2月5日(火)    上佐波賀筏(晴れ)    大潮

先週痛めた腰が完治していないのですが、この時期の好天を見逃すわけにはいかずに、5日の火曜日に牡蠣チヌ狙いで、またまた上佐波賀に釣行する事にしました。自宅を何時もの時間の4時頃に出発します。国道の温度表示は1℃を表示しています。プラスの気温です。暖かい朝です。R9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。5時45分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台先客さんの車が停まっています。直ぐにもう1台車が到着します。前回お会いした釣り人さんの車です。お互い朝の挨拶を交わします。雑談していますと、もう1台車が到着します。やはり皆さん、爺さんと同じように好天日を狙って居られるようです。続いて船頭さんも到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円、牡蠣代1000円を支払います。爺さんを含めて4人の釣り人さんを乗せて出船です。

6時20分頃、まだ薄暗い上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが何時もの17番筏に上がります。次に3.5番筏、3番筏と上がって行かれます。最後に先週お会いした釣り人さんが下佐波賀に向かわれます。薄暗い中、筏に上がり荷物を何時もの釣座位置の北側に運ぼうと思ったのですが、鳥の糞が気になりますので、先ずは筏の床を海水で綺麗に洗い流します。床が綺麗になりましたので荷物を北側に運びます。次に牡蠣掃除用の防具をつけます。次に吊るして有る牡蠣ロープを引っ張り上げます。これからは朝一の大仕事です。牡蠣とイ貝を分けながらコレクターから剥がして行きます。剥がし終えた牡蠣を綺麗に掃除をします。足元に牡蠣ゴミがたまって行きます。漸く8時10分頃に牡蠣掃除を終える事が出来ました。腰がかなり痛いです。牡蠣ゴミを釣座位置の北側にドバーと撒いて置きます。飛び散った泥を綺麗に洗い流します。防具に付いた泥も綺麗に洗い流します。次に荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.37m リール バイキング筏-44 ライン 2.25号通し 錘り なし 鈎 伊勢尼 15号)

8時30分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。先ずは刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。上層では刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚は居ません。中層でも牡蠣の半貝を触って来ません。底付近がどうなっているのか楽しみです。ハゲが底付近に居なければチャンスなのですが、もし底付近に陣取っていれば厳しい牡蠣チヌ狙いになりそうです。徐々にタナを深くして行きます。ボチボチ底付近と思っていた所で”コツコツコツ…コツコツコツ”穂先に負荷がなくなります。刺し餌の牡蠣の半貝を取られてしまったようです。今回もやはり底付近にハゲが陣取っているようです。何回か牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みますが、底付近に陣取っていますハゲに啄まれて底まで刺し餌が届きません。予想はしていましたが、今回もチヌの一瞬出ます喰いっ気を見逃さないようにしなくてはいけないようです。

今回も牡蠣の両貝を主にして、目先を変える意味で時々イ貝を刺し餌にして落とし込む事にします。牡蠣の半貝はハゲの様子を見ながら落とし込む事にします。牡蠣の両貝でひたすら落とし込みますが、着底後直ぐには反応を示すのですが、暫くしますと全く啄む反応が穂先に出なくなってしまいます。ハゲの活性が良いのか悪いのか判断に迷います。時々落とし込みますイ貝には全くアタリが出る事は有りません。牡蠣の半貝は相変わらず底付近に陣取っていますハゲに瞬殺状態です。ひたすら手返しを繰り返します。9時過ぎ、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。珍しく底まで牡蠣の半貝が持ちます。直ぐに”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱いハゲと同じような反応が穂先に出ています。反応に合わせて穂先を送って行きます。ハゲにしてはしつこく刺し餌の牡蠣の半貝を啄んで居ます。「う〜ん、このしつこい反応はチヌと違うか?〜」穂先を送りながら合わせのタイミングを見計ります。穂先が海面から海中に入る寸前に、意を決して、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい重さを伴った感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻きます。重さを伴ったキツイ強引な突込みが始まります。竿で溜めて耐えます。今日はラインを少し太くしていますので、強引なやり取りをしてチヌとのやり取りを楽しむ事にします。チヌもキツイ強引な突込みで相手をしてくれます。下へ下へと突っ込んでいますので、後ろの牡蠣ロープの心配をしなくて良いようです。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下白い魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有り難い事です。

