9月6日(金)    下佐波賀筏(晴れ)    中潮

お盆、地蔵盆、秋雨前線の停滞、雷雨となかなか釣行する条件が整いません。ようやく9月6日の金曜日が釣行出来る条件が整った日になりました。しかし台風13号の暖かい空気が入り込んで、フェーン現象によりまして気温が上がりそうな感じですので、軟弱な爺さんですので、下佐波賀の屋根付き筏をチョイスする事にしました。当日、早く目が覚めましたので、自宅を2時15分頃に出発する事にしました。約1月ぶりの釣行です。国道の温度表示は21℃を表示しています。今回はR9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、丸貝小1袋、ヌカ2袋、黒鯛オリジナルダンゴ中1箱を購入します。4時25分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。駐車場には1台も車が停まっていません。早く到着しましたので、車の中で仮眠をとる事にします。目が覚めますと隣に1台車が止まっています。車から出ますと東側の駐車場にも1台車が止まっています。皆さんここ佐波賀でよくお会いする釣り人さんばかりです。お互い朝の挨拶をかわして雑談に花を咲かせます。話の中で、出船は9月から6時になった事を知ります。これからは少しだけゆっくり自宅を出る事が出来そうです。皆さんと雑談をしていますと、5時45分頃に船頭さんが到着されます。渡船料金3000円を支払います。爺さんを含めて4人の釣り人さんを乗せて出船です。

先ずは上佐波賀筏群に釣り人さんを送ります。17番筏に1人、3番筏に1人、7番筏に1人と、次々に釣り人さんが上がられます。皆さん上がられましたので、下佐波賀筏に爺さんを送ってもらいます。6時10分頃に下佐波賀の屋根付き筏に到着します。今日は1日、この筏で遊ばせて頂きます。筏に上がり海の色を見ますと、湾奥の筏らしく何時も通り透明度の悪い色をしています。北向きに釣座位置を構えます。釣座位置付近にダンゴを5ケほど投入しておいてから、身の回りの整理をして、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り3B 鈎 海津 12号)

6時30分頃からかかり釣りを開始します。先ずは丸貝を刺し餌にして、1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌の丸貝に興味を示す魚が現れる事は有りません。着底。暫く静観しますが丸貝を触って来る魚は居ません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。しつこく上下の誘いを掛けます。刺し餌の丸貝に反応を示す魚は居ないようです。筏周りを探ってみる事にします。筏の彼方此方探りを入れますが、刺し餌の丸貝に反応を示す魚が現れる事は有りません。丸貝に反応が出ませんでしたので、7時頃からダンゴ釣りに切り替えます。先ずはオキアミとサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴが突かれる事なく自然に割れます。刺し餌が飛び出します。”コツコツ“弱い反応ですがオキアミを取られたようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。しかし穂先に反応が出る事は有りません。ラインを巻き上げて確認しますと、刺し餌のサナギが無傷で鈎に付いています。次はサナギとコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。自然にダンゴが割れて刺し餌が飛び出します。穂先の動きに神経を集中します。潮の流れで刺し餌が西方向に動いて行きます。穂先でついて行きます。”ジビジビジビ…ジビジビジビ…“極弱い反応が穂先に出ています。穂先の動きを凝視していますと”フ〜“穂先に負荷がなくなります。即、合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。「う〜ん、チャリコか?〜」時々突っ込みますので、突っ込む感触を楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下の魚を見てビックリです。小チヌが反転を繰り返しています。海面に浮かせて無事タモに収まります。7時25分頃にも、ダンゴが自然に割れて、飛び出したサナギとコーン抱き合わせの刺し餌を、小チヌが銜えて海面に姿を現します。カウントサイズでは有りませんが相手をしてくれた事に感謝したいです。

事前にサイズが小さくなった事を聞いていましたが、想像していたサイズよりさらに小さいサイズに少々ビックリです。刺し餌をオキアミサナギの抱き合わせ、サナギコーンの抱き合わせ、オキアミコーンの抱き合わせ、色々と組み合わせを変えながらダンゴに包んで手返しを繰り返します。オキアミは瞬殺状態ですが、サナギとコーンには反応が鈍いです。8時頃より何かがダンゴを突き出します。穂先の動きからボラがダンゴを突いて居るようです。ボラらしき反応が出だしましたので、ハリスダンゴで手返しを繰り返す事にします。オキアミは瞬殺状態ですので、刺し餌をサナギとコーンの抱き合わせをハリスダンゴにして手返しを繰り返します。確認のために、ダンゴが突かれた時に合わせを入れてみます。一瞬、重さが乗ったのですが、瞬間的に鈎外れします。ラインを巻き上げて確認しますと鈎にウロコがついています。ボラのウロコのようです。やはりダンゴを突いて居るのはボラのようです。ボラを掛けないように注意しなくてはいけません。手返しを繰り返します。ハリスダンゴで、一瞬、穂先が戻らない反応で合わせを入れてデカフグが鈎掛かりして海面に姿を現します。紛らわしい反応です。9時10分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”ボラがダンゴを突いて居ます。ダンゴが自然に割れます。ダンゴを割るまでの高活性ではないようです。穂先の動きに神経を集中します。負荷がなくなった穂先がかすかに“ジビジビジビ、ジビジビジビ”と反応しています。即、合わせを入れます。“ガツン”気持ちの良い感触が伝わって来ます。この突込みは間違いなくチヌの突込みです。重さを感じませんがカウントサイズのチヌのようです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。9時55分頃にも、サナギコーンハリスダンゴで、一瞬、穂先が戻らない反応で合わせを入れて、30前半のチヌが相手をしてくれます。有難い事です。

  

