3月19日(火) 上佐波賀筏(雨後曇り) 中潮
20日の水曜日に上佐波賀に釣行を予定していたのですが、水曜日は渡船出来ないとの事で、急遽、19日の火曜日に釣行する事にしました。天気予報では雨の予報が出ていますので、2週連続で雨に降られる事になりますが、牡蠣チヌ狙いも終盤になりましたので、上佐波賀に牡蠣チヌ狙いで釣行する事にしました。4時頃に出発します。小雨がピリピリと降っています。国道の温度表示は6℃を表示しています。かなり暖かい朝です。今日もR9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。5時40分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。駐車場には1台も車が停まっていません。今日は爺さん1人かも知れません。身支度を整えて船頭さんが来られるのを車の中で待ちます。6時10分頃に船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円、牡蠣代1000円を支払います。爺さん1人を乗せて出船です。
6時25分頃、上佐波賀筏群に到着します。何時もの17番筏に上がります。筏に上がり海の色を見ますと、湾奥の筏らしく透明度の悪い色をしています。ピリピリと雨が降っている中、牡蠣ロープを引っ張り上げて朝一の大仕事に取り掛かります。引っ張り上げた牡蠣ロープにはイ貝が多くついています。コレクターから牡蠣を剥がして行きます。イ貝も大きさ別に仕分けして置きます。牡蠣を剥がし終えてから、牡蠣に付いていますゴミと泥を金槌で剥がし落します。時間とともに腰がかなり痛くなって来ます。8時頃、漸く牡蠣掃除を終える事が出来ました。暫くの間、腰を真直ぐに出来ません。かなりきつい作業です。釣座位置の北側にドバーと牡蠣ゴミを撒いて置きます。次に彼方此方に飛び散った泥を綺麗に洗い流します。次に荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール バイキング筏-44 ライン 2.25号通し 1.75号通し 錘り なし 鈎 海津 14号)
8時20分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。先ずは魚達の活性を確認するために、牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。1ヒロ、1ヒロ、慎重にタナを深くして行きます。底から1ヒロ半くらいの所で、ヒイラギと思われる反応が穂先に出ます。啄まれながら着底します。着底と同時に穂先に負荷がなくなります。刺し餌の牡蠣の半貝を取られたようです。餌取り達の活性は良いようです。再度、牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みますが、着底後直ぐに取られます。牡蠣の半貝を刺し餌にしてしつこく落とし込みます。穂先に出る反応からハゲではなくヒイラギの仕業と思うのですが、合わせを入れても鈎掛しません。粘り強く手返しを繰り返します。刺し餌の牡蠣の半貝が取られるまでの時間が徐々に長くなって来ます。牡蠣チヌを狙うにはチャンスなのですが、無反応地獄が訪れますとかなり厳しい牡蠣チヌ狙いになりますので、刺し餌が取られる時間が長くなるのは嬉しいのですが、魚達の活性が落ちて行く事が気がかりです。9時20分頃、刺し餌の牡蠣が着底して直ぐに”コツコツ”と、少し強めの反応が出て穂先が押さえ込まれます。少し穂先を押え込んだ所で、穂先がそれ以上押さえ込まれず同じ位置をキープしています。意を決して、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻きます。徐々に浮かせます。海面に姿を現したのはアナゴでした。ガックリです。またまた騙されました。ひたすら手返しを繰り返します。少し強い反応で合わせを入れますと、アイナメが鈎掛して海面に姿を現します。なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。朝から雨が降り続いています。止む事が有りません。牡蠣ゴミ やイ貝を潰して竿先にパラパラ撒きながらチヌからの反応を待ちます。しかしチヌからの反応が穂先に出る事無く昼を迎えてしまいました。この頃から降り続いていた雨がようやく止みます。昼ご飯を頂く前に牡蠣ゴミを釣座位置付近にドバーと撒いて置きます。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。ゆっくり頂く事にします。雨が止みましたので気分的にスッキリしました。
12時25分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。底から1ヒロ半くらいに陣取っていますヒイラギに啄まれながら着底します。”ジビジビジビ…ジビジビジビ…ジビジビジビ…”ヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで居ます。”ジビジビジビ…フ〜…ジビジビジビ…フ〜…”極弱い反応から穂先を浮かせて来ます。コツコツとした少し強めの反応から穂先を浮かせて来ればチヌの可能性が有るのですが、極弱いジビジビジビとした反応で穂先を浮かせてきてもヒイラギが鈎掛するだけです。我慢強く穂先の動きに神経を集中します。”ジビジビジビジビ…グー、グーーー”極弱い反応から穂先を大きく押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻きます。ラインを巻き終わったのと同時にキツイ突込みが始まります。ラインをジリジリと引っ張り出されます。優しくチヌとのやり取りを楽しむ事にします。強引な突込みの時は少しラインを出していなします。竿を徐々に起こしてチヌを浮かせます。チヌも強引な突込みで相手をしてくれます。前へ前へ突っ込んでいますので後ろの牡蠣ロープの心配はいらないようです。チヌとのやり取りを十分に楽しんで、海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。昼からの1投目で来てくれました。有り難い事です。
チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。ヒイラギと思われる啄みも瞬殺状態では有りませんので、チヌが竿下に寄って来ればチャンス大です。ヒイラギに翻弄されながらもひたすら手返しを繰り返します。1時45分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込みます。前方への潮の流れで、刺し餌の牡蠣の半貝が竿先の少し前方に着底します。暫く静観しますが穂先に反応が出ませんので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。”クー”穂先が小さく押さえ込まれて直ぐに元の状態に戻ります。「う〜ん?」穂先の動きを凝視ししていますと”クッ”穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い感触です。立ち上がった分一気にラインを巻きます。直ぐに強い突込みで相手をしてくれます。強い突込みの時はラインを出して突込みをかわします。左前方に突っ込んでいます。ラインを出し入れをしながら徐々に浮かせます。竿先より少し前方に白い魚影が見えて来ます。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40前半のチヌです。有り難い事です。やはり強引なやり取りを止めますと腸が出る事は有りません。修行中の爺さんには良い勉強になります。
ヒイラギの反応が徐々に落ちて来ます。刺し餌の牡蠣の半貝を取られるまでに時間が掛かるようになって来ます。無反応な時間が訪れるまでに、何枚かのチヌが欲しいと強欲な事を考えながら手返しを繰り返します。2時10分頃、刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。底から1ヒロ半の所に陣取っていますヒイラギに啄まれながら着底します。”ジビジビジビ…ジビジビジビ…ジビジビジビ…”ヒイラギが刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで居ます。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中します。刺し餌は残っているのですが、ヒイラギが刺し餌に反応しなくなってしまいます。誘いを掛けます。左手側に竿1本分の所で、上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。”ジビジビジビ…ジビジビジビ…クー、クーーー”ヒイラギの反応から大きく穂先を押え込んで来ます。左手で竿の途中を握り、両手で力いっぱい大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がって、竿で溜めながら一気にラインを巻きます。強引な突込みが始まります。ジリジリとラインを引っ張り出されます。少し突込みが緩んだ隙に竿を起こしてラインを巻きます。前に向かって突っ込んでいますので気分的に楽です。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。竿下に白い魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有り難い事です。
昼から3枚ものチヌが相手をしてくれましたので、否応なしに手返しにも力が入ります。しかし穂先に出ます反応はヒイラギと思われる反応ばかりです。フグが反応してくれるはずなのですが、今年はまだフグの顔を見た事が有りません。デカフグが相手をしてくれますとチヌへの期待が高まるのですが、今年はまだフグが顔を見せてくれませんので、チヌへの目安にする事が出来ません。如何でもよい色々な事を考えながら手返しを繰り返します。2時30分頃、刺し餌の牡蠣の半貝落とし込みます。ヒイラギに啄まれる事無く着底します。穂先の動きに神経を集中しますが、穂先に反応が出る事は有りません。上下の誘いを頻繁に掛けていますと”ジビジビジビ…ジビジビジビ…”ヒイラギらしき反応が穂先に出ます。穂先の動きに神経を集中します。”ジビジビジビ…クー、クーーー”ヒイラギアタリから大きく穂先が押さえ込まれます。即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”何度味わっても心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻きます。キツイ突込みが始まります。ジリジリとラインを引っ張り出されます。左手方向に突っ込んでいますので、キツイ突込みの時はラインを出していなします。突っ込みが少し緩んだ隙に竿を徐々に起こしてラインを巻きます。同じ動作を繰り返しながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有り難い事です。
有り難い事にまたまたチヌが来てくれました。手返しにも力が入ります。しかしこの頃からヒイラギの反応が無くなります。しつこく誘いを掛けますと、イヤイヤ刺し餌の牡蠣の半貝を少しだけ啄むくらいで、その後は全く刺し餌の牡蠣の半貝んを啄んで来ません。竿下にはヒイラギが居るとは思うのですが、何かの条件で刺し餌に反応しないのだと思います。修行中の爺さんですので其の何かは分かりません。ひたすら手返しを繰り返しますが、ヒイラギの反応も全くでなくなってしまいます。無反応地獄の始まりです。手返しを繰り返しても繰り返しても穂先に反応が出る事は有りません。今日も5時までと船頭さんに伝えていますので、夕時合いまでに無反応地獄から抜けてくれる事を期待して手返しを繰り返します。しかし4時になっても4時30分になっても穂先に反応が出る事は有りません。何とかもう1枚と強欲な事を考えながら手返しを繰り返します。5時の納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、残念ながら、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。
釣果:チヌ4枚 42.5cm 44cm 45.5cm 47cm