１０月１４日（水） 上佐波賀筏（晴れ後雨） 若潮
なかなか爺さんの思うようなかかり釣りをさせてもらえませんが、今週もチヌのやり取りを楽しむために釣行する事にしました。釣行日を何時にするか悩みましたが、天気予報では、１４日の水曜日が雨もなく釣行可能かと思われますので、舞鶴に釣行する事にしました。釣行先は何時もの上佐波賀です。自宅を３時頃に出発します。国道の温度表示は１３℃を表示しています。今回もＲ９→Ｒ２７→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、オキアミＬＬ１パック、サナギ小１袋、サナギミンチ１袋、黒鯛釣具さんオリジナルダンゴ中１箱、ヌカ２袋を購入します。５時２０分前に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が１台停まって居ます。周りはまだ暗いです。明るくなるまで車の中で体を休めます。少し明るくなって来ましたので、身支度を整えて荷物を船に積み込んでおきます。先客さんは時々お会いする釣り人さんです。お互い朝の挨拶を交わします。船頭さんが到着されます。何時もの体温チェックを受けて、渡船代３０００円を支払います。爺さんと時々お会いする釣り人さんを乗せて出船です。
６時前に上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが７番筏に上がります。時々お会いする釣り人さんは、下佐波賀筏群に向かわれます。筏に上がり床面を見ますが、ケムシが見当たりません。今日はかかり釣りに専念出来そうです。海の色は、何時もよりかは少しだけ透明度が良いように感じます。今日は上佐波賀筏群に爺さん１人です。この時期珍しいです。時々お会いする釣り人さんが言っておられた言葉が気になります。「今日は雨が降るかも知れませんので、屋根付き筏を予約しました。」爺さんが見た天気予報では、雨が降っても丹後半島までと予報していたのですが、釣り人さんの少なさや、先客さんの言葉を考えますと、一抹の不安を覚えます。釣座位置を北向きに構えます。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。（タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津 14号）
６時２０分頃からかかり釣りを開始します。今日もオキアミサナギ、オキアミコーン、サナギコーンの抱き合わせを刺し餌にしてチヌを狙います。先ずはオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。暫く静観しますが、穂先には何の動きもなく静かです。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。魚達の反応に備えて身構えます。しかし穂先が反応を示す事は有りません。上下の誘いを掛けますが、刺し餌を啄む反応が穂先に出ません。何度か上下の誘いを掛けますが反応が穂先に出る事は有りません。「う〜ん、如何したんかな？〜」ラインを巻き上げて確認します。刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせが無傷で鈎に付いています。「う〜ん、めちゃくちゃ活性が悪いな〜」この７番筏はよく釣り人さんが入って居られますので、無傷で刺し餌が上がって来る事は珍しい事です。数投目にようやく極弱い反応が穂先に出ます。同時にボラと思われる反応が穂先に出ます。ボラと思われる泡が穂先付近に上がって来ます。ボラが来てくれましたので期待が膨らみます。しかし手返しを繰り返しますが、時々刺し餌のオキアミが無傷で上がって来ます。かなり魚たちの活性が悪いようです。元気なのは海面下で乱舞していますバリコだけのようです。
手返しを早めて魚たちの活性を上げる努力をしますが、なかなか爺さんが考えているように魚たちの活性が上がって来ません。ボラもダンゴを突いたり突かなかったりと不安定です。時々竿先に出ます少し強めの反応で合わせを入れますと、サンキューが海面に姿を現します。竿下にはサンキューが陣取っているようです。８時３０分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。久し振りにボラが激しくダンゴを突いています。一瞬穂先が戻らない反応が出ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。フシの有る突込みで相手をしてくれます。やり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。長いです。「うそ〜、何で？〜」フシの有る突込みと、下へ下へと突っ込みから、てっきりチヌと思い込んで居ました。完全に騙されました。まだまだ修行が足らないようです。竿を起こして海面に浮かそうとした時に穂先が跳ね上がります。如何やらボラのスレ掛かりだったようです。フシの有る突込みに納得しました。
手返しを繰り返していますと、８時３０分過ぎから、４番筏の西側の筏で牡蠣上げと掃除が始まります。これをきっかけにボラのダンゴ突きがなくなります。如何やら牡蠣掃除の筏に行ってしまったようです。おそらくチヌもそちらの方に行ってしまったと思われます。泣きっ面に蜂状態です。上佐波賀筏に爺さん１人ですので、強欲な事を考えていたのですが、牡蠣掃除のゴミには太刀打ちできません。困った事です。手返しを繰り返します。徐々に穂先にはっきりした反応が出るようになります。しかし合わせを入れますが鈎掛かりする事は有りません。オキアミは取られるようになりましたが、サナギ、コーンは齧られるくらいで無くなる事は有りません。１０時前頃にようやく牡蠣上げと牡蠣掃除が終わります。ヤレヤレです。穂先の動きに神経を集中します。１０時過ぎ、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ”ボラアタリからチヌアタリに変わり、一瞬穂先が戻らない反応が出ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。竿を起こして一気にラインを巻いて底を切ります。シャープな突込みで相手をしてくれます。このシャープな突込みは間違いなくチヌの突込みです。しかし先ほどボラとチヌとを間違いましたので顔を見るまでは分かりません。シャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。３０中ほどのチヌです。有難い事です。
カウントサイズのチヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかしボラのダンゴ突きが相変わらず不安定です。１０時２０分頃、刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。ボラにダンゴを割られる事なく自然に割れて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだコーンが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。“コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ、クー”しつこい反応から穂先を鋭く押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触ですが軽いです。しかし竿を持つ手に伝わってくる感触は小チヌのようです。小チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズのチヌでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。小チヌが刺し餌を喰って来た事を考えますと、竿下にはまだまだ小チヌが居ると考えられますので、手返しにも力が入ります。しかしなかなかチヌと思われる反応を穂先に出させる事が出来ません。時間だけが過ぎて行きます。１１時５０分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。ボラにダンゴを割られる事なく自然に割れて穂先に負荷がなくなります。潮の流れで徐々に穂先に負荷が掛かって来ます。“コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ、クー”しつこい反応から穂先を鋭く押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触ですが軽いです。このシャープな突込みは小チヌのようです。小チヌとのやり取りを十分に楽しんで、海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズのチヌでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。１２時になりましたので昼ご飯を頂きます。今日も助六寿司の昼ご飯です。のんびりと頂きます。予報通り風が少々うるさいです。
１２時１５分頃から午後のダンゴ釣りを開始します。魚たちの活性があまり良くありませんので、午後もハリスダンゴを多投してチヌを狙う事にします。オキアミも時々無傷で上がって来る事が有ります。しかしボラのダンゴ突きが戻って来た事が唯一の希望が持てる反応です。ボラを掛けないように注意しなくてはいけないと思っていたのですが、１時ごろ、ハリスダンゴをボラに割られて、刺し餌が潮に押されて流れて行くのを穂先でついて行っていた所、大きく穂先を押え込んで来ましたので、大合わせを入れてボラを掛けてしまいます。まだまだ修行が足らないようです。１時２０分頃から心配していました雨が降り出して来ます。やはり先客さんの言われる通りの状況になってしまいました。ガックリです。前日の天気予報では、丹後半島ぐらいまでと予報していましたので、舞鶴は降らないと思っていたのですが、予報が外れたようです。徐々に雨脚がきつくなって来ます。大慌てで合羽を着こみます。久し振りの雨の中のかかり釣りです。
手返しを繰り返しますが、チヌと思える反応をなかなか穂先に出させる事が出来ません。相変わらず魚たちの活性はイマイチです。ボラがダンゴを突いてくれているのが唯一の希望の星です。２時頃と３時頃にボラを掛けてしまいましたが、ボラのダンゴ突きがなくなる事は有りません。一安心です。３時２０分頃、魚たちの活性があまり良くありませんので、オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴを割られて穂先に負荷がなくなります。潮の流れで徐々に負荷が掛かって来ます。“コツコツコツ、クー”鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。立ち上がった分一気にラインを巻いて底を切ります。シャープな手ごたえが伝わって来ます。このシャープな突込みは間違いなくチヌの突込みです。チヌとのやり取りを十分に楽しんで浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。３０前半のチヌです。有難い事です。３時３０分頃にも、オキアミサナギハリスダンゴを投入したのです、着底前にダンゴをボラに割られましたので、そのまま落とし込んで、落とし込み途中で小チヌが銜えて海面に姿を現します。カウントサイズに５�世燭蠅泙擦鵑�、相手をしてくれた事に感謝したいです。
夕時合を期待して手返しを繰り返します。しかしなかなかチヌと思われる反応を穂先に出させる事が出来ません。困った事です。雨の中でも相変わらずボラがダンゴを突いてくれています。ボラのダンゴ突きとチヌの喰いっ気が連動していると考えている爺さんですので、必ずチヌが刺し餌を喰って来ると手返しにも力が入ります。４時２０分頃、オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中します。ボラにダンゴを割られて穂先に負荷がなくなります。負荷がなくなった穂先に“ジビジビジビ、ジビジビジビ、ジビジビジビ”極弱い反応が出ています。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。重さを感じませんが、シャープな突込みは間違いなくチヌの突込みです。チヌの突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。３０前半のチヌです。有難い事です。夕時合にチヌが来てくれましたので、否応なしに手返しにも力が入ります。４時３０分過ぎにも、オキアミサナギハリスダンゴをボラに割られて、負荷がなくなった穂先に極弱い反応が出ているのを大合わせして、３０前半のチヌが相手をしてくれます。有難い事です。
まだもう少し納竿の５時まで時間が有りますので、強欲にもチヌのサイズアップを狙って手返しを続けます。ボラも爺さんを応援してくれるようにダンゴを突き続けてくれます。手返しを繰り返しますが、徐々に納竿時間が迫って来ます。気持ちは焦るのですが、なかなかチヌと思われる反応を穂先に出させる事が出来ません。ひたすら手返しを繰り返しましたが、残念ながら５時の納竿時間となってしまいました。心残りですが、次回の釣行に取っておきたいと思います。今日は魚たちの活性が悪く、サンキュー、ボラ、良型アジ、チヌの４種類の魚たちが相手をしてくれたぐらいです。引き出しがもう少し多ければ、違った攻め方が出来たのではないかと反省しています。まだまだ修行が足りません。
釣果：チヌ４枚 ３０.５ｃｍ ３１ｃｍ ３２ｃｍ ３５ｃｍ （小チヌ：３枚 ２４ｃｍ ２９.５ｃｍ ２９.５ｃｍ）