10月28日(水)    上佐波賀筏(曇り一時晴れ)    若潮

ボチボチ釣りムラが出てくる季節になって来ましたが、爺さんの腕でもチヌの顔を拝めるチャンスが有る間は釣行したいと思います。28日の水曜日が釣行には最適な天気と予想されますので、何時もの上佐波賀に釣行する事にしました。自宅を3時頃に出発します。国道の温度表示は6℃を表示しています。ますます朝の気温が下がって来ます。寒い朝です。今回もR9→R27→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、サナギミンチ1袋、黒鯛釣具さんオリジナルダンゴ中1箱、ヌカ2袋を購入します。5時25分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が2台停まって居ます。東側の駐車場にも1台の車が停まって居ます。やはり良い天気の時には釣り人さんが多いようです。皆さん考える事は同じようです。東側の駐車場に車を止めます。まだ周りは暗いですので、明るくなるまで車の中で待つ事にします。明るくなって来ましたので、身支度を整えて荷物を船に積み込みます。船頭さんが到着されます。何時もの体温チェックを受けて、渡船代3000円を支払います。出船直前に2人組の釣り人さんが到着されます。爺さんを含めて7人の釣り人さんを乗せて出船です。

6時10分頃に上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが7番筏に上がります。次に1人の釣り人さんが4番筏に上がられます。次に3.5番筏に2人組の釣り人さんが上がられます。次に2人組の釣り人さんが20番筏に上がられます。1人の釣り人さんが下佐波賀筏群に向かわれます。筏に上がり床をチェックしますが、ケムシの姿が見当たりません。爺さんの苦手なケムシの季節が過ぎたようです。有難い事です。海の色を見ますと、湾奥の筏らしく透明度の悪い色をしています。釣座位置を北向きに構えます。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津 14号)

6時35分頃からかかり釣りを開始します。今日も抱き合わせの刺し餌でチヌを狙う事にします。先ずはオキアミサナギの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。ダンゴを突く反応が出る事は有りません。刺し餌を啄む反応も穂先に出ません。ハリスダンゴが自然に割れます。穂先の動きを凝視しますが、穂先に反応が出る事は有りません。静かな出だしです。ラインを巻き上げて確認します。刺し餌が無傷で鈎についています。刺し餌をオキアミコーンの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。“コツコツコツ”刺し餌のオキアミに反応しているようです。オキアミを取られたのか、穂先に啄む反応が出なくなります。ハリスダンゴが自然に割れます。穂先の動きに神経を集中しますが、穂先が反応を示す事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。オキアミはキレイに取られていますが、コーンは無傷で鈎についています。再度、オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。“コツコツコツ”オキアミを啄む反応が穂先に出ています。ハリスダンゴが自然に割れます。次の反応に備えて身構えますが、穂先に反応が出る事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。オキアミはキレイに取られていますが、サナギは無傷で鈎についています。オキアミには反応が良いようです。海面直下にバリコの群が現れます。底に降りない事を祈るだけです。

数投目で、“ツンツンツン、ツンツンツン、ツンツンツン”極弱いダンゴを啄む反応が出だします。おそらくボラがダンゴに反応し出したものと思われます。手返しにも力が入ります。7時10分頃、オキアミコーンの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがハリスダンゴに反応しています。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先に出る反応に神経を集中します。ボラのダンゴ突きも、ダンゴを割るまでは突かず、ダンゴが自然に割れて穂先に負荷がなくなります。潮の流れで穂先に負荷が掛かって来ます。“コツコツコツ”負荷が少しかかってきた穂先に反応が出ています。穂先の動きに神経を集中します。“コツコツコツ、クー”啄む反応から鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”軽いです。軽いですが、シャープな突込みで相手をしてくれます。このシャープな突込みは間違いなくチヌの突込みです。チヌとのやり取りを十分に楽しんで海面に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。

カウントサイズのチヌが相手をしてくれましたので、否応なしに手返しにも力が入ります。ボラのダンゴアタリも時間を追うに従い強くなって来ます。ダンゴを投入するごとに、何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中します。しかしなかなかチヌと思われる反応を穂先に出させる事が出来ません。サナギやコーンも齧られ出します。状況的には何時チヌが刺し餌を喰って来てもおかしくない感じです。ハリスダンゴで手返しを繰り返します。8時過ぎ、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがハリスダンゴを突いています。穂先の動きに神経を集中します。ボラにダンゴを割られて穂先に負荷がなくなります。暫く静観しますが、穂先に反応が出ませんので誘いを掛けます。誘いを掛けようと少し穂先を持ち上げた時に、竿を持つ手に重さが乗って来ます。咄嗟に大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。重さを感じませんが、このシャープな突込みは間違いなくチヌの突込みです。チヌのシャープな突込みを十分楽しみます。チヌとのやり取りを十分楽しんで、海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。

