10月6日(火)    上佐波賀筏(曇り後晴れ)    中潮

今週後半は台風の影響が出て来そうですので、6日か7日が釣行可能日かと思われますが、どちらも風が少々うるさそうです。まだ6日の方が少しマシなような予報ですの、6日の火曜日に釣行する事にしました。釣行先は何時もの上佐波賀です。自宅を3時頃に出発します。国道の温度表示は13℃を表示しています。今回もR9→R27→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、サナギミンチ1袋、黒鯛釣具さんオリジナルダンゴ中1箱、ヌカ2袋を購入します。今週も黒鯛釣具さんのマスターと匿名さんも上佐波賀に釣行されるようです。5時20分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まって居ます。まだ周りは薄暗いです。明るくなるまで車の中でゆっくりします。周りも少し明るくなったころに匿名さんが到着されます。黒鯛釣具のマスターもお連れさんと一緒に到着されます。爺さんも車から出て身支度を整えて荷物を船に積み込みます。釣り人さんの車が1台また到着します。6時前に船頭さんが到着されます。渡船前に各釣り人さんの体温チェックを船頭さんが行われます。渡船代3000円を支払います。爺さんを含めて6人の釣り人さんを乗せて出船です。

6時頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは黒鯛釣具さんのマスターとお連れさんが7番筏に上がられます。続いて先週もお会いした釣り人さんが4番筏に上がられます。続いて後から来られた釣り人さんが3.5番筏に上がられます。今週も爺さんが思い描いています、沖側列の筏に上がる事が出来ませんでしたので、今回も先週と同じ20番筏に上がります。匿名さんは下佐波賀筏群に向かわれます。今週もほぼ前回と同じメンバーです。筏に上がり、先ずはケムシを海水で洗い流します。ケムシ退治をしながら海の色を見ますと、湾奥の筏らしく透明度の悪い色をしています。前回の濁りは完全に消えています。釣座位置を何時もの北向きに構えます。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津 14号)

6時30分頃からダンゴ釣りを開始します。今日も抱き合わせの刺し餌でチヌを狙います。期待を込めて、オキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを突く反応が穂先に出る事は有りません。ダンゴが突かれて割れる事なく自然に割れます。オキアミサナギの抱き合わせが飛び出します。暫く静観しますが、刺し餌を啄む反応が穂先に出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込む事にします。上に誘い上げた時に何かが刺し餌を喰って来ます。ラインを巻き上げて確認します。海面に姿を現したのはエソでした。久しぶりにエソの姿を見ました。「う〜ん、1投目はエソですか〜」今日1日のチヌ狙いを暗示しているようで、少々幸先が悪いような気がします。次はオキアミコーンの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包み投入します。着底。穂先の動きに神経を集中しますが、ダンゴを突く反応が穂先に出る事は有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…”極弱い反応が穂先に出ています。おそらくオキアミを啄んで居るのだと思われます。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中します。しかしチヌアタリに変わる事なく、穂先に出ています反応がなくなってしまいます。ラインを巻き上げて確認します。オキアミは取られていますが、コーンは無傷で鈎に付いています。やはり前回までの海の状況とは少々違うような気がします。嫌な予感がします。

ボラのダンゴ突きが出るまでは、刺し餌をダンゴに包んで手返しを繰り返す事にします。ピッチを上げて手返しを繰り返します。ピッチを上げた事で根魚たちの活性が上がって来ます。先ずはベラが鈎掛かりして海面に姿を現します。徐々にコーンは取られ出しますが、サナギは毎回無傷で上がって来ます。ひたすら手返しを繰り返しますが、穂先にボラのダンゴ突きの反応が出る事は有りません。何時もなら海面直下にコノシロの群が乱舞するのですが、今日はいまだコノシロの姿を見る事が出来ません。ボラやコノシロが居ない状況を考えていませんでしたので、爺さんの悪い頭の中が混乱しています。困った事です。ボラのダンゴ突きがない面白くないダンゴ釣りが続きます。ひたすら耐えながら手返しを繰り返します。相手をしてくれるのは、根魚のガシラとハタくらいです。

10時20分頃、ようやくボラと思われるダンゴ突きの反応が穂先に出ます。やっとボラがダンゴ周りに寄って来てくれたようです。手返しにも力が入ります。10時30分過ぎ、オキアミコーンの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包み投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラと思われるダンゴ突きの反応が穂先に出ています。ボラにダンゴを割られる事なく、自然に割れて刺し餌が飛び出します。穂先の動きに神経を集中します。“コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”しつこく刺し餌を啄む反応が穂先に出ています。啄みながら穂先を押え込んで来ます。押え込みに合わせて穂先を送り込んで行きます。“コツコツコツ、コツコツコツ、クー”しつこい反応から穂先を鋭く押え込んで来ます。即立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”軽いです。しかし感触は小チヌのような気がします。小チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に反転を繰り返し魚影が見えて来ました。やはり小チヌです。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。

