7月13日(金)    下佐波賀筏(晴れ一時曇り)     大潮

平成30年7月豪雨で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、行方不明の方々が一刻も早く救出される事を心よりお祈りいたします。また、被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。爺さんも、近年の雨の強さに少々不安を覚えていたのですが、スコール状態の雨が延々と降り続ける異常さに恐怖を覚えます。自然からの警告を謙虚に受け止めなくてはいけないように感じます。かかり釣りでも、イ貝が真水の流入で全滅状態で有る事が情報として流れています。暑さでイ貝が死滅してしまう事が近年の状態ですが、爺さんの記憶では、以前は通年イ貝がブイに付いていた記憶が有るのですが、暑さでイ貝が落ちる事も、これも自然からの警告の一つかも知れません。自然に謙虚でありたいと思います。ブイに付いていますイ貝の状態を確認するために釣行する事にしました。イ貝が死滅していますとイ貝チヌ狙いが出来ませんので、今回はダンゴチヌ狙いで下佐波賀に釣行先する事にしました。自宅を3時15分頃に出発します。国道の温度表示は22℃を表示しています。今回は綾部〜舞鶴間が土砂崩れのために通行できませんので、R9→R27→京都縦貫道(安国寺)→舞鶴道(西舞鶴)→白鳥街道→黒鯛釣具さん→佐波賀のルートで車を走らせます。安全運転で舞鶴を目指します。黒鯛釣具さんで、オキアミLL1パック、サナギ小1袋、土中1箱、ヌカ1袋、氷小1ヶを購入します。5時15分頃に佐波賀渡船さんの駐車場に到着します。駐車場に1台車が停まっています。船着き場入口に座っておられる釣り人さんが居られます。よくよく見ますとダンゴについて色々と教えて下さった釣り人さんです。黒鯛釣具さんでの名前は匿名さんです。お互い朝の挨拶を交わして雑談に花を咲かせます。5時30分過ぎに船頭さんが到着されます。お互い朝の挨拶を交わします。渡船代3000円を支払います。私と匿名さんを乗せて出船です。

5時45分頃に下佐波賀筏群に到着します。チヌが浮いて居るのが確認出来ます。先ずは私が屋根付筏の東側の筏に上がります。続いて匿名さんが屋根付筏に上がられます。筏に上がる前にブイの所で浮きチヌを確認します。今日もチヌが浮いて居るようです。ブイに付いていますイ貝を確認しますと、全て口が開いて死滅しています。死滅してまだ間が無いのか身が残っています。これを喰いにチヌやカモメがブイに寄っているのだと思います。残念ながらイ貝チヌ狙いのシーズンが早くも終わってしまったようです。短いイ貝チヌ狙いシーズンでした。ガックリです。海の色を見ますと正常状態に戻る途中の海の色をしています。かなり透明度が悪いです。やはりイ貝が死滅するくらいの大量の真水が流入したようです。釣座位置を北向きに構えます。ゆっくりと仕掛けの準備をします。(タックルは竿 1.58m リール バイキング筏44 ライン 1.75号通し 錘り なし 0.5号 鈎 海津12号)

6時10分頃からかかり釣りを開始します。今年初めてのダンゴチヌ狙いです。先ずは黒鯛釣具さんのオリジナルダンゴにヌカを混ぜ込みます。混ぜ込んだダンゴを5ヶ程釣座位置に投入します。刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。暫くしますと、刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせがダンゴが割れて飛び出します。次に穂先に反応が出る事を予想して穂先の動きに神経を集中します。しかし予想に反して穂先に動きが出る事は有りません。「う〜ん、反応が出んな?〜」暫し静観した後、誘いを掛けますが穂先が反応する事は有りません。底で刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせを切って、再度、刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせをダンゴに包んで投入します。着底。刺し餌のオキアミとサナギの抱き合わせが自然に割れたダンゴから飛び出します。極弱い合わせ所のない反応でオキアミを取られたようです。まだサナギが残っている筈ですので、穂先の動きに神経を集中しますが反応が出ません。ラインを巻き上げて確認しますと、オキアミは取られていますが、サナギは無傷で鈎についています。魚達の活性が余り良くないようです。

魚達の活性を上げなくてはいけませんので手返しを早めます。しかし手返しを早めても魚達の活性が良くなる事は有りません。時間の経過とともに中層にアジが出て来たようで、残った刺し餌のオキアミの欠片にアジが喰いついて来ます。刺し餌のオキアミを主にして、サナギ、コーンを抱き合わせます。オキアミも無傷で上がって来る事が多くなって来ます。オキアミが無傷で上がり出しましたので、結果が早く出ますハリスダンゴで手返しを繰り返します。オキアミを触って来る反応は出ますが、喰い込んでくれる反応が穂先に出る事は有りません。ひたすら手返しを繰り返します。9時前、匿名さんがチヌを上げられます。さすがです。チヌが刺し餌のオキアミを喰って来る事が分かりましたので、今まで通りオキアミを主にして抱き合わせのハリスダンゴで手返しを繰り返します。しかしチヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。ボラがダンゴを突いてくれれば期待も持てるのですが、ボラと思われるダンゴ突きが穂先に出る事は有りません。

匿名さんにダンゴのレクチャーを受けながら手返しを繰り返します。アジが底まで下りたようで、時々鈎掛して海面に姿を現します。匿名さんの西隣の筏でチヌが浮いて居るのが確認出来るようです。よく見ますとこちらからも確認出来ます。爺さんの東隣の筏にも1尾チヌが浮いて居るのが確認出来ます。イ貝が口を開けて死んでいますので、中身が有る間はなかなか底には降りてくれそうにも有りません。ひたすら手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。オキアミも無傷で上がって来る事が多くなって来ます。午前中に相手をしてくれたのは、アジ、ガシラ、ウグイの3種類の魚達です。厳しいダンゴチヌ狙いを強いられています。12時になりましたので昼ご飯を頂く事にします。今日も助六寿司の昼ご飯です。のんびりと周りの景色を見ながら頂きます。早くボラガンガンのダンゴ釣りをしたいものです。ボラのダンゴ突きが無いダンゴ釣りほど面白みに欠けるダンゴ釣りは無いと思い込んでいますので、早く海の状態が水潮から脱してくれる事を願うばかりです。

12時20分頃から午後のダンゴチヌ狙いを開始します。午後からのかかり釣りも午前中と同じく、反応の薄いかかり釣りを強いられます。ひたすら手返しを繰り返しますが、チヌと思われる反応が穂先に出る事は有りません。時間だけが過ぎて行きます。時々、刺し餌をダンゴに包まないで落とし込んで見ますが、無反応で刺し餌のオキアミが着底します。やはり今回の豪雨の影響は色々の所に影響しているようです。早く元の状態に戻ってくれる事を期待したいです。夕時合いを期待して手返しを早めます。穂先に反応が出たりでなかったりを繰り返しています。ひたすら納竿と決めています5時まで手返しを繰り返しましたが、チヌが相手をしてくれる事は有りませんでした。匿名さんは夕時合いを見事にものにされます。今回も腕の差をまざまざと見せつけられます。ダンゴワーク、反応から掛け合わせまでのタイミング、良い勉強をさせて頂きました。まだまだ修行が足らない事を痛感しました。