2月15日(金)    上佐波賀筏(晴れ後曇り)    長潮

天気予報によりますと、15日の金曜日が穏やかな天候のようですので、何時もの上佐波賀に牡蠣チヌ狙いで釣行する事にしました。ハゲの活性がどうなっているか、楽しみでも有り不安でも有ります。自宅を何時もの時間の4時頃に出発します。国道の温度表示は−2℃を表示しています。少々冷え込んでいます。R9→R27→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。何時もの時間の5時45分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。今日は爺さん1人かと思っていたのですが、先客さんの車が1台停まっています。先客さんは3人組の釣り人さんです。お互い朝の挨拶を交わして、身支度を整えて船頭さんが来られるのを車の中で待ちます。程無くして船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円、牡蠣代1000円を支払います。3人組の釣り人さんと爺さんを乗せて出船です。

6時30分頃、上佐波賀筏群に到着します。先ずは爺さんが17番筏に上がります。3人組の釣り人さんと爺さんとでエールの交換をします。「頑張ってください」3人組の釣り人さんは3番筏に上がられます。海の色を見ますと前回よりかは濁りが取れている感じです。しかしチンチンに冷え込んでいる感じがする色です。海水に手をつけますとやはり冷たいです。先ずは釣座位置とします北側に鳥の糞が多く、海水で筏の床を綺麗に洗い流します。次に泥はねを防ぐ防具を身につけます。牡蠣ロープを引っ張り上げて、朝一番の大仕事に取り掛かります。彼方此方に泥を飛び散らしながら、ひたすら牡蠣掃除に励みます。漸く8時過ぎに牡蠣掃除を終える事が出来ました。今日もかなり腰が痛いです。牡蠣掃除で出たゴミを釣座位置の北向き側にドバーと撒きます。筏や泥除けカバーに飛び散った泥を綺麗に洗い流します。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.39m リール バイキング筏-44 ライン 2.25号通し 錘り なし 鈎 海津 16号 伊勢尼 15号)

8時30分頃から牡蠣チヌ狙いを開始します。先ずは牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。徐々にタナを深くして行きます。何時も1投目は期待と若干の不安が入り混じった何とも表現のしようのない気持ちで穂先の動きを凝視します。落とし込み途中で、刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚は居ないようです。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出ません。「う〜ん、ハゲが大人しくなった?〜」誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。”コツコツコツ…コツコツコツ…”極弱い単発的な反応が穂先に出ています。穂先の動きに神経を集中します。穂先に負荷がなくなります。刺し餌の牡蠣の半貝を取られたようです。再度、牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込みます。落とし込み途中での反応が出る事は有りません。着底。直ぐに”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”しつこく連続した反応が穂先に出ています。「これはチヌやろ〜」反応に合わせて穂先を送り込んで行きます。十分に穂先を送り込んだタイミングで立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。立ち上がって直ぐにラインを巻きながら西端に移動します。陸側列の筏が目の前に近づいているために余分な動作を強いられます。キツイ重さを伴った突込みで相手をしてくれます。キツイ突込みの時は少しラインを出していなします。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。2/3くらいまで浮かせて来た所で、一気に筏の中に突っ込まれます。「しまった!〜」油断していました。竿で溜めて耐えていますと穂先が跳ね上がります。牡蠣に擦れたようです。1枚目をバラシテしまいました。困った爺さんです。まだまだ修行が足りません。

バラシタ事は腕が腕ですので仕方が有りませんので、気持ちを切り替えて引きずらない様にして手返しを繰り返します。手返しを早めたためかハゲの活性が上がって来ます。半貝が着底しても瞬殺状態でチヌに届ける事が出来ません。陸側列の筏が手の届きそうなところまで迫って来ます。このままではチヌを掛けてもやり取りをするスペースが有りません。9時30分頃、南向きで暫く竿を出す事にします。南向きも北向き同様にハゲの活性が凄く高いです。着底後直ぐに牡蠣の半貝を取られてしまいます。穂先に反応が出て直ぐに合わせを入れますと、ハゲがスレ掛して海面に姿を現します。ハゲが何時まで筏周りにいるのか予想出来ませんが、早く牡蠣の半貝でチヌを狙えるようになって欲しいものです。10時前、陸側の筏が離れて行きましたので、北側の釣座位置に戻る事にします。10時頃、目先を変えるためにイ貝を刺し餌にして落とし込みます。落とし込み途中での反応なく着底します。暫く静観しますが穂先に反応が出ませんので、上下の誘いを何度か掛けていますと”コツコツコツコツ、コツコツコツコツ”連続した弱い反応が穂先に出ます。「イ貝を触って来るのはチヌやろ〜」心臓ドキドキです。十分に穂先を送った所で、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い感触が伝わって来ます。直ぐに西端まで移動します。一気にラインを巻きます。キツイ重さを伴った突込みが直ぐに始まります。竿で溜めて耐えます。突っ込みがキツイ時は少しラインを出していなします。チヌとのやり取りを楽しみながら慎重に浮かせます。筏の中に突っ込まれないように注意しなくてはいけません。チヌとのやり取りを十分に楽しんで海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有り難い事です。

