３月８日（金） 上佐波賀筏（晴れ） 大潮
この所、天気がコロコロ変わりますので、なかなか爺さんの都合と天気が一致しません。漸く８日の金曜日に一致しましたが、天気は良いのですが、北方向の風が強い予報ですので、牡蠣チヌ狙いに支障が出ないか少々心配です。自宅を４時頃に出発します。国道の温度表示は１℃を表示しています。今日はプラスの気温です。Ｒ９→Ｒ２７→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。５時４５分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。先客さんの車が１台も停まっていません。身支度を整えて船頭さんが来られるのを車の中で待ちます。６時過ぎに船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。今回はポイントカードが一杯になりましたので、渡船代は無料です。有り難い事です。牡蠣代１０００円だけを支払います。爺さん１人を乗せて出船です。
６時１５分頃、上佐波賀筏群に到着します。何時もの１７番筏に上がります。筏に上がり海の色を見ますと、前回より透明度は悪いですが、湾奥の筏にしては透明度が良いようです。先ずは牡蠣を引っ張り上げる前に、何時もの泥除け防具を身につけます。北側の牡蠣ロープを引っ張り上げて、朝一の大仕事に取り掛かります。先ずは牡蠣をコレクターから取り外して、取り外した牡蠣を金槌で綺麗に泥やゴミを取り除きます。イ貝も大きさ別に仕分けして置きます。牡蠣掃除が進むに連れて腰の痛さが増して来ます。腰痛の原因と解ってはいるのですが、牡蠣チヌ狙いでは牡蠣掃除が当たり前と思い込んでいますので、なかなか牡蠣掃除を止める事が出来ません。融通の利かない困った爺さんです。８時過ぎ、ようやく牡蠣掃除が終わります。気が付くと西方向の風が突風を交えて強く吹き付けています。西方向を背中にしていましたので気づきませんでした。荷物を飛ばされないように注意をしなくてはいけません。牡蠣掃除で出たゴミを釣座位置の北側にドバーと撒いて置きます。次に彼方此方飛び跳ねた泥を綺麗に洗い流します。荷物を北側の釣座位置付近に集めます。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。（タックルは竿 1.39m リール バイキング筏-44 ライン 2.25号通し 錘り なし 0.8号 鈎 海津 14号）
８時２５分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。何時もの様に牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。１ヒロ、１ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込んで行きますが、刺し餌の牡蠣の半貝に興味を示す魚が現れません。着底と同時に”コツコツ…コツコツ…”穂先を押え込まないはっきりした反応で刺し餌の牡蠣を取られます。再度、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みますが、ハゲと思われる反応で刺し餌の牡蠣を取られます。今日もハゲの活性がかなり高いようです。「う〜ん、ハゲは何時まで居るんかな？〜」竿下にはハゲが陣取っているようです。今日も刺し餌を、牡蠣の半貝、牡蠣の両貝、イ貝と変えながらチヌアタリを見極めなくてはいけないようです。牡蠣の半貝は瞬殺、牡蠣の両貝は長く持ちます。イ貝には反応が有りません。刺し餌を取り換えながら手返しを繰り返します。
牡蠣の両貝への反応でタイミングを見計り合わせを入れますと、良型のマルハゲが口に鈎掛して海面に姿を現します。予想通り刺し餌の牡蠣に反応しているのはハゲのようです。一瞬出ると思われるチヌの反応を見逃さない様に穂先の動きに神経を集中します。しかしチヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。ハゲと思われる反応ばかりです。突風を交えた強い風が、東西南北、色々な方向から吹きつけて来ますので筏が良く動きます。今日の予報は北方向の風のはずですが、色々な方向から冷たい風が吹きつけて来ます。この時期にして寒さを感じます。今日は防寒着を脱ぐ事が出来ないようです。油断していてゴム手を飛ばされます。大慌てでタモで掬います。きつい風です。９時５０分頃、刺し餌のイ貝を慎重に落とし込みます。落とし込み途中での反応なく着底します。暫く静観しますが反応が出ませんので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくりと落とし込んで行きます。着底。穂先に反応が出ません。再度、誘いを掛けます。着底。”ジビジビジビ、ジビジビジビ”極弱い反応が穂先に出ています。竿を持つ手に力が入ります。”ジビジビジビ、フ〜”穂先に負荷がなくなります。即、立ち上がって大合わせを入れます。手に心地よい反応が伝わる事無く、竿が空を切ります。「あちゃ〜」タイミングが合わなかったようです。大急ぎでラインを巻き上げて確認しますと、綺麗に刺し餌のイ貝がなくなっています。チヌが竿下に居るようです。再度、イ貝を刺し餌にして落とし込みます。落とし込み途中での反応なく着底します。”ジビジビジビ、ジビジビジビ”極弱い反応が穂先に出ています。まだチヌが竿下に居るようです。心臓が飛び出しそうです。次の反応に備えて身構えます。”ジビジビジビ、フ〜”穂先を浮かせて来ます。先ほどの失敗が有りますので、一呼吸間を置いて、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻きます。ラインを巻いたのと同時に強烈な重さを伴った突込みが始まります。竿で溜めて耐えますが、ジリジリとラインを引っ張り出されます。西方向に突っ込んでいますので、西角に立ってやり取りをする事にします。ラインを引っ張り出されながらも徐々に浮かせます。早く魚影を確認したいのですが、重さを伴った強烈な突込みの為に一気に浮かせる事が来ません。ラインを巻けばまた引っ張り出される事を繰り返しながら徐々に浮いて来ます。漸く竿先の海面下に白い大きな魚影が見えて来ました。「でっか！！〜」何度も何度も反転を繰り返されながらも、海面に浮かせて無事タモに収まります。大台のようです。有り難い事です。
