8月24日(月)    上佐波賀筏(晴れ)    中潮

今回も暑さを避けて、下佐波賀の屋根付き筏で1日遊ばせて貰おうと電話を入れますと、予約が入っていて乗る事が出来ませんでした。仕方が有りませんので、7番筏でパラソルを使用してのダンゴ釣りを楽しみたいと思います。自宅を2時20分頃に出発します。国道の温度表示は22℃を表示しています。今回もR9→R27→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、サナギミンチ1袋、黒鯛釣具さんオリジナルダンゴ中1箱、ヌカ2袋を購入します。4時30分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台も車が停まって居ません。周りはまだ暗いです。明るくなるまで車の中でゆっくりとします。周りが明るくなって来ましたので、身支度を整えて荷物を船に積み込みます。1台車が到着します。時々お会いする釣り人さんです。お互い朝の挨拶を交わします。また1台車が到着します。5時30分前に船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円を支払い、爺さんを含めて3人の釣り人さんを乗せて出船です。

5時30分過ぎに上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが7番筏に上がります。次に時々お会いする釣り人さんが3番筏に上がられます。もう1人の釣り人さんは下佐波賀筏群に向かわれます。筏に上がり床を見ますと、またケムシが湧いています。先ずはケムシ退治から始める事にします。ケムシ退治を終えてから、ブイに付いていますイガイを少々頂いて、北向きの釣座位置付近にパラパラと撒いておきます。透明度は何時もより高いように感じます。イガイを撒き終えてから、荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし 0.5号 鈎 伊勢尼 12号 海津 12号)

6時過ぎからかかり釣りを開始します。先ずはイガイを刺し餌にしてチヌを狙ってみたいと思います。刺し餌のイガイを、1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。静観と誘いを掛けますが、穂先が反応を示す事は有りません。悪い頭で考えていた強欲なシーンはものの見事に消え去ってしまいます。今日のかかり釣りは厳しい事を覚悟しなくてはいけないようです。筏周りを探って見る事にします。彼方此方探りを入れますが、なかなか穂先に反応が出ません。7時前、南向きの東角で刺し餌のイガイを落とし込んで見ます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。暫く静観していますと“コツ”極短くはっきりした反応が穂先に出ます。次の反応に備えて身構えます。しかし穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けようと穂先を持ち上げますとイガイの重さを感じません。ラインを巻き上げて確認しますと、刺し餌のイガイが奇麗になくなっています。「アチャ〜、チヌアタリやったんか〜」7時過ぎ、再度、同じ所に刺し餌のイガイを落とし込んで見ます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観していますと“コツコツコツ、フ〜”明確な刺し餌を啄む反応から穂先を浮かせて来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。突込みが始まります。この突込みは間違いなくチヌの突込みです。しかし重さを感じませんのであまり大きくはないようです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。

期待していました大きさでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。やはりこの時期、爺さんの腕では大きさを期待するのは厳しいようです。もう少しイガイでチヌを狙ってみたいと思います。筏周りをウロウロしながら彼方此方探りを入れ見ますが、穂先が反応を示してくれる事は有りません。粘り強く探りを入れます。7時30過ぎ、南向きの中ほどで刺し餌のイガイを落とし込んで見ます。慎重にタナを徐々に深くして行きますが、穂先が反応を示す事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。誘を掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。暫く静観していますと“クー”前アタリなく小さく穂先が押え込まれます。年を重ねた爺さんですので、一瞬の反応に対応する事が出来ません。次の反応に備えて身構えます。しかし次の反応が穂先に出る事は有りません。ラインを巻き上げて確認しますと、キレイに刺し餌のイガイが取られています。ガックリです。まだまだ修行が足らない事を痛感します。同じ所を未練たらしく探って見ますが、再度、チヌが刺し餌のイガイを喰って来る事は有りませんでした。

8時になりましたので、ボチボチダンゴ釣りに切り替えたいと思います。刺し餌はオキアミとサナギの抱き合わせ、オキアミとコーンの抱き合わせ、サナギとコーンの抱き合わせでチヌを狙う事にします。先ずは刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ツンツンツン、ツンツンツン、ツンツンツン”何かがダンゴを啄んで居ます。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っているはずですので、サナギに対しての反応を身構えて待ちますが反応が出る事は有りません。ラインを巻き上げて確認しますと、サナギが無傷で鈎に残っています。サナギには反応しないようです。オキアミを主にサナギやコーンを抱き合わせてチヌを狙います。数投目で竿先に多くの泡が上がって来ます。大きな泡はボラのようです。小さな泡はコノシロのようです。チヌへの期待が高まります。刺し餌をダンゴに包んで投入しますと、着底と同時にダンゴ突きが出穂先に出ます。ボラが反応してくれているようです。海面直下でコノシロが乱舞し出します。粘り強く手返しを繰り返します。

ボラがダンゴを突いてくれていますので、今日はすごく楽しいダンゴ釣りになりそうです。ボラにダンゴを突き続けてもらうように手返しを早めます。ダンゴが割れてからの“コツコツ、クー”と穂先を押え込んでくる反応で合わせを入れますと、コハタや良型のアジが鈎掛かりして海面に姿を現します。時々ヒイラギも口掛して海面に姿を現します。エサ取り達が活発にオキアミに反応してくれていますので、チヌもそのうちに口を使ってくれる事を期待して手返しを早めます。オキアミを主にした時はダンゴに包んで、サナギとコーンを抱き合わせにした時はハリスダンゴで手返しを繰り返します。ハリスダンゴにもボラが反応してくれていますので、チヌへの期待がますます高まります。面白いダンゴ釣りになって来ました。

8時45分頃、刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴが突かれて徐々に小さくなって行きます。穂先の曲がりが徐々に小さくなって行きます。“ゴツゴツゴツ、コツコツコツ、コツコツコツ”ボラのダンゴ突きから刺し餌を啄む反応に変わって来ます。穂先を押え込みながら啄む反応が続きます。「う〜ん、ボラかチヌか分らんけど合わせたれ!〜」立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。竿を起こした時の感触はボラのような気がします。一気に西方向に走り出します。強引に竿でためて耐えます。ためた時の首を振らない感触はボラそのものです。「う〜ん、ボラを掛けてしまったな〜」牡蠣ロープに巻かれないように西端まで移動してボラとのやり取りを楽しみます。強引に浮かせます。魚影が見えて来ました。「えぇ〜!、ボラちゃう〜、チヌや!〜」見えていたチヌが反転します。竿でためた瞬間に穂先が跳ね上がります。「うそ!〜」確認しますとライン切れのバラシです。1.75号の新品のラインですので簡単には切れないはずです。おそらく歯切れだと思われます。ボラだと思ってやり取りしていたのですが、結果的にチヌとやり取りをしていた事で、爺さんの感覚も実にええ加減なものであることがわかりました。これからはチヌと思ってやり取りをする事にします。9時頃、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。ボラと思われる魚に突かれながら着底します。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン“ボラがダンゴを突いてくれています。穂先の動きに神経を集中します。先ほどと同じ反応が穂先に出ています。先ほどと同じタイミングで立ち上がって合わせを入れます。”ガツン“心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。一気に西方向に走り出します。牡蠣ロープが心配ですので、西端まで移動してやり取りをします。この突込みは間違いなくチヌと思われます。先ほどのチヌもこのチヌのように節の有る突込みをしてくれたら間違える事もなかったと思います。相変わらず自分に優しい爺さんです。チヌの力強い突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面直下で大暴れされて四苦八苦させられます。ようやく海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。

チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし続けてチヌが刺し餌を喰って来る事は有りません。粘り強く手返しを繰り返します。10時15分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。途中でボラに突かれて割られます。そのまま落とし込んで行きます。底近くまで落とし込んだ所で“コツコツコツ、クー”ハッキリした啄む反応から穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。衝撃が伝わってくると思ったのですが軽いです。感触から小チヌを掛けたようです。小気味よい突込みを楽しみながら浮かせます。感触通り、海面下に小チヌが見えて来ました。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。10時30分前にも、底でサナギコーンハリスダンゴが割れてからの穂先の押え込みで合わせを入れて小チヌが相手をしてくれます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝をしたいです。なかなかカウントサイズのチヌが刺し餌を喰ってくれません。悪い頭で考えながら手返しを繰り返します。11時前、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。ボラに突かれながら着底します。ボラにダンゴをダンゴを割られて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ、クー”啄む反応から穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。手に伝わってくる感触は小チヌのようです。小気味よい突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面下に見えて来ました。間違いなく小チヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。12時まで手返しを繰り返しましたが、再度、チヌが刺し餌を喰ってくれる事は有りませんでした。

12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日も何時もの助六寿司の昼ご飯です。のんびりとパラソルの下で頂きます。パラソルの有難さを感じながらの昼ご飯です。12時30分頃から午後のかかり釣りを開始します。ダンゴに包んだりハリスダンゴにしたりと、目先を変えながら手返しを繰り返します。相変わらず海面下ではコノシロが乱舞しています。中層から底付近にはボラや良型のアジが居るようです。中層辺りからダンゴを突く反応が穂先に出ています。残った刺し餌に良型アジが喰い付いて海面に姿を現します。小チヌより大きなアジです。チヌに刺し餌を喰ってもらおうと手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応がなかなか穂先に出ません。ボラは相変わらずダンゴを突いてくれています。ボラがダンゴを突いてくれて面白いダンゴ釣りですので、時間がすごく早く過ぎて行きます。気が付くと夕時合になっていました。夕時合に入りましたので手返しにも力が入ります。しかしチヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。徐々に5時の納竿時間が迫って来ます。ひたすら穂先の動きに神経を集中しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。5時の納竿時間までひたすら手返しを繰り返しましたが、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。小チヌが顔を見せてくれましたので、もっともっと数が上げなくてはいけないのですが、爺さんの腕が腕ですので数を上げる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。時々お会いする釣り人さんが言っておられたのですが、19番筏に足長バチが巣を作っていて、2か所刺されたと云っておられましたので、19番筏に上がる時は注意が必要と思われます。

釣果:チヌ2枚 33m 45cm

  (小チヌ:3枚 22cm 22.5cm 27cm)