チヌが来てくれましたので否応なしに手返しにも力が入ります。チヌが喰いっ気を出した牡蠣の半貝を多投しますが、底付近に陣取っていますハゲにことごとくやられてしまって底まで持ちません。チヌが竿下に来た時に一瞬牡蠣の半貝を触るのを止めてしまうのかも知れません。底まで牡蠣の半貝が持った時がチャンスかも知れません。チャンスを見逃さないように穂先の動きに神経を集中します。ひたすら手返しを繰り返しますが、牡蠣の半貝が底まで持つ事は有りません。牡蠣の両貝で手返しを繰り返します。しかしなかなかチヌと思える反応が穂先に出ません。時間だけがゆっくりと流れて行きます。12時前、目先を変えるために、刺し餌をイ貝にして落とし込んで行きます。ハゲに啄まれる事無く着底します。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。上下の誘いを掛けます。しかし穂先に反応が出る事は有りません。それでもしつこく誘いを掛けています”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱いハゲのような反応がしつこく穂先に出だします。反応に合わせて送り込んで行きます。心臓ドキドキです。竿を持つ手に力が入ります。頭の中で「早合わせをしたらアカンで〜」の言葉が何度も何度もささやいています。穂先を送り続けます。穂先が海中に入ってしまいました。穂先に反応が出なくなってしまいます。慌ててラインを巻き上げますと、綺麗に刺し餌のデカイ貝が取られています。「アチャ〜、待ちすぎたな〜」前回何度も鈎ハズレのチョンボをしでかしていますので、あまりにも慎重になり過ぎてしまいました。急いでデカイ貝を刺し餌にして落とし込みます。着底。直ぐに”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”しつこく弱い反応が穂先に出ます。「よっしゃ〜まだ居るで!!!〜」竿を持つ手に力が入ります。”フ〜”穂先に負荷がなくなります。一呼吸間を置いて立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った感触が伝わって来ます。一気にラインを巻きます。前に向かって重さを伴ったキツイ突込みで相手をしてくれます。強引に竿で溜めてラインを巻いて浮かせます。1/3くらいの所まで浮かせて来た所で、急に穂先が跳ね上がります。「あちゃ〜、またやってもた〜」鈎ハズレのバラシです。ガックリです。デカイ貝の合わせ所が良く分かりません。気持ちを切り替えるために昼ご飯を頂きます。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。天気も良くのんびりと頂ます。

12時20分頃から午後のかかり釣りを開始します。昼ご飯を頂く前に、竿先に牡蠣ゴミをドバーと撒いて置きましたので、刺し餌の牡蠣の半貝を慎重に落とし込んで行きます。上層、中層では刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚は居ません。底付近まで落とし込みますと”コツコツ、コツコツ”瞬殺状態で刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。竿下にはチヌが居ないようです。牡蠣の両貝でひたすら落とし込みます。ハゲの活性も波が有るようで、刺し餌の両貝が取られたり取られなかったりします。ハゲの活性が上がった時は両貝でも秒殺状態です。時々デカイ貝を刺し餌にして落とし込みますが、デカイ貝に反応が出る事は有りません。主に牡蠣の両貝を刺し餌にしてひたすら落とし込みを続けます。3時前、牡蠣の両貝を落とし込みます。途中での反応なく着底します。直ぐに”コツコツ、コツコツ、コツコツ”しつこく刺し餌の牡蠣の両貝を啄んで来ます。「う〜ん、ハゲにしてはしつこすぎるな〜、チヌちゃうか?〜」心臓が飛び出しそうです。反応に合わせて穂先を送って行きます。デカイ貝での失敗が有りますので、タイミングを見計って大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が伝わって来ます。ラインを一気に巻きます。突っ込みがキツイ時は竿の上下で逃げながら徐々に浮かせます。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。海面に浮かせて無事タモに収まります。40ぐらいのチヌです。有り難い事です。

漸く2枚目のチヌが来てくれました。夕時合いに向けて弾みが付きました。ひたすら牡蠣の両貝で手返しを繰り返します。ハゲの活性が落ちる事は有りません。少しぐらいは活性が落ちてくれてもいいのにと思うのですが、朝からハゲの活性が落ちる事は有りません。2月に入ってもハゲの猛攻に悩まされるとは思っても居ませんでした。ハゲがこれだけ竿下に居ると云う事は、底潮の温度も例年より高いのかも知れません。温暖化の影響かもしれません。早くハゲが居なくなって牡蠣の半貝が使える事を願わざるを得ません。夕時合いになってもハゲの活性が落ちる事は有りません。何とか牡蠣の半貝を使いたいのですが、使えば瞬殺状態で喰われてしまいます。徐々に納竿時間が迫って来ます。何とかもう1枚チヌを取り込みたいと、強欲な事を考えながら手返しを繰り返します。しかしひたすら手返しを繰り返しましたが、納竿時間と決めています4時30分までに、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。デカイ貝での合わせのタイミングが良く分かりません。まだまだ修行が足らないようです。上佐波賀はハゲ地獄、下佐波賀はフグ地獄のようです。

釣果:チヌ2枚 40cm 46cm