10月10日(木)    上佐波賀筏(晴れのち曇り)    若潮

またまた台風襲来の予報が出ています。今回も台風前の10日の木曜日に釣行する事にしました。自宅を3時10分頃に出発します。国道の温度表示は10℃を表示しています。今回もR9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転を心がけて舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、サナギミンチ1袋、黒鯛釣具オリジナルダンゴ中1箱、ヌカ2袋を購入します。黒鯛釣具さんを出た所で、バッタリと匿名さんにお会いします。しばし雑談に花を咲かせます。雑談後、一足先に佐波賀を目指します。途中、船頭さんの車に出会います。爺さんの車の後ろに付かれましたので、先に行ってもらうために道を譲ります。船頭さんの車に続いて佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。既に3台の車が止まっています。東側の駐車場に車を止めます。匿名さんも到着されます。今回はポイントカードが一杯になりましたので渡船料は要りません。上佐波賀は3番、17番に予約が入っていますので、ケムシの発生する時期は余り乗らないのですが、7番筏で1日遊ばせて頂く事にします。匿名さんに手伝って頂き荷物を船に積み込みます。有難い事です。爺さんを含めて6人の釣り人さんを乗せて出船です。

6時10分頃に上佐波賀筏群に到着します。17番筏に1人、3番筏に1人、7番筏に爺さんが上がります。残りの3人の釣り人さんが下佐波賀に向かわれます。筏の床には爺さんの苦手なケムシが少しですが湧いています。先ずはケムシ退治から始めます。先ずは荷物を1か所に集めて空いた所からケムシ退治です。時間をかけて1匹残らず退治して行きます。ケムシ退治を終えてから、荷物を北向き側の釣座位置とします場所に集めます。次にブイに付いています牡蠣を少し採取させて頂きます。牡蠣を採取中に海の色を確認しましたが、何時もの上佐波賀の色より透明度が高いような気がします。牡蠣ロープがかなり下の方まで見えます。荷物を整理してから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り なし 0.5号 鈎 海津 12号)

6時45分頃からかかり釣りを開始します。先ずは朝のモーニングを狙って牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込んでみます。落とし込む前に、牡蠣に付いていますフジツボやイガイを剥がして竿先にパラパラと撒いておきます。1ヒロ、1ヒロ、慎重にタナを深くして行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。暫く静観しますが穂先に反応が出る事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。穂先に反応が出る事は有りません。上下の誘いを頻繁に掛けますが、刺し餌の牡蠣の半貝を触って来る魚は居ないようです。底で刺し餌の牡蠣の半貝を切って再度落とし込みます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事なく着底します。静観と誘いを繰り返しますが、穂先が反応を示す事は有りません。何度か牡蠣の半貝を刺し餌にして落とし込んでいますと、途中でアジと思われる反応で刺し餌の牡蠣の半貝を取られます。底まで落ちなくなってしまいます。刺し餌にかろうじて出来るくらいのイガイが数個見つかりましたので、イガイを刺し餌にして落とし込んでみますが、しかし穂先に反応が出る事は有りません。

筏周りを探ってみる事にします。7時10分頃、南側の東角で刺し餌のイガイを落とし込んでみます。徐々にタナを深くして行きますが、刺し餌のイガイに興味を示す魚が現れる事は有りません。着底。暫く静観しますが、穂先が反応を示す事は有りません。誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底。“コツコツ、コツコツ、コツコツ”エサ取りが触っているような弱いしつこい反応を穂先が捉えます。「よっしゃ〜〜、これはチヌやろ!!!〜」竿を持つ手に力が入ります。“コツコツコツ、コツコツコツ、グー”しつこい反応から穂先を押え込んで来ます。大きく穂先が押え込まれた所で大合わせを入れます。“ガツン”心地よい重量感が竿を持つ手に伝わって来ます。南側に向かって重さの有るキツイ突込みで走り出します。竿でためて耐えます。竿の上下と、少しラインを出してキツイ突込みをいなしながら耐えます。何度か同じやり取りをしていた所、急に穂先が跳ね上がります。「エェ〜、うそやろ〜」ラインを巻き上げて確認します。鈎にイガイが無傷でついています。如何やらイガイを銜えていただけだったようです。ガックリです。気を取り直して、筏の彼方此方を刺し餌のイガイで探りますが、穂先が反応を示す事は有りません。

