8月20日(月)    下佐波賀筏(曇り後晴れ)    長潮

数釣り、良型狙いと舞鶴湾の各かかり釣り場で好釣果が出だしましたので、釣行先を何処にするか迷います。色々と考えた末に、今年まだチヌの顔を拝む事が出来ていない、下佐波賀に釣行する事にしました。台風前の20日に釣行する事にしました。自宅を3時15分頃に出発します。国道の温度表示は17℃を表示しています。R9→R27→白鳥街道→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせる事にします。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんでオキアミLL1パック、サナギ小1袋、ヌカ1袋、黒鯛釣具さんオリジナルダンゴ中1箱を購入します。5時20分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。1台も車が停まっていません。暫くしますと船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。今日はポイントカードが一杯になりましたので渡船代は要りません。有り難い事です。船頭さんに最近の状況を尋ねますと、殆どの釣り人さんが下佐波賀筏に行かれますので、下佐波賀筏の情報しかないようです。私も多くの釣り人さん同様に下佐波賀筏に渡して貰います。釣り人は私1人のようです。私1人を乗せて出船です。

5時35分頃に下佐波賀筏群に到着します。屋根付筏に船を着けて貰います。私の苦手なケムシがボチボチ湧く頃ですが、今夏の猛暑のお蔭か?筏にはケムシが湧いていません。有り難い事です。筏に上がり海の色を見ますと、かなり透明度の高い綺麗な海の色です。久しぶりに透明度の高い綺麗な海の色を見ました。釣座位置を北向きに構えます。多くの釣り人さんが入られるためか、北向きはかなり汚れています。荷物の整理をしてから、黒鯛さんオリジナルのダンゴにヌカを混ぜ合わせます。ダンゴの準備が出来てから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

 

6時頃からダンゴ釣りを開始します。刺し餌のオキアミ、サナギ、コーンの抱き合わせをハリスダンゴで投入します。着底。”コツコツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギとコーンが残っていますので、穂先の動きを見逃さない様に凝視します。しかし残りの刺し餌に興味を示す魚は現れないようです。ラインを巻き上げて確認しますと、オキアミは綺麗に取られていますが、サナギ、コーンは見キズで鈎に付いています。今日の喰わせ餌は残っている、サナギ、コーンになると思われます。ひたすらハリスダンゴで手返しを繰り返していますと、”ボコボコボコ”と竿先に泡が上がって来ます。ボラがダンゴに興味を示したようです。手返しを早めます。ハリスダンゴが着底しますと”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラと思われる魚がハリスダンゴを突いています。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中します。しかしなかなかチヌアタリと思われれ反応が穂先に出ません。ひたすら手返しを繰り返します。

ボラと思われるダンゴ突きも時間の経過とともになくなって行きます。困った事です。時々泡が穂先付近に上がって来るのですが、ダンゴを突く反応が穂先に出る事は有りません。手返しを繰り返しましたので、海面直下で豆アジが乱舞するようになって来ました。豆アジの大群の下に良型チヌが悠然と泳いで居ます。この時期によくみられる状況です。浮きチヌを気にし出しますと墓穴を掘りますので、気にする事無く淡々と手返しを繰り返します。時々フグが鈎掛して海面に姿を現します。6時40分頃、オキアミ、サナギ、コーンの刺し餌をハリスダンゴで投入します。着底。”コツコツ”刺し餌のオキアミを取られたようです。まだサナギ、コーンが残っている筈ですので穂先の動きに神経を集中します。穂先を凝視していますと”ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ”ダンゴではなく刺し餌に反応しているようです。大きく穂先が抑えられることを期待して、穂先の動きに全神経を集中します。”ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、グー”大きく穂先が押さえ込まれます。即、大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。このシャープな突込みは間違いなくチヌの突込みです。シャープな突込みで手こずらせます。左、前方、右、筏の中へと走り回ります。この筏は何も吊して有りませんので気分的に凄く楽です。チヌの走りを十分に楽しみながら徐々に浮かせます。透明度が凄く高いですので、かなり下の方で反転を繰り返していますチヌの姿を確認出来ます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30中ごろの綺麗なチヌです。有り難い事です。

 

