8月1日(水)    青井筏(晴れ)    中潮

台風後の海の状況が少々気になりましたので、暑さが厳しいですが、舞鶴に釣行する事にしました。釣行先は青井のマル拓渡船さんです。前回は無反応地獄に少々ウンザリしましたが、ボラガンガンのダンゴチヌ狙いが出来る事を期待して釣行する事にしました。自宅を3時30分頃に出発します。国道の温度表示は22℃を表示しています。R9→R27→ウスイ釣具店さん→青井のルートで車を走らせる事にします。安全運転で舞鶴を目指します。ウスイ釣具店さんでオキアミLL2パック、サナギ小1袋、サナギミンチ1パック、紀州釣り用のダンゴ1箱を購入します。5時過ぎに青井のマル拓渡船さんの船着場に到着します。既に2台の車が停まっています。船着場に船が有りません。荷物を車から降ろして身支度を整えます。拓ちゃんが先客さんを送られて帰って来られます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船料3500円を支払ます。私1人を乗せて出船です。

5時15分頃、青井筏群に到着します。全体で6人程の釣り人さんが竿を出されています。暑さが厳しくても釣り人さんが来られています。皆さんかかり釣りの魅力に取りつかれた釣り人さん方々です。私も人の事は言えません。かかり釣りにドッポリはまり込んだ1人です。拓ちゃんが船を着けられたのは、西から4列目の北側から3番目の筏です。通称、浅場の筏です。筏の上がり海の色を見ますと、前回同様に濁りが入り透明度の悪い色をしています。釣座位置を西向きに構えます。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏-44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

 

5時35分頃、ダンゴ釣りを開始します。刺し餌のオキアミ、サナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ダンゴを弱い反応で突いています。「う〜ん、ボラにしては弱いな?〜」ダンゴが突かれて割れます。刺し餌が飛び出します。”コツコツ”刺し餌のオキアミを取られたようです。瞬殺状態です。まだサナギが残っていますので、穂先の動きに神経を集中します。”コツコツコツ、コツコツコツ、コツコツコツ”何かが刺し餌のサナギを啄んで居ます。反応が穂先に出なくなりましたので、ラインを巻き上げて確認しますと、刺し餌のオキアミ、サナギが綺麗になくなっています。サナギも秒殺状態です。前回の海の状況とは雲泥の差が有ります。何度かダンゴに刺し餌を包んで投入しますが、同じような状況が続きます。刺し餌を間違えたようです。刺し餌のオキアミを1パック、サナギ大1袋にすれば良かったと後悔しましたが、刺し餌の選択もかかり釣りの技術の1つと考えれば、最初からボタンを掛け違えてしまったようです。まだまだ修行が足らないようです。

餌取り達に負けじと手返しを繰り返します。着底後ダンゴが突かれます。時々穂先を大きく曲げますので、どうやらダンゴを突いているのはボラのようです。早朝から竿下にはボラが居るようです。ボラを掛けない様にしなくてはいけません。ボラを利用してチヌに口を使わせるダンゴ釣りにしなくてはいけません。徐々にダンゴ突きが強くなって来ます。5時50分頃、刺し餌のオキアミ、サナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラらしき反応が穂先に出ています。ダンゴが割られて刺し餌が飛び出します。”コツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っている筈ですので穂先の動きに神経を集中させます。”コツコツ、コツコツ”刺し餌のサナギを啄んで来ます。反応に合わせて穂先を送って行きます。何回目かの送り込み後”グー”穂先を強い反応で鋭く押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”竿を持つ手に心地よい衝撃が伝わって来ます。この重さを伴った感触は間違いなくチヌの感触です。力強い突込みを竿で溜めて耐えます。ジリジリとラインを引っ張り出されながらも竿を起こしてラインを巻きます。ラインを引っ張り出されながらも徐々に浮かせます。夏チヌの強引な突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。体力も回復して来たようで、ビックリするくらいの力強い突込みで相手をしてくれます。漸く海面直下で反転を繰り返している魚影を確認する事が出来ました。間違いなくチヌの魚影です。強引に海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有り難い事です。

