11月5日(火)    下佐波賀筏(晴れ)     小潮

上佐波賀筏の7番筏、17番筏が空いていませんでしたので、今週も下佐波賀筏で遊ばせて頂く事にしました。自宅を3時25分頃に出発します。国道の温度表示は6℃を表示しています。今朝はかなり冷え込んでいます。今回もR9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→佐波賀渡船さんのルートで車を走らせます。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ2袋、黒鯛釣具さんオリジナルダンゴ中1箱を購入します。5時35分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台も車が止まっていません。身支度をして車の中で仮眠を取ります。6時頃に1台車が到着します。2人組の釣り人さんです。車から出て、お互い朝の挨拶を交わします。船に荷物を積み込んでおきます。6時15分頃に船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円を支払います。爺さんと2人組の釣り人さんを乗せて出船です。

先ずは上佐波賀筏群に2人組の釣り人さんを送ります。7番筏と17番筏に上がられます。次は爺さんを下佐波賀筏群に送って頂きます。6時35分頃に下佐波賀筏群に到着します。今日は屋根付き筏ではなく、屋根付き筏の東隣の筏に船を着けて頂きます。この筏で今日1日遊ばせて頂く事にします。筏に上がり海の色を見ますと、何時もより透明度がかなり高いです。牡蠣ロープがかなり下の方まで見えます。この透明度の良さが、かかり釣りにどの様な影響を及ぼすか少々不安です。黒鯛釣具さんでハゲの活性が凄いと云う情報を得ましたので、ブイに少しだけ付いていますイガイを少し頂きます。釣座位置を北向きに構えます。荷物の整理をして、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り なし 0.5号 鈎 海津12号)

イガイを採取するのに時間が掛かりましたので、7時20分頃からダンゴ釣りを開始します。オキアミサナギ、オキアミコーン、サナギコーンの抱き合わせを刺し餌にして手返しを繰り返します。先ずはオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴに反応する魚は居ないようです。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。穂先に出ると思われる反応に備えて身構えます。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛ける事にします。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせが無傷で鈎に付いています。「う〜ん、活性が悪いな〜」オキアミサナギ、オキアミコーン、サナギコーンの抱き合わせをローテーションしながら手返しを繰り返します。手返しを早めたのが効いて来たのか、ようやくオキアミが取られるようになって来ました。手返しを繰り返しているうちにコーンも取られるようになって来ました。徐々に魚たちが目覚めて来たようです。

8時過ぎ頃からダンゴに反応を示す魚が現れます。穂先の動きからボラがダンゴに反応しているようです。サナギコーンの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”ダンゴを突いています。穂先の動きから、ダンゴに反応しているのは間違いなくボラのようです。ボラが反応してくれましたので、手返しにも力が入ります。オキアミでの抱き合わせの時はダンゴに包んで、サナギの抱き合わせの時はハリスダンゴで手返しを繰り返します。9時頃、オキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”ボラがダンゴを突いて居ます。ボラにダンゴを割られます。”コツコツ、コツコツ、クー”穂先が鋭く押え込まれます。即、大合わせを入れます。何か鈎掛かりしました。海面に姿を現したのはサンキューでした。竿下にはフグも居るようです。ふと竿先の海面下を見ますと、ボラが居ると思ったのですが、よくよく見ますとボラと間違うくらいの大きなチヌが4尾悠然と泳いでいます。この浮いて居ますチヌを追いかけますとドツボにハマりますので、気にする事なく淡々と手返しを繰り返します。その後も爺さんが乗っている筏に入ったり出たりを繰り返しています。早く底に降りて欲しいものです。

