3月18日(水)    上佐波賀筏(晴れ)    小潮

前回、チヌに相手をしてもらえましたので、調子に乗って、今週もチヌに相手をしてもらいたいと釣行する事にしました。17日の火曜日は天気が良いのですが、風が強そうなのでパスして、18日の水曜日が風も弱く好天の予報ですので、春の牡蠣チヌ狙いにはノンビリ出来て最高の釣行日と考えます。自宅を4時過ぎに出発します。国道の温度表示は4℃を表示しています。今回もR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。天気予報通り、舞鶴に向かうに従い小雨が降り出して来ます。安全運転で舞鶴を目指します。5時50分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。駐車場には1台も車が停まっていません。身支度を整えて車の中で船頭さんが到着されるのを待ちます。暫くしますと1台車が到着します。釣り人さんを見てビックリです。久しぶりに匿名さんにお会いします。お互い朝の挨拶を交わします。匿名さんと雑談を交わしていますと、何時もの時間に船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円、牡蠣2杯分の代金2000円を支払います。匿名さんと爺さんを乗せて出船です。

6時25分頃に上佐波賀筏群に到着します。前回、チヌに相手をしてもらえました20番筏に船を着けて頂きます。匿名さんは下佐波賀筏群でチヌを狙われます。筏に上がり海の色を見ますと、前回より透明度が悪いですが、湾奥の筏としてはかなり透明度が良い方だと思います。前回は北東部分に設置してあった櫓が、今回は南西部分に設置してあります。北側部分には吊るして有ります牡蠣の塊がなくなっています。釣り人にとってはかなり有利な条件が整っています。釣座位置を前回と同じ北向き側とします。先ずは牡蠣を潰して釣座位置前に撒いておきます。荷物を整理してから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール バイキング筏-44 ライン 2.25号通し 錘り なし 0.8号 鈎 海津 14号)

6時50分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。前回、1投目からチヌが刺し餌の牡蠣の半貝を喰って来ましたので、期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。相変わらず落とし込み途中での反応が穂先出る事は有りません。着底。暫く静観しますが、刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚は居ません。牡蠣を割って竿先にパラパラと撒きます。牡蠣を潰して竿先に撒きます。穂先になかなか反応が出ません。誘いを掛ける事にします。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。何時ものヒイラギのタナでも穂先に反応が出ません。ヒイラギの活性も悪いようです。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。スローペースで静観と誘いを掛けますが、穂先に反応が出る事は有りません。「う〜ん、厳しいな!〜」エサ取り達も反応しません。前回に引き続いてエサ取り達は牡蠣には反応しないようです。困った事です。

釣座位置では反応が出ませんので、筏の彼方此方を探って見たいと思います。7時15分頃、先ずは南西角付近で刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。直ぐに“コツコツコツ、コツコツコツ”少し強めの刺し餌の牡蠣の半貝を啄む反応が穂先に出ます。反応が出ればチヌの可能性が非常に高いと思い込んでいる爺さんですので、竿を持つ手に力が入ります。次の反応に備えて身構えます。“コツコツ、グーーー”強めの刺し餌の牡蠣の半貝を啄む反応から、大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”期待通りの重さを伴った心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。底を切ったのと同時に、重さを伴った強烈な突込みが始まります。間違いなくチヌの感触です。そこそこの大きさのチヌのようです。強烈な突込みに耐えながら、筏の中に巨大な牡蠣が吊るしてない東側に引っ張り出そうとするのですが、爺さんの意に反して、西方向に突っ込み出します。何とか竿でためて耐えますが、ジリジリとラインを引っ張り出されます。ラインを引っ張り出されながらも徐々に手前に寄せて来ます。足元には巨大な牡蠣の塊が吊るして有りますので、前方でチヌを浮かせたいのですが、逆に北方向に突っ込み出します。巨大な牡蠣の塊が多数吊るして有る方向です。「やばい!〜」必死でラインを巻きます。巻いている途中でジリジリと嫌な感触が竿を持つ手に伝わって来ます。牡蠣に擦れているようです。重さが乗って来ます。巨大な牡蠣につかまってしまったようです。ラインを緩めてチヌが動くのを待ちます。チヌが動き出しましたので一気にラインを巻きます。ラインが連続で巻けます。巨大な牡蠣から外れたようです。足元を覗くと、反転を繰り返している大きな白い魚影が確認できます。「でっか!〜」間違いなくチヌの魚影です。大慌てでラインを巻いて、海面に浮かせて無事タモに収まります。大台のようです。有難い事です。

ラインをチェックしますと、2ケ所がザラザラになっています。よく切れないで持ってくれたものです。ラッキーでした。チヌが来てくれましたので、手返しをにも力が入ります。しかし釣座位置では全く穂先に反応が出ません。反応の出ない穂先を凝視しながら手返しを続けます。時々筏の彼方此方を探りますが、穂先に反応が出る事は全くありません。無反応な時間が延々と続きます。春のチヌ狙いです。ラッキーにもアタリが有ればチヌという感じです。頭の中では春のチヌ狙いの時のエサ取りの状況は分かっているのですが、穂先にアタリのない状況を我慢する事が出来ない爺さんですので、錘をつけて牡蠣のむき身で落とし込んで見ます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。相変わらず落とし込み途中では反応が出ません。底から1ヒロ半〜2ヒロ位の所で”ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜“ヒイラギらしき反応が穂先に出ます。牡蠣のむき身には反応を示すようです。反応を穂先に出させながら底まで誘導します。着底。穂先に出ていました反応が着底と同時に無くなります。やはり動くものには反応を示しますが、着底して動かないものには反応しないようです。牡蠣のむき身、牡蠣の半貝とローテーションしながら手返しを繰り返します。9時過ぎから何時もの漁師さんが牡蠣上げに来られます。漁師さんと雑談しながら手返しを繰り返します。10時過ぎに漁師さんが帰って行かれます。漁師さんが牡蠣を上げられた周辺を落とし込みますが、牡蠣の半貝では穂先に全く反応が出る事は有りません。困った事です。釣座位置、筏の彼方此方と落とし込む場所を変えながら手返しを繰り返しましたが、牡蠣のむき身には時々反応しますが、牡蠣の半貝には全く反応を示しません。ひたすら手返しを繰り返しましたが、12時までに、再度、チヌアタリを穂先に出す事が出来ませんでした。昼ご飯を頂く事にします。昼ご飯を頂く前に、釣座位置付近に牡蠣を割って撒いておきます。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。のんびりと頂きます。

12時30分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。昼ご飯を頂く前に牡蠣を割って撒いておきましたので、期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。穂先に反応が出る事は有りません。スローペースで手返しを繰り返します。牡蠣のむき身にもヒイラギが反応しなくなってしまいます。穂先がピクリとも動きません。無反応な時間が延々と続きます。しかし何時チヌアタリが穂先に出るか分かりませんので、1投毎に穂先の動きに神経を集中します。何の反応もなく徐々に納竿時間が迫って来ます。遊漁船が沖側の筏列の近くをウロウロしています。タチウオもどこかに行ってしまったのか、遊漁船が彼方此方走り回っています。遊漁船を見ながら手返しを繰り返します。夕時合を期待したのですが、何事もなく納竿時間を迎えてしまいました。厳しい牡蠣チヌ狙いでしたが、ラッキーにもチヌの顔を拝む事が出来ました。有難い事です。しかしアタリがない事をボヤいているようでは、まだまだ修行が足らないようです。

釣果:チヌ1枚 50.5cm