2月19日(金) 上佐波賀筏(曇りのち晴れ) 小潮
風もあまり強く吹かず、天気が回復する予報ですので、19日の金曜日に釣行する事にしました。ただ、舞鶴までの道中、久しぶりに雪道を走行しなくてはならないと思いますので、何時も以上に運転に注意を払わなくてはいけません。自宅を3時50分頃に出発します。まだ雪がチラチラしています。車も雪で白くなっています。国道の温度表示は0℃を表示しています。下山辺りから雪道になって来ます。安全運転に心掛けて舞鶴を目指します。今回もR9→R27→佐波賀渡船さんのルートです。6時頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。車が1台停まっていません。駐車場にはタップリと雪が積もっています。身支度を整えていますと船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。今回は船頭さんに牡蠣を分けて頂ける事になりましたので、牡蠣代2000円と渡船代3000円を支払います。爺さん1人を乗せて出船です。
6時25分頃、上佐波賀筏群に到着します。今日は牡蠣ロープを引き上げませんので、19番筏に上がらずに何時もの7番筏に船を着けて頂きます。筏には雪がタップリと積もっています。滑らないように注意を払い筏に上がります。海の色を見ますと、河川からの冷たい真水がタップリと入った色をしています。厳しい牡蠣チヌ狙いが予想されます。何時もの北向きに釣座位置を構えます。準備をする前に、牡蠣を割って釣座位置付近に撒いておきます。牡蠣を撒き終えてから、荷物の整理をして、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール China Reel ライン 2号通し 錘り なし 0.5号 鈎 海津14号)
久しぶりに指先の痛みを感じます。暖かい日を選んで釣行していましたが、こんな日がたまには有っても良いのかも知れません。以前はこのような日が多く有ったような気もするのですが、最近は滅多に積雪が有る筏に上がりませんので、ある意味凄く新鮮に感じます。7時頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。何時ものように牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで来る魚は現れません。誘いを掛ける事にします。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込みます。着底。暫く静観しますが、刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚が現れる事は有りません。誘いを静観の間隔を長く取って、チヌが刺し餌の牡蠣の半貝を喰って来るのを待ちます。しかしチヌと思える反応がなかなか穂先に出ません。チヌ以外の魚も刺し餌の牡蠣の半貝を触って来ません。前回はヒイラギの反応が有ったのですが、今回はヒイラギたちも大人しいようです。
やはり急激に海水温度が下がってしまったのかも知れません。爺さんの悪い頭で考えられる方法は、根気良く手返しを続けるしか方法がないようです。刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで、反応がなければ誘いを掛けて、また静観して誘いを掛ける事を繰り返し、何度か同じ事を繰り返して穂先に反応が出なければ、底で刺し餌の牡蠣の半貝を切って、また刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込む事を繰り返します。しかし何度繰り返しても穂先に反応が出る事は有りません。「う〜ん、厳しいな〜」刺し餌は牡蠣だけですので、多々このような時が有ります。我慢の牡蠣チヌ狙いです。8時頃、ようやく着底した刺し餌の牡蠣の半貝に“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”単発的にヒイラギと思われる反応が穂先に出ます。ようやく魚たちが目覚めてくれたようです。チヌも目覚めてくれる事を期待して手返しを繰り返します。8時30分頃から9時頃までは、ヒイラギらしき魚の活性が上がったようで、1投毎に刺し餌の牡蠣の半貝に反応を示してくれます。チヌへの期待が高まりましたが、9時を回りますと急激に活性が落ちてしまい、またまた前の無反応な状態に戻ってしまいました。困った事です。
厳しい牡蠣チヌ狙いは覚悟の上ですが、爺さんが考えている以上に厳しい牡蠣チヌ狙いです。冷え込んだ河川からの真水が入っているのか、上潮が川のように前後左右に早く流れています。底潮は余り流れていないようです。時々底潮が上潮と同じ方向に流れ出しますと、川のような感じになってしまいます。牡蠣チヌを狙うには色々と障害をクリアしなくてはいけないようです。このような状況では、ワンチャンスだけの時が多々ありますので、穂先の動きに神経を集中して手返しを繰り返します。11時頃、着底した刺し餌の牡蠣の半貝に“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”ヒイラギらしき反応が穂先に出ています。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中します。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…”極弱い反応を出しながら穂先を少し押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”重さを感じませんが何か鈎掛かりしています。海面に姿を現したのはデカフグでした。デカフグが居ればチヌも居ると思い込んで居る爺さんですので、手返しにも力が入ります。しかし何事もなく午前中の牡蠣チヌ狙いが終了してしまいます。昼ご飯を頂く前に、牡蠣を割って釣座位置前に撒いておきます。今日もカップラーメンとパンの昼ご飯です。天気も回復して来ましたので、のんびりと昼ご飯を頂きます。
12時30分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。昼ご飯を頂く前に牡蠣を割って撒いておきましたので、期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込んで行きます。相変わらず落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。ひたすら手返しを繰り返します。1時頃からまたまたヒイラギと思われる魚の活性が上がって来ます。1投毎に刺し餌の牡蠣の半貝に反応を示します。牡蠣チヌへの期待が高まります。1時50分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。落とし込み途中での反応なく着底します。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”ヒイラギらしき反応が穂先に出ています。穂先に負荷がなくなった時に大合わせを入れて見ます。“ガツン”何か鈎掛かりしましたが軽いです。海面に姿を現したのはウマズラでした。ウマズラでも相手をしてくれるだけありがたいです。
ヒイラギと思っていたのですが、色々な魚たちが刺し餌の牡蠣の半貝を触っているのかも知れません。期待を込めて手返しを続けます。しかしチヌと思える反応がなかなか穂先に出ません。「何とかワンチャンスをものにしたい」と、強欲な事を考えている爺さんです。穂先に反応が出ている間が、牡蠣チヌを掛け合わすチャンスと思っていますので、穂先に出る反応の違いを見逃さないように神経を集中させます。3時を回りますと、1投毎にあった穂先の反応がピタリと止まってしまいます。牡蠣チヌへのワンチャンスが遠ざかって行きます。魚たちの活性が上がった時がチャンスと思っている爺さんですので、この無反応な時間帯は痛いです。竿先に牡蠣を割って撒きながら魚たちからの反応を待ちます。4時を回った頃から、ようやく穂先に魚達の反応が戻って来ます。チャンス到来です。残り1時間、穂先の動きに神経を集中します。ひたすら手返しを続けましたが、5時の納竿時間までに、刺し餌の牡蠣の半貝をチヌに喰わす事が出来ませんでした。厳しい牡蠣チヌ狙いでした。まだまだ修行が足らないようです。次回に期待したいです。