この頃からオキアミが瞬殺状態で取られだします。コーンも取られ出します。サナギもボロボロになって上がって来ます。喰われ方からハゲの活性が上がって来たようです。試しにイガイを刺し餌にして落とし込んでみます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底寸前から”ツンツンツン…ツンツンツン…”イガイを啄む反応が穂先に出ています。着底。”ツンツンツン…ツンツンツン…”しつこく刺し餌のイガイを啄んで居ます。ラインを巻き上げて確認します。イガイが無傷で鈎に付いています。イガイを啄んで居ただけのようです。おそらくハゲの仕業だと思われます。ハゲの活性が凄く高くなってしまった感じがします。厳しいダンゴチヌ狙いになってしまった感じがします。泣き言を言っても仕方が有りませんので、粘り強くひたすら手返しを繰り返します。10時頃に良型の丸ハゲが鈎掛かりして海面に姿を現します。その後、次々とハゲが鈎掛かりして海面に姿を現します。底ずらしの誘いを掛けますと、鈎が魚を触る感触が竿を持つ手に伝わって来ます。底はハゲの絨毯のようになっている感じがします。困った事です。11時頃、ラインを巻き上げ途中で何かが鈎に付いた刺し餌の欠片を喰って来ます。力強く彼方此方走り回ります。海面に姿を現したのはサゴシです。ビックリです。まさかサゴシが鈎掛かりするとは思っても居ませんでした。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌと思われる反応を穂先に出す事が出来ませんでした。気分を変えるために昼ご飯を頂きます。今日も助六寿司の昼ご飯です。天気も良いのでのんびりと頂きます。

12時15分頃から午後のダンゴチヌ狙いを開始します。オキアミは瞬殺状態ですので、主にサナギ、コーンを多投する事にします。相変わらずボラがダンゴを突いてくれています。後はチヌの喰いっ気にスイッチが入るだけだと思うのですが、底には相変わらずハゲが陣取っていますので、なかなかチヌがダンゴの近くに入って来られないのではないかと思われます。竿1本分の左右を探りますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。上方向も探ってみますが、底から1ヒロ〜2ヒロくらいまではハゲが陣取っていますので、さらにその上を探りますが、チヌが刺し餌を喰ってくる事は有りません。先週は良型のアジが底付近に陣取っていましたが、良型のアジがどこかに行ってしまったようで、今日はハゲが底付近に陣取っています。鈎掛かりして海面に姿を現すのはハゲばかりです。時々良型のマルハゲが鈎掛かりして海面に姿を現します。

2時頃、サナギコーンの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”ボラがダンゴを突いて居ます。ここで爺さんの悪い癖が出てしまいます。余りにもチヌの反応が遠い状況で、「強い力の魚とやり取りをしたい!」と、悪魔のささやきが聞こえてきます。”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン”ダンゴを突きながら大きく穂先を押え込んで来ます。即、大合わせを入れてしまいます。”ガツン”心地よい重さが竿を持つ手に伝わって来ます。ラインを巻いて一気に竿を起こします。竿を起こした時の感触はボラです。やってしまいました。誘惑に勝つ事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らないようです。やはり海面に姿を現したのはボラでした。こんな事をやっているようではチヌの顔を拝む事は出来ません。困った爺さんです。夕時合を期待して手返しを繰り返します。徐々に5時の納竿時間が迫って来ます。ハゲの活性が落ちる事は有りません。ハゲに翻弄されて時間だけが過ぎて行きます。5時前、背後で“ガバァ、ガバァ、ガバァ、バシャバシャバシャ”音が聞こえます。振り向きますと、東隣の筏の南側のブイの下に多くのチヌが集まっています。4尾所では有りません。イガイシーズンの時のようなチヌの数です。それも大きいチヌばかりです。少し付き出したイガイを喰んでいるのかも知れません。「なんだかな〜」チヌの姿を見なければチヌが居なかったと諦めもつくのですが、チヌの姿を見てしまいましたので、何とか喰わせる方法がなかったのかと自問自答します。しかし爺さんの悪い頭ではよい方法が浮かびません。「なんだかな〜」で、竿を収める事にします。まだまだ修行が足りません。