7月25日(水)    青井筏(曇り後晴れ)     中潮

なかなかイメージ通りのダンゴ釣りが出来ません。ボラガンガンのダンゴ釣りをしたくて、色々なかかり釣り場を考えましたが、青井は釣り場が広いので、どの筏でボラガンガンのダンゴ釣りが出来るか少々不安ですが、上佐波賀よりかはボラガンガンのダンゴ釣りが出来る可能性が高いと思いますので、今回は青井の拓ちゃんの所でお世話になる事にしました。自宅を3時40分頃に出発します。国道の温度表示は21℃を表示しています。今回もR9→R27→青井のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。ウスイ釣具店さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、サナギミンチ1袋、紀州釣り用ダンゴ1箱を購入します。5時30分頃にマル拓渡船さんの船着き場に到着します。船着き場には先客さんの車が既に4台停まっています。丁度拓ちゃんが先客さんを送って帰って来られる所です。荷物を車から降ろして身支度を整えます。拓ちゃんに手伝って貰って荷物を船に積み込みます。渡船代3500円を支払います。私1人を乗せて出船です。

5時35分頃に青井筏群に到着します。拓ちゃんが船を着けられたのは、西から1列目の南から4台目の真ん中の筏です。筏に上がり海の色を見ますと、大雨の影響が今だに残っているようで、濁りが入り青井にしてはかなり悪い透明度です。ブイに付いていますイ貝を見ますと、全て口を開いて死滅しているようです。困った事です。釣座位置を西向きに構えます。拓ちゃんが北隣の筏で岩牡蠣の掃除を始められます。昨年の12月の牡蠣チヌ狙いと同じ光景です。荷物の整理をしてから、ゆっくりと仕掛けの準備に取り掛かります。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り 0.5号 鈎 海津12号)

  

5時50分頃からかかり釣りをスタートします。先ずはオキアミ、サナギ、コーンの抱き合わせを刺し餌にして、1ヒロ、1ヒロ、慎重に落とし込んで行きます。落とし込み途中での反応が穂先に出る事は有りません。着底。”コツ、コツ、コツ”刺し餌のオキアミに反応しているようです。押さえ込んでくれば合わせを入れるのですが、穂先を押え込んで来る事無く反応が無くなります。ラインを巻き上げて確認しますと、オキアミだけが半分齧られています。どうやら餌取り達の仕業のようです。再度、オキアミ、サナギ、コーンの抱き合わせを刺し餌にして落とし込みますが、穂先を押え込まない反応でオキアミだけを取られます。餌取り達はサナギやコーンには反応しないようです。オキアミを主にして抱き合わせで手返しを繰り返しますが、穂先を押え込んで来る強い反応が穂先に出る事は有りません。

魚達の活性があまり良くないようですので、ダンゴ釣りに切り替える事にします。オキアミ、サナギ、コーンの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。ダンゴを触って来る魚は居ないようです。ダンゴが自然に割れて刺し餌が飛び出します。穂先の動きに神経を集中させます。”コツ、コツ、コツ”単発的に刺し餌を突いて来ます。合わせ所のない反応です。反応が穂先に出なくなりましたのでラインを巻き上げて確認します。オキアミが半分齧られています。サナギ、コーンは無傷です。魚達の活性がかなり悪いようですので、サナギミンチ、コーンをアンコにして手返しを早めます。手返しを繰り返しますが、魚達の活性が上がって来る事は有りません。7時45分頃、ダンゴから刺し餌が飛び出し、少し強めの穂先を押え込む反応が出ましたので合わせを入れます。何か鈎掛しました。海面に姿を現したのは小ハタでした。オキアミに反応していたのはどうやら小ハタのようです。

8時過ぎ頃から、穂先に出ていました小アタリが全くでなくなります。魚達の活性が落ちて来たようです。魚達の活性を上げなくてはいけませんので手返しを早めますが、なかなか魚達の活性が上がって来ません。困った事です。海面直下には小アジ、小サヨリ、小ウグイ達が乱舞していますが、底の状況とは雲泥の差が有ります。底では、8時30分頃からは全く刺し餌には反応しなくなってしまいます。手返しを繰り返しても繰り返しても穂先に何の反応も出なくなってしまいます。この時期での無反応地獄、考えられません。一時的な無反応地獄と考えていたのですが、考えが甘かったことを思い知らされます。手返しを繰り返しても繰り返しても穂先に反応が出る事は有りません。「うそやろ〜、7月の終わりやで!〜」考えられない活性の悪さです。この時点では全体が悪いのか、場所の問題かは分かりませんでしたが、延々と無反応地獄が続きます。粘り強く手返しを繰り返します。