小チヌとは云へ、チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし次の1投ではボラのダンゴ突きが出ません。「う〜ん、どうしたんや?〜」ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ”穂先に弱い反応が出ています。穂先の動きに神経を集中します。穂先を押え込む事無く反応がなくなります。ラインを巻き上げて確認します。刺し餌のオキアミはキレイに取られています。コーンは少し齧られた状態で鈎に付いています。ボラにダンゴを突いてもらわなくてはいけませんので手返しを早めます。しかし手返しを早めましたが、ボラのダンゴ突きが戻ってくる事は有りません。一瞬のボラのダンゴ突きだったようです。前回もそうでしたが、ボラのダンゴ突きとチヌの喰いっ気が連動しているようです。ボラのダンゴ突きがなければチヌの喰いっ気が出ない嫌な状況です。午前中、ひたすら手返しを繰り返しましたが、ボラのダンゴ突きが戻ってくる事なく、根魚たちが相手をしてくれたくらいで、穂先にチヌアタリを出す事が出来ませんでした。12時になりましたので、昼ご飯を頂く事にします。今日も爺さんの好きな助六寿司の昼ご飯です。のんびりと頂きます。

12時15分頃から、午後のダンゴ釣りを開始します。午後からも抱き合わせの刺し餌でチヌを狙う事にします。刺し餌をダンゴに包んで投入しますが、ボラと思われるダンゴ突きの反応が穂先に出る事は有りません。相手をしてくれるのは、根魚のハタやガシラです。ひたすら手返しを繰り返します。12時30分頃からようやくボラらしきダンゴ突きの反応が穂先に出だします。チヌへの期待が高まります。12時40分頃、オキアミコーンの抱き合わせを刺し餌にしてハリスダンゴで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがハリスダンゴを突いてくれています。ボラにハリスダンゴを割られて穂先に負荷がなくなります。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…”負荷がなくなった穂先に極弱い反応が出ています。啄む反応で少し負荷が掛かった穂先から負荷がなくなります。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”軽いです。しかし感触は小チヌです。小チヌとのやり取りを十分楽しみます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。

やはりボラのダンゴ突きとチヌの喰いっ気が連動しているようです。次の1投もボラのダンゴ突きが出ると期待したのですが、穂先にボラのダンゴ突きの反応が出る事は有りません。やはり一瞬のボラのダンゴ突きだったようです。朝も一瞬のボラの反応でしたが、今回も一瞬のボラのダンゴ突きのようです。竿下にはとどまってくれないようです。根魚たちに相手をしてもらいながら手返しを続けます。竿下でバリコの群が乱舞し出します。久し振りにバリコの乱舞を見ました。底に降りてしまうと凄く厄介な存在になりそうです。コノシロの乱舞ではなくバリコの乱舞です。確実に海の状況が変化していることを感じ取る事が出来ます。夕時合を期待して手返しを繰り返します。

ボラのダンゴ突きのない面白みに欠けるダンゴ釣りを続けます。相変わらず相手をしてくれるのは根魚ばかりです。ボチボチカウントサイズのチヌが来て欲しいと強欲な考えで手返しを続けます。夕時合の4時頃にようやくボラらしきダンゴ突きが出だします。否応なしに気合が入ります。勝負が早いハリスダンゴで手返しを繰り返します。オキアミはすぐに取られますが、サナギやコーンは少し齧られた程度で鈎に付いて上がって来ます。チヌがダンゴのそばに来れば必ず喰ってくれると信じて手返しを早めます。しかしなかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。ボラもダンゴを突いたり突かなかったりと安定しません。しかし今回は竿下に居てくれるようです。ボラを掛けないように注意しなくてはいけません。徐々に納竿時間の5時が迫って来ます。気持ちは焦るのですが、穂先にチヌと思われる反応を出させる事が出来ません。5時前、今日最後の1投をサナギコーンハリスダンゴでしめる事にします。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ”ボラがダンゴを突いてくれています。穂先の動きに神経を集中します。ボラにダンゴを割られて穂先に負荷がなくなります。潮の流れで穂先に負荷が掛かって来ます。“コツコツコツ、コツコツコツ”刺し餌を啄む反応が穂先に出ています。穂先の動きを凝視します。穂先に反応を出しながら徐々に押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”一瞬、竿を持つ手に重さが伝わった瞬間に穂先が跳ね上がります。「アチャ!!〜、合わせが早かったか?〜」チヌかどうかは分かりませんが、爺さん焦り過ぎです。まだまだ修行が足らないようです。残念ですがこれで竿を収める事にします。今日はカウントサイズのチヌの顔を拝む事が出来ませんでしたが、次回こそ何とかカウントサイズのチヌの顔を拝みたいと思います。釣れたら釣れたで、次はもう少し大きいチヌの顔を拝みたい、釣れなければ釣れないで、次こそチヌの顔を拝みたいと、相変わらず強欲な事を考えている爺さんです。このことが爺さんの原動力になっています。また天気を見ながら釣行したいと思います。

釣果:(小チヌ:2枚 25cm 28cm)