10月13日(木)    下佐波賀筏(晴れ)    中潮

先週は爺さんの釣行を考えていました予定日が、多くの釣り人さんが予約されたようで、満員御礼で久しぶりに断られてしまいました。仕方がありませんので、10月13日の木曜日に釣行する事にしました。前回痛い目に遭いました下佐波賀の屋根付き筏を予約しました。またまた痛い目に遭いそうですが、何度痛い目に遭っても懲りない爺さんです。自宅を3時頃に出発します。国道の温度表示は14℃を表示しています。今回もR9→R27→黒鯛釣り具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、サナギミンチ1袋、黒鯛釣具さんオリジナルダンゴ中1箱、ヌカ2袋を購入します。先行車が佐波賀渡船さんの駐車場に車を停められます。続いて爺さんも先行車の横に車を停めます。時刻は5時10分頃です。先客さんと暫し雑談していますと2台の車が到着します。お互い朝の挨拶を交わします。車から荷物を降ろして船着き場に運びます。船頭さんも到着されて、検温と渡船代3000を支払います。爺さんを含めて4名の釣り人さんを乗せて出船です。

先ずは上佐波賀筏群に向かいます。7番筏に1人の釣り人さんが上がられます。続いて屋根付きの6番筏に1人の釣り人さんが上がられます。先に上佐波賀筏群に2人の釣り人さんを送られてから下佐波賀筏群に向かいます。6時頃に下佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが釣り堀側の屋根付き筏に上がります。もう1人の釣り人さんは沖側の屋根付き筏に上がられます。爺さんが上がった筏の西側に新しく屋根付き筏が設置されています。下佐波賀筏群に新しく乗り筏が1台増えました。釣り人にとっては大変喜ばしい事です。海の色を見ますと、湾奥の筏らしく透明度の悪い色をしています。釣座位置の北向き側に荷物を運びます。身の回りを整理してから、ゆっくりと仕掛けの準備に取り掛かります。(タックルは竿 1.58m リール China Reel ライン 2号通し 錘り 3B 鈎 伊勢尼10号)

6時40分頃からかかり釣りを開始します。刺し餌はオキアミ、サナギ、コーンの組み合わせでチヌを狙います。先ずは魚たちの様子を見るために、オキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ツンツンツン、ツンツンツン”ダンゴを啄む反応が穂先に出ています。ボラのダンゴ突きではないようです。ダンゴが割れて刺し餌が飛び出します。“コツコツ、コツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。穂先に反応が出ませんのでラインを巻き上げて確認します。キレイに刺し餌のサナギを取られています。ハゲの仕業のようです。続いてオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ツンツンツン、ツンツンツン”1投目と同じようにダンゴを啄む反応が穂先に出ています。ダンゴが自然に割れます。“コツコツ、コツコツ”オキアミを取られます。穂先の動きに神経を集中します。“ジビジビジビ、ジビジビジビ”かすかに穂先が反応しています。ハゲが反応しているようです。ラインを巻き上げて確認しますと、キレイにコーンが取られています。今日もエサ取りたちとの乱打戦になりそうな嫌な予感がします。

ボラがダンゴを突いてくれるまでは、刺し餌をダンゴに包んで手返しを繰り返すことにします。ダンゴが割れてからの“コツコツ、コツコツ”少し強めの反応で合わせを入れますと、サンキューが鈎掛かりして海面に姿を現します。「う〜ん、厳しいな〜」手強いエサ取りたちが竿下に陣取っているようです。手返しを繰り返していますと、バリコが刺し餌を銜えて海面に姿を現します。サンキュー、ハゲ、バリコ、最強のエサ取りたちです。エサ取りたちに負けないように手返しを早めます。手返しを早めたことでエサ取りたちの活性がますます上がって来ます。困った事です。待てど暮らせどボラのダンゴ突きが穂先に出る事は有りません。これだけエサ取りたちの活性が高いとボラもダンゴを突きにくいのかもしれません。前回の二の舞になりそうな嫌な予感がします。ひたすら手返しを繰り返します。