漸くチヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。突風を伴う冷たい強い風に悩まされながら手返しを繰り返します。しかし穂先に出るのはハゲの反応ばかりです。困った事です。時々ハゲが鈎掛して海面に姿を現します。昨年シーズンまではヒイラギやフグが多かったのですが、今シーズンまだここ上佐波賀で鈎掛した事が有りません。「フグやヒイラギは何処に行ったのでしょうか？。」色々な事を考えながら手返しを繰り返します。１１時３５分頃、牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。直ぐに”コツコツ、コツコツ、コツコツ”弱い反応でしつこく刺し餌の牡蠣を啄んで来ます。反応に合わせて穂先を送り込んで行きます。十分に穂先を送り込んだであろうと思った時に”コツコツ、クッ”鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”何度味わっても気持ちの良い感触です。立ち上がった分一気にラインを巻きます。ラインを巻いたのと同時にキツイ突込みが始まります。このチヌも西方向に突っ込み出します。西角でチヌとのやり取りを楽しみます。ラインを巻けばまた少し引っ張り出されます。あまり強引に浮かせますと腸が出ますので、ゆっくり、ゆっくりと浮かせます。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。漸く竿下に魚影が見えて来ました。海面に浮かせて無事タモに収まります。４０前半のチヌです。有り難い事です。
またまたチヌが来てくれましたので、手返しを繰り返し手にも力が入ります。１２時まで手返しを繰り返しましたが、穂先にチヌと思われる反応を出す事が出来ませんでした。昼ご飯を頂く前に、牡蠣ゴミを釣座位置付近にドバーと撒いて置きます。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。今日は寒く感じますので、カップラーメンを美味しく頂く事が出来ます。上佐波賀筏群に爺さん１人ですので、少々さびしい気はしますが、のんびりと昼ご飯のカップラーメンを頂きます。１２時１５分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。昼ご飯の前に牡蠣ゴミを撒いて置きましたので、期待を込めて牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。徐々にタナを深くして行きます。底から１ヒロ半ぐらい上に陣取っていますハゲに瞬殺で取られます。ハゲの活性が落ちる事は無いようです。刺し餌を取り換えながら手返しを繰り返します。ハゲに翻弄されながら時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。午後からは北方向の風が突風を伴って吹き付けて来ます。帽子が吹き飛ばされそうです。風に耐えながらひたすら手返しを繰り返します。３時頃、牡蠣の両貝を刺し餌にして落とし込みます。着底。直ぐに”コツコツ、コツコツ、コツコツ”少し強めの反応が穂先に出ています。チヌの可能性が有る反応ですので、慎重に穂先を送り込んで行きます。”コツコツ、グッ”送り込み途中で鋭く穂先を押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触です。間違いなくチヌの感触です。キツイ突込みで右方向に走り出します。西角で立ち上がってやり取りを開始します。前へ前へと竿を捌きながら徐々に浮かせます。チヌの突っ込む方向が右前方に変わって来ました。一安心です。チヌのキツイ突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に白い魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。４０前半のチヌです。有り難い事です。
またまたチヌが来てくれました。有り難い事です。チヌが来てくれましたので否応なしに手返しにも力が入ります。しかしハゲに翻弄されてチヌアタリを穂先に出す事が出来ません。チヌも一瞬喰いっ気が出るようです。一瞬出る喰いっ気を見逃さないように注意をして牡蠣チヌ狙いを続けます。今日は５時の納竿と船頭さんに伝えて有りますので、十分に時間が有りますので、穂先の動きに神経を集中させながら手返しを繰り返します。徐々に残りの牡蠣が少なくなって行きます。「う〜ん、５時まで持つかな？〜」少々心配になって来ました。４時を過ぎてから一段とハゲの活性が上がって来ます。牡蠣の両貝も瞬殺状態です。イ貝には全く反応が有りません。イ貝に反応が出ればチヌの可能性が大ですが、辛抱の足らない爺さんですので辛抱出来ません。どうしても反応が出ます牡蠣を使ってしまいます。４時３０分過ぎ、最後の牡蠣を両貝で落とし込みます。着底と同時に取られてしまいます。イ貝で５時まで粘っても良いのですが、牡蠣チヌ狙いで来ていますので、修行中の身で、色々なかかり釣りを覚えなくてはいけないのですが、今日はこれで竿を納める事にします。筏の床を綺麗に掃除をしてから上がる事にします。今日は３枚のチヌが相手をしてくれました。有り難い事です。
釣果：チヌ３枚 ４２ｃｍ ４３.５ｃｍ ５２.５ｃｍ