牡蠣チヌ狙いですが、目先を変えるために使用したイ貝を喰って来ました。少々複雑な気持ちですが、取り敢えずチヌの顔を拝めたと云う事良しとします。主に牡蠣の両貝で手返しを繰り返します。時々ハゲの様子を窺うために牡蠣の半貝を落とし込みますが、相変わらずチヌに届ける事無く瞬殺状態です。イ貝には反応が出ません。ひたすら手返しを繰り返します。両貝ではなかなかハゲに取られませんので、どうしても手返しが遅くなってしまいます。その分を補うためにイ貝や牡蠣を割って竿先に撒きながら、チヌからのシグナルを見逃さないように注意しながら手返しを繰り返します。11時50分頃、牡蠣の両貝を刺し餌にして落とし込みます。落とし込み途中での反応なく着底します。”コツコツ…コツコツ…”軽い反応でハゲが刺し餌の牡蠣の両貝を啄んで居ます。穂先の動きに神経を集中します。”コツコツ…コツコツ…ゴツゴツゴツ…ゴツゴツゴツ”ハゲアタリからチヌアタリに変わりました。強いアタリで穂先を押え込んで来ます。”グー、グーーー”大きく穂先が押さえ込まれた所で、即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触です。一気にラインを巻きます。ラインを巻いたのと同時にキツイ突込みが始まります。ジリジリとラインを引っ張り出されながらも徐々に浮かせます。筏の中に突っ込まれないように注意をしてやり取りを行います。徐々にチヌが浮いて来ます。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。やっと牡蠣チヌが来てくれました。有り難い事です。

牡蠣チヌが来てくれましたので、気分良く昼ご飯を頂く事が出来ます。今日もパンとカップラーメンの昼ご飯です。気温が高いのか、防寒着を着てのカップラーメンは少し暑すぎますので、防寒着の上を脱いでカップラーメンを頂きます。青空が広がり弱い風が吹いています。心地よい風です。長閑です。12時20分頃から午後の牡蠣チヌ狙いを開始します。昼ご飯を頂く前に、釣座位置付近に牡蠣ゴミや潰したイガイや割った牡蠣を撒いて置きましたので、期待を込めて刺し餌の牡蠣の半貝を落とし込みます。着底寸前に”コツコツコツ”軽い反応で刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。相変わらずハゲの活性が高いようです。牡蠣の半貝、牡蠣の両貝、イ貝、刺し餌を変えながら手返しを繰り返します。12時45分頃、イ貝を刺し餌にして落とし込みます。途中での反応なく着底します。”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い反応が穂先に出ています。「ヨッシャー、これはチヌやろ!ー」穂先を送ります。十分に穂先を送り込んだ所で、即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”何度味わっても心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻きます。突っ込みがキツイ時は少しラインを出していなします。徐々に浮かせます。2/3くらいまで浮かせて来た所で、チヌが筏の中に向かって突っ込み出します。「またかよ〜」必死で竿で溜めて耐えますが、穂先が無情にも跳ね上がります。ライン切れのバラシです。「う〜ん、何回バラシタら気が済むんや〜」困った爺さんです。

