8月30日(木)    青井筏(曇り時々晴れ)    中潮

秋雨前線が通過する前にかかり釣りを楽しみたいと釣行先を色々と考えたのですが、爺さんの場合は、ダンゴ釣りにはボラのダンゴ突きが欠かせない条件ですので、釣行先は必然的に青井になってしまいます。今回も青井の拓ちゃんの所でお世話になる事にします。自宅を3時50分頃に出発します。国道の温度表示は21℃を表示しています。R9→R27→ウスイ釣具店さん→青井のルートで車を走らせる事にします。安全運転で舞鶴を目指します。ウスイ釣具店さんでオキアミLL1パック、サナギ大1袋、サナギミンチ1パック、紀州釣り用のダンゴ1箱を購入します。5時30分過ぎに青井のマル拓渡船さんの船着場に到着します。既に1台車が停まっています。拓ちゃんが出迎えてくれます。お互い朝の挨拶を交わします。拓ちゃんに手伝って貰って荷物を船に積み込みます。渡船料3500円を支払ます。私1人を乗せて出船です。

5時45分頃、青井筏群に到着します。既に3人程の釣り人さんが竿を出されています。拓ちゃんが船を着けられたのは、西から4列目の北側から3番目の筏です。爺さんだけではないと思うのですが、拓ちゃんと爺さんの間では浅場の筏と云えば話が通じる筏です。筏に上がり海の色を見ますと、何時もの透明度のよい青井の海に戻っています。気持ちよくかかり釣りを楽しめます。釣座位置を西向きに構えます。台風で陸に上げられた小屋がまだ設置されていません。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

 

6時10分頃、ダンゴ釣りを開始します。刺し餌のオキアミ、サナギ、コーンの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。”コツコツ”刺し餌のオキアミを取られたようです。まだサナギとコーンが残っている筈ですので、穂先の動きに全神経を集中します。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ハリスダンゴに反応する魚が現れたようです。穂先の動きから早速ボラがダンゴに反応してくれたようです。ボラのダンゴ突きが無いダンゴ釣りほど寂しいダンゴ釣りは無いと、勝手に思い込んでいる爺さんですので、1投目からボラのダンゴ突きが出ましたので、穂先を凝視する集中力もすごく高まります。ダンゴが自然に割れます。穂先に反応が出ませんので誘い上げますと、刺し餌の重さが手に伝わって来ません。ラインを巻き上げて確認しますと、綺麗になくなっています。ボラのダンゴ突きの時に取られたのか、穂先に反応が出る事無く刺し餌を取られたかどうか良く分かりませんので、再度、ハリスダンゴで刺し餌を投入します。着底。”コツコツ”オキアミを取られたようです。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ダンゴを割る所までは突いてくれません。自然に割れます。暫く様子を窺っていますと”コツコツ、コツコツ”サナギかコーンに反応しています。少し穂先を押え込んで来た所で合わせを入れますが、竿が空を切ってしまいます。鈎掛しません。穂先の反応から餌取りの仕業と思われます。

1投毎にボラが反応してくれていますので楽しいダンゴ釣りです。6時30分頃、刺し餌をハリスダンゴで投入します。着底。”コツコツ”相変わらずオキアミは瞬殺状態です。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがハリスダンゴを突いてくれています。割れるまで突いて欲しいのですが、割れるまではダンゴを突いてくれないようです。自然にハリスダンゴが割れます。潮が南方向に流れていますので刺し餌が流されます。刺し餌の動きに穂先で付いて行きますと、”グー”一気に穂先が海面に突き刺さります。即、大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい感触が伝わって来ます。この感触は間違いなくチヌの感触です。チヌのシャープな突込みを竿の上下でいなしながら徐々に浮かせます。チヌとのやり取りを十分に楽しみます。ボチボチチヌの魚影が見えて来る頃と考えていますと、急に穂先が跳ね上がります。「うそやろ?〜、なんで?〜」鈎ハズレのバラシです。ガックリです。少々、チヌとのやり取りを楽しみ過ぎました。反省。

掛所が悪かったと諦めて、バラシタ事を引きずらずに手返しを繰り返します。オキアミは相変わらず瞬殺状態ですので、刺し餌をサナギ、コーンを主にしてハリスダンゴで手返しを繰り返します。ハリスダンゴが割れてからの穂先を少し押え込む反応で合わせを入れて、小ハゲ、フグが鈎掛して海面に姿を現します。穂先に反応が出る事無く刺し餌を取られるのは小ハゲの仕業のようです。また、ハリスダンゴで一瞬穂先が戻らない反応で合わせを入れますと、少し大きめのフグが鈎掛して海面に姿を現します。紛らわしいフグアタリです。7時30分過ぎ、サナギハリスダンゴを投入します。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。ダンゴを割る所まで突かず、途中でダンゴを突くのを止めてしまいます。爺さんのイメージとは少々違います。困ったボラです。ハリスダンゴが自然に割れます。穂先の動きに神経を集中します。”コツコツ、クー”強めの反応で穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に伝わって来る感触は軽いですが、この心地よい感触は間違いなく小チヌの感触です。小チヌとのやり取りを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

小チヌとは云え、チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。ボラも続けてダンゴを突いてくれていますので、何時チヌアタリに変わるか分かりませんので気が抜けません。ひたすら手返しを繰り返します。ダンゴが割れてからの少し強めの反応で合わせを入れますと、相変わらず鈎掛してフグが海面に姿を現します。フグが居ればチヌも居ると変な思い込みが有りますので、チヌが刺し餌を銜えてくれる事を楽しみにして手返しを繰り返します。8時頃、サナギハリスダンゴを投入します。着底。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがダンゴを突いてくれています。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに全神経を集中します。ボラに突かれて徐々に穂先の曲りが浅くなって来ます。”ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ”ボラアタリからチヌアタリに変わりました。一瞬穂先が戻らない反応が出ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い感触が伝わって来ます。シャープな突込みを竿の上下で逃げながら徐々に浮かせます。チヌとのやり取りを楽しみます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有り難い事です。

 

漸くカウントサイズのチヌが来てくれました。有り難い事です。ボラのダンゴ突きも徐々に強くなって来ます。巨ボラが6尾ほど海面直下をウロウロし出します。竿下を見ますと、コッパグレ、アジ、サンバソウ、サヨリ、巨ボラと色々な魚達がウロウロして居ます。色々な魚達が居ますので、チヌアタリを見分けるのにこれからは苦労しそうです。また、底にはハゲも居ますので、ますますチヌに口をつかわすのに苦労しそうです。ひたすら手返しを繰り返します。今日のボラは、相変わらずハリスダンゴを割るまでは突いてくれません。途中で止めてしまいますので消化不良です。最後まで突いて欲しいものです。時々、落下途中のハリスダンゴをボラに突かれて割られます。底でも割って欲しいものです。手返しを繰り返します。8時50分頃、サナギコーンハリスダンゴを投入します。着底。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがハリスダンゴを突いています。ダンゴが割れるまで突かず自然に割れます。穂先の動きを凝視します。”クー”穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”軽い感触ですが小チヌの感触です。やり取りを楽しみながら海面に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

数釣りサイズのチヌが来てくれていますので、頭の中で取らぬ狸の皮算用をしています。手返しを続けます。ボラや餌取り達は相変わらず相手をしてくれていますが、肝心のチヌがなかなか爺さんの相手をしてくれません。時間だけがゆっくりと過ぎて行きます。日が射し込んで来ますとかなり暑いです。パラソルをセットしたいのですが、今日は南方向の風がかなりキツイですので、パラソルをセットする事が出来ません。暑さに耐えながらひたすら手返しを繰り返します。ボラが元気なのにチヌの活性が上がらない事が不思議です。チヌの嫌がるものが竿下にあるのか、海水温度のせいなのかはよくわかりませんが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。悪い頭の中が混乱しています。ボラ、フグ、イコールチヌとの思いが有るのですが、今日はこの式が当てはまらないようです。12時までひたすら手返しを繰り返しましたが、チヌと思われる反応が再び穂先に出る事は有りませんでした。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日も助六寿司の昼ご飯です。風がキツイですので、風を背中で受けて昼ご飯をゆっくりと頂きます。

12時15分頃から午後のダンゴ釣りを開始します。サナギコーンハリスダンゴを投入します。巨ボラに突かれながら着底します。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラがハリスダンゴを突いてくれています。穂先の動きに神経を集中します。ハリスダンゴを割る事無く途中で突くのを止めてしまいます。ハリスダンゴが自然に割れます。穂先に反応が出ませんので刺し餌を浮かせて確認しようと思った所、穂先に刺し餌の重さが乗って来ません。ラインを巻いて確認します。綺麗にサナギコーンがなくなっています。小ハゲの仕業のようです。これからのかかり釣りではハゲに悩まされそうです。ハリスダンゴが割れて負荷がなくなった穂先に、極弱い反応が出ましたので合わせを入れますと、どうやら刺し餌を巨ボラが吸い込んだようで、巨ボラの相手をして腕がパンパンです。1投毎にボラが相手をしてくれますので、手返しが早くなりダンゴが5時まで持たないようです。3時頃、根掛と思って竿を強引に上げますと浮いて来ます。よくラインが絡んだ牡蠣殻を上げていましたので、また牡蠣殻と思って海面を覘きながらラインを巻いていますと、タコが海面に姿を現します。「う〜ん、チヌが喰ってコンのはお前のせいか?〜」タコに八つ当たりです。まだまだ修行が足りません。3時30分頃、ダンゴが底をついてしまいます。サナギを刺し餌にして落とし込んで見ます。落とし込み途中で少し穂先を押え込んで来ましたので、合わせを入れますとサンバソウが鈎掛して海面に姿を現します。サンバソウもサナギを喰うようです。底まで何とかもったと思っても小ハゲに反応なく喰われてしまいます。4時までひたすら落とし込みましたが、再度、チヌに刺し餌を喰わせる事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らない事を痛感しました。

 

釣果:1枚 32cm

     (小チヌ:2枚 23cm 26cm)