1月6日(月)    上佐波賀筏(晴れ後曇り)    長潮

明けましておめでとうございます。今年も爺さんのウダウダ話にお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。佐波賀渡船さんが6日から渡船を再開されますので、今年の竿出し釣行を、天気が良い予報が出ています6日の月曜日に行う事にしました。自宅を4時過ぎに出発します。国道の温度表示は0℃を表示しています。濃霧が発生していますので、安全運転で舞鶴を目指します。今回もR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。6時前に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が1台停まっています。身支度を整えて、船頭さんが到着されるのを車の中で待ちます。7時前に船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。先客さんは時々お会いする釣り人さんです。お互い朝の挨拶を交わします。今日は腰の具合が良ありませんので、牡蠣ロープを引き上げての掃除は少々厳しいですので、船頭さんにバケツ2杯分の牡蠣を分けて頂く事にします。渡船代はポイントカードが一杯になりましたので要りません。有難い事です。牡蠣2杯分の料金2000円だけを支払います。大島さんの所の牡蠣ロープ1本分が1500円になったようです。私と先客さんを乗せて出船です。

7時頃、上佐波賀筏群に到着します。先ずは私が17番筏に上がります。先客さんは3番筏に上がられます。船頭さんが爺さん用の牡蠣を取りに道沿いの筏に向かわれます。牡蠣が到着する時間を利用して、北向きの釣座位置付近に鳥の糞が多く落ちていますので、バケツで海水を汲んで奇麗に洗い流します。釣座位置の床を奇麗に洗い流しましたので、荷物を釣座位置に運んでセッティングしておきます。暫くしますと、船頭さんが爺さん用の牡蠣を持って来られます。牡蠣を受け取って撒き餌用に牡蠣を割ります。割った牡蠣をパラパラと釣座位置前に撒いておきます。牡蠣を撒きながら海の色を見ますと、湾奥の筏らしく透明度の悪い色をしています。泡を伴った汚い潮が筏周りの海面に漂っています。牡蠣を撒き終えてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール バイキング筏-44 ライン 2.25号通し 錘り なし 鈎 海津14号)

7時頃からかかり釣りを開始します。先ずは牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重にタナを深くして行きます。落とし込み途中で、刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚は居ないようです。着底。暫く静観していますと、刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚が現れます。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”穂先の動きからヒイラギが反応しているようです。刺し餌を取られる事なく反応がなくなります。穂先で牡蠣の有無を確認しますが付いています。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。底から1ヒロ半〜2ヒロ位の所で、ヒイラギと思われる魚が刺し餌の牡蠣の半貝を触って来ます。ヒイラギの何時ものタナです。ヒイラギに刺し餌の牡蠣の半貝を突かせながら、ゆっくりと落とし込んで行きます。着底。ヒイラギに啄まれて牡蠣の身が殻から外れます。牡蠣の身にラインを巻き付けていますので身の重さが穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中しますが、穂先に反応が出る事は有りません。ラインを巻き上げて牡蠣の身を鈎から外して、再度、牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。同じようなパターンでヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝を触って来ます。数投、手返しを繰り返しますと、ヒイラギが反応しなくなります。「う〜ん、如何したんかな?〜」手返しを繰り返しますが、魚たちからの反応が穂先に出なくなってしまいます。困った事です。

反応が出ない穂先に神経を集中しながら手返しを繰り返します。時々底で牡蠣を切り巻き上げる途中で、小さなアジが鈎に付いた身の欠片を銜えて海面に姿を現します。良型アジも居なくなったようです。暫く釣り人さんが入っていないので、撒き餌が途切れて魚の活性が悪いのか、海水温度が急激に低下している途中なので魚の活性が悪いのか、頭の悪い爺さんには良く分かりません。ただ言える事は、今日の撒き餌は明日のため、明日の撒き餌は明後日のため、好循環を維持するために穂先付近にパラパラと牡蠣を割って撒きます。しかし年初早々から無反応地獄を体験するとは思っても居ませんでした。粘り強く手返しを繰り返しますが、穂先に反応が出ることは滅多にありません。忘れたころに出る極弱い反応に爺さん自身が反応して、竿を持つ手に力が入ってしまいます。困った爺さんです。牡蠣チヌ狙いで何度も経験します無反応な時間ですが、この間に頭の中で色々と考えを巡らせますが、いまだ良い解決方法を見つける事が出来ずにいます。ひたすら手返しを繰り返すくらいしか頭に浮かびません。今日はワンチャンスかも知れません。