またまたカウントサイズのチヌが来てくれましたので、手返しにも一段と力が入ります。手返しを続けますが、エサ取り達が鈎掛かりしません。海面直下にはバリコの群が居るのですが、竿下の海底には刺し餌を喰って反転する魚は居ないようです。まだエサ取り達が鈎掛かりしません。アジも居ないようです。ボラがダンゴを突いてくれていますので、何とかかかり釣りになっていますが、ボラのダンゴ突きがなくなれば、寂しいかかり釣りになってしまいそうです。チヌ以外の魚達にも刺し餌を喰って欲しいものです。8時30分過ぎ、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。穂先の動きを凝視します。ボラにダンゴを割られて穂先に負荷がなくなります。穂先に極弱いジビジビジビとした反応が出ています。穂先で聞いてみます。少し穂先を持ち上げた時に重さが乗って来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”重さを感じません。しかし竿を持つ手に伝わってくるシャープな突込みは間違いなくチヌの突込みです。シャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。

型が小さいとは云へ、カウントサイズのチヌが来てくれていますので、集中力が途切れる事は有りません。竿下にはどのようなエサ取り達が居るのか確認したいのですが、合わせを入れられるほどの反応が穂先に出ません。相変わらずアジらしき反応も穂先に出ません。9時20分頃、オキアミコーンハリスダンゴを投入します。握りが甘く、底近くと思われる所で割れてしまいます。そのままゆっくりと落とし込んで行きます。ボチボチ底に着く頃と思われる所で、“コツコツコツ、クー”大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”軽いです。軽いですがシャープな突込みで相手をしてくれます。間違いなくチヌの感触です。チヌとのやり取りを楽しんで徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。手返しを続けます。10時過ぎ、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。穂先の動きに神経を集中します。ボラにダンゴを割られます。直ぐに“コツコツコツ、クー”鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。大きくは有りませんが、間違いなくチヌの感触です。チヌとのやり取りを楽しんで徐々に浮かせます。もう直ぐ魚影が見えてくる頃と思われた時、急に穂先が跳ね上がります。「うそ!〜」爺さん得意の鈎ハズレです。合わせが甘かったようです。まだまだ修行が足らないようです。

気持ちを切り替えて手返しを続けます。10時10分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴを割られて穂先に負荷がなくなります。穂先の動きを凝視していますと“グー”いきなり大きく穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。大きくは有りませんが、この突込みは間違いなくチヌの突込みです。反転を繰り返して心地よい感触を竿に伝えてくれます。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。カウントサイズのチヌが来てくれていますので、集中力を増しながら手返しを繰り返します。しかしエサ取り達の反応が悪いです。いまだに鈎掛かりしたエサ取りは居ません。珍しい事です。アジの反応も穂先に出ません。困った事です。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、鈎掛かりする魚は現れませんでした。昼ご飯を頂く事にします。今日も爺さんの好きな助六寿司の昼ご飯です。のんびりと頂く事にします。

12時15分頃から午後のかかり釣りを開始します。午後からはボラのダンゴ突きが少し鈍くなって来ます。1投毎にダンゴを突いてくれていたのですが、数投に1回くらいの割合でダンゴを突いてくれます。毎回突いてくれなくてはいけないのですが、ボラの活性も徐々に落ち始めたのかも知れません。手返しを早めて何とか活性を上げようと努力しますが、毎回ダンゴを突くと云う事は有りません。困った事です。2時前、オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。穂先の動きに神経を集中します。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ、グー”ボラアタリからチヌアタリに変わり、大きく力強く穂先を押え込んで来ます。ハリスダンゴ独特のアタリです。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触です。大きくは有りませんが、この突込みは間違いなくチヌの突込みです。やり取りを楽しめるサイズです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有難い事です。

ひたすら手返しを繰り返します。しかしエサ取りの姿をいまだに見る事が出来ません。珍しい事です。アジの反応も穂先に出る事は有りません。まだチヌがポロポロと顔を出してくれていますので、集中力を保つ事が出来るのですが、チヌも顔を見せてくれない状態を想像しますと、とんでもなく寂しい海の状況になってしまいます。考えたくもない状況です。2時20分過ぎ、オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。穂先の動きに神経を集中します。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ、グー”ボラアタリからチヌアタリに変わり、大きく力強く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”軽いです。しかしシャープな突込みで相手をしてくれます。この突込みは間違いなくチヌの突込みです。シャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。手返しを続けます。3時過ぎ、オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴを割られて穂先に負荷がなくなります。潮の流れで徐々に穂先に負荷が掛かって来ます。“コツコツコツ、クー”鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”軽いです。軽いですがシャープな突込みで相手をしてくれます。小チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。有難い事です。夕時合にサイズアップを狙って手返しを続けます。何時も強欲な事を考えている爺さんです。徐々に納竿時間の5時が迫って来ますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。ひたすら手返しを繰り返します。船頭さんが下佐波賀に釣り人さんを迎えに行かれます。残念ですが、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。これで竿を収める事にします。まだまだ修行が足らないようです。

釣果:チヌ5枚 30cm 31cm 34cm 34.5cm 36.5cm
  (小チヌ:3枚 23cm 28.5cm 29cm)