3月29日(金)    上佐波賀筏(曇り後晴れ)    小潮

先週の釣行翌日に腰を痛めてしまい、今月、釣行するのが厳しい状況でしたが、何とか29日の金曜日に釣行出来るまでに回復しました。まだ完全な状態ではありませんが、今シーズン最後になるかも知れない牡蠣チヌ狙いで上佐波賀に釣行する事にしました。自宅を4時前に出発します。国道の温度表示は2℃を表示しています。今回もR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。5時40分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。駐車場には1台も車が停まっていません。身支度を整えて、船頭さんが来られるのを車の中で待ちます。6時10分頃に船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円、牡蠣代1000円を支払います。爺さん1人を乗せて出船です。

6時20分頃、上佐波賀筏群に到着します。何時もの17番筏に上がります。筏に上がり海の色を見ますと、海面が汚い膜状のようなものにおおわれています。膜状の下は何時もの湾奥の筏らしい透明度の悪い色をしています。水クラゲや赤クラゲがプカプカと浮いて居ます。赤クラゲが出だしますと、牡蠣チヌ狙いも終盤に近づいた事を感じさせられます。上佐波賀の集落の山側に桜が咲き出しました。赤クラゲや桜を見ますと、ますます牡蠣チヌ狙いの終わりを感じさせられます。今日は厳しい牡蠣チヌ狙いになるかも知れません。牡蠣ロープを引っ張り上げます。腰に注意を払いながら引っ張り上げます。朝一番の大仕事に取り掛かります。コレクターから牡蠣を剥がして行きます。引き上げた牡蠣ロープにはイ貝が余り付いていません。イ貝が必要になるほど餌取り達の活性が高いとは思われませんので、イ貝は潰して撒き餌にする事にします。腰の痛さを我慢しながら牡蠣掃除を行います。漸く8時頃に牡蠣掃除を終える事が出来ました。牡蠣掃除で出たゴミを釣座位置の北向き側にドバーと撒きます。飛び散った泥を綺麗に洗い流します。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津 14号)

8時15分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込みます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚は居ません。着底寸前に”コツコツ、コツコツ、コツコツ”少し強めの反応で刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで来ます。穂先が押さえ込まれずに刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。「う〜ん、チヌやったら押え込んで来るんやけどな?〜、何やったんかな?〜」良く分からない反応でしたので、慎重に2投目も牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。直ぐに”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い反応が穂先に出ます。穂先を浮かせませんのでヒイラギではないようです。反応に合わせて穂先を送り込んで行きます。十分に穂先を送り込んだ所で、即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻きます。重さを伴ったキツイ突込みが始まります。間違いなくチヌの感触です。右手の東方向に突っ込んでいます。牡蠣ロープと平行に突っ込んでいますので、いつ牡蠣ロープ側に突っ込まれるか分かりませんので、筏の東端まで移動してチヌとのやり取りを楽しみます。ラインを巻けば少しラインを引っ張り出される事を繰り返しながら徐々に浮かせます。チヌの突っ込む方向が右前方に変わって来ました。これで安心してチヌとのやり取りを楽しむ事が出来ます。チヌとのやり取りを十分に楽しんで、海面に浮かせて無事タモに収まります。40前半のチヌです。有り難い事です。

2投目でチヌが来てくれました。まさかこんな早くチヌが来てくれるとは思っても居ませんでした。まだ筏周りにはチヌが残っているようです。手返しにも力が入ります。しかしその後はヒイラギの活性が上がって、刺し餌の牡蠣が秒殺状態で取られます。まだ瞬殺状態ではありませんので、チヌが竿下に寄って来た時には、刺し餌の牡蠣の半貝を喰って来るチャンスが有ると思われます。ヒイラギに翻弄されながらも手返しを繰り返します。10時25分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込みます。相変わらず落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い刺し餌を啄む反応が出ています。穂先を浮かせませんのでヒイラギではないようです。慎重に穂先を送り込んで行きます。”コツコツコツ、コツコツコツ、コンコンコン”極弱い啄む反応から強めの反応に変わった所で、即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”何度味わっても心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻きます。筏の中に向かって一気に突っ込み出します。しゃがみ込んで外へ外へと竿を捌きながらラインを必死で巻きます。必死でやり取りをした甲斐有って、突っ込む方向が下へ下へと変わって来ました。海面直下に白い魚影が確認出来ます。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40前半のチヌです。有り難い事です。

またまたチヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。時々鈎ごと刺し餌を取られますので、竿下にはフグも居るようです。少し強めの反応が出ればチヌと思っていたのですが、フグも居るようですので反応の見極めが難しくなって来ました。ひたすら手返しを繰り返します。10時45分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を、1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。浮きチヌも狙って居るのですが、相変わらず落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。底から1ヒロ半くらいに陣取っていますヒイラギに突かれます。着底。”コツコツコツ、コンコンコン”弱い啄む反応から少し強めの啄む反応に変わった所で、即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った感触が手に伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻きます。巻き終ったのと同時に、重さを伴ったキツイ突込みで左前方に走り出します。無理をしないで、キツイ突込みの時は少しラインを出していなします。ラインを出したり巻いたりしながら徐々に寄せて来ます。竿2本分ぐらいの左前方に白い魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。一気に竿下に寄せて、海面に浮かせて無事タモに収まります。40後半のチヌです。有り難い事です。