滅多に出ない極弱いヒイラギと思われる反応にもドキッとします。延々と続く無反応な時間帯、これもチヌが刺し餌を銜えた時の喜びが、何倍にもなって帰って来ると思えば何とかギリギリ我慢できます。チヌを掛け合わせた時のことを思い浮かべながら手返しを繰り返します。しかし穂先が反応する事は滅多にありません。早く強いアタリが見たいものです。滅多に出ないヒイラギアタリで、ヒイラギを掛け合わせて喜んでいるようではあきません。徐々に12時が近づいて来ます。早朝の数投だけのドキドキ感、あまりにも短いワクワク感でした。12時になりましたので、昼ご飯を頂く事にします。今日は寒い時期の定番であります、カップラーメンとパンの昼ご飯です。暖かい食べ物を腹に入れて、凍えてしまった気持ちを解きほぐします。美味しいです。のんびりと頂きます。吹き付けてくる風は流石に冷たいです。

12時20分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。昼ご飯を頂く前に、釣座位置付近に牡蠣を撒いておきましたので、期待を込めて牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込みます。底から1ヒロ半〜2ヒロ位の所で刺し餌の牡蠣の半貝を触って来ます。ヒイラギの反応が穂先に出ています。ヒイラギの喰いっ気が少し上がって来たのかも知れません。ヒイラギに突かれながら着底します。“ジビジビジビ…ジビジビジビ…”着底してからもヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで居ます。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、期待を込めて穂先の動きに神経を集中させます。しかしヒイラギアタリからチヌアタリに変わる事は有りません。昼からは1投毎にヒイラギの反応が出ますので、気持ちが萎える事は有りません。12時50分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込みます。徐々にタナを深くして行きます。底から1ヒロ半〜2ヒロ位の所でヒイラギが牡蠣の半貝を触って来ます。着底。暫く静観しますが、ヒイラギが触って来ませんので、上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。底から1ヒロ半〜2ヒロ位の所でヒイラギが触って来ます。着底。“コンコンコン、コンコンコン”強めの反応を出しながら穂先を押え込んで来ます。深く押え込まれた所で、立ち上がって大合わせを入れます。ガツンと竿を持つ手に感触が伝わって来ると思ったのですが、軽いです。しかし竿を通して伝わってくる感触はチヌの感触です。“コンコンコン”気持ちの良い感触です。如何やら鈎掛かりしたのは小チヌのようです。小チヌの感触を楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下で反転を繰り返している小チヌを確認します。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

小チヌとは云へ、チヌが刺し餌を喰って来てくれましたので、ワンチャンスであると思われる事を忘れて手返しにも力が入ります。次の1投では穂先に反応が出ませんでしたので、底で刺し餌の牡蠣を切って、再度、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。しかし期待に反して穂先に反応が出る事は有りません。またまた無反応な時間帯が訪れたようです。粘り強く手返しを繰り返します。強欲にも良型以上のチヌを狙って手返しを繰り返しますが、穂先が反応する事は有りません。3時頃にヒイラギの反応が数投出たくらいで、無反応な時間帯が延々と続きます。夕時合を期待してひたすら手返しを繰り返します。期待とは裏腹に穂先が反応を示す事は有りません。4時30分と船頭さんに伝えています納竿時間が迫って来ます。何とかもう1枚と強欲な事を考えて、4時30分の納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、再度、チヌに刺し餌の牡蠣を喰わせる事が出来ませんでした。年初早々から厳しい牡蠣チヌ狙いでしたが、小チヌとは云へ、爺さんの相手をしてくれましたので次回に期待したいと思います。

釣果:小チヌ1枚 27cm