7時45分頃からダンゴ釣りを開始する事にします。刺し餌をオキアミサナギ、オキアミコーン、サナギコーンを抱き合わせにしてダンゴに包み手返しを繰り返します。オキアミは瞬殺で取られますが、サナギ、コーンへの反応はすごく遠いです。粘り強く手返しを続けます。8時頃、オキアミサナギの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包み投入します。着底。ボラのダンゴ突きが出る事は有りません。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。直ぐに“コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”少し強めのしつこい反応が穂先に出ています。反応に合わせて穂先を送り込んで行きます。しつこい反応を出しながら穂先を押え込ん来ます。十分に穂先が押え込まれた所で大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。一気に竿を起こしてラインを巻きます。余り抵抗なく上がって来ます。「う〜ん、チヌやと思ったんやけどな?〜」ラインを巻いていますと、チヌも気が付いたのか、途中から重さの有るキツイ突込みで下へ下へと突っ込み出します。キツイ突込みの時は少しラインを出していなします。チヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。透明度が高いですので、下の方で反転を繰り返している魚影が見えてきました。間違いなくチヌです。海面直下で何度も反転を繰り返されてヒヤヒヤもので、海面に浮かせて無事タモに収まります。40後半のチヌです。有難い事です。

ダンゴ釣りでチヌが来てくれましたので、今日1日のダンゴ釣りがすごく楽しみになって来ました。ひたすら手返しを繰り返します。相変わらずオキアミは瞬殺状態ですが、サナギ、コーンには反応がすごく遠いです。9時頃、ようやく海面直下にコノシロの群が現れます。後はボラがダンゴを突いてくれると有難いと思っていたのですが、コノシロが現れて直ぐに、ボラらしき反応が穂先に出だします。ハリスダンゴで確認する事にします。サナギコーンの抱き合わせを刺し餌にしてハリスダンゴで投入します。着底。“ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”弱いながらもボラ独特のダンゴ突きが穂先に出ています。ダンゴを割るまでの活性はないようです。ひたすら刺し餌をダンゴに包んで手返しを繰り返します。手返しが効いて来たのか、サナギ、コーンが齧り出されます。サナギの喰われ方を見ますと、竿下にはハゲも居るようです。10時頃、オキアミコーンの抱き合わせを刺し餌にしてダンゴに包み投入します。着底。“ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”ボラがダンゴを突いてくれています。ダンゴが自然に割れて負荷がなくなった穂先がモゾモゾしています。「ボラかチヌかわからんけど合わせたれ!〜」“ガツン”竿を持つ手に重さを感じます。一気に竿を起こします。「う〜ん、これはボラや!〜」海面に姿を現したのはやはりボラでした。ボラのダンゴ突きがなくなるかと心配したのですが、次の1投でもボラのダンゴ突きが出ましたので一安心です。チャリコ、良型アジ、アコウ、エソが刺し餌を銜えて海面に姿を現します。竿下は結構賑やかなようです。

やはりボラがダンゴを突いてくれると魚たちの活性が上がるようです。しかしなかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。11時20分頃、オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。“ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”ボラがダンゴを突いてくれています。ボラにダンゴを割られる事なく自然に割れます。穂先に負荷がなくなります。負荷がなくなった穂先を凝視していますと“ジビジビジビ…ジビジビジビ…”極弱い反応が出ています。即、立ち上がって大合わせを入れます。“ガツン”重さを伴った感触が伝わって来ます。立ち上がった分、一気にラインを巻きます。ラインを巻いたと同時に重さを伴った強烈な突込みが始まります。東方向に向かって突っ込んでいます。ジリジリとラインを引っ張り出されます。なかなか止める事が出来ません。爺さんの体力ではきつ過ぎます。筏の東角に立ちながら、ひたすら耐えながらも徐々にラインを巻いて竿下に近づけて来ます。突っ込む方向を南側に変えて来ます。やばいです。牡蠣ロープに引っかかりそうです。ラインを巻いている途中から重さが一段と乗って来ます。牡蠣ロープに引っかかったようです。何度かフリーにして、チヌが牡蠣ロープから外れる事を願ったのですが、どうやら牡蠣ロープに巻きついたようです。強引にラインを巻いた所で穂先が跳ね上がります。ガックリです。気持ちを切り替えて手返しを繰り返します。11時30分頃からボラのダンゴ突きがなくなります。困った事です。12時になりましたので昼ご飯を頂きます。今日は爺さんの好きな助六寿司が有りませんでしたので、空揚げおにぎり君を頂きます。のんびりと昼ご飯を頂きます。

12時15分頃から午後のかかり釣りを開始します。刺し餌をダンゴに包んだりハリスダンゴにしたりしながら手返しを繰り返します。手返しを繰り返すのですが、穂先にボラらしき反応が出る事は有りません。「う〜ん、ボラはどこへ行ったんや?〜」粘り強く手返しを繰り返します。少し強めの穂先を押え込む反応で合わせを入れますとチャリコが海面に姿を現します。またラインの巻き上げ途中で、鈎に残った刺し餌の欠片を良型アジが銜えて海面に姿を現します。1時45分頃、刺し餌のオキアミコーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ボラの反応が出る事なく自然に割れて刺し餌が飛び出します。穂先を凝視します。“コツコツコツ、クー”少し強めの反応から穂先を鋭く押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”心地よい感触です。この感触はチヌのようです。シャープな突込みで相手をしてくれます。チヌのシャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下で反転を繰り返しているチヌの魚影が見えてきました。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有難い事です。

昼からもチヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし相変わらずボラのダンゴ突きが穂先に出る事は有りません。ひたすら手返しを繰り返しますが、徐々に魚たちの活性が落ちて行きます。時々オキアミが無傷で上がって来ます。困った事です。やはりボラがダンゴを突いてくれないと魚たちの活性も上がらないようです。早くボラに戻ってきて欲しいものです。粘り強く手返しを繰り返します。2時35分頃、刺し餌のオキアミサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ボラにダンゴを突かれる事なく自然に割れて刺し餌が飛び出します。“コツコツコツ、コツコツコツ、クー”少し強めのしつこい反応から大きく穂先を押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。“ガツン”重さを伴った感触が竿を持つ手に伝わって来ます。一気にラインを巻きます。ラインを巻いたのと同時にキツイ突込みが始まります。ジリジリとラインを引っ張り出されながらも徐々に浮かせます。間違いなくチヌの感触です。キツイチヌとのやり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面直下に魚影が見えてきました。反転を繰り返してなかなか海面に浮かせません。四苦八苦しながらもようやく海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ほどのチヌです。有難い事です。

有難い事にまたまたチヌが来てくれました。手返しにも力が入ります。しかし魚たちの活性がますます落ちて行きます。3時頃からはオキアミの無傷で上がり出します。困った事です。オキアミが無傷で上がって来ますので、これよりハリスダンゴで手返しを繰り返す事にします。時々鈎に残った刺し餌の欠片を良型アジが銜えて海面に姿を現します。穂先に強い反応が出る事なく時間だけが過ぎて行きます。何とか夕時合を期待したいのですが、この状況では?マークがついてしまいますが、油断すると痛い目に遭いますので気持ちを引き締めて夕時合に臨みます。徐々に納竿時間の5時が迫って来ます。爺さんの頭の中は強欲にも一発狙いに切り替わっています。ハリスダンゴでひたすら手返しを繰り返します。4時50分頃、オキアミサナギハリスダンゴを投入します。着底。反応なくハリスダンゴが割れます。負荷がなくなった穂先に潮の流れで負荷が戻って来ます。“コツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っているはずですので、穂先の動きに神経を集中します。まだ船頭さんが下佐波賀に迎えに行かれませんので、このままかかり釣りを続行します。反応が出ませんので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。“コツコツコツ、グー”「来た!!!〜」即、大合わせを入れます。“ガツン”待ちに待ったチヌと思われる感触が伝わって来ます。重さを伴ったキツイ突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。「よっしゃ〜、サヨナラ勝ちや!!!〜」ボチボチチヌの姿が確認できると思っていた所で、一気に筏の中に向かって突っ込み出します。竿でためて耐えます。耐えながらラインを巻いていますと、重さが乗って来ます。「アチャ〜、引っかかってしもた〜」何時ものようにラインを緩めても外れません。強引にラインを巻いたとたんに穂先が跳ね上がります。ガックリです。やり取り中に雑念が入り過ぎました。まだまだ修行が足らないようです。これで竿を収める事にします。

釣果:3枚 33cm 45.5cm 49.5cm