予想より早くチヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。何とかボラにダンゴを突いて欲しいのですが、早朝の何回かはダンゴを突いてくれたのですが、時間が立つに連れてボラのダンゴ突きが遠ざかって行きます。早朝だけのボラのダンゴ突きだったようです。困った事です。ひたすらハリスダンゴで手返しを繰り返します。相変わらず時々フグが刺し餌を喰って海面に姿を現します。7時10分頃、オキアミ、サナギ、コーンの刺し餌をハリスダンゴで投入します。着底。”コツコツ”刺し餌のオキアミを取られたようです。穂先の動きに神経を集中します。穂先が押さえ込まれる事無くハリスダンゴが割れます。潮が西向きに流れていますので、直ぐに穂先に錘の負荷が乗って来ます。穂先を凝視していますと””コツコツコツ、コツコツコツ、グー”強い反応で穂先を大きく押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い感触が伝わって来ます。この気持ちの良い感触は間違いなくチヌの感触です。このチヌもシャープな突込みで相手をしてくれます。シャープな突込みで良く走り回ります。十分にチヌとのやり取りを楽しみます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有り難い事です。7時45分頃、ハリスダンゴが割れてからの、穂先に負荷がなくなる反応で合わせを入れて、小チヌが海面に姿を現します。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝します。

  

竿下には数釣りサイズのチヌが寄っているようです。ハリスダンゴで手返しをひたすら繰り返します。しかし腕が腕ですので、なかなかチヌを掛け合わせる事が出来ません。修行が足らない事を痛感します。私でも合わせを入れられるような反応が穂先に出る事を願って手返しを繰り返します。合わせを入れられる反応で合わせを入れますとフグが鈎掛します。8時過ぎ、ハリスダンゴが割れても残り餌に反応が出ませんので誘いを掛けます。上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底寸前に”コツコツコツ、クー”大きく穂先を押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に重さが伝わって来ます。やり取りをしますがチヌではないようです。海面に姿を現したのは小チヌくらいのチャリコでした。チャリコも大きく成長して来たようです。ひたすら手返しを繰り返します。8時15分頃、オキアミ、サナギ、コーンの抱き合わせの刺し餌をハリスダンゴで投入します。着底。穂先の動きに神経を集中していますと”ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、グー”大きく穂先を押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触です。シャープな突込みで相手をしてくれます。間違いなくチヌの突込みです。チヌのシャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有り難い事です。8時30分頃にも、ハリスダンゴを大きく押さえ込む反応で合わせを入れて、小チヌが相手をしてくれます。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

 

数釣りサイズのチヌが相手をしてくれますので、集中力が途切れる事は有りません。ひたすら手返しを繰り返します。フグも相変わらず刺し餌を銜えて海面に姿を現します。フグが居ればチヌも居ると変な思い込みが有りますので、手返しにも力が入ります。9時10分頃、残っていると思われるサナギ、コーンの刺し餌を上に大きく誘い上げてゆっくり落とし込みます。着底寸前に大きく穂先を押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”この感触はチャリコのような気がします。海面に姿を現したのは、やはり小チヌくらいの大きさのチャリコでした。透明度がかなり高いですので、気持ちよくかかり釣りを続けます。9時15分頃、刺し餌のオキアミ、サナギ、コーンをハリスダンゴで投入します。着底。”コツコツ”相変わらずオキアミは瞬殺状態です。まだサナギ、コーンが残っていますので、穂先の動きを凝視していますと、ハリスダンゴが自然に割れて穂先に負荷がなくなります。負荷がなくなった穂先が微かに極弱い上下の動きをしています。即、大合わせを入れます。”ガツン”突っ込むこの感触は間違いなくチヌの感触です。シャープな突込みで彼方此方走り回ります。元気いっぱい相手をしてくれます。チヌの突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有り難い事です。

 

大きなチヌが何時刺し餌を銜えて来るか分かりませんので、気を緩めずに手返しを繰り返します。まだフグが相手をしてくれていますので、ボラの代わりのチヌへの目安にしながら手返しを繰り返します。なかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。今日のチヌは数釣りサイズですので、竿下にはチヌがいる筈なのですが、腕が伴わずになかなか穂先にチヌの反応を出す事が出来ません。困った事です。相変わらず竿下には良型チヌが1尾、悠然と泳いで居ます。落とし込み途中で刺し餌を喰って欲しいものです。良型チヌを横目で見ながら手返しを繰り返します。9時50分頃、オキアミ、サナギ、コーンの刺し餌をハリスダンゴで投入します。着底。暫く静観していますと”ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ、グー”大きく穂先を押え込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”この感触も間違いなくチヌの感触です。元気にシャープな突込みで相手をしてくれます。十分に感触を楽しみながら浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有り難い事です。

 