ポロポロとチヌが相手をしてくれていますので、厳しい暑さですが、集中力が途切れる事は有りません。ひたすら手返しを繰り返します。時々フグが刺し餌を銜えて海面に姿を現します。紛らわしいハリスダンゴアタリです。10時15分頃にも、サナギコーンハリスダンゴアタリで小チヌが刺し餌を銜えて海面に姿を現します。カウントサイズでは有りませんが相手をしてくれた事に感謝したいです。時々ボラのダンゴ突きがなくなる時が有ります。やはりボラの活性が少し悪いようです。ボラにダンゴを突いてもらうために手返しを早めます。11時15分頃、サナギコーンハリスダンゴが割れてからの穂先の押え込みで合わせを入れて、30くらいのチヌが相手をしてくれます。有難い事です。海面直下には、小アジ、コノシロ、サヨリが乱舞しています。海面直下はすごく賑やかです。11時45分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”ボラがダンゴを突いてくれています。穂先の動きに神経を集中します。“ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…ゴツゴツゴツ、グー”ボラアタリから強い反応のチヌアタリに変わり、一瞬、穂先が戻らない反応が出ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”気持ちの良い感触が伝わって来ます。一気に前に走り出します。キツイ突込みに耐えます。この節のある突込みは間違いなくチヌの走りです。前に向かって突っ込んでいますので、無理をせずに強い突込みの時はラインを出していなします。いなしながらも徐々に寄せてきます。キツイ突込みを十分に楽しみます。少し前の方でギラッと光る魚影を確認します。長くないです。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせt無事タモに収まります。40前半のチヌです。有難い事です。30くらいまでのチヌが相手をしてくれていましたので少し油断をしていました。取り込めたからよかったものの、まだまだ修行が足らないようです。

  

12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。昼ご飯を頂く前に、ボラを足止めするため、釣座位置付近にダンゴをカラ打ちしておきます。ダンゴを打ち終えてから、ゆっくりと昼ご飯を頂きます。今日も何時もの助六寿司の昼ごはんです。屋根が有り風が吹いて来ますとすごく過ごしやすいです。有難い事です。12時15分頃から午後のかかり釣りを開始します。午前中と同様にサナギコーンハリスダンゴで手返しを繰り返します。午後の2投目まではボラがダンゴを突いてくれていたのですが、3投目以降ボラがダンゴを突きません。困った事です。ひたすら手返しを繰り返します。1時35分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。ボラのダンゴアタリなく自然に割れます。穂先に負荷がなくなります。潮の流れで徐々に穂先に負荷が掛かって来ます。潮の流れに穂先でついて行きます。”コツコツコツ、グー”強い反応で穂先を大きく押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触です。節のある突込みです。間違いなくチヌの突込みです。重さを感じませんのであまり大きくはないようです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有難い事です。この頃よりボラがダンゴを突いたり突かなかったりと、ボラのダンゴ突きが不安定になってしまいます。時々フグがハリスダンゴアタリを出して海面に姿を現します。ひたすら手返しを繰り返します。3時頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”ボラがダンゴを突いて居ます。穂先の動きに神経を集中します。ボラにダンゴを割られる事なく自然に割れます。穂先に徐々に負荷が乗って来ます。”コツコツコツ、グー”強い反応で穂先を鋭く押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が手に伝わって来ます。この突込みは間違いなくチヌの感触です。大きくはなさそうですがシャープな突込みで相手をしてくれます。チヌのシャープな突込みを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。

  

チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。サナギコーンハリスダンゴで手返しを繰り返します。3時10分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”ボラがダンゴを突いてくれています。穂先の動きに神経を集中します。“ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…グー”穂先が大きく押え込まれます。頭は待てと言っているのですが、腕が思わず動いてしまいます。”ガツン”衝撃が腕に伝わって来ます。底に張り付いて浮かせません。強引に竿を起こして引っ剥がします。一気に右前方に向かって走り出します。この一直線の走りはボラのようです。掛けてはいけないボラを掛けてしまったようです。ボラのクソ馬力に突き合わされます。腕がパンパンです。キツイ走りに突き合わされながらもようやく海面に浮かせる事が出来ました。やはり大ボラでした。ボラを掛けましたのでダンゴ突きがなくなる事を心配しましたが、次の1投でもダンゴ突きが出ましたので一安心です。サナギコーンハリスダンゴで手返しを繰り返します。夕時合を期待しましたが、チヌと思える反応が出る事なく5時の納竿時間が迫って来ます。4時45分頃、サナギコーンハリスダンゴが自然に割れてからの穂先の押え込みを合わせて、小チヌくらいの大きさのチャリコが海面に姿を現します。4時50分頃、今日最後のサナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。ボラに突かれる事なく自然にダンゴが割れます。穂先に負荷が徐々に乗って来ます。潮の流れで刺し餌が西方向に流れます。穂先でついて行きます。”ジビジビジビ…ジビジビジビ…”極弱い反応が穂先に出ています。”ジビジビジビ…ジビジビジビ”思い切って合わせを入れます。”ガツン”強い衝撃が伝わって来ます。底に張り付いて動きません。強引に竿を起こして引っ剥がします。右前方に向かって走り出します。またまた掛けてはいけないボラを掛けてしまったようです。強引に竿でためたときに穂先が跳ね上がります。ラインを巻き上げて確認しますと、鈎にボラのウロコがついています。やはり掛けてはいけないボラを掛けてしまったようです。残念ですがこれで竿を収める事にします。今日は数釣りの難しさを改めて教えられました。まだまだ修行が足らないようです。

釣果:チヌ6枚 30cm 30.5cm 31.5cm 32cm 32cm 41.5cm      

  (小チヌ:3枚 23cm 23cm 25.5cm)