「ボラのダンゴ突きがないダンゴ釣りほど面白みに欠けるダンゴ釣りはない」と思い込んでいます爺さんですので、今の状況は最悪の状況です。粘り強く手返しを繰り返します。スレ掛かりでハゲやバリコが海面に姿を現します。サンキューはキッチリ口に鈎掛かりしています。8時前、刺し餌のサナギコーンをダンゴに包んで投入します。着底。“ツンツンツン、ツンツンツン”エサ取りたちがダンゴを啄んでいます。自然にダンゴが割れて刺し餌が飛び出します。直ぐに“コツコツ、コツコツ、クー”強めの反応で鋭く穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。伝わってくる感触はチヌのようです。あまり大きくはないようですが、待ちに待ったチヌが刺し餌を喰ってくれたようです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。

「手強いエサ取りたちが陣取っている中、よくぞ刺し餌を喰ってくれた」根性のあるチヌに感謝です。一瞬出るチヌアタリを見逃さないように手返しを繰り返します。8時20分頃、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ツンツンツン、ツンツンツン”エサ取りたちがダンゴを啄んでいます。ダンゴが自然に割れます。刺し餌が飛び出します。“コツコツ”オキアミを取られたようです。穂先の動きに神経を集中します。“コツコツ、コツコツ、クー”弱い反応から穂先を押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせ入れます。“ガツン”思ってもいなかった衝撃が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。やり取りを開始します。竿を起こした時の感触からボラの二文字が頭の中を駆け巡っています。やり取りを重ねるにつれてボラの確率大きくなってきます。姿を確認しようと中層くらいまで上げてきたのですが、鈎外れで穂先が跳ね上がります。魚影を確認したかったのですが、爺さんの腕が腕ですので致し方のない事だと思っています。まだまだ修行が足らないようです。9時30分頃には、30くらいグレがスレ掛かりして海面に姿を現します。これには爺さんビックリです。

ボラのダンゴ突きが穂先に出ていませんがやはり竿下にはボラもいるようです。手強いエサ取りたちをかき分けてダンゴを突くまでの根性があるとも思えないボラのようです。ひたすら手返しを繰り返します。手返しを繰り返しますが、手強いエサ取りたちに翻弄されて時間だけが過ぎて行きます。朝から東方向の風が少し強めに吹き付けていますので、筏がよく動きやりにくいです。本命が刺し餌を喰ってこない時は少しの事でも気になります。筏が動きますので牡蠣殻が鈎掛かりしてよく上がって来ます。爺さん、少々イライラです。手返しを繰り返しましたが、午前中に再度チヌが刺し餌を喰ってくれることは有りませんでした。12時になりましたので、午後からのかかり釣りに期待して何時もの助六寿司の昼ご飯を頂きます。

12時20分頃から午後のかかり釣りを再開します。刺し餌をダンゴに包んで投入しますと“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ダンゴをしつこく突く反応が穂先に出ています。穂先も押さえ込まれる反応です。根性のあるボラが登場したようです。チヌへの期待が高まります。しかし手返しを早めてもチヌらしき反応が穂先に出る事は有りません。焦ってボラを掛ける事がないよう慎重に穂先の動きを凝視します。ボラのダンゴ突きは有るのですが、刺し餌が飛び出すと手強いエサ取りたちに喰われてしまいます。根性のあるチヌが来てくれることを期待して手返しを続けます。徐々に5時の納竿時間が迫って来ます。夕時合を期待して穂先の動きに神経を集中します。しかし手強いエサ取りたちの活性が落ちる事は有りません。相変わらず鈎掛かりして海面に姿を現すのは、ハゲ、サンキュー、バリコの最強軍団です。納竿時間までひたすら手返しを繰り返しましたが、残念ながら再度チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。

釣果:チヌ1枚 33cm