 

チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。餌取り達も高活性で相手をしてくれます。穂先の押さえ込みで合わせを入れますと、何度もフグが鈎掛して海面に姿を現します。どうやら今日の餌取りの相手はフグのようです。かなりの高活性のようで、頻繁に鈎掛して海面に姿を現します。ダンゴを投入後の海面にはサヨリ、少し下には、コッパグレ、アジ、ウグイ、コノシロが乱舞しています。時々コッパグレ、小ハタ、ベラが鈎掛して海面に姿を現します。コッパグレやベラも最近はサナギを喰うようです。餌取り達に負けじと手返しを繰り返します。今日は乱打戦のようです。餌取り達ぬ翻弄されながら手返しを繰り返します。8時15分頃、サナギを刺し餌にしてハリスダンゴで投入します。着底。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ダンゴがボラに突かれて割れます。ハリスダンゴですので、割れると穂先に負荷がなくなります。穂先の動きを凝視していますと、”ジビジビジビ”負荷がなくなった穂先に微かな反応が出ています。即、大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触が竿を持つ手に伝わって来ます。このシャープな突込みは間違いなくチヌの感触です。シャープな突込みを強引に竿で溜めて浮かせます。夏チヌのシャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。十分にチヌとのやり取りを楽しんで海面に浮かせて無事タモに収まります。30くらいのチヌです。有り難い事です。

 

数釣りサイズのチヌが来てくれましたので、まだまだチヌとのやり取りが出来るかも知れないと思い手返しにも力が入ります。餌取りのフグの活性も落ちる事は有りません。フグに負けじと手返しを繰り返します。しかしなかなかチヌと思われる反応が穂先に出ません。フグの勢いに押されて、ダンゴから少し離れた所に居ると思われます。一瞬のチヌの喰いっ気を見逃さにように手返しを繰り返します。9時過ぎ、サナギハリスダンゴを投入します。ハリスダンゴがボラに割られて穂先に負荷がなくなります。負荷がなくなった穂先が微かに反応しています。即、大合わせを入れます。”ガツン”心地よい感触です。シャープな突込みで相手をしてくれます。強引に竿を起こしてラインを巻きます。サープな突込みで抵抗しています。やり取りを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。ポロポロとチヌが相手をしてくれますので、集中力が途切れる事は有りません。10時10分頃、サナギハリスダンゴを投入します。着底。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ボラにダンゴを突かれてダンゴが割れます。穂先に負荷がなくなります。負荷がなくなった穂先の動きを凝視していますと、行き成り穂先を引っ手繰られます。前に向かって爆走して行きます。リールが逆回転してラインが一気に出て行きます。「アチチッチ!」リールを押えている指が熱いです。すごい勢いです。久しぶりに経験した爆走です。雁又5番筏の北向きでは時々経験しましたが、ここ青井では久しぶりの経験です。この爆走は間違いなくチヌの爆走と思われます。徐々にリールに負荷を掛けて爆走を止めに掛かります。漸く爆走が止まりましたので、竿を起こしてラインを巻きに掛かります。ラインを巻けばまた少しラインを引っ張り出されます。ラインを引っ張り出されながらも徐々に寄せて来ます。漸く海面直下に反転を繰り返しているチヌの姿を確認出来ます。強引に海面に浮かせて無事タモに収まります。40前半のチヌです。有り難い事です。

    

