７月１７日（金）　　　　上佐波賀筏（曇り）　　　　長潮

梅雨の長雨が続き、なかなか釣行する事が出来ません。１７日の金曜日が何とか雨を避けられそうな予報ですので、１７日の金曜日に釣行する事にしました。自宅を２時２０分頃に出発します。国道の温度表示は１９℃を表示しています。今回もＲ９→Ｒ２７→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。４時１０分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。駐車場には１台、先客さんの車が停まっています。時間が少し早いですので、車の中で少し仮眠を取る事にします。体を休めていますと１台車が到着します。車の外が明るくなって来ましたので、身支度を整えて、荷物を船に積み込みます。釣り人さんとお互い朝の挨拶を交わします。釣り人さんと雑談していますと、船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代３０００円を支払います。爺さんを含めて３人の釣り人さんを乗せて出船です。

５時頃、上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが７番筏に上がります。次に時々お会いする釣り人さんが２０番筏に上がられます。もう１人の釣り人さんは下佐波賀筏群に向かわれます。筏に上がり海の色を見ますと、雨の影響か、少しきつい濁りが入っています。この濁りの影響が少し心配です。濁りが良い方向に影響してくれる事を祈りたいと思います。筏の床には爺さんの苦手なケムシが這いずり回っています。先ずは荷物を一か所に集めて、筏の床を海水でケムシもろとも洗い流します。暫くの間、毎釣行ごとにこの作業をしなくてはいけないようです。北向きの釣座位置付近を、特に入念に洗い流します。床を奇麗に洗い流しましたので、ブイに付いていますイガイを少々頂いて、北向きの釣座位置付近にパラパラと撒いておきます。イガイを撒き終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。（タックルは竿 1.51m リールバイキング筏-44 ライン 2号通し錘りなし 5B 鈎海津14号伊勢尼12号）

５時２５分頃から、かかり釣りを開始します。先ずはパラパラとイガイを少し撒いてから、刺し餌のイガイを１ヒロ、１ヒロ、慎重に落とし込みます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ“明確なイガイを啄むしつこい反応が穂先に出ます。心臓がドキドキしています。反応に合わせて穂先を送り込んで行きます。十分に穂先を送り込んだ所で、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン“心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。キツイ突込みが始まります。この突込みは間違いなくチヌの突込みです。１投目でまだ体が慣れていませんので、ぎこちなくチヌとのやり取りを開始します。キツイ突込みにアタフタしながらも徐々に浮かせます。海面直下に白い魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせてからも大暴れをして手こずらせます。何とか海面に浮かせて無事タモに収まります。４０中ほどのチヌです。有難い事です。５時５０分頃にもイガイダンゴで３０後半のチヌが相手をしてくれます。有難い事です。

６時頃、刺し餌のイガイを慎重に落とし込みます。落とし込み途中での反応なく着底します。暫く静観しますが、穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ、グーーー”明確な刺し餌のイガイを啄む反応から大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。キツイ突込みが始まります。キツイ突込みをかわしながらラインを数回巻いた所で穂先が跳ね上がります。確認しますと、爺さん得意の鈎ハズレのバラシです。合わせのタイミングが合わなかったようです。何処までも自分には優しい爺さんです。まだまだ修行が足らないようです。気持ちを切り替えて手返しを繰り返します。６時過ぎ、刺し餌のイガイを慎重に落とし込んで行きます。底から少し上と思われるタナで”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ、グーーー”刺し餌のイガイを啄んで大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。キツイ突込みが始まります。間違いなくチヌの突込みです。キツイ突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。体力が回復して来ているのか突込みがキツイです。何とか海面に浮かせて無事タモに収まります。４０前半のチヌです。有難い事です。６時１５分頃にもイガイダンゴでチヌを掛け合わせたのですが、底付近にある障害物に引っ掛かってライン切れのバラシを仕出かしてしまいます。ガックリです。気持ちを切り替えて手返しを続けます。６時２０分過ぎ、刺し餌のイガイを慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ、グーーー”明確な反応で穂先を大きく押え込んで来ます。反応に合わせて穂先を送り込んで行きます。十分に穂先を送り込んだ所で、即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時に、キツイ突込みが始まります。ラインの出し入れでキツイ突込みをかわしながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。４０中ほどのチヌです。有難い事です。

海の濁りが良い方向に作用してくれているようです。有難い事です。チヌを竿下に足どめするために、同じ間隔でイガイを数粒パラパラと撒きながら手返しを続けます。６時３０分過ぎから、爺さん得意の鈎ハズレのバラシ、ライン切れ、牡蠣ロープに突っ込まれてのバラシを繰り返しながらも、刺し餌のイガイ、イガイダンゴ、イガイ両貝で１２時までに、４３.５㌢、４６㌢、４０.５㌢、４５㌢、４０.５㌢、３９.５㌢、３６㌢、３１.５㌢、３１.５㌢、４４㌢、４２㌢、１１枚のチヌが相手をしてくれました。午前中に相手をしてくれて顔を拝めたチヌは１５枚です。有難い事です。しかし年を重ねた爺さんですので、体力的にはかなり厳しいものがありました。何時もの助六寿司の昼ご飯を頂きながら、体力の回復に努めます。山では鶯が鳴き、曇り空で暑くもなくノンビリと周りを眺めながら穂昼ご飯です。

