3月24日(水)    上佐波賀筏(晴れ)    長潮

相変わらず厳しい牡蠣チヌ狙いが続いていますが、釣行しなければチヌの顔を拝む事が出来ません。何とかチヌの顔を拝みたいと、爺さん自身の腕も考えずに、今週も牡蠣チヌ狙いで釣行する事にしました。釣行先は何時もの上佐波賀です。23日に予約を入れたのですが、佐波賀渡船さんから連絡が入り、船頭さんの都合で23日は都合が悪いとの事で、24日に釣行を延期する事にしました。自宅を3時20分頃に出発します。国道の温度表示は1℃を表示しています。安全運転で舞鶴を目指します。今回もR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。5時10分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が2台停まっています。身支度を整えて、荷物を船に積み込んでおきます。車の中で暫く体を休めていますと、5時40分過ぎに船頭さんが到着されます。先客さんや船頭さんとお互い朝の挨拶を交わします。何時もの検温を済ませて、渡船代3000円、牡蠣2カゴ分の料金2000円を支払います。この時期になりますと牡蠣が大きく成長していますので、重たい牡蠣ロープを引っ張り上げて、船に積み込んで他の筏に上げる一連の動作が、年を重ねますと厳しいものが有りますので、今回は佐波賀渡船さんに刺し餌の牡蠣を分けて頂く事にしました。先客さん2人と爺さんを乗せて出船です。

6時頃、上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが7番筏に上がります。続いて1人の釣り人さんが4番筏に上がられます。もう1人の釣り人さんは、下佐波賀筏群に向かわれます。筏に上がり海の色を見ますと、湾奥の筏らしい透明度の悪い色をしています。海面には膜を張った汚い潮が漂っています。赤クラゲや水クラゲがプカプカと浮かんでいます。釣座位置を北向きに構えます。釣座位置付近に牡蠣を割ってパラパラと撒いておきます。ふと大島さんの方を見ますと、何時の桜の木が満開状態になっています。何時もこの時期に満開になって目の保養をさせてくれます。有難い事です。牡蠣チヌ狙いも終盤に差し掛かって来たようです。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し 錘り なし 0.5号 鈎 伊勢尼12号)

6時25分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。刺し餌の牡蠣の半貝を投入する前に、牡蠣を割ってパラパラと竿先に撒いておきます。撒き餌の牡蠣が底に付いたころを見計らって、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。徐々にタナを深くして行きます。3月も後半になりますと、底の海水温でより上層の海水温度の方が高くなりますので、ボチボチ浮きチヌが口を使ってくれる頃と思いますので、穂先の動きに神経を集中しながら徐々にタナを深くして行きます。しかし落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…”極弱い穂先を押え込まない反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中します。“コツコツ”少し強めの穂先を押え込まない反応で刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。1投目から魚たちが反応してくれます。この所、穂先に反応が出ない釣行が続いていましたので、エサ取りの反応と分かっていてもすごくうれしいです。気合が入ります。手返しを繰り返します。

1投毎に穂先に反応が出ます。やはり常に釣り人さんが入られている筏では魚たちの活性が良いようです。撒き餌が常に入っているかどうかの問題かと思われます。これだけ魚たちの活性が有れば、チヌが口を使ってくれるチャンスが必ずある事を信じて手返しを繰り返します。“コツコツ”少し強めの反応が出た時に合わせを入れて見ます。竿が空を切ります。ラインを巻き上げて確認しますと鈎が有りません。如何やら竿下にはフグも居るようです。色々な魚が刺し餌の牡蠣の半貝に反応しているようです。しかしなかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。少し強めの穂先を押え込まない反応で合わせを入れて見ますが竿が空を切るだけです。徐々に魚たちの活性が上がって来ます。刺し餌の牡蠣の半貝では瞬殺状態になって来ます。穂先に反応が出るのは嬉しいのですが、瞬殺状態にはなるとこれはこれで困った事です。7時20分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。着底寸前から“コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”刺し餌の牡蠣の半貝に反応して来ます。着底。“コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ、フ〜”しつこい反応から穂先を浮かせて来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”何か鈎掛かりしましたが軽いです。海面に姿を現したのはマルハゲでした。竿下にはハゲも居るようです。手返しを繰り返します。