ポロポロとチヌが相手をしてくれていますが、ハリスダンゴが割れてからのチヌアタリですので、何とかチヌの強烈なハリスダンゴアタリを見たいと、手返しを繰り返していますが、なかなかハリスダンゴアタリを見る事が出来ません。徐々に暑さが身に堪えて来ます。風が止むとサウナ状態です。厳しい気象条件ですが、チヌが相手をしてくれていますので救われます。ひたすら手返しを繰り返します。11時10分頃、サナギハリスダンゴを投入します。着底。ボラにハリスダンゴを突かれて割れます。徐々に穂先に負荷が掛かって来ます。”コツコツコツ、グー”穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”気持ちの良い感触です。このシャープな突込みは間違いなくチヌの感触です。シャープな突込みを楽しみながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。カウントサイズでは有りませんが、相手をしてくれた事に感謝したいです。

 

暑さに耐えながら手返しを繰り返します。ボラが少し浮いて来たようで、中層辺りでダンゴを突いて来ます。出来るだけ底でダンゴを突いて貰わないと困りますので、途中で割れない様にダンゴを握る回数を増やします。手返しを繰り返しますが、なかなかハリスダンゴでのチヌアタリが穂先に出ません。ひたすら手返しを繰り返します。相手をしてくれるのはチヌではなくフグです。困った事です。オキアミは瞬殺状態ですので、主にサナギを刺し餌にして手返しを繰り返します。サナギも徐々に少なくなって行きます。何時もは2ヶ掛けで刺し餌にするのですが、今日は目論見が見事に外れましたので、サナギを半分に千切って2ヶ掛けにして手返しを繰り返します。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日も助六寿司の昼ご飯です。ゆっくりと頂ます。しかし今日は暑すぎます。パラソルの影から出る事が出来ません。周りを見渡しますと、皆さんパラソルを立てられています。厳しい暑さですので、熱中症には十分に注意を払わなくてはいけません。

12時10分頃から午後のダンゴチヌ狙いを開始します。午後からは、刺し餌をオキアミとサナギの抱き合わせにしてダンゴに包んで手返しを繰り返します。12時25分頃、刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ボラにダンゴを突かれて割られます。刺し餌が飛び出します。”コツコツ”オキアミを取られたようです。まだサナギが残っている筈ですので、穂先の動きに神経を集中させます。”コツコツ、グー”穂先を鋭く押さえ込んで来ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”何度味わっても気もチヌよい感触です。サープな突込みで相手をしてくれます。シャープな突込みを味わいながら徐々に浮かせます。海面に浮かせて無事タモに収まります。30前半のチヌです。有り難い事です。

 

この頃から底でのボラアタリがなくなります。ボラの活性が落ちたようです。しかしフグの活性が落ちる事は有りません。頻繁に鈎掛して海面に姿を現します。ボラにダンゴを突いて貰わなくてはダンゴ釣りの面白みが半減しますので、ボラにダンゴを突いて欲しいとひたすら手返しを繰り返します。漸く2時30分頃からボラのダンゴ突きが戻って来ます。2時50分頃、ダンゴがボラに突かれて割れます。穂先の動きに神経を集中します。穂先が”クッ”鋭く押さえ込まれます。即、大合わせを入れます。”ガツン”重さを伴った感触が伝わって来ます。強引に竿を起こします。「う〜ん、これはボラや〜」竿を起こした時の感触からボラを掛けてしまったようです。ボラの強引な突込みに付き合わされます。キツイ突込みに耐えながら何とか海面に浮かせます。大ボラでした。腕がパンパンです。額から汗が流れ落ちます。掛けてはいけないボラを掛けましたので、暫くボラのダンゴ突きがなくなります。夕時合いを期待してひたすら手返しを繰り返します。4時頃からキツイ北方向の風が吹き付けて来ます。暑いですがパラソルをたたみます。チヌアタリを見逃さない様に穂先の動きを凝視します。しかし穂先に出る反応はフグと思われる反応ばかりです。何とかチヌを掛け合わせたいと、納竿と決めています5時まで竿を出しましたが、残念ながら、再度、チヌを掛け合わす事が出来ませんでした。まだまだ修行が足らない事を痛感しました。1枚小チヌを放流しました。

 

釣果:4枚 31.5cm 32cm 42.5cm 45.5cm   

     (小チヌ:2枚 24.5cm 26.5cm)