暑さに耐えながら手返しを繰り返します。刺し餌のオキアミが無傷で上がって来ます。穂先には全く反応が出ません。この状態が延々と続きます。この状態でチヌからの反応が有ってもワンチャンスのようですので、ワンチャンスに備えて穂先の動きに神経を集中します。しかし、手返しを繰り返しても繰り返しても穂先に反応が出る事は有りません。ダンゴが割れて刺し餌が飛び出します。反応が無ければ誘いを掛ける事を繰り返しますが、穂先に反応が出る事は有りません。厳しい状況が延々と続きます。悪い頭では良い知恵が浮かんで来ません。時間だけが過ぎて行きます。ふと時間を見ますと12時です。朝から延々と無反応地獄が続いていたようです。この時期のこの様な海の状況を経験したことが有りませんので、良い経験をしたと自身に言い聞かせて昼ご飯を頂く事にします。今日も助六寿司の昼ご飯です。周りを眺めながら頂きます。山ではウグイスが鳴いています。長閑です。

12時15分頃、ワンチャンスを逃さない様に気持ちを引き締めて午後からのかかり釣りに臨みます。午後からはハリスダンゴを多投する事にします。ハリスダンゴで手返しを繰り返しますが、刺し餌のオキアミを喰って来る魚が現れる事は有りません。まだ無反応地獄が続いているようです。穂先にチヌアタリが出る事を期待して手返しを続けます。どの様なタイミングで、どの様な反応でチヌアタリが出るのか、想像しながらかかり釣りを続けます。1時頃、着底したダンゴに”ゴンゴンゴン…ゴンゴンゴン…”何かが着底したダンゴに反応しています。長い無反応地獄をようやく抜けたようです。”コツコツ…コツコツ…”刺し餌にも反応しています。穂先の動きに神経を集中します。ハリスダンゴが割れてから、反応が出なくなりましたのでラインを巻いて確認します。オキアミが綺麗に取られています。魚達が反応したようです。チヌへの期待が高まります。ハリスダンゴが抜けてからの押さえ込みで合わせを入れますと、小ハタが鈎掛して海面に姿を現します。

暑さに負けじと、1投毎に神経を集中させながら手返しを繰り返します。1時30分頃、オキアミ、サナギ、コーンの抱き合わせを刺し餌にしてハリスダンゴで投入します。着底。直ぐに”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン”ハリスダンゴをボラと思われる魚が突いています。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので穂先の動きに全神経を集中します。”ゴンゴンゴン、ゴンゴンゴン、ゴツゴツゴツ、ゴツゴツゴツ”チヌアタリに変わりました。穂先が一瞬戻らない反応が出ます。即、大合わせを入れます。”ガツン”心地よい重さを伴った感触が竿を持つ手に伝わって来ます。この感触は間違いなくチヌの感触です。ラインを巻いたのと同時に重さを伴った強引な突込みが始まります。竿で溜めて耐えますがジリジリとラインを引っ張り出されます。右前方に向かって突っ込んでいますので気分的には楽です。強引に竿で溜めて素早くラインを巻きます。ラインを巻けばまた引っ張り出される事を繰り返しながら徐々に浮かせます。ある程度浮かせましたので、チヌとのやり取りを十分に楽しみながら竿下に寄せて来ます。濁りが入っていますのでチヌの姿を確認できません。ようやく海面直下でギラッと光る白い魚影を確認します。間違いなくチヌの魚影です。海面に浮かせてからも反転を繰り返しますので、なかなかタモに納める事が出来ません。四苦八苦しながらもようやく海面に浮かせて無事タモに収まります。40中ごろのチヌです。有り難い事です。

我慢我慢のダンゴ釣りでしたが、漸くチヌの顔を拝む事が出来ました。途中で投げ出さなくて良かったとしみじみと思いました。チヌが来てくれましたので手返しにも力が入ります。しかし、気持ちとは裏腹にまたまた無反応状態になってしまいます。良く分からない海の状況です。ひたすらハリスダンゴで手返しを繰り返します。2時30分頃にようやくダンゴを突くボラと思われる反応が戻って来ます。何時チヌアタリに変わるか分かりませんので、穂先の動きに神経を集中します。しかし、なかなかチヌアタリと思われる反応が穂先に出ません。ひたすら手返しを繰り返します。3時30分過ぎ、ハリスダンゴで深く穂先が入りましたので、思わず合わせを入れてしまいボラと思われる魚を掛けてしまいました。途中で針ハズレでバラしてしまいましたが、ボラと思われる魚を掛けてしまいましたので、その後はダンゴアタリが全くでなくなってしまいました。やはり掛けてはいけないアタリを掛けてしまいましたので、ダンゴへの反応が無くなったのだと思います。まだまだ修行が足らないようです。納竿と決めています5時まで手返しを繰り返しましたが、再度、チヌを掛け合わせる事が出来ませんでした。今日は余りにも長い無反応地獄が有りましたので、暑さも伴って少々疲れました。

 

釣果:チヌ1枚 47cm