刺し餌の牡蠣の半貝に魚たちが反応してくれている間に、寄せる腕のない爺さんですので何とかチヌが口を使ってくれる事を願うばかりです。手返しを続けますが、魚たちの活性が少し落ちて来たようです。刺し餌の牡蠣の半貝が瞬殺状態で取られる事はなくなりました。ハゲを鈎掛かりさせた事で少し大人しくなったのかも知れません。チヌが刺し餌を喰ってくれるチャンスが増えたようです。後は爺さんが如何にチヌの反応を捉えて鈎掛かりさせる事だと思うのですが、腕が腕ですので、チヌの反応を見極める事が出来るか自信が有りませんが、穂先の動きに神経を集中しながら手返しを繰り返します。9時前、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”ヒイラギらしき魚が刺し餌の牡蠣の半貝に反応しています。潮が少し強めに西方向に流れています。刺し餌の牡蠣の半貝が潮に押されて西方向に流されて行きます。穂先でついて行きます。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…コツコツ、コツコツ” 極弱いジビジビした反応から、少し強めに啄みながら穂先を押さえる反応が出ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”軽いです。しかし竿を持つ手に伝わって来ます感触は小チヌのようです。期待していた大きさでは有りませんが、小チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

小チヌとは云へ、チヌが口を使ってくれましたので手返しにも力が入ります。手返しを繰り返しますが、なかなかチヌと思われる反応を捉える事が出来ません。エサ取り達も刺し餌の牡蠣の半貝に反応し続けてくれています。何とか穂先に魚達の反応が出ている間に、チヌを掛け合わせたいと願いながら手返しを続けます。しかしなかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。ひたすら手返しを繰り返します。穂先に出ますエサ取り達の反応に合わせを入れますが鈎掛かりしません。鈎掛かりさせて正体を確かめたいのですが、むやみに合わせを入れない方がチヌに近づく事が出来る近道と分かっているのですが、ついつい合わせを入れてしまう爺さんです。まだまだ修行が足りません。10時10分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。相変わらず落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。直ぐに“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”ヒイラギらしき反応が穂先に出ます。穂先の動きに神経を集中します。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜、コツコツコツ、コツコツコツ”ヒイラギらしき反応から、少し穂先を押え込む啄む反応が出ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”軽いです。軽いですが、間違いなく小チヌの突込みです。小気味よい突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

小チヌとは云へ、またまたチヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。相変わらずエサ取り達も刺し餌の牡蠣の半貝に反応してくれています。出来るだけエサ取りと分かっている反応には合わせを入れないようにしながら手返しを繰り返します。10時30分頃からエサ取り達の反応が急に落ちてしまいます。よく有る現象ですが、何故急に反応が遠くなってしまうのか、頭の悪い爺さんには良く分からない現象です。反応の出ない穂先を見つめながら手返しを繰り返します。誘いと静観を繰り返しながら、穂先に反応が出なければ底で刺し餌の牡蠣の半貝を切って、再度、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、殆ど穂先に反応が出る事は有りませんでした。昼になりましたので、昼ご飯を頂く事にします。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。天気が良いのでのんびりと頂きます。山ではウグイスが鳴いています。桜、ウグイス、牡蠣チヌ狙いの終わりを告げているようです。今年は巡り合わせが悪いのか、なかなかカウントサイズのチヌの顔を拝む事が出来ません。早く巡り合わせが良くなるように願うだけです。

12時20分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。昼ご飯を頂く前に、竿先に牡蠣を割って撒いておきましたので、期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。相変わらず落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、穂先が反応を示す事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込みます。着底。穂先を凝視しますがピクリとも反応を示しません。誘いと静観の間隔を長く取ってチヌからの反応を待ちます。しかしチヌどころか魚たちからの反応も穂先に出ません。困った事です。吹き付けて来ます風が強さを増して来ます。春はどうしても風が強めに吹き付けて来ます。少々釣りつらいです。1時40分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。“コツコツコツ…コツコツコツ”穂先を押え込まない弱い反応が久しぶりに出ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”何か鈎掛かりしました。チヌでは有りません。海面に姿を現したのはデカフグでした。デカフグが居ればチヌも近くにいると思い込んでいます爺さんですので、俄然やる気を出して手返しにも力が入ります。単純な爺さんです。

しかし2時前からまたまた穂先が反応しない時間帯が訪れます。手返しを繰り返しても穂先が反応を示す事は有りません。この所の釣行で無反応な時間帯に慣れている爺さんですが、毎回の釣行でこのような時間帯がなぜ訪れるのか、頭の悪い爺さんには良く分からない状況です。ただ爺さんに出来るのは、筏周りをウロウロする事と、ひたすら手返しを繰り返す事だけです。毎回夕時合を期待して手返しを続けますが、なかなか夕時合にチヌが口を使ってくれません。徐々に納竿時間の5時が迫って来ます。何とかカウントサイズのチヌの顔を拝みたいと、強欲な事を考えて手返しを繰り返します。しかし反応が凄く遠いです。ひたすら手返しを繰り返しましたが、残念ながら、カウントサイズのチヌの顔を拝む事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。次回に期待したい所ですが、桜、ウグイス、牡蠣チヌ狙いも終わりのような気がするのですが、どうするか暫く考えてから答えを出す事にします。

釣果:(小チヌ2枚 25.5cm 27cm)