 

ポロポロですがチヌが来てくれていますので、集中力が切れる事は有りません。ひたすら手返しを繰り返します。ヒイラギの活性が徐々に落ちて行きます。刺し餌の牡蠣の半貝がヒイラギに取られる時間が長くなって来ます。チャンスなのですが、修行中の爺さんですのでなかなかチヌに刺し餌を喰わせる事が出来ません。困った爺さんです。イ貝や牡蠣を割ってポロポロと竿先に撒きながら、チヌが刺し餌を喰ってくれる事を願いながら手返しを繰り返します。しかしなかなかチヌと思える反応が穂先に出ません。11時15分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。相変わらず浮きチヌの反応が穂先に出ません。ヒイラギに啄まれながら着底します。直ぐに”コツコツ、コツコツ、コツコツ”極弱いしつこい反応が穂先に出ています。チヌの可能性が高い反応です。竿を持つ手に力が入ります。”コツコツ、コツコツ、コンコン”弱い反応から少し強めの反応に変わった所で、即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻きます。ラインを見き終わったのと同時に、重さを伴ったキツイ突込みが始まります。下へ下へと重さを伴った突込みが続きます。竿で溜めて耐えますが、重さを伴っていますのでジリジリとラインを引っ張り出されます。ラインを巻けばまた直ぐに引っ張り出される事を繰り返しながら徐々に浮かせます。竿下に魚影が見えて来ました。「でっか!!〜」海面に浮かせて無事タモに収まります。大台のようです。有り難い事です。

4枚ものチヌが相手をしてくれましたので、否応なしに手返しにも力が入ります。ヒイラギに刺し餌を取られながらもひたすら手返しを繰り返します。12時まで手返しを繰り返しましたが、チヌと思える反応を穂先に出す事が出来ませんでした。昼ご飯を頂く事にします。昼ご飯を頂く前に、牡蠣ゴミをドバーと竿先に撒いて置きます。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。風も弱く天気も良く、絶好の釣り日和です。のんびりと昼ご飯を頂きます。12時20分頃から、午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。昼ご飯を頂く前に牡蠣ゴミを撒いて置きましたので、期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。底付近に陣取っていますヒイラギに啄まれながら着底します。”ジビジビジビ…ジビジビジビ…ジビジビジビ…フ〜”ヒイラギらしき反応が穂先に出ています。ヒイラギの反応からチヌの反応に変わってくれる事を期待したのですが、期待に反してチヌの反応が出る事無く刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。手返しを繰り返します。12時35分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。相変わらずヒイラギに啄まれながら着底します。”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”弱い反応を出しながら穂先を押え込んで来ます。合わせのポイントまで押さえ込まれた所で、即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い感触です。立ち上がった分一気にラインを巻きます。小気味良く左方向に突込み出します。小気味の良い突込みを楽しんでいますと、筏と筏の間に突っ込まれます。この筏と筏の間には何もありませんので、小気味の良い突込みを楽しみながら徐々に寄せて来ます。海面直下で反転を繰り返しています魚影を確認する事が出来ました。一気に海面に浮かせ無事タモに収まります。30中ほどのチヌです。有り難い事です。

 

昼からもチヌが来てくれました。有り難い事です。手返しにも力が入ります。まだ無反応地獄に突入しませんので、集中力が途切れる事は有りません。少し強めの反応で合わせを入れてアコウが海面に姿を現します。良型のアジも鈎掛して海面に姿を現します。ひたすら手返しを繰り返します。2時35分頃、刺し餌の牡蠣の半貝が着底して直ぐに”コツコツコツ、クー”少し強めの反応から鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻きます。ラインを巻いたのと同時にキツイ突込みが始まります。しゃがんで耐えていますと、穂先が跳ね上がります。爺さん得意の鈎ハズレのバラシです。合わせのタイミングが悪かったようです。まだまだ修行が足りません。困った爺さんです。気持ちを切り替えて手返しを繰り返します。3時15分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。ヒイラギに啄まれながら着底します。直ぐに”コツコツ、コツコツ、クッ”少し強めの反応から鋭く穂先を押え込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”相変わらず心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻きます。シャープな突込みが始まります。下へ下へと突っ込んで相手をしてくれます。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有り難い事です。

3時以降にもチヌが来てくれましたので、夕時合いを期待して手返しを繰り返します。ヒイラギの活性も波が有るようで、上がったり下がったりを繰り返しています。しかし無反応地獄にはなりません。有り難い事です。何かしら穂先に反応が出ますので、集中しながら牡蠣チヌ狙いが出来ます。ひたすら手返しを繰り返します。小さな牡蠣が多くなって来ましたので、底から1ヒロ半ほどの所に陣取っています、ヒイラギの良い餌食になってしまいます。困った事です。ヒイラギに取られながらもひたすら手返しを繰り返します。4時過ぎからヒイラギの反応が悪くなってしまいます。夕時合いを期待したのですが、穂先に反応が出ない事が頻繁に出だします。ひたすら上下の誘いを掛けますがなかなか穂先に反応が出ません。底潮も西方向に早く流れ出します。万事休すです。5時と決めています納竿時間まで、ひたすら手返しを繰り返しましたが、残念ながら、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。

釣果:チヌ6枚 37.5cm 38.5cm 41.5cm 43cm 48cm 51cm