に浮かせてタモに収まります。大ボラでなくてよかったです。次の1投でボラのダンゴ突きがなくなるのではないかと心配したのですが、健気にもダンゴを突き続けてくれています。有難い事です。15時前、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底と同時にハリスダンゴが割れます。穂先の動きを凝視していますと“コツコツコツ、クー”強い反応で大きく穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。この突っ込みは間違いなくチヌの感触です。チヌのシャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。

ポロポロとチヌが相手をしてくれていますので、集中力が途切れる事は有りません。夕時合に向けて手返しにも力が入ります。15時20分頃にも、掛けてはいけないボラをまたまた掛けてしまいます。学習能力に欠ける爺さんです。困った事です。この頃より徐々に魚たちの活性が落ちて行きます。刺し餌もオキアミは瞬殺ですが、サナギは数か所穴が開いた状態で上がって来ます。コーンは少し齧られた痕があるくらいで原形を留めています。ひたすら手返しを繰り返しますが、魚たちの活性が上がってくることは有りません。16時頃からはボラのダンゴ突きもなくなってしまいます。サナギやコーンにも反応しなくなってしまいます。夕時合の一発を強欲にも考えていた爺さんですが、頭で考えている状況からは程遠い魚たちの活性です。爺さんに出来る事はひたすら手返しを繰り返す事だけです。徐々に納竿時間の17時が近づいて来ます。何とか一発が欲しい爺さんですが、チヌの気配なく納竿時間を迎えてしまいました。やはり強欲な事を考えていると、来てくれるものも来てくれないようです。まだまだ修行が足らないようです。

釣果:チヌ5枚 31cm 32cm 35cm 38cm 39cm
  (小チヌ:1枚 29cm)