ある程度浮かせて来ましたので「取れる!」と云う油断が有ったようです。最後まで気を緩めてはいけない事を身をもって経験しています。気持ちを切り替えて手返しを繰り返します。刺し餌を変えながら手返しを繰り返します。ハゲの活性が落ちる事は有りません。なかなかチヌと思える反応が穂先に出ません。ひたすら手返しを繰り返します。イ貝を割らないでポロポロと竿先に撒いたり、牡蠣を割って撒いたりと、チヌを寄せる事に専念しながら手返しを繰り返します。1時40分頃、刺し餌のイ貝を慎重に落とし込みます。着底寸前に”コツコツコツ、コツコツコツ”極弱い反応が連続して穂先に出ます。「ヨッシャー、これは間違いなくチヌやろ!〜」反応に合わせて穂先を送って行きます。十分に送り込んだ所で、即、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った感触が伝わって来ます。立ち上がった分一気にラインを巻きます。重さを伴った強烈な突込みが始まります。必死で耐えます。しかしジリジリとラインを引っ張り出されます。突っ込みのキツイ時はひたすら耐えて、少し突込みが緩んだ隙に竿を起こして一気にラインを巻きます。筏の中に突っ込まれないように注意しながらやり取りを行います。徐々に浮いて来ます。竿先の海面直下に白い魚影が見えて来ました。間違いなくチヌの魚影です。一気に海面に浮かせて無事タモに収まります。大台のようです。有り難い事です。

牡蠣の両貝にはなかなか反応を示してくれませんが、今年は不思議とイ貝には反応を示す事が多いです。爺さんには良く分からない反応です。牡蠣にこだわっているのですが、上佐波賀、下佐波賀での皆さんの釣果を考えますと、殆どの方がイ貝と云われていますので、今年は牡蠣だけでチヌを狙うのは厳しいかも知れません。爺さんも本来は牡蠣でチヌを狙いたいのですが、ハゲの活性が考えられないくらい非常に高いですので、「持つ刺し餌」と考えますと、牡蠣の両貝かイ貝になりますが、イ貝の方にチヌの反応が良いように感じます。困った事です。ひたすら手返しを繰り返します。2時過ぎ、イ貝を刺し餌にして落とし込みます。着底。反応が出ませんので上下の誘いを頻繁に掛けていますと”コツコツコツ、コツコツコツ”連続した弱い反応が穂先に出ています。間違いなくチヌの反応と考えて合わせ所を考えながら穂先を送り込みます。タイミングを見計らって、立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触です。立ち上がった分一気にラインを巻きます。一気にラインを巻いたのと同時に重さが乗ったキツイ突込みが始まります。竿で溜めますがジリジリとラインを引っ張り出されます。出て行くラインの長さを最小限に抑えて、強引に竿を起こして一気にラインを巻きます。同じ動作を繰り返しながら徐々に浮かせます。海面直下に白い魚影が見えて来ました。間違いなくチヌです。海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有り難い事です。今日はイ貝チヌが多いです。

何とかチヌを上げる事が出来ました。有り難い事です。もう1枚を目指して手返しを繰り返します。3時頃から頻繁に刺し餌のイ貝にアタッテ来ます。アタリが出ますのでどうしてもイ貝を多投してしまいます。困った爺さんです。この時間帯からチヌにおちょくられてしまいます。十分に送りを掛けますと、刺し餌のイ貝を取られてしまいます。ワンテンポ早く合せますと鈎ハズレのバラシを仕出かしてしまいます。頭の中がグチャグチャです。またまた合わせ所が分からなくなって来ました。牡蠣の両貝にしますとハゲアタリが穂先に出るだけです。チヌアタリが遠いです。どうしてもイ貝を使う事が多くなってしまいます。「何とかもう1枚」と、強欲な事を考えながら手返しを繰り返します。刺し餌をイ貝にしますとチヌと思われる反応が穂先によく出ます。しかし刺し餌だけを取られたり、合わせを入れますと衝撃だけを残して穂先が跳ね上がります。チヌにおちょくられている間に、4時30分と伝えています納竿時間が迫って来ます。4時20分頃、今日、最後になる刺し餌のイ貝を落とし込みます。着底。”コツコツコツ、コツコツコツ”連続した反応が穂先に出ています。穂先を送りながら合わせのタイミングを見計ります。十分に送り込んだであろうと思われるタイミングで立ち上がって大合わせを入れます。”ガツン”衝撃が竿を持つ手に伝わってきた瞬間に穂先が跳ね上がります。「う〜ん、何処で合せたらいいんや?〜」デカイ貝での合わせ所の難しさを今回も思い知らされました。まだまだ修行が足らないようです。これで竿を納める事にします。

釣果:チヌ4枚 44cm 46cm 47cm 50cm