1月26日(火) 上佐波賀筏(晴れのち曇り) 中潮
釣行日を26日にするか、28日にするか、散々迷って26日に釣行する事にしました。佐波賀渡船さんに電話を入れますと、爺さんの定位置で有ります7番筏、沖列の4番筏が詰まっていましたで、岸側列の筏が気になっていましたので21番筏を予約する事にしました。何時もなら爺さんの定位置が空いていなければ日にちを変更するのですが、「今すぐチヌの顔を拝みたい」と強欲な考えが勝ってしまいました。心の歯止めが効かない困った爺さんです。自宅を4時頃に出発します。国道の温度表示は1℃を表示しています。この時期としては暖かい朝です。安全運転に心掛けて舞鶴を目指します。今回もR9→R27→佐波賀渡船さんのルートで車を走らせます。所々で濃霧が発生しています。シカとの遭遇がトラウマになっていますので、濃霧の中をビビりながら車を走らせます。5時50分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まっています。身支度を整えて車の中で体を休めていますと、1台また1台と車が到着します。外が明るくなって来ましたので荷物を船に積み込みます。先週お会いした釣り人さんも来られています。先週21番筏に乗られていましたので、爺さんが予約したことをお詫びします。21番筏を譲ろうとしたのですが、20番筏でチヌを狙われると云う事で、お互い1日、牡蠣チヌ狙いを楽しむ事にしました。船頭さんが到着されて、何時もの体温測定後、牡蠣ロープ1本分の料金1500円を支払います。渡船料金はポイントカードが一杯になりましたので要りません。有難い事です。爺さんを含め4人の釣り人さんを乗せて出船です。
7時頃、上佐波賀筏群に到着します。19番筏で牡蠣ロープを引き上げている間に、先に4番筏、7番筏の釣り人さんを送られます。爺さんを迎えに船が戻って来て、21番筏に爺さん、20番筏に先週お会いした釣り人さんが上がられます。筏に上がり海の色を見ますと、海面に膜を張った汚い潮が筏周りを覆っています。透明度もこの時期としてはかなり悪いです。河川からの冷たい真水が入り込んだようです。海面直下の海水がウルウルしています。先ずはコレクターから牡蠣を剥がします。牡蠣を剥がし終えてから、牡蠣ロープについていますフジツボを奇麗に剥がし取ります。ロープは再利用されますので、爺さんは何時もロープについていますフジツボ掃除をします。牡蠣剥がしで汚れた床面を奇麗に海水で洗い流します。釣座位置を北向きに構えます。釣座位置前に牡蠣を潰して撒いておきます。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.36m リール China Reel ライン 2号通し 錘り なし 0.5号 鈎 海津14号)
濃い霧に包まれた中、8時頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。牡蠣の半貝を刺し餌にして徐々にタナを深くして行きます。落とし込み途中で、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。着底。暫く静観しますが、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込みます。着底。穂先が反応を示す事は有りません。誘いと静観を繰り返しますが、刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚が現れる事は有りません。底で刺し餌の牡蠣の半貝切って、再度、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。着底。穂先に反応が出る事は有りません。手返しを繰り返します。9時頃に漸く“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”刺し餌の牡蠣の半貝を啄む反応が穂先に出だします。穂先の動きからヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで居るようです。しかし刺し餌の牡蠣の半貝を取るまでの元気はないようです。底で牡蠣の半貝を切って、再度、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行く事を繰り返します。
刺し餌の牡蠣の半貝を啄んだり啄まなかったりと、ヒイラギの活性も非常に不安定です。釣座位置下の魚の反応があまり良くありませんので、筏周りをウロウロしてみたりするのですが、釣座位置同様にヒイラギが極弱い反応を示すくらいで、殆ど反応が穂先に出ません。河川からの真水の流入で海水温度が急激に下がっているのかも知れません。よく有る事と云へ、穂先に反応が出ないかかり釣りは非常に厳しいものが有ります。この所、我慢我慢の牡蠣チヌ狙いが続いていますので、エサ取りの活性がもう少し上がってくれれば、チヌもエサ取り達の活性に誘われて竿下に寄ってくるのではないかと、爺さんの悪い頭が考えています。9時15分頃、“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”底で刺し餌の牡蠣を啄みながら穂先を浮かせて来た所で合わせを入れてヒイラギが鈎掛かりして海面に姿を現します。10時30分頃、コツコツコツ…コツコツコツ…”単発的な刺し餌の牡蠣の半貝への反応に合わせを入れますと、チョッとコマシなガシラが鈎掛かりして海面に姿を現します。ガシラを上げてからは、殆ど刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。
刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで居てくれたヒイラギも活性が落ちたのか、全く刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す事がなくなりました。1月の牡蠣チヌ狙いは厳しいと重々に分かっているつもりですが、やはり穂先に反応の出ない時間が多くなって来ますと、どうしても筏周りをウロウロする時間帯が増えて来ます。我慢しきれない困った爺さんです。隣の筏の先週お会いした釣り人さんも、無反応な海の状況に苦労されているようです。反応の出ない穂先を凝視しながら、手返しを繰り返して牡蠣チヌを狙います。牡蠣を貝割り器で潰して竿先に撒きながら、チヌからの反応を待ちますが、穂先がチヌからの反応を捉える事は有りません。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日もカップラーメンとパンの昼ご飯です。風もなく穏やかな天気ですので、のんびりと昼ご飯を頂きます。長閑です。
12時20分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。刺し餌の牡蠣の半貝を、1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。相変わらず浮いて居る魚は居ないようです。着底。暫く静観しますが、穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込みます。着底。静観しますが、刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚は現れません。厳しい牡蠣チヌ狙いが続きます。刺し餌を牡蠣のむき身にして落とし込みます。底から1ヒロ半くらいから2ヒロくらいに陣取っていますヒイラギが啄んで来ます。やはりむき身には反応を示すようです。刺し餌を牡蠣の半貝、牡蠣のむき身と目先を変えながら牡蠣チヌ狙いを続けます。しかしこれぞ牡蠣チヌという反応が穂先に出る事はなく、時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。後は夕時合のワンチャンスに掛けるしかありません。穂先の動きに神経を集中しますが、穂先がピクリとも反応を示す事がない時間帯の方が多いです。牡蠣のむき身も時間が進むに従い、反応は出るのですが、牡蠣のむき身が鈎から取られる事は有りません。4時を回っても同じ状況が続いています。4時30分の納竿時間までひたすら手返しを繰り返しましたが、残念ながら、チヌに刺し餌の牡蠣を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。2月に期待したいです。