11月6日(金)    上佐波賀筏(曇り後晴れ)    中潮

徐々にチヌの顔を拝む事が難しくなって来る季節ですが、釣行しなくてはチヌの顔を拝めませんので、6日の金曜日に釣行する事にしました。釣行先は何時もの上佐波賀です。出船時間が6時30分になりましたので、自宅を3時30分頃に出発します。国道の温度表示は6℃を表示しています。今回もR9→R27→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、アミエビ1袋、黒鯛釣具さんオリジナルダンゴ中1箱、ヌカ2袋を購入します。6時頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まって居ます。防寒着を着込み身支度を整えて、荷物を船に積み込んでおきます。1台車が到着します。皆さんとお互い朝の挨拶を交わします。船頭さんが到着されます。渡船前の検温を済ませて、渡船代3000円を支払います。爺さんを含めて4人の釣り人さんを乗せて出船です。

6時25分頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが7番筏に上がります。続いて先週もお会いした2人組の釣り人さんが3.5番筏に上がられます。続いて後から来られた釣り人さんが4番筏に上がられます。筏に上がり海の色を見ますと、海面に膜を張った汚い潮が、南側から筏に向かって流れて来ています。筏周りを汚い幕を張った潮に覆われそうです。汚い潮が流れ込みますと、魚たちがどこかに避難してしまうと思われますので、朝一から厳しい海の状況です。釣座位置を何時もの北向きに構えます。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津 14号)

6時55分頃からダンゴ釣りを開始します。先ずはオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。今日も抱き合わせの刺し餌でチヌを狙う事にします。着底。暫く静観しますが、ダンゴを突く反応が穂先に出る事は有りません。ダンゴが自然に割れて抱き合わせの刺し餌が飛び出します。反応が出ると思われますので身構えます。しかし刺し餌を喰って来る反応が穂先に出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込みます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。ラインを巻き上げて刺し餌を確認します。オキアミはキレイに取られていますが、サナギは無傷で鈎についています。穂先に反応が出る事なくオキアミを取られましたので、おそらく竿下にはハゲが居るものと思われます。次はオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。オキアミサナギの抱き合わせと同じく、オキアミはキレイに取られていますが、コーンは無傷で鈎についています。サナギやコーンに反応するまではひたすら手返しを繰り返さなくてはならないようです。

7時30分頃、オキアミサナギの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。ボラのダンゴ突きなく自然にハリスダンゴが割れます。潮に流されて西方向に刺し餌が動きます。“コツコツコツ、クー”啄む反応から穂先を押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。想像していた感触では有りません。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはエソでした。エソとは云へ、魚が反応してくれましたので手返しにも力が入ります。ダンゴにアミエビをアンコにして手返しを早めます。手返しを早めたのが効いたのか、ダンゴを啄む反応が穂先に出だします。ボラなのか他の魚たちなのかは分かりませんが、ダンゴに反応し出した事に期待が高まります。7時50分頃、オキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。ダンゴを啄む反応が穂先に出ています。ダンゴを割られる事なく自然に割れて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ、クー”穂先を押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのは良型のアジです。良型のアジが回って来たようです。チヌ狙いには少々厄介です。その後も良型アジが鈎掛かりして海面に姿を現します。

8時30分頃、4番筏の西側の筏に牡蠣上げと牡蠣掃除に何時もの方々が来られます。お互い挨拶を交わします。牡蠣仕事をされて居られるのを見ながら手返しを繰り返します。この頃からようやくボラと確認出来るダンゴ突きが出だします。期待が高まります。8時45分頃、オキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラと思われるダンゴ突きの反応が穂先に出ます。ボラにダンゴを割られて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ、コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。“コツコツコツ、コツコツコツ、クー”啄む反応から鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。この突込みは間違いなくチヌの突込みです。カウントサイズのチヌのようです。強い突込みでなかなかラインを巻かせてくれません。何とか突込みに耐えて少しラインを巻く事が出来ます。少しラインを巻けばまたラインを引っ張り出される事を繰り返しながら徐々に浮かせます。久し振りの重量感のあるチヌとのやり取りを十分に楽しみます。もう少しで姿が見える頃と考えていますと、急に穂先が跳ね上がります。「アチャ〜、やってもた!〜」爺さん得意の鈎ハズレです。チヌとのやり取りを楽しみ過ぎました。まだまだ修行が足らないようです。

