３月９日（火） 上佐波賀筏（晴れのち曇り） 長潮
この所、チヌとの巡り合わせが悪く、なかなかチヌの顔を拝む事が出来ません。竿を出さないとチヌの顔を拝む事が出来ませんので、今週も釣行する事にしました。釣行先は何時もの上佐波賀です。今回は７番筏が空いていませんでしたので、昨年、この時期にチヌの顔を拝む事が出来ました２０番筏で竿を出す事にしました。自宅を４時前に出発します。国道の温度表示は０℃を表示しています。安全運転で舞鶴を目指します。今回もＲ９→Ｒ２７→佐波賀渡船さんのルートで車を走らせます。５時４０分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が２台停まっています。身支度を整えていますと、船頭さんが到着されます。今回も早い到着です。何時もの体温測定後、渡船代３０００円、牡蠣ロープ１本分の料金１５００円を支払います。先客さん２人と爺さんの３人を乗せて出船です。
６時過ぎに上佐波賀筏群に到着します。先ずは先客さんの１人が１９番筏に上がられます。次にもう１人の釣り人さんが７番筏に上がられます。４番筏で牡蠣ロープを引き上げます。吊るして有ります牡蠣が成長していますので、引き上げるのに凄く力が要ります。年を重ねた爺さんには厳しい牡蠣の引き上げ作業です。何とか牡蠣を引き上げて船に積み込みます。２０番筏で漁師さんが牡蠣上げ作業を行っておられます。断りを入れて２０番筏に上がらせて頂きます。漁師さんと雑談しながら準備を進めます。海の色は相変わらず冷え込んだ嫌な色をしています。ここ上佐波賀では、漁師さんが牡蠣を引き上げて、この場所で牡蠣掃除をされるのではなく、持ち帰ってから牡蠣掃除をされますので、牡蠣の引き上げだけでは、チヌを集めるのは無理なような気がします。漁師さんが牡蠣上げ作業を終えられるまで、北向きの東側で牡蠣チヌを狙う事にします。ゆっくりと仕掛けの準備をします。（タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し 錘り なし 0.5号 鈎 伊勢尼12,15号）
６時３５分頃、何時もより少々早いですが、牡蠣チヌ狙いを開始します。１ヒロ、１ヒロ、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。直ぐに“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”ヒイラギらしき反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中します。チヌアタリに変わる事なく刺し餌の牡蠣を取られます。再度、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。相変わらず、落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、ヒイラギらしき反応も穂先に出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込みます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。「う〜ん、今日も厳しい１日になりそうやな〜」漁師さんが爺さんに気を使って下さったのか、岸寄りの筏に移動されて牡蠣上げ作業を続けられています。申し訳ない事をしてしまいました。
漁師さんが別の筏に移動されましたので、釣座位置を北向きの西側とします。先ずは牡蠣をコレクターから剥がします。刺し餌にする牡蠣と撒きエサにする牡蠣を選別します。刺し餌用の牡蠣をコンテナに入れます。残った撒き餌用の牡蠣を割って釣座位置付近にパラパラと撒きます。仕分け作業で出た牡蠣ゴミも撒いておきます。ゴカイ類が沢山居ます。これを撒く事でチヌが寄ってくれる事を期待したいです。牡蠣掃除を終えてから、汚れた筏の床を海水で奇麗に洗い流します。櫓の前を釣座位置として、再度、牡蠣チヌ狙いを開始します。刺し餌の牡蠣の半貝を、１ヒロ、１ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込みます。着底。穂先に反応が出ません。インターバルを長く取ってチヌからの反応を待ちます。しかしチヌの反応どころか、エサ取り達の反応も穂先に出る事は有りません。誘いと静観を繰り返します。エサ取り達の反応も穂先に出る事は有りません。
穂先に反応が出れば、チヌの可能性が高い状態の牡蠣チヌ狙いになりそうです。ワンチャンスの牡蠣チヌ狙いに的を絞らなくてはならない海の状況のようです。気持ちを引き締めて穂先の動きを凝視します。しかし穂先がピクリとも動きません。この所、厳しい牡蠣チヌ狙いが続いています。小チヌ狙いになりそうな気持を何とか抑えて、型狙いに的を絞っているのですが、あまりにも厳しい牡蠣チヌ狙いに気持ちが折れそうになってしまいます。穂先に反応が出る事は有りませんが、筏の彼方此方を探ったり、刺し餌をむき身にしたりと、色々と工夫をして手返しを繰り返します。しかし穂先が反応を示す事は有りません。殆ど穂先に反応が出る事なく昼を迎えてしまいます。反応のなさに気持ちが癒えてしまいそうです。気持ちを切り替えるために昼ご飯を頂きます。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。風も強くなく、のんびりと昼ご飯を頂きます。
１２時１０分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。昼ご飯を頂く前に牡蠣を割って釣座位置付近に撒いておきましたので、期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。期待とは裏腹に穂先には何の反応も出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、穂先には何の反応も出ません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込みます。着底。刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚は居ないようです。静観と誘いを繰り返しますが、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。ひたすら手返しを繰り返します。無反応な状態が延々と続きます。チヌどころか、エサ取り達も反応を示してくれる事は有りません。徐々に集中力がなくなって来ます。気温も高く、眠気が襲って来ます。眠気を振り払いながらの牡蠣チヌ狙いになってしまいます。困った爺さんです。手返しを続けますが、魚たちからの反応が凄く遠いです。４時を回った頃から少し状況が変化します。穂先に“コンコン”と、少し強めの反応が出だします。強めの反応が出だしましたので、刺し餌を半貝やむき身に変えて手返しを繰り返します。刺し餌をむき身にして落とし込んで居た所、“コンコン、クー”前アタリから奇麗に穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。手元に衝撃が伝わって来ると思ったのですが、何の衝撃もなく竿が空を切ります。ラインを巻き上げますと鈎が有りません。如何やら強めの反応を出していたのはフグのような気がします。今日初めてのドキッとした反応でした。５時の納竿時間までひたすら手返しを繰り返しましたが、残念ながら、刺し餌をチヌに喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。厳しい牡蠣チヌ狙いが続きますが、残り数回の牡蠣チヌ狙いで、何とかチヌの顔を拝みたいと強欲な事を考えている爺さんです。