6月8日(月)    上佐波賀筏(晴れ)     大潮

新型コロナウイルスによる、緊急事態宣言が発出されていた期間が、爺さんの体のメンテ期間と重なっていましたので、かかり釣りに影響を受ける事はなかったのですが、外出のたびにマスクをしなくてはいけない事にストレスを感じます。緊急事態宣言が解除されましたので、まだ早いとは思ったのですが、上佐波賀の状況を確認するために釣行する事にしました。出船が5時との事でしたので、自宅を2時10分頃に出発します。国道の温度表示は14℃を表示しています。R9→R27→佐波賀渡船さんのルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。4時過ぎに佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台止まっています。先客さんとお互い挨拶を交わします。車の中で体を休めていますと、次々と釣り人さんの車が到着します。出船時間が迫って来ましたので荷物を船に積み込んでおきます。船頭さんが到着されます。コロナの影響で、料金の支払い場所は船着き場になっています。渡船代3000円を支払います。爺さんを含めて6人の釣り人さんを乗せて出船です。

5時頃に上佐波賀筏群に到着します。久しぶりに筏群を眺めていますと、17番筏が壊れているのが目に入ります。17番筏には上がれないようです。困った事です。先ずは匿名さんが20番筏に上がられます。次に3番筏に1人の釣り人さんが上がられます。次に爺さんが7番筏に上がります。次に19番筏に1人の釣り人さんが上がられます。2人の釣り人さんは下佐波賀筏群に向かわれます。筏に上がり海の色を見ますと、透明度の悪い濁りが入った色をしています。ブイを見ますと、イガイや牡蠣がびっしりと付いています。今日はこのイガイや牡蠣を利用してのかかり釣りです。先ずはイガイや牡蠣を採取して、釣座位置の北向き側にパラパラと撒いておきます。イガイや牡蠣を撒き終えてから、荷物を整理して、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.51m リール バイキング筏44 ライン 2.25号通し 錘り なし 0.8号 鈎 海津14号)

5時30分頃からチヌ狙いを開始します。先ずは刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。1ヒロ、1ヒロ、ラインを出して、何時でも合わせを入れられる状態で落とし込んで行きます。しかし落とし込み途中での反応が出る事は有りません。着底。穂先に反応が出る事は有りません。暫く静観します。刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。上下の誘いを掛けて見ます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。静観しますが、穂先が反応を示す事は有りません。誘いと静観を繰り返します。反応が出ませんので、底で刺し餌の牡蠣を切ってラインを巻き上げます。鈎先に牡蠣の欠片が残っていたのか、ラインの巻き上げ途中でアジが鈎掛かりします。上層にはアジが居るようです。大きなアジですと良いお土産なのですが、残念ながら大きさが中途半端です。おかえり願います。

刺し餌を牡蠣の半貝、イガイ、牡蠣のむき身、イガイの両貝と、刺し餌を取り替えながら落とし込みを続けます。牡蠣のむき身を刺し餌にして落とし込みますと、アジに突かれて落とし込み途中でなくなってしまいます。5ヒロくらいまでアジが追いかけて来ます。それ以上はアジも追いかけて来ませんので、この辺りで海水温度の違いが有るのかも知れません。この事から考えますと、底でチヌに刺し餌を喰わせるのは至難の業かも知れません。やはり今日は浮きチヌ狙いに的を絞った方が良いのかも知れません。しかし周りでチヌの喰音が聞こえてくることは有りません。チヌの姿を確認する事も出来ません。やはりチヌを狙うには時期的に少し早いのかも知れません。色々悪い頭の中でゴチャゴチャと考えながら手返しを繰り返します。時々アジが相手をしてくれるくらいです。

8時頃、刺し餌の牡蠣のむき身が、アジに突かれながらも無事底まで持ってくれます。着底。”コツコツコツ”極弱い反応が穂先に出ます。今日初めての底での反応です。しかし刺し餌の牡蠣のむき身を取られる事は有りません。底で刺し餌の牡蠣のむき身を切って、再度、刺し餌の牡蠣のむき身を落とし込んで見ます。アジに突かれながらも無事着底します。暫く静観していますと”コツコツコツ、コツコツコツ、クー”少し強めの反応で穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。チヌでは有りません。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはチョットコマシなガシラでした。穂先に出ます反応で少しドキドキさせられました。9時頃には刺し餌のイガイの両貝を底でデカフグが喰って海面に姿を現します。デカフグが来ましたので、チヌへの期待が否応なしに膨らみます。

9時15分頃、ようやく浮きチヌが姿を現してくれます。デカチヌ4枚が、筏の真ん中のブイの下を行ったり来たりしています。「あんなデカチヌを掛けたら気持ち良いやろな〜」要らぬ考えが悪い頭の中でグルグル駆け回っています。要らぬ考えを打ち消して、ひたすら落とし込みに専念します。10時30分頃に、ようやく底から1ヒロ半くらいに陣取っていますヒイラギが牡蠣のむき身に反応し出します。時間と共に色々な魚たちが反応したり姿を現してくれたりします。手返しにも力が入ります。しかしこの頃から反応が全く穂先にでなくなってしまいます。ひたすら手返しを繰り返します。我慢我慢の時間が延々と続きます。困った事です。ひたすら12時まで手返しを繰り返しましたが、穂先が反応を示す事は有りませんでした。

12時になりましたので昼ご飯を頂きます。今日も爺さんの好きな助六寿司とパンの昼ご飯です。浮きチヌを眺めながらのんびりと昼ご飯を頂きます。ウグイスが山で鳴いています。長閑です。雲一つない好天ですので、暑さが身に堪えます。麦わら帽子をかぶって来て正解でした。12時30分頃から、午後のかかり釣りを開始します。刺し餌を取り替えてひたすら手返しを繰り返しますが、穂先に反応が出る事は有りません。延々と無反応な時間が続きます。2時頃、牡蠣の半貝に底で久しぶりに反応を示す魚が現れます。”コツコツコツ、フ〜”少し強めの反応から穂先を浮かせて来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。竿が空を切ります。鈎掛かりしなかったようです。単純な頭の爺さんですので、直ぐにその気になって手返しにも力が入ります。しかしその後はまたまた無反応な時間が延々と続きます。4時15分頃、刺し餌の牡蠣のむき身を落とし込みます。途中での反応なく着底します。暫くし静観しましたが、穂先に反応が出ませんので、誘いを掛けようと少し穂先を持ち上げたとたんに”グー”穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのは、またまたチョットコマシなガシラでした。「相手をしてもらえるだけまだまし」と考えて手返しを繰り返します。5時の納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、残念ながらチヌの顔を拝む事は出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。次回に期待したいと思います。