１月２１日（木） 上佐波賀筏（晴れ） 小潮
新型コロナウイルスが全国的に猛威を振るっていますので、かかり釣りを自粛しなくてはいけないとは思うのですが、年を重ねた爺さん自身の事を考えますと、釣行したくても行けないカウントダウンが既に始まっていると思いますので、１回でも多くチヌとのやり取りを楽しみたいと、自分勝手な考えを振りかざして、マスク、三密に注意を払い、釣行する事にしました。自宅を４時過ぎに出発します。国道の温度表示は−４℃を表示しています。今朝はかなり冷え込んでいます。安全運転で舞鶴を目指します。今回もＲ９→Ｒ２７→佐波賀のルートで車を走らせます。６時頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が１台停まっています。周りはまだ暗いです。船着き場入り口に荷物を下ろして、西側の駐車場が使えませんので、東側の駐車場に車を停めます。身支度を整えて、船頭さんが到着されるのを車の中で待ちます。７時前に船頭さんが到着されます。先客さんは時々お会いする釣り人さんです。お互い朝の挨拶を交わします。何時もの検温を済ませて、渡船代３０００円、牡蠣ロープ１本分の料金１５００円を支払います。先客さんと爺さんを乗せて出船です。
７時頃、上佐波賀筏群に到着します。１９番筏で牡蠣ロープを引き上げている間に、先客さんを２１番筏に送って行かれます。慌てる事なく牡蠣ロープを引き上げます。１９番筏から爺さんが何時もお世話になっています７番筏に送って頂きます。筏に上がり海の色を見ますと、湾奥の筏らしく透明度の悪い色をしています。筏周りには汚い潮が入って来ています。牡蠣ロープから牡蠣を剥がす作業を始めます。以前は牡蠣の掃除をしていたのですが、年を重ねた爺さんですので、牡蠣掃除に爺さんの腰が持ちませんので、今年は牡蠣ロープから牡蠣を剥がして、貝割り器で牡蠣を割って釣座位置前に撒く事にしています。これで何とか１日、腰の痛みを我慢する事なく牡蠣チヌ狙いを楽しむ事が出来ています。釣座位置は何時もの北向きに構えます。釣座位置前に牡蠣を割って撒いておきます。牡蠣を撒き終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。（タックルは竿 1.36m リール China Reel ライン 2号通し 錘り なし 0.5号 鈎 海津14号）
８時１５分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。何時も通り牡蠣の半貝を刺し餌にして、１ヒロ、１ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。相変わらず落とし込み途中での魚からの反応が穂先に出る事は有りません。底から１ヒロ〜２ヒロくらいに陣取っていますヒイラギに突かれながら着底します。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…”底でもヒイラギらしき魚が反応しています。ヒイラギアタリからチヌアタリに変わる事を期待したのですが、チヌアタリに変わる事なく刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。再度、牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。底から１ヒロ〜２ヒロくらいのタナでやはりヒイラギらしき反応が穂先に出ます。着底。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”ヒイラギらしき反応が穂先に出ています。ヒイラギのタナから、刺し餌の牡蠣の半貝を追いかけて底に下りて行くようです。前回よりかは魚たちの活性が良いようです。チヌへの期待が高まります。
ヒイラギらしき魚に翻弄されながらも手返しを繰り返します。９時１５分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。ヒイラギのタナで啄まれながら着底します。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”ヒイラギらしき魚が刺し餌の牡蠣の半貝に反応しています。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中します。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…コツコツ、コツコツ”極弱いジビジビした反応から、少し強めの啄む反応が穂先に出ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのは良型のウマズラでした。竿下には今年初めて御目に掛ったハゲが居るようです。ハゲが刺し餌の牡蠣に反応し出しましたので、牡蠣の両貝を刺し餌にして落とし込んで見ます。落とし込み途中での反応なく着底します。暫く静観していますと“コツコツコツ、コツコツコツ”弱めの反応から大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。竿が空を切ります。刺し餌の牡蠣の移動で穂先が押え込まれたのか、魚が刺し餌の牡蠣の中身を喰ったから穂先が押え込まれたのかは分かりませんが、ドキッとする反応でした。
９時３０分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。徐々にタナを深くして行きます。ヒイラギのタナで刺し餌の牡蠣の半貝を啄まれます。啄まれながら着底します。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”ヒイラギらしき魚が反応しています。穂先の動きに神経を集中します。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜、コツコツコツ、コツコツコツ、クー”ヒイラギらしき弱い反応から、ハッキリした啄む反応を出しながら鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”手応えは有ったのですが軽いです。竿を持つ手にコンコンコンと頭を振る感触が伝わって来ます。「う〜ん、覚えの有る感触やな〜」海面に姿を現したのは良型のアイナメでした。久しぶりに見ます４０�造領彪燭任靴拭２�しいアタリはこのアイナメが出していたのかも知れません。手返しを繰り返します。この頃からハゲの反応がなくなってしまいます。ヒイラギは相変わらず刺し餌の牡蠣を啄んで来ます。ひたすら手返しを繰り返します。１１時５０分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。ヒイラギらしき魚に啄まれながら着底します。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”底でもヒイラギらしき魚が反応しています。牡蠣の身が殻から外れたようです。穂先の動きからまだ牡蠣の身が鈎に付いているようです。殆ど負荷がなくなった穂先が極僅かに反応しています。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…”穂先の動きについつい体が反応してしまいます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”手応えは有るのですが軽いです。頭を振っています。「う〜ん、またアイナメか？〜」海面直下の魚影を見て爺さんビックリです。小チヌが反転を繰り返しています。まさかこのサイズが喰って来るとは思いもしませんでした。カウントサイズでは有りませんが、刺し餌の牡蠣を喰ってくれた事に感謝したいです。有難い事です。
１２時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日もカップラーメンとパンの昼ご飯です。天気も良く風も穏やかですので、のんびりと昼ご飯を頂きます。１２時２０分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。午後からも相変わらずヒイラギらしき魚だけは活性が良いようです。刺し餌の牡蠣の半貝が着底してからも啄み続けてくれます。ヒイラギらしき魚の活性が高い間に何とかチヌが刺し餌を喰って欲しいものです。ひたすら手返しを繰り返します。１時頃から頼みのヒイラギらしき魚の反応も途絶えてしまいます。心配していました無反応地獄に入ってしまったようです。手返しを繰り返しても繰り返しても穂先が反応を示す事は有りません。筏周りをウロウロする回数が増えて来ました。辛抱の出来ない爺さんです。困った爺さんです。時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。何の盛り上がりもなく夕時合に入ってしまいましたが、相変わらず反応の出ない穂先とにらめっこです。４時３０分と船頭さんに伝えています納竿時間が迫って来ます。何とかカウントサイズのチヌに刺し餌を喰って欲しいと手返しを繰り返しますが、爺さんの思いとは裏腹に、穂先が反応を示してくれる事は有りませんでした。残念ですがこれで竿を収める事にします。小チヌとは云へ、チヌが刺し餌を喰って来てくた事を素直に喜ぶべきなのですが、別のチヌへのアプローチ方法が有ったのではないかと、爺さんの腕も考えずに色々と考えてしまいます。まだまだ修行が足らない事を痛感しました。
釣果：（小チヌ１枚 ２６ｃｍ）