１２時１０分頃から午後のかかり釣りを開始します。刺し餌のイガイを慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中では刺し餌のイガイを触って来ません。着底。”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”刺し餌のイガイを明確な反応で啄んで来ます。次の反応に備えて身構えます。しかし次の反応が穂先に出る事は有りません。慌ててラインを巻き上げて確認しますと、刺し餌のイガイが奇麗になくなっています。「アチャ～、やられたな！～」穂先に出るイガイの反応は様々ありますので、毎回の反応がすごく勉強になります。１２時２０分過ぎ、刺し餌のイガイを１ヒロ、１ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。７ヒロくらいまで落とし込んだ所で”コツコツコツ、グーーー”啄む反応から大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻きます。シャープ突込みで相手をしてくれます。シャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。３０後半のチヌです。有難い事です。竿下にはまだチヌが居てくれているようです。手返しにも力が入ります。１２時３５分頃、刺し餌のイガイダンゴを慎重に落とし込んで行きます。７ヒロくらいまで落とし込んだ所で”コツコツコツ、コツコツコツ、グーーー”啄む反応から大きく穂先を押え込んで来ます。押え込みに合わせて穂先を送り込んで行きます。十分に送り込んだと思われる所で、即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。間違いなくチヌのキツイ突込みです。チヌのキツイ突込みに耐えながら徐々に浮かせます。体力のない爺さんですので腕がかなりきつくなって来ました。何とか力を振り絞ってチヌを浮かせます。腕が悲鳴を上げています。四苦八苦しながら、ようやく海面に浮かせて無事タモに収まります。４０中ごろのチヌです。有難い事です。

チヌが来てくれていますので、手返しにも力が入ります。１２時３５分頃、刺し餌のイガイを１ヒロ、１ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。７ヒロ少しくらいまで落とし込んだ所で”コツコツコツ、グーーー”刺し餌のイガイを啄む反応から大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さを感じる感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時に、重さを伴ったキツイ突込みが始まります。ジリジリとラインを引っ張り出されます。何とか竿でためて出て行くラインの長さを抑えます。少し突込みが緩んだ隙に、一気にラインを巻いて浮かせます。同じ動作を繰り返しながら徐々に浮かせます。海面直下に白い魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。４０後半のチヌです。有難い事です。１時過ぎ、刺し餌のイガイを７ヒロくらいまで落とし込んだ所で、４０中ほどのチヌがイガイを喰ってくれ顔を拝まさせてくれます。有難い事です。１時２５分頃には、目先を変える意味で牡蠣の半貝を落とし込んだ所、底で３０前半のチヌが牡蠣の半貝を喰って海面に姿を現してくれます。有難い事です。

手返しを繰り返します。時々イガイダンゴで鈎ハズレをやらかしますが、やはり３０前半のチヌにはイガイダンゴが大きすぎるのかも知れません。イガイダンゴの大きさや合わせのタイミング、何種類もある穂先の動き、頭の悪い爺さんには難問です。学習能力に欠ける爺さんですので、痛い目に遭っては気が付くのですが、直ぐに忘れてしまって、また、痛い目に遭ってしまう懲りない爺さんです。竿先にポロポロとイガイを撒きながらチヌからの反応を待ちます。２時４０分頃、釣座位置ではチヌからの反応が出ませんので、少し筏周りを探って見ます。南向きの東端で刺し餌のイガイダンゴを落とし込んで見ます。１ヒロ、１ヒロ、慎重に落とし込んで行きますが、穂先が反応する事は有りません。着底。暫く静観していますと”コツコツコツ、コツコツコツ、グーーー”強い啄む反応から大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。キツイ突込みが始まります。キツイ突込みの時は少しラインを出していなします。ラインを出されながらも徐々に浮かせます。海面直下に白い魚影が見えて来ました。間違いなく良型チヌの魚影です。最後のひとのしで、足元の筏のブイの下に逃げ込みます。竿でためますが角度が悪過ぎます。ラインが巻けません。チヌの暴れる感触が伝わって来ます。如何やらブイに付いていますイガイの塊にラインがはまり込んだようです。何とかイガイの塊からラインを外そうと、タモでラインを押し下げますが外れません。何度か同じ事を繰り返していますと、穂先が急に跳ね上がります。ライン切れのバラシを仕出かしてしまいました。爺さん得意の油断です。チヌの魚影を確認しましたので安心してしまったようです。タモに収まるまで安心してはいけない事を身を持って体験しました。懲りない爺さんの事ですから、すぐに忘れてしまうと思われます。釣座位置に戻りひたすら手返しを繰り返します。しかしチヌからの反応が穂先に出ません。２０番筏の釣り人さんが４時で上がられますので、今日は十分にチヌとのやり取りを楽しませて頂きましたので、２０番筏の釣り人さんと一緒に上がる事にしました。４時までひたすら手返しを繰り返しましたが、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。今日は有難い事にチヌの数釣りを楽しむ事が出来ました。しかし数を重ねるに連れて、チヌとのやり取りがええ加減になってしまい、多くのチヌをバラシてしまいました。まだまだ修行が足らないようです。

釣果：チヌ２０枚３１.５ｃｍ×２３２ｃｍ３６ｃｍ３９ｃｍ３９.５ｃｍ×２４０.５ｃｍ×２４２ｃｍ×２４３.５ｃｍ４４ｃｍ４４.５ｃｍ×２４５ｃｍ４６ｃｍ×３４９.５ｃｍ