チヌがポロポロと来てくれていますので、気を抜かずに手返しを繰り返します。今日のチヌは新しく下佐波賀筏群に入って来たチヌと思われるますので、型は大きくは有りませんが綺麗なチヌ達です。体調の良いチヌが多いです。気持ちよくかかり釣りを楽しめます。ボラのダンゴ突きが出る事無く寂しいダンゴ釣りを続けます。チヌと思われる反応がなかなか穂先に出ません。時間だけが過ぎて行きます。「う〜ん、ボチボチ、チヌのアタリを見たいな〜」穂先の動きに神経を集中します。10時45分頃、オキアミ、サナギ、コーンの抱き合わせの刺し餌をハリスダンゴで投入します。ダンゴの落下途中でラインがたるみます。何度も同じ状況が続きますので、おそらくボラが竿下には居るのと思われますが、中層から下には降りて行かないようです。着底。刺し餌のオキアミはすぐに取られます。自然にハリスダンゴが割れます。負荷がなくなった穂先の動きに神経を集中します。”ジビジビジビ、ジビジビジビ”負荷がなくなった穂先が微かに動いています。即、大合わせを入れます。”ガツン”何度味わっても心地よい感触です。この突込みは間違いなくチヌの感触です。シャープな突込みを十分に味わいながら浮かせます。良く突っ込んで相手をしてくれます。徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有り難い事です。

 

チヌが刺し餌を銜えてくれる間隔が長くなって来ます。警戒しているのか、チヌの活性が徐々に落ち出したのかは分かりませんが、穂先になかなかチヌと思われる反応が出ません。何とかチヌに刺し餌を喰って貰おうと手返しを早めますが、なかなか穂先にチヌからのシグナルが出る事は有りません。ボチボチ昼ご飯の事が頭に浮かんできた12時頃、午前中、最後のハリスダンゴを投入します。着底。”コツコツコツ”相変わらずオキアミは瞬殺状態です。ハリスダンゴが自然に割れます。穂先の動きに神経を集中します。行き成り”コンコンコン、コンコンコン、グー”穂先を力強く強い反応で大きく押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が伝わった瞬間、前に向かって猛ダッシュです。竿で溜めて耐えます。ラインを出さずに強引に竿を起こしてラインを巻きます。前に向かって走る事を止めません。重さを感じませんが良いパワーで突っ込んでくれます。チヌの走りを楽しみながら徐々に寄せて来ます。竿3本分くらいの所で海面に姿を現します。このチヌも元気印のチヌです。竿下に寄せて、海面に浮かせて無事タモに収まります。30後半のチヌです。有り難い事です。

 

丁度切の良い時間にチヌが来てくれましたので、これで午前中のかかり釣りを終える事にします。場を休める事にしてお昼ご飯を頂きます。今日も助六寿司の昼ご飯です。この筏は屋根が有りますので、直射日光を遮る事が出来ますので助かります。筏の真ん中でのんびりと昼ご飯を頂きます。12時20分頃から午後のかかり釣りを開始します。午前中と同じく、オキアミ、サナギ、コーンを抱き合わせにした刺し餌をハリスダンゴにしてチヌを狙います。着底。穂先の動きに神経を集中します。ハリスダンゴが自然に割れます。穂先の動きに神経を集中します。反応が出ませんので上下の誘いを掛けますが、穂先が反応を示す事は有りません。ラインを巻き上げて確認します。オキアミは綺麗に取られていますが、サナギ、コーンは無傷で鈎に付いています。フグが反応しなくなったようです。オキアミも穂先に反応する事無く取られていますので、餌取りの種類がフグから他の魚に変わったのかも知れません。ひたすら手返しを繰り返します。時々オキアミも無傷で上がり出します。「う〜ん、どうしたんかいな?〜」急激に魚達の活性が落ちてしまったようです。悪い頭では良く分からない状況です。穂先に反応が出ない時間帯が延々と続きます。夕時合いを期待しますが、ますます魚達からの反応が遠くなって行きます。ひたすら5時と決めています納竿時間まで手返しを繰り返しましたが、再び、チヌが相手をしてくれる事は有りませんでした。午前中は天国、午後は地獄、両方の状況を体験する事になってしまいました。これもかかり釣りと前向きに考えて、次回のかかり釣りに生かしたいと思います。

 

釣果:7枚 32cm 33cm 33cm 36.5cm 38cm 38.5cm 38.5cm   

     (小チヌ:2枚 23cm 27cm)