バラした事は仕方が有りませんので、気持ちを切り替えて手返しを繰り返します。ボラのダンゴ突きも、突いたり突かなかったりと安定しません。突かない時間帯の方が多いです。底に入ると思うのですが、何かが原因でダンゴを突かないのだと思われますが、その原因がわかれば対策もとれますが、原因が分かりませんので、爺さんに出来る事はひたすら手返しを繰り返すだけです。なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。アジも朝に刺し餌を喰っていらい刺し餌を喰って来ません。群が何処かに行ったのかも知れません。4番筏の西側の筏での牡蠣作業がかなり効いていると思われます。何時もの10時頃に作業を終わられて帰って行かれます。牡蠣作業も終わられましたので、後は如何に魚たちの活性を上げるか、悪い頭で考えながら手返しを繰り返します。ひたすら手返しを繰り返しましたが、午前中に再度チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。12時になりましたので、昼ご飯を頂く事にします。今日も爺さんの好きな助六寿司の昼ご飯です。のんびりと頂きます。

12時15分頃から、午後のダンゴ釣りを開始します。昼からも抱き合わせの刺し餌でチヌを狙います。ダンゴに包んだりハリスダンゴにしたりと、目先を変えながら手返しを繰り返します。しかしボラのダンゴ突きが相変わらず安定しません。ダンゴを突かない時間帯の方が多いです。困った事です。ボラのダンゴ突きのないダンゴ釣りほど面白みのかける釣りはないと考えている爺さんですので、早くダンゴを突いて欲しいのですが、悪い頭ではなかなか良い知恵が浮かんで来ません。時々ハッとするような強いダンゴ突きが有るかと思えば、ダンゴに全く反応しない事が多々有ります。早くボラのダンゴ突きが安定して欲しいものです。ひたすら手返しを繰り返します。2時40分頃、オキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴを割られて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ、クー”啄む反応から穂先を大きく押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはチョットコマシなハタでした。

3.5番筏の釣り人さんが1時に上がられて、4番筏の釣り人さんが3時に上がられましたので、上佐波賀筏群に爺さん1人になってしまいました。この頃より、1投毎にボラのダンゴ突きが出だします。爺さん1一人がダンゴを打っていますので、周りのボラたちが竿下に寄って来たのかも知れません。何はともあれ、ボラのダンゴ突きが出ていますので手返しにも力が入ります。サンキューも海面に姿を現してくれます。後はチヌが来てくれれば万々歳なのですが、そんな甘い話があるわけが有りません。チヌと思われる反応が穂先に出ません。穂先にアタリが出ない反応で刺し餌のオキアミを取られます。ハゲがオキアミをかすめ取っているのだと思われます。相変わらずサナギやコーンは無傷で鈎についています。1投毎にボラのダンゴ突きが出ますので、集中力がなくなる事は有りません。しかし合わせを入れられる反応が穂先に出る事は有りません。粘り強く手返しを繰り返します。

夕時合を期待して手返しを繰り返します。しかしオキアミが無傷で上がって来る事が頻繁に起こります。ハゲの活性が少し落ちて来たのかも知れません。3時45分頃、オキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ”ボラがダンゴを突いてくれています。穂先の動きに神経を集中します。ボラにダンゴを割られます。穂先に負荷がなくなります。潮の流れで徐々に穂先に負荷が掛かって来ます。“コツコツコツ、コツコツコツ”負荷が掛かってきた穂先に刺し餌を啄む反応が出ています。穂先の動きを凝視します。“コツコツコツ、クー”啄む反応から鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”軽いです。軽いですがシャープな突込みで相手をしてくれます。この竿を持つ手に伝わってくる感触は、間違いなく小チヌの感触です。小チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。小チヌとは云へ、チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかしチヌと思える反応がなかなか穂先に出ません。徐々に納竿時間の5時が迫って来ます。強欲にもカウントサイズのチヌを狙って手返しを繰り返します。5時の納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。ワンチャンス有るか無いかの状況では、鈎ハズレのバラシは致命的です。まだまだ修行が足らないようです。

釣果:(